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    ■キーストーン通信
    相続や事業承継対策をお考えの方に知っていただきたいテーマを取り上げ、税理士・司法書士がわかりやすく解説しています。
    執筆いただいているのは、相続・事業承継案件を数多く手がけ現場を知り尽くしている先生方です。

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    事業承継・相続対策・ライフプランニングにまつわるお話し、その時々に思うこと・感じること・伝えたいことを各人のことばで綴っています。
    2010年10月創刊号から2018年7月までは代表石野が、以降はコンサルタントやスタッフが持ち回りで執筆しました。

投稿者別アーカイブ:キーストーン

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2013年5月17日【第73号】自己肯定感」とはどのように育まれるのか

■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□   
【ライフナビ通信 第73号】 
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2013年5月17日>

☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【「自己肯定感」とはどのように育まれるのか。】
◎編集後記
☆______________________★

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◎今日のテーマ
【「自己肯定感」とはどのように育まれるのか。】
========================
こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

先日、今話題のJR大阪駅の北側にできたグランフロント大阪に
うちの事務所からも近いこともあって、ふらっと行って来ました。

平日の昼過ぎにも関わらず南館、北館どのフロアも大賑わいで
久しぶりに大阪に活気が戻ってきたと、なんだかちょっと元気を
もらったような気分になれました。

数年前から大阪駅前の一等地として、このビックプロジェクトには
注目が集まった反面、有力百貨店や家電量販店がひしめくエリア
での供給過剰を懸念する声もありましたが、まずは順調なスタート
が切れたようですね。

先月の26日オープンでしたので、物珍しさも手伝ってゴールデン
ウィークあたりまでの盛況かと思っていましたが、なんのなんの。

平日でこれだけ混雑しているのを大阪で見たのは、私の記憶では
バブル景気以来ではないかと思えるくらいでした。

アベノミクスの影響も手伝っているのかも知れませんが、私が
実際に見て感じたことは、施設全体の居心地というかワクワク感
というか、「また、ちょくちょく行ってみたいな」と率直に思えた
点です。

事務所からも5・6分で行ける距離ですので、また足を運んでみようと
思っています。

さて、そろそろ今日の本題を。

本日は、最近読んだ本からの題材を取り上げてみたいと思います。

題して、
【「自己肯定感」はどのように育まれるのか。】

それでは、どうぞ。

■『五体不満足』で一躍有名になった乙武洋匡(おとたけひろただ)
さん。

その乙武さんによって書かれた『自分を愛する力』という本が
最近出版されました。

その本を新聞広告で見かけて気になりアマゾンで購入し、早速
読んだのですが、とても感銘を受けました。

■本の表紙には、車いすにちょこっと乗ったジャケット姿の
乙武さんが自然な笑顔で微笑みかけている写真。

この写真を見ただけでもとてもインパクトがあるのですが、
私はこの本の題名の下に載っていたキャッチコピーに思わず反応して
しまいました。

僕が明るく生きられる理由。
「自己肯定感」とはどのように育まれるのか。

■乙武さんは、障害のなかでも最も重度とされる「一種一級」という
認定を受ける身体でこの世に生を受けたのは、既にご存知のとおり。

普通なら自分の身に降りかかったあまりにも“不幸”な状況を嘆き、
家族も本人の将来を案じ、社会的な自立など望むべくもないと考えて
しまいがちなところ、乙武さん一家にはそのような考え方はなかった
ようです。

乙武さんの身体的特徴は他の人とは違ってはいるものの、決して
“不幸”とはとらえておらず、むしろ前向きに明るく生きる姿が、
『五体不満足』同様この本でも生き生きと描かれていました。

■特に秀逸だと思えたのが、「おわりに」に書かれていた文章のくだり。

以下、本文より抜粋。
車いすに乗った身体障害者といえば、「かわいそう」と同情の視線を
向けられるのが常だった。それが、連日のように
「乙武さんがうらやましいです」
「どうしたら乙武さんのようになれますか」
とツイッターにメッセージが届く。

これまで「かわいそう」だった存在が、なぜ「うらやましい」とまで
思われるようになったのか。僕なりにたどりついた結論が、
「自己肯定感」だった。

■この『自分を愛する力』という本は、3章だてプラス著名な精神科医
との対談という構成になっており、第1章は、「息子として」と題して、
両親の愛に育まれた時代のことが。

第2章は、「教師として」と題して、大学卒業後スポーツライターの
時期を経て、東京都世田谷区の小学校の教師となった3年間のことを。

そして、第3章は、「親父として」と題して、自身が2児の男の子の
父親として子供達と向き合う姿を様々なエピソードを交えながら描いています。

■第1章で、乙武さんは興味深いことを我々読者に伝えてくれています。

乙武さんの両親は、「ほめて育てる」ことにかけてはまさしくモデル
ケースのようなことを実践されたのですが、乙武さんが母親にどうして
そうできたのかと尋ねると、「それは、・・・あなたが障害者だった
からかもしれない」という答えが返ってきたそうです。

むしろ、「五体不満足」で生まれてきたからこそ、健常者の親なら
子供の至らないところに目が行きがちなところを、わが子の育ちを
全肯定で受け止め、「ほめる育児」を実践してもらえたということの
ようです。

■また、第2章では、今の子どもたちは、「自分で考え」、「自分の
判断で動き」、「自分なりの答えを出す」ことが苦手で、その原因を
見ると、どうもおどおどして自分に自信がないように思えた。と、
乙武さんは綴ってています。

そして、親御さんとの度重なる面談を通じて感じたこと、そして自分が
両親から育てられた時期を振り返って最も重要だと感じたキーワードが、
やはり「自己肯定感」だったとも語っています。

自分に自信を持ち、自分の判断にもとづいて行動する-そうしたことが
できる人になるには、やはり他人から認められ、受けとめられることが
必要なのだ。
乙武さんは、教育の現場でそう確信したようです。

■そして、第3章では、そんな乙武さんでも自分が親になって、
健常者の親なら普通にしてあげられる育児のシーンで、自分が
「できないこと」「してあげられない」ことばかりを気に病んでいた
時期があったそうです。

そんななか、乙武さんが行き着いたある結論が、ほかの父親たちと
同じ子育てをしなくたっていい。そんなふうに思えるようになって、
僕はあらためて「僕にもできること」探しをした。

いちばん最初に見つけたのは、やっぱりこれだった。
「自己肯定感を育むこと」。と、あらためて語っています。

■通常教育というのは、「なにかができる人」が、「できていない人」
に対して、一方方向で教え育むものだと考えがちですが、この本を読んで
また気付きを深められたような気がします。

本来、教育や人を育てるということは、「できていない部分」に
フォーカスして、それを矯正するということではなく、「できている」
ことを褒め認めることで、「自己肯定感」をさらに深めさせ、
人の本来の可能性を伸ばすもの。

高名な教育者や経営者から何度となくこんな言葉を聞いてはいるの
ですが、わが身のこととなると、本当に難しいものですね。

■今回、乙武さんの本を読んで、「自己肯定感」がいかに自分の
人生に成長の実感や幸福感をもたらすものかをあらためて感じる
ことができました。

皆さんは、「自己肯定感」を持って日々を送れていますか?

また、家族や周りの人に「自己肯定感」を育む意識を持たれていますか?

ちなみに私は、・・・ 反省しきりです。(汗)

以上、今日は「自己肯定感」についてのテーマでお話をさせていただきました。

では、今日のところはこの辺で。

次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。

========================
◎【編集後記】 
========================

人を教育するということ。

本当に難しいテーマですね。

子供に対する教育についても、子どもの可能性を尊重し、
「自己肯定感」を育む意識を持って接しているつもりでも
いつしか自分の価値観を押し付けてしまうこともしばしば。

長男との早朝ミーティングのときも、最初はわが子の言葉を
受け止め、認めようとしているのですが、社会に出たときに
危なっかしいと思えるような発言をした場合、どうしてもダメ
出しをしてしまう自分がいる。

こういう状況は、子どもとの関係にとどまらず、家庭内や職場
でも頻繁に起こっているような気がします。

その背景には、人それぞれに違う価値観や基準があることを
ついつい忘れてしまって、自分の視点だけで意見がぶつかり
合っていることが多いように思います。

乙武さんは、人それぞれが違った個性を持った存在で、その
個性自体を全肯定して受け入れることが重要だと言っています。

教育というのは、「人を教え育てる」ということをしているようで、
実は、「人を教え育てようとする」ことで、自分が教わり育って
いくことなのかも知れませんね。

By キーストーン | 公開日:2013年5月17日| パーマリンク

2013年5月31日【第74号】アベノミクスはどこに向かっていくのか?

■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□   
【ライフナビ通信 第74号】 
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2013年5月31日>

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目次
◎今日のテーマ
【アベノミクスはどこに向かっていくのか?】
◎編集後記
☆______________________★

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◎今日のテーマ
【アベノミクスはどこへ向かっていくのか?】
========================

こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

昨年末からアベノミクス効果で活況に沸いた日本の株式市場。

ここにきて、その株式市場がどうも変ですね。

昨年11月頃まで、日経平均9千円あたりで推移していた株価が、
年末に自民政権になって以降一本調子で上げ続け、5月23日には
15,942円の高値を付け、この半年でなんと1.8倍に。

その5月23日に高値を付けたかと思うと、同日から大きく反落し、
その後乱高下を繰り返し、昨日30日の終値は13,589円と1週間で
15%下落したことになります。

さて、この先日本の株式市場はどうなるのか?

いやいや、アベノミクスそのものがどうなっていくのか?

今日は、とても大きなテーマではありますが、この問題に触れて
みたいと思います。

題して、
【アベノミクスはどこに向かっていくのか?】

それでは、どうぞ。

■昨年末の安倍政権発足以降、誰が名付けたのか「アベノミクス」
なる言葉とともに、にわかに日本の市場が動き出しました。

株式ならびに不動産市場は盛り上がりを見せ、為替は円安に向い、
日本の名だたる輸出企業もようやく息を吹き返し、日本経済も
ここに来て、もち直してきたかのように見えなくはありません。

では、そもそもこの「アベノミクス」とは何なのか?

■ウィキペディアによりますと、「アベノミクス」とは、デフレ
経済を克服するためにインフレターゲットを設定し、大胆な
金融緩和措置を講ずるという金融政策とあります。

具体的には、日銀による大量の通貨供給(紙幣の増刷)を行い、
国債を買い支えることで、なだらかなインフレをおこしていく
というもの。

ただ、この金融政策。
果たして、その効果はいつまでも続いていくものなのでしょうか?

■日銀が紙幣を刷り続け、国債を買い続けるとしても増えるのは
国の借金。

リフレ派と言われる「アベノミクス」を推奨する経済学者や
国会議員の人達は、通貨の供給量を調整することで、インフレ
ターゲット(2%)を維持することは可能だと言っています。

また、国債という国の借金もそのほとんどが、国内でまかなわれ
ているので、膨大に借金が膨れ上がっても大丈夫というような
楽観論が主流です。

■一方、それに対して異を唱える政治や経済の専門家も多く、
いずれ日本はハイパーインフレが起こり、国家破綻の可能性すら
あるといったかなり突っ込んだことにまで言及している本も
数多く見かけます。

実際、私も「アベノミクス」がどこに向かおうとしているのか
を知る意味でリフレ派と言われる人達が書いた本もそれに異を
唱える人達が書いた本もそれなりに読んでみました。

ちなみに、以下私が最近読んだ本で、印象に残ったものを
サブタイトルなどとともに記載させていただきますと、

『アメリカは日本経済の復活を知っている』 
 講談社 浜田宏一氏
~ノーベル経済学賞に最も近いといわれる巨人の、救国の書だ!!~

『アベノミクスの真実(安倍総理公認)』 
 幻冬舎 本田悦朗氏
~デフレ脱却へーこれから劇的に変わる日本経済の必読書~

『金融緩和で日本は破綻する』
 ダイヤモンド社 野口悠紀雄氏
~安倍政権の政策では、制御不能なインフレが起きる!~

『ひとたまりもない日本』
 朝日新聞出版 藤巻健史氏
~「金融緩和」「上げ潮政策」で最悪のハイパーインフレが襲う~

『日銀発のバブルで黄金の7年が始まる』
 徳間書店 菅下清廣氏
~円は1ドル120円、日経平均は2万円を目指す!~

『浮かれバブル景気から衰退させられる日本』
 徳間書店 副島隆彦氏
~アベノミクスは、「行きはよいよい、帰りは怖い」だ。~

『アベノミクスが引き金になる日本国債暴落のシナリオ』
 中経出版 石角完爾氏 田代秀敏氏 共著
~死に至る処方箋「リフレ」が来る。「明らかにギャンブルだ」~

『日本の国家破綻に備える資産防衛マニュアル』
 ダイヤモンド社 橘玲氏
~恐れる必要はない しかし、備える必要はある!~

『日本バブルの正体 なぜ世界のマネーは日本に向かうのか』
 東洋経済新報社 原田武夫氏
~これから3年、株・不動産は空前の規模で上昇する!~

『ジャパン・シフト 仕掛けられたバブルが日本を襲う』
 徳間書店原田武夫氏 
~買われる条件はすでに整っている~

■ざっとこんな感じで本のタイトルだけの紹介で恐縮ですが、
ここまで私が本を読み進めていくうちに、「アベノミクス」の
全体的な輪郭がおぼろげながら、仮説として感じ取れるように
なってきたように思います。

これは、あくまで私見も交えての話すので、このメルマガに
掲載することも本来はばかられることかも知れませんが、
お客様の資産形成の助言をさせていただく立場として、敢えて
書かせていただいていること含みおいていただければ幸いです。

私が、上記のなかで、特に気づきを多く感じたのが、最後の2冊
に挙げた原田武夫氏の本の内容です。

■特に『ジャパン・シフト仕掛けられたバブルが日本を襲う』
という本は、昨年の10月に出版されたもので、年末以降の日本の
株や不動産が上昇して、バブル化することを事前に言い当てて
いる格好になっています。

原田氏によると、世界のマネーはそれぞれの国の思惑が複雑に
絡み合いながら日本に向かっており、それがバブル化していく
ことになる。ということを主に語っています。

そして、「日本はまもなく2度目の平成バブルを経験することに
なる。しかもそれは1度目の時よりもはるかに大きなバブルだ」と。

■ここから、やっと本題に入っていくところですが、紙面の都合も
あり、続きは次号で書かせていただくことにいたします。

次号では、諸外国の思惑と合致したアベノミクスが、今後
どのような展開をみせる可能性があるかについて、参考文献など
を織り交ぜてお話をさせていただきたいと思っています。

では、今日のところはこの辺で。

次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。

========================
◎【編集後記】 
========================

今回取り上げさせていただいたテーマは、本来メルマガで
書くこと自体、タブー視されていることかも知れません。

しかし、2010年10月にこのメルマガを創刊させていただいた
動機が、少子高齢社会という避けて通れない問題を抱えた
日本の中で、日本人の生き方そのものについて読者の方々と
考えていきたいというものでしたので、難しい問題ではありますが
敢えて触れさせていただいています。

今の株価や不動産価格上昇の流れというのは、高度成長期を
終えた日本では、やはり作られたバブルと考えた方が、自然で
あるように私自身は感じています。

歴史は繰り返すと言われますが、今世界で、そして日本で何が
起こっているのかをしっかりウォッチしながら、この時代を
わたしたちがどのように生きていくべきなのかを考えていかないと
いけませんね。

By キーストーン | 公開日:2013年5月31日| パーマリンク

2013年6月7日【第75号】仕掛けられたバブルが日本を襲う

■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□   
【ライフナビ通信 第75号】 
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2013年6月7日>

☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【仕掛けられたバブルが日本を襲う】
◎編集後記
☆______________________★

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◎今日のテーマ
【仕掛けられたバブルが日本を襲う】
========================

こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

週明けにある方と夕食をご一緒させていただいたのですが、
話の途中でその方が、こんな話を切り出されました。

「先週のメルマガで紹介されていた2冊の本を早速購入して、
今読んでいるんですが、すごいことが書いてありますね」

「そうでしょ。あの本は世界の政治や経済について書かれて
いるものですが、まるで世界規模のスパイ小説を読んでいる
ような感覚になりませんか?」

その場で、私も率直な感想を述べさせてもらったのですが、
その2冊の本というのが、先週の【ライフナビ通信】で紹介した

『日本バブルの正体 なぜ世界のマネーは日本に向かうのか』
 東洋経済新報社 原田武夫氏
~これから3年、株・不動産は空前の規模で上昇する!~

『ジャパン・シフト 仕掛けられたバブルが日本を襲う』
 徳間書店 原田武夫氏 
~買われる条件はすでに整っている~

というビジネス書。

早速ですが、今日はこの2冊の本から得た私の“気付き”に
ついて、少し話をさせていただこうと思います。

これは、あくまで私見ですので、こんな見方もあるのかという
くらいの感覚で読んでいただければ幸いです。

題して、
【仕掛けられたバブルが日本を襲う】

それでは、どうぞ。

■年末の安倍政権発足以降、アベノミクスの名のもとに
5月23日の株価暴落までは、1本調子に上がってきた日経平均株価。

それに呼応するかのように為替は円安に振れ、ニューヨークを
始めとする世界の株式市場も活況を呈しているように見えました。

ただ、この株高・円安基調というのは、いつまで、そしてどこまで
続くのかというのが、多くの人の関心事なのではないでしょうか?

■経済が停滞しているなか、市場を株高・円安へ導けたのは、
まぎれもなくアベノミクスと言われる金融緩和政策が
功を奏しているからと言えるでしょう。

そういう意味で、私も安倍総理の経済政策には大いに期待を
寄せている一人で、この政策を他人事のようにとやかく言う
つもりはありません。

ただ、12月以降の半年間、今までの日本の沈滞ムードがまるで
嘘のように好転し、むしろ「上手くいきすぎ」ではないかと
思えるほど、順調にいっていることに、私自身多少の疑問を
感じていたのも事実です。

■「今、日本の政治・経済の世界では、水面下で何が起こって
いるのだろうか?」

「そもそも冷静に考えると、日本経済は人口動態の構造的な
問題が根ざしているなかで、財政赤字や産業の空洞化からくる
雇用問題など、なかなか明るい兆しは見えにくいはずなのに、
日本の金融緩和策をいつまでも続けていくことは、果たして
可能なのか?」

「一歩間違えば、アベノミクスに異論を呈している人たちが
言っているように、今の金融政策の行きつく先は、日本国債の
暴落やハイパーインフレということにならないのか?」

■このような疑問が湧きあがるなか、書店でアベノミクスに
関連すると思われる書物を手に取って、読んだ中にあったのが
上述の2冊。

まず、最初に私が読んだのは、今年4月に発刊された
『日本バブルの正体 なぜ世界のマネーは日本に向かうのか』
という原田武夫氏の新刊だったのですが、上記の私の疑問を
晴らしてくれる気付きが随所にありました。

そして、私がさらに驚いたのは、この本を書く前の昨年10月に
発刊された『ジャパン・シフト 仕掛けられたバブルが日本を襲う』
という本で、既に日本の株・不動産がバブル化することを
具体的に書いている点でした。

■ここで少し著者である原田武夫氏のプロフィールを紹介させて
いただくと、原田氏は1971年生まれで、東大法学部に在学中に
外交官試験に合格、外務省に12年奉職後独立。

本の内容からも、外務省時代からの海外要人とのネットワークは
相当のものと推察され、特に外務省での最後の数年は北朝鮮を担当、
北朝鮮の事情にもかなり明るいようです。

現在は、原田武夫国際戦略情報研究所代表として、国際的な
政治・経済問題を中心に主に講演・執筆活動と次世代の人材育成を
行なっている、と著者紹介にあります。

■さて、これら2冊の本で述べられている骨子を敢えてひと言で
要約するとすれば、

「世界の金融がメルトダウンするなか、行き場を失った世界
マネーは日本に向かい、平成バブルのような株・不動産のバブル
が再び訪れる」というもの。

年末来の日本での株高現象は、日本の金融政策が主導的に引き
起こしているように見えて、実は世界の思惑が働いたなかで、
潜在的な投資需要を見て取った日本政府による「官製バブル」
であると原田氏は明言しています。

■それぞれの本の中身には、日本はもとより米国、欧州、中国、
北朝鮮、さらには中東やヴァチカンなど、我々が知るよしもない
それぞれの実情が、かなり踏み込んで描かれています。

紙面の都合で詳細までお伝えすることはできませんが、その
あたりの記述が「まるでスパイ小説を読んでいるような感覚」
と評した所以です。

それぞれの国や地域が抱える問題や思惑などが複雑に絡み合い、
結果的に世界マネーの向かう先は日本に絞られ、ここぞの
「儲け場」とばかりに日本でバブルが形成されてゆく。

■ここからは、私見となりますが、安倍政権はそれがバブルで
あったとしても、他に打開策が見いだせないなか、アベノミクス
という起死回生の大勝負に打って出ているのではないかと、感じ
られて仕方がありません。

たとえて言うなら、大変落差の大きい終着点の見えないジェット
コースターに敢えて乗り込み、舵取りをしているかのように。

そして、このジェットコースターの行き先はどこに向かうのか?

■そんななか、ここのところの日本の株式市場や為替相場は、
かなり神経質な動きを示しています。

それを中・長期的な調整局面と見るのか、マーケット自体に
早くも変調の兆しが出ていると見るのか、今後の日本や世界の
動向を見る上で、目が離せない状況になってきました。

今、日本や世界では、水面下でどんなことが起こっているのか?

■さまざまな情報のなかから重要と思われるものを組み合わせ、
そこからひとつの仮説を立てながら物事を判断し、自分の
行動指針にしていく。

そんな情報リテラシー(活用力)を身に付けていくことが、
とても大事な時代になっているようにも思います。

以上、本日はおもに原田武夫氏の書籍からの気付きについて、
私なりの見方を書かせていただきました。

では、今日のところはこの辺で。

次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。

========================
◎【編集後記】 
========================

先週今週と日本や世界レベルの少しマクロな話題になって
しまいました。

日本や世界の政治・経済の状況が様変わりするとしたら、
私たちの生活にどんな影響を及ぼすのでしょうか?

意外と日々の生活は淡々としたもので、時代がどんなに変わ
ろうとも、表面的には何も変わらないのかも知れません。

日本の近代史を見ても、明治維新や終戦後の動乱期にも
日本国民は、その場その場の状況に応じて、日々の生活を
逞しく生きてきたように思います。

ただ、これからの時代は、一部の有識者の間では情報格差
の時代とも言われているようで、さまざまな情報価値を理解し、
その情報を「知っているかどうか」が、大きな意味を持つこと
もあるようです。

もちろん、人によって同じ情報でも、その価値観は違うと思い
ますので一概には言えませんが、自分の関心事については、
日頃から情報のアンテナを張り巡らせ、「なぜ?どうして?」
という問題意識を持っておくことが大事なように思います。

By キーストーン | 公開日:2013年6月7日| パーマリンク

2013年6月21日【第76号】「相続は他人事」では、すまされない!?

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【ライフナビ通信 第76号】 
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2013年6月21日>

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目次
◎今日のテーマ
【「相続は他人事」では、すまされない!?】
◎編集後記
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◎今日のテーマ
【「相続は他人事」では、すまされない!?】
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こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

先日、十数年来お世話になっているとある方から、
相談事のお電話をいただきました。
ここでは「Aさん」としておきます。

「ちょっと石野さんに相談したいことがあるんですが・・・」

その声の様子から、ただ事ではなさそうだという気配が
感じられ、

「どうされたんですか?」

と、私が尋ねると、

「今日、いきなり不動産管理会社の人が来て、
私の叔母が滞納している家賃〇〇〇万円を支払えと
取り立てに来たんです。」

という、Aさんのお返事。

「えっ?叔母さんの家賃?」

「実は、かなり昔、叔母がその賃貸住宅に入居したときに
父が連帯保証人になっていたらしくて・・・」

「でも、お父さんは随分前に亡くなられたんじゃなかった
ですか?」

「そうなんです。十年以上前に亡くなっているので
今ごろなぜ私のところに不動産屋さんが来て、叔母が
滞納した家賃を払えというのか、訳がわからなくて・・・」

話の内容を聞き進めるうちに、実はこの話、相続に
関わることだということが、わかりました。

とても他人事では済まされない問題なので、今回は
当事者であるAさんに、文書にさせていただく旨
ご了解をいただいたので、皆さんも一緒に考えて
いただこうと思います。

ということで、本日のテーマ、
【「相続は他人事」では、すまされない!?】

それでは、どうぞ。

■ことの成り行きについて、かいつまんで続きの話を
させていただくと、そもそも叔母さんご夫妻がこの
賃貸物件に居を構えたのは、今から20年近く前のこと。

そして、この物件の連帯保証人となったのが、
ご相談いただいたAさんのお父様。

当時、会社勤めをされていたお父様ですが、
他ならぬ妹さんご夫妻の賃貸借契約の保証人ということで、
もしかしたら気軽に引き受けられたのかも知れません。

■しかし、その事実については、Aさんは現在まで
まったく知らされずにいたということのようです。

Aさんのお母様は、お父様が連帯保証人になったこと
を知っていたかも知れませんが、現在は病気入院中
のため心配をかけたくないので、まだ話しをされていない
とのこと。

ご相談いただいたAさんの心中を察すると、どのように
声をかければいいか、しばらく言葉が見当たりませんでした。

■「もう少し、詳しく話を聞かせてもらえませんか?」

全体の状況が、まだ把握しきれていない私は、このように
話をつなぐことで、解決案の糸口を探すことにしました。

それから、受話器の向こうでAさんが話されたこと、
そしてその後何度かの、Aさんとのやりとりで、
次のような全体像が見えてきました。

■叔母さん夫妻は、ここ数年家賃が滞りがちになり、
ついには昨年3月にその部屋を退去せざるを得なくなった。

退去後も家主さんは、再三にわたり家賃滞納分の
取り立てを行なったが、叔母さん夫妻に滞納分を
返済してもらえる目途が立たなかったこと。

やむを得ず家主さんは、不動産管理業者に連帯保証人で
あるお父様の所在を確かめてもらったが、既に死亡して
いることが判明し、お父様の相続人であるこのAさん
(お母様も同居)の所在を探し当て、今回の事態になった
ということ。

■以上の話を整理すると、
連帯保証人になったお父様が亡くなった後に家賃の不払いが発生し、
叔母さん夫妻(債務者)に支払いが出来ない場合、
「相続人がその債務を負う責任があるか」
ということが論点になります。

皆さんは、このような問題が起こった時、法律的には
どのような解釈がされると思われますか?

・・・

■実は、法的には連帯保証人が死亡した場合、
相続人がその立場も相続することになるとあります。

つまり今回の場合、
「家主さん側からのAさんへの債権請求(家賃の取り立て)は、
法的に認められている権利である」ということなのです。

お父様が連帯保証をしていたという事実も知らなかった
Aさんにとっては、いきなり降って湧いた災難としか、
言いようがありません。

■なんと理不尽な話でしょうか。

実は私もそう思い、日頃から懇意にさせていただいて
いる司法書士の先生に相談し、何かAさんのお役に
たてることがないか、過去の事例などを調べてもらい
ました。

その先生もとても親身に対応いただき、
例えば連帯保証の契約からかなりの時間が経っていることで
時効になったケースがないかなど、調べてはいただいたのですが、

結果的には、
「Aさんが相続発生時に相続放棄の手続き等を行っていない限り、
連帯保証人の相続人としての債務責任を免れることは出来ない」
ということのようです。

■同じ時期にAさんも無料の法律相談窓口で、
今回の件の相談をされたようなのですが、担当の方
からも同じような答えが返ってきたということで、
すっかり肩を落とされているご様子でした。

昔から、「連帯保証人には、絶対なってはいけない」
と言われるゆえんは、こんなことにも起因するのかと
私も思い知らされた気持ちになりました。

■相続というと、一般的には、親のプラスの財産を
引き継ぐというようなことを考えがちですが、
本人の負債はもとより、今回のような連帯保証を
した債務まで相続しないといけないことを考えると、
相続に関しては、しっかり事前に全体像を把握して
おくべきだと、あらためて思いました。

■今回のAさんの事例は、とても個人的な話ですので、
みだりに口外すべきではないと理解していますが、
いつ何時どんな方にも同じような災難が降りかかるかも
わからないことだと思い、Aさん了解のもと、
皆さんにもお伝えさせていただきました。

以上、本日は相続という問題を違った角度から見た、
身につまされる事例のご紹介をさせていただきました。

では、今日のところはこの辺で。

次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。

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◎【編集後記】 
========================

今回のAさんの場合、
いきなり大きな金額の債務請求を迫られ、親族の債務とは言え、
自分に責任のないものの支払いをせざるを得ないとなると、
心中察するに余りある状況で、どんなお声がけをするべきなのか?

ご相談でこういう状況に遭遇すると、私もとても悩みます。

最近、多くの相続案件のお手伝いをさせていただいて、
つくづく思うのは、当事者間の利害と感情のバランスを
どのように保って話し合いが出来るかということ。

目の前の損得もとても大事ですが、それによって当事者が
負の感情を引きずって、いつまでも嫌な気持ちでいることの方が、
結果的に互いを不幸にすることになりかねません。

今回のAさんのケースでは、
まずは家主さん側とどのような交渉をするかが
さしあたっての課題でした。

「相手(家主さん)側も債権回収ができずに困って
おられるし、Aさんが理不尽な立場でおられることも、
たぶん相手も理解されているはず。」

「相手は、法的措置に出ることも辞さないという構えを
見せているようですが、裁判沙汰になれば、双方それに
かかる時間と費用、そして精神的負担は相当のものに
なるでしょう。」

「私が言えることは、Aさんが嫌な感情を長引かせて、
日々の生活を送ることがいいか、家主さん側との交渉で、
双方納得のいく落としどころを見つけることに注力する
のがいいのか考えてみられては、ということです。」

私の助言は、Aさんにとって気休め程度にしかならなかった
かも知れませんが、数日後Aさんに経過をお聞きするため、
電話を入れたとき、

「もう、お金は家主さんの方に振り込みました。金額は
当初請求された額よりは少なくなりました。たぶん、
近々文書で今回の件が解決した趣旨のものが届くと思います。
私も、いつまでも気持ちを引きずるのは嫌ですから。」

とのお返事。

まだ、叔母さん夫妻との話し合いは続くことにはなると
思いますが、まずは一段落。

それにしても、Aさんの決断力と行動の速さには敬服
いたしました。

By キーストーン | 公開日:2013年6月21日| パーマリンク

2013年7月5日【第77号】相続問題は、ある日突然やってくる

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【ライフナビ通信 第77号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2013年7月5日>

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目次
◎今日のテーマ
【相続問題は、ある日突然やってくる】
◎編集後記
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◎今日のテーマ
【相続問題は、ある日突然やってくる】
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こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

前回号の【ライフナビ通信】で、
お父さんが身内の方の連帯保証人になったばかりに、
ご遺族に突然災難が降りかかってきたというお話を
させていただきました。

実はここ最近、私がお客様との面談のなかで、
何かにつけてテーマにのぼってくるのが
「相続」についての話題。

昔は、「相続」というと一部の資産家だけの問題のように
思われていましたが、今は一般の人にも身近な関心事に
なりつつあるようです。

ということで、本日も前回に引き続き、
「相続」について少し掘り下げて考えてみたいと思います。

題して、
【相続問題は、ある日突然やってくる】

それでは、どうぞ。

■「相続問題」と言っても、多くの人にとっては、
なんだか他人事のようだと思われるかも知れません。

まだ相続を経験していない人にとっては、
そもそも「相続問題」がどんなことなのかを想像することも
なかなか出来ないことのようです。

しかし、子を持つ親の立場、親を持つ子の立場になれば、
「相続問題」はいずれ何がしかの形で訪れるということを
理解しておく必要があるのです。

■私は、お客様のリタイアメントプランをご相談者と一緒に
考えることを、ここ数年のひとつのテーマにしています。

少子高齢化によって、公的年金や健康保険などの社会保障制度の
今後のゆくえが不安ななか、老後のための資産形成の準備を
しっかりしておくことが、とても重要です。

リタイア後のライフプランをイメージしながら、
老後つつがなく安心して暮らせるような資金計画をして、
余生をまっとうする。

■そして、リタイア後の計画ができたら、今度は終末の準備、
つまり「相続」のことについても考えておくことが
とても大事になってくるのです。

私がお客様と話をしていて、「相続」のことが話題にのぼるのは、
だいたい30代後半から60代くらいの世代なのですが、
その多くがご自身のご両親についての話になります。

そのご両親の年代というのは、だいたい70代80代。
介護が必要になったり、入院したりということを契機に
「そろそろ相続のことを考えないといけないな」ということに
なるようです。

■しかし、70代80代の親世代が自分の相続のことを意識して
ご自身の資産管理をしっかりやれているかというと、
なかなかそうはいきません。

多くの場合、ご自身の頭のなかでは、
「通帳と土地の権利書はここ、生命保険の証券は…、証券会社の取引報告書は…」
と言えたとしても、それをしっかり一覧にして残している人は
あまりいないのが現状のようです。

ましてや、歳を重ねるにつれ記憶力は衰え、認知の症状が出てくると
資産状況の話などを本人から聞き出すこと自体、容易ではなくなるでしょう。

■そのうえ私の経験から言うと、親の入院や介護をきっかけに
まずは親族で誰が面倒を見るのかということが問題になり、

入院が長期化してくると、病院がそのまま引き受けてくれるかどうか、
場合によっては在宅医療もという選択を迫られ、

終末段階になれば、延命措置(治療)をどこまで講じるかという
親族会議が開かれ、相続の話どころではない状況になることが
多いようです。

■そもそも、親が入院・介護状態になり、終末段階を覚悟するような
状況になると、相続のことを親族、ましてや当の本人に切り出すことなど
不謹慎だという雰囲気になってしまうもの。

しかし、当初は足を踏み外して骨折したなどのちょっとしたきっかけで
入院し、身体を動かすことが少なくなるので体力が弱まって、
高齢者はそのまま長患いになってしまうケースが意外と多いのです。

だとすると、その前の段階から親世代に相続のことを
しっかり考えておいてもらう必要があるのです。

■ただ、相続というのは、親世代からしてみるとあまり現実的に
考えたくないという意識が働くようで、そのうちそのうちと
ついつい問題を先送りにしてしまいがちになるようです。

でも、相続は将来どこかで必ず起こる問題で、
いざ起こってしまったら、とても厄介なことに発展する可能性がある
ということをしっかり親世代に認識してもらわないといけません。

言わば、相続という問題は、時限爆弾のようなものなのです。

■昨日まで「相続」は他人事だと思っていたことが、
ある日突然自分のこととして、悩みのタネになることもあるのです。

親の相続をきっかけに兄弟間が疎遠になるという事例は、
実はよく見かけることで、事前の対策さえやっておけば、
こんなことにならなかったのにということにもなりかねません。

本来、相続対策を早い段階からやっておくかどうかで、
様々な面で歴然とした差になって現れます。

■では、よく言われている相続対策とは、
どんなことをすればいいのでしょうか?

次回、【ライフナビ通信】では、
『相続問題でやっておくべき3つの対策』と題して、
具体的な相続対策のお話をさせていただこうと思います。

では、今日のところはこの辺で。

次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。

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◎【編集後記】
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昨年あたりから、私が対応させていただくご相談のほとんどが、
相続・事業承継に関するものという状況になっています。

今までお付き合いさせていただいているお客様のご両親が、
そろそろ相続を考える時期になっているというのもありますが、
2015年から相続税が実質増税になるというのも多くの方の
関心事になっているようです。

そんななか、あるご縁がきっかけで、某百貨店様と提携させ
ていただいて、外商お得意様向けの「相続セミナー」の講師と
個別FP相談の担当をさせていただくことになりました。

来週に第1回のセミナーがあり、
その資料づくりをスタッフと行っているところです。

「相続」という問題は、税務や法務の知識、そして経験を積むほど
実に奥が深いものだということを実感しています。

今後もことあるごとに「相続」に関する話題もお届けさせて
いただこうと思っています。

あまり関心をお持ちでない方もおられるかも知れませんが、
いずれは自分事になる日が来ると思いますので、
その時のためにぜひお目通しください。

きっと、「知っていてよかった」と思っていただける日が
来ると思いますので。

By キーストーン | 公開日:2013年7月5日| パーマリンク

2013年7月19日【第78号】相続問題でやっておくべき3つの対策

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【ライフナビ通信 第78号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2013年7月19日>

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目次
◎今日のテーマ
【相続問題でやっておくべき3つの対策】
◎編集後記
☆______________________★

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◎今日のテーマ
【相続問題でやっておくべき3つの対策】
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こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

前回、『相続問題は、ある日突然やってくる』というテーマで、
このメルマガをお届けしましたが、
通常の回以上に多くの方からご感想やお問い合わせのメールを
いただきました。

世間では“相続問題”が話題にはのぼってきているものの、
メルマガのテーマに取り上げたところで、関心を持って
読んでくれる人は少ないのでは?と思っていました。

しかし、身近な方々でも、“相続”を我がこととして
考えている方がかなりいることを、あらためて感じた
次第です。

そんな中、先週とある提携先様が主催された
「相続セミナー」第1回の講師を務め、
こちらも非常に大きな反応をいただきました。

受講者は、60代から80代のまさしく“相続”を我がこと
として考えてられている方々でしたが、私の話にも熱心に
メモを取ってくださり、真剣さがひしひしと伝わってくる
とても充実したセミナーとなりました。

今回のメルマガでは、そのセミナーでも取り上げた
「相続問題の対策」について、触れてみたいと思います。

題して、
『相続問題でやっておくべき3つの対策』

それでは、どうぞ。

■「相続対策」という言葉を聞いて、
具体的にどんなことをすればいいかということを
端的に答えられる人はとても少ないように思います。

「相続対策は誰がやるものなのか」

そして、

「いつから始めるべきものなのか」

みなさんなら、この問いにどう答えますか?

■「相続対策」をする主体は、財産を遺す親世代なのか、
それとも子供たちなのか。

また、それを始めるのはいつからがベストなのか。

もちろん、これらの問いに対する正解というものはなく、
個別の状況によって、幾通りもの答えがあるでしょう。

■「相続対策」でやらなければならないことがあるとすると、
おおむね次のポイントに絞られます。

①「争族」対策、
②「節税」対策
③「納税」対策

のズバリ3つ。

では、この中で一番大事なことがあるとすれば?

■一概にすべてのケースであてはまることではありませんが、
多くの場合①の「争族」対策に気を配る必要が
あるのです。

■ここに興味深いデータがあります。

平成23年度の司法統計年報によりますと、
遺産分割でもめて、家庭裁判所の認容・調停を受けた件数のうち、
約8割弱の件数が、遺産額5千万円以下のケースなのだそうです。

遺産額5千万円以下は、今の相続税制でいうと基礎控除の範囲内に
収まるので、相続税がかからない層であるということが言えます。

つまり、遺産分割でもめるという事態は、
相続税を払う必要がある一部の富裕層に限らず、
一般の家庭でも充分考えられるということを
理解しておくべきなのです。

■まさしく、「相続」が「争族」にならないための対策を
しっかり考えておくことが、とても肝心になります。

では、「相続」が「争族」になってしまうのは
金銭的なトラブルが主な問題なのでしょうか?

少なくとも私の経験則から言わせていただくと、
決してそういうわけではなさそうなのです。

■遺産分割でもめる多くのケースは、
「自宅など現金化しにくい不動産の割合が大きく、
遺産を受け継ぐ相続人の間で公平に分割しづらい」

しかし、その背景にあるのは、むしろ
相続人である親族間の感情のもつれからくる
“気持ち”の問題が大きい。

そこから互いが意地を張り合うかたちになって、
収拾がつかなくなるケースがとても多いように
感じます。

このような場合、もはや金銭問題は二の次で、
相続をきっかけに関係が疎遠になってしまうことも
少なからずあるようです。

■では、親族間でこのような感情のもつれを起こさないように
するには、どのような対策をしておけば良いのでしょうか?

「相続」が「争族」となるケースは、
それまでにこれといった対策を打たず、
発生してから、被相続人が既にいないなか、
遺産分割協議を限られた期間内でまとめなければならない場合に
頻発します。

■つまり、大切なのは
相続が起こる前から、
できれば財産を遺す立場の被相続人(親)も含めた当事者間で
しっかり話し合い、遺産分割の方向を決めておくことだと
私は考えています。

■「相続」は、いずれ必ずやってくる問題だということを
しっかり認識し、ご自身や親のライフプランも考えながら
対策をしておけば、親族間でもめることはかなり少なくなると
思います。

しかし一方で、利害が絡む親族間の当事者だけの話では、
なかなか一つの方向にはまとまりにくいもの。

■そこで、互いの利害や感情を理解した、
相続問題全体をコーディネートできる
第3者としての専門家が必要になってくるのです。

■少し手前味噌になってしまいますが、
相続対策というのは、お金のことはもとより、
税金、不動産、生命保険、そしてライフプラン全体に関わる
まさしくFPの領域の仕事です。

相続のことは、税理士さんに相談するものと思われている人も
多いかと思いますが、相続税がかからない人や、税金のことを
考える前の段階でFPに相談するのもひとつの方法です。

■以上、本日は相続問題のうちの「争族」対策についてお話し
させていただきました。

しばらく、相続についての話が続いていますが、
この話の流れで次回は「節税」対策と「納税」対策について
お伝えしたいと思います。

では、今日のところはこの辺で。

次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。

========================
◎【編集後記】
========================

先週の「相続セミナー」終了後、何組かの受講者の方々と
個別相談をさせていただきました。

それぞれの方の話を聞かせていただいて、総じて感じたことは
ご自身の悩みが明確に見えており、質問内容がとても具体的で
あるということ。

ひとりひとりの話の内容を深く聞いていくと、とても複雑な
人間模様や資産状況であったりするのですが、
ひとつひとつ問題を整理していくと、解決のポイントが
ぼんやり見えてきます。

まずは、現状把握のためのヒアリングをして、
相談者の関心事について深掘りをしていく。

コンサルティングの基本は、「聴くことに徹すること」と
言われますが、相続の話に関しては特に、
ヒアリングの重要性を感じます。

先祖代々から受け継いできた土地や財産、そして
その方の人生そのものを伺うことになるのですから。

これからも心して、話を聴かせていただき、
相談者とともに問題解決にあたっていきたいと
思っています。

By キーストーン | 公開日:2013年7月19日| パーマリンク

2013年8月2日【第79号】「相続」と「税金」の関係について

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【ライフナビ通信 第79号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2013年8月2日>

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目次
◎今日のテーマ
【「相続」と「税金」の関係について】
◎編集後記
☆______________________★

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◎今日のテーマ
【「相続」と「税金」の関係について】
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こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

いきなり藪から棒の質問で恐縮ですが、みなさんは年に
どれくらい「税金」について、考える機会がありますか?

会社を経営されている方や個人事業主の方は、少なくとも
年に1回、決算や確定申告の必要がありますので、「税金」
について、少なからず意識されている方も多いと思います。

一方、会社にお勤めの方は、給与明細に所得税や住民税の
記載はあるものの、実際自分で「税金」を払っているという
感覚は少し希薄になりがちなもの。

かく言う私も会社勤めをしていた頃は、自分が年間にいくら
ぐらい税金を納めているかも、あまり気にかけていなかった
ように思います。

でも、いざ自分が納める税金の額が具体的な数字で見えると
人間の意識というものは、どうも変わるようですね。

例えば、来年の消費税増税に向けて、住宅業界は駆け込み
需要で業績があがっているという話を聞きますし、それに
対し安倍総理は消費税増税後の反動を懸念して、税率や
時期の見直し検討を指示したとのこと。

日頃私たちは税金について、それほど意識する機会は少ない
かも知れませんが、実は税金というのは、日常の消費活動や
経済に密接にかかわっています。

そこで本日の【ライフナビ通信】では、ここのところ
シリーズでお伝えしている「相続」というテーマと、
それにかかわる「税金」の関係について、お話をさせて
いただこうと思います。

題して、
【「相続」と「税金」の関係について】

それでは、どうぞ。

■最近新聞を見ていると、やたらと「相続」に関するセミナーや
「NISA(少額投資非課税制度)」に関するセミナー広告が目に
つきます。

「NISA」については、また別の機会に話をさせていただこうと
思いますが、いずれのテーマも税制改正にともない今脚光を
浴びているということが共通点のようです。

ちなみに、どちらのセミナーも告知をすると、とても反応率が
高いようで、先日私が講師を務めさせていただいた相続に
関するセミナーは、早々に定員の数倍の申込みをいただいた
ということで、その関心の高さに私自身も驚きました。

■その相続セミナーもおかげさまで定期的に開催する運びに
なりそうなのですが、ここで少しそのセミナーで話した内容を
ご紹介させていただこうと思います。

そもそも、“相続”に関する話題に関心が高まってきた背景
には、平成27年1月から始まる相続税の税制改正があります。

そのポイントは、なんと言っても相続税の基礎控除額の縮小に
よる実質的な増税及び相続税を支払う対象者が大幅に広がる
ところにあります。

■具体的に基礎控除額が縮小される内容としては、現在の
相続税の基礎控除が、5,000万円+1,000万円×相続人の人数
であるのに対し、

平成27年1月以降の改正で、
3,000万円+600万円×相続人の人数ということになり、

基礎控除の枠が、現在の6割の水準にまで縮小されることに
なるのです。

■そこで、今回の税制改正で新たに相続税を心配する必要が
出てきそうなのが、都市圏で戸建て住宅や好立地のマンション
をお持ちのご家庭。

仮に父母と子供二人のご家庭で、父親が先に亡くなるいわゆる
一次相続のケースだと、相続税の基礎控除は、
3,000万円+600万円×3名=4,800万円

つまり、このケースの場合、不動産を含め合計の資産が
4,800万円以上あれば、相続税の課税対象者になるということに
なります。

■先日の新聞紙上にも
「相続税の課税対象者、首都圏でほぼ倍増」という見出しが
おどっており、今回の税制改正で相続税のことを気にしないと
いけない世帯は、かなり増えそうです。

そんななか、私が講師をさせていただいたセミナーで、受講者
の方々にとりわけ関心が高かった内容が、相続に関する
優遇税制や贈与税などの「税金」の話。

確かに税金に関する知識は、知っているか知っていないか、
またその情報を活用し、しっかり対策をとるかとらないかで、
納税の際に金額的に大きな差が生じます。

■そういう意味で言うと、相続税を心配する必要のある方に
とっての「相続」対策というのは、まさしく「相続税」の
対策をするということとほぼ同義語なのかも知れません。

では、具体的な「相続税対策」とは、どういうことをすれば
いいのか?

「相続税」対策には、大まかに言うと「節税」対策と「納税」
対策のふたつがあると言われています。

■ひとつ目の「節税」対策というのは、文字通り相続税を低く
抑えるということになりますが、この方法にも実は二通り
あるのです。

そのひとつが相続財産自体を圧縮するという方法で、具体的
には相続が発生する前に贈与を効果的におこなっていき、
相続財産を減らすことで、相続税の節税をはかるというもの。

贈与税には年間ひとりにつき110万円という非課税枠が
あるので、これを毎年有効に使っていくことで、節税対策と
しては大きな効果が得られます。

■また、最近話題になっている孫への教育資金贈与1,500万円の
非課税枠を活用することによって、一気に孫の代に資産を移転
することも節税効果が高いと言えます。

ただ、ご承知の通り使途が教育資金に限られるという点と
この制度が平成27年の年末までの時限立法であるということを
忘れてはいけませんが。

なお、相続税の税率が高い富裕層にとっては非課税枠の110万円
以上の贈与をおこなっても、むしろトータルで支払う税金が低く
抑えられることもあるので、相続税と贈与税のバランスを
考えながら相続の対策をしていくことも重要です。

■次にもう一つの「節税」対策について。

具体的には相続税の優遇税制を活用し、相続財産の評価を圧縮
するという方法なのですが、ここでは不動産を活用する
いくつかの優遇税制があるということだけ、お伝えするに
とどめさせていただきます。

また、生命保険の死亡保険金「500万円×法定相続人の数」
の非課税枠を活用するというのも、相続税の優遇制度と言える
でしょう。

■そして、最後に「納税」対策について。
これはどのようにして納税資金を確保するかということですが
この対策に有効とされるのは、先ほども出てきた生前贈与と
生命保険の活用。

相続税の納税は、相続が発生した翌日から10か月以内に
現金で納めることと決められているので、そういう意味でも
生命保険は相続対策の強い味方であると言えるでしょう。

相続対策については、ご家庭によって事情が異なるため、
一概にどれが良いと決められるものではありません。
何か気懸かりなことがありましたらお気軽にご相談ください。

以上、本日は相続を「税金」の側面から考える時間とさせて
いただきました。

では、今日のところはこの辺で。

次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。

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◎【編集後記】
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弊社では、全社員で7月からある取り組みを行っています。

それは何かといいますと、キーストーンフィロソフィーの策定。

弊社が大切にすべきものを社員で共有し、将来のビジョンに
向けてのベクトル合わせをしていく。

実は、来週末に京都で合宿をおこない、最終の明文化まで
一気に進めるつもりです。

また、みなさまにご報告できるようになれば、このメルマガで
ご報告させていただきたいと思っています。

なお、今月は8月14日(水)から18日(日)まで、
お盆休みをとらせていただく関係で、次回の【ライフナビ通信】
は、8月23日(金)の配信とさせていただきますので、
ご了承のほど、よろしくお願いいたします。

By キーストーン | 公開日:2013年8月2日| パーマリンク

2013年8月23日【第80号】「不格好」ゆえのカッコ良さ!

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【ライフナビ通信 第80号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2013年8月23日>

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目次
◎今日のテーマ
【「不格好」ゆえのカッコ良さ!】
◎編集後記
☆______________________★

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◎今日のテーマ
【「不格好」ゆえのカッコよさ!】
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こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

この極暑のなか、先週の盆休みは避暑を求めて山や海、
そして海外のリゾートなどにお出かけの方も多かったの
ではないでしょうか。

弊社は盆前の週末を使って、京都修学院の近くの研修所
で合宿をおこなってきました。

目的は、弊社のこれからの向かうべきビジョンと
企業理念を凝縮した文章にすること。

落ち着いた雰囲気の中で、社員とともに充実した
とてもいい時間と空間を共有できたと思います。

弊社がFP事務所として開業して4年半。

本来なら企業理念は創業時につくるべきものかも
知れませんが、会社に企業文化というか社員との
価値観のすり合わせができるころに、社員とともに
企業理念を明文化した方が、永く根付いていくように
思ったので、明文化がこの時期になりました。

そして、延べ数十時間の討議のうえ、「企業理念」
「目指す姿」、「基本となる価値観」の3本柱が
出来上がりました。

でも、もうあと少し、文章の微調整や行動指針についての
作りこみをやる必要があります。

すべてが完成したら、みなさんにもお披露目する機会を
つくりたいと思っています。

そんなこんなの日々を過ごしていましたが、先日書店で
何気なくビジネス書を見ていると、「不格好経営」という
表題の本が目につきました。

なんだかとても気になって、早速読んでみたのですが、
私のなかでは、テレビドラマの「半沢直樹」とともに
最近のヒットでした。

ということで、今回はこの本について取り上げたいと思います。

題して、
【「不格好」ゆえのカッコ良さ!】

それでは、どうぞ。

■みなさんは、DeNAという会社をご存知でしょうか?

プロ野球をご覧になる方だったらご存じだと思いますが、
一昨年のオフシーズンに横浜ベイスターズを買収し、
球団経営に乗り出した会社です。

私も最初は、このローマ字4文字が組み合わさった
ヘンテコな社名(失礼)をなんと読むかすらわからなかった
のですが、最近やっと(ディー・エヌ・エー)と
読めるようになりました。

■でも、この会社が一体何をやっている会社なのか、恥ずかし
ながらこの本を読むまで、まったく知りませんでした。

「不格好経営」。

DeNAの創業者である南場智子さんが書いた、会社創業からの
まさしく経営奮戦記を綴ったものでしたが、同じ経営者の
ハシクレとして、共感できる部分が多く、一気に読み終え
ました。

■「経営とは、こんなに不格好なものなのか。だけどそのぶん、
おもしろい。最高に。」

本の帯にこんな文言が載っていましたが、私はこの一文だけで
作者の南場さんに感情移入してしまいました。

自分が真剣に打ち込んでいればいるほど、やっていることが
“不格好”で“滑稽”に思えてしまう。

■目指すべき姿(最高にカッコいいと思える自分)と現実の姿
(カッコ悪いところをさらけ出す自分)のギャップにいたたまれ
なくなって、穴があったら入りたいと思うような経験。

みなさんは、されたことありませんか?

実は私、「今やっていることが、カッコいいと勘違いして
うぬぼれている自分」と「ナニやってんだ!と、ほとほと
呆れてしまう自分」の間を行ったり来たりの人生を送って
いるような気がします。

■この本の冒頭で南場さんは、
「いつも私は去年の自分が恥ずかしい。10年前の自分など、
他人と思うようにしないとうまく生きていけない」

「よく言えば、それだけのスピードで成長し続けていると
言うことかも知れないが、単にいつも恥ずかしい状態の人間だ
という方が正確な気がする」

と、自嘲気味な文章から始まっていますが、生みの苦しみの
創業期から一転急成長を遂げる姿を等身大で描かれている
文体は企業小説を読んでいるような躍動感がありました。

■日本有数のコンサル会社のマッキンゼーで、
経営コンサルタントとして、辣腕を発揮していた南場さんが
自分が考えた事業構想をクライアントに提案したところ
そのクライアントから、

「そんなに熱っぽく語るなら、自分でやったらどうだ」と
言われ、その一言が自分の人生を変えさせて、自ら起業。
インターネットで、オークションサイトを運営する事業に
乗り出しました。

このインターネットのオークション事業から、モバオクと
いう携帯向けオークションサイトにつながり、そこから進化
したモバゲー(モバイルゲーム)が爆発的ヒットを生んだと
いうサクセスストーリー。

■1999年に創業し、2005年にはマザーズに上場、2007年に
東証一部に指定替えして、まさしく時代の寵児と言われる
ようなスピード成長を遂げた企業ですが、その内情は決して
平坦ではなかったようです。

まずは、経営者にはつきものの金策での苦労。

コンサルタント時代は、何千万円という年収を稼ぎ、
それなりに貯えもしていたはずの南場さんが、預金口座も
すっからかんになったというくだりは、経営者の厳しい現実
を垣間見る思いがしました。

■そして、次々に起こるトラブル。

やっと開発に成功したかと思ったシステムが突如
原因不明でダウンしたり、競合からの横やりが入ったり
公取委の立ち入り検査が入ったり、ご主人が重篤な病気に
かかったりと、一見順調に見える企業や人でも、悩みは
尽きないことが、よく理解できました。

ただ、成長している企業というのは、そんなピンチを一転して
チャンスに変える力を持っているし、その場の成功に
あぐらをかいていると、必ずそのしっぺ返しがくることを
知っている。そういうことを南場さんは伝えたかったのかなあ
と感じました。

まさしく、ピンチとチャンスとは、裏腹な関係なんですね。

■また、成長している企業の共通点というのは、優秀な
幹部社員が育つ環境づくりを常に意識していることが
わかりました。

南場さんの言葉を借りれば、
「なぜ人が育つかというと、任せる、という一言に尽きる。
人は人によって育てられるのではなく、仕事で育つ。」

「しかも成功体験でジャンプする。それも簡単な成功ではなく
失敗を重ね、のたうちまわって七転八倒したあげくの成功なら
大きなジャンプとなる。おそらく、自信がつくからだろう」
と語っています。

■まさしく、不格好な姿から這い上がった人だからこそ、
語れる実感がそこに込められているように思いました。

そういう意味でいうと、不格好に生きる生き様こそ、
本当はすごくカッコいい生き方なのかもしれませんね。

以上、今回は、「不格好経営」という本について
私なりの感想を少し述べさせていただきました。

では、今日のところはこの辺で。

次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。

========================
◎【編集後記】
========================

弊社でおこなった京都合宿の一日目の夜、議論になった
テーマがありました。

それは何かと言いますと、「感謝」という言葉について。

私たちは、人から感謝される会社を目指しているのか。

それとも、感謝の気持ちを素直に伝えられる会社を
目指すのか。

ある社員がポツンと言いました。

「でも、感謝しているという気持ちを素直に感じている
ときって、とっても幸せですよね。」

ちょうどその話を聞いて、たまたま私が最近You Tubeで
見たある動画を思い出して、全員でその場で見ることに
しました。

【感動実話】 先生 可能性のない人なんていない
https://www.youtube.com/watch?v=cWLpFskJob4

「感謝」という言葉について、さらにみんなで深く考え
させてくれるきっかけになりました。

6分程度の話ですので、よかったらご覧ください。

来週はは海外出張のため、
次回号は9月6日に配信させていただきます。

By キーストーン | 公開日:2013年8月23日| パーマリンク

2013年9月6日【第81号】気のいいオッチャン達が集まれば

■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□
【ライフナビ通信 第81号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2013年9月6日>

☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【気のいいオッチャン達が集まれば】
◎編集後記
☆______________________★

========================
◎今日のテーマ
【気のいいオッチャン達が集まれば】
========================

こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

最近、お会いするお客様より、お声がけをいただくことが
あります。

「読んでますよ。メルマガ。よく続きますね。」

こんな言葉をいただくたびに、穴があったら入りたい気持ちに
なります。

毎週、メルマガ配信の週のあたまから、今週はどんなことを
書こうかと考え、メルマガを書き終えるのは決まって金曜の
夜が明けるころ。

朦朧とした意識の中で、スタッフに原稿を送り、その日の
午前中に文章を整えてもらい、やっと配信が完了する。

そんな生活を約3年続けています。

この3年を振り返ってみると、その時その時で問題意識が
微妙に変化していることがわかります。

でも、変わらない想いがあるとすれば、
「自分たちが発信する情報を読者の方々に受け入れて
もらえているか?」ということかも知れません。

「自分たちは、本当にお客様のお役に立てているか?」

「独りよがりの自己満足に終わっていないか?」

文章に残すことというのは、あとで言い訳できないです
ものね。

さて、そろそろ今日の本題に入りたいと思います。

今日は、長年続けている勉強会のお話です。

題して、
【気のいいオッチャン達が集まれば】

それでは、どうぞ。

■今週の火曜日、福岡へ出張に行っていました。

目的は、FP仲間の勉強会組織キーストーンアライアンスの
ミーティングに参加するため。

ほぼ毎月のペースで、もう8年半続けていることになります。

■不肖ながら私が代表を務めており、全国のFP仲間が集まり、
丸一日かけて最近の活動報告や事例研究、ゲストを呼んでの
研修など、結構真面目に情報交換をしています。

キーストーンアライアンスの活動テーマも時間の経過とともに
変わってきており、最近立ち上げた研究会のテーマは、ここの
ところ特に注目されている「相続・事業承継」について。

参加メンバーが40代後半から50代に差し掛かってきており、
そろそろ自分自身の事業承継や親の相続などが、気になり
始める年代でもあります。

■さて、そんななか、今回の福岡でのミーティングもかなり
中身の濃い内容となりました。

午前中は、メンバー間の近況報告をかねての情報交換なの
ですが、それぞれの関心事やネットワークの広がりがとても
ユニークです。

あるメンバーは、スイスで知り合ったプライベートバンカーと
定期的に情報交換している内容を報告してくれたり、他の
メンバーは、FP業の傍らでやっているマンション経営の収益
ポイントをレクチャーしてくれたり。

■別のメンバーは、実家の農地の有効活用として、太陽光
パネルの設置を検討していたり、はたまた飲食業で熱狂的な
ファンをつくるための秘伝を開陳してくれたりと。

こんな話をすると、本当にFPビジネスをやっているのかどうか
疑わしくなってしまいますが、それぞれ本業でもしっかり稼いで
いるメンバーばかりなのです。

極めつけは、年間何戦もの全日本ラリー選手権シリーズに出場し、
毎年トップ5の常連であるという、FP業とレーシングドライバー
の2足のわらじを履いているつわものもいたりします。

■こう言うと、なんだか凄そうなメンバーの集まりのように聞こえ
るかもしれませんが、実際はどこにでもいそうな気のいいただの
オッチャン達なのです。

このメンバーに共通項があるとすれば、ものごとを発想するのに
テイクから入るのではなく、ギブから入るという点だと思います。

自分の貴重なノウハウや情報を惜しむことなく開示し、メンバー
の間で共有しあう。

■その情報やネットワークが、8年半積み重なり、メンバーの間で
共有されているとすると、これは結構凄いことかも知れません。

日本はもとより、海外でも様々な分野の専門家との接点も広がり
今では金融をはじめ、不動産や子供の教育、移住やビジネス
マッチングなど、様々な領域にネットワークが広がっています。

また、税理士や弁護士、司法書士や社労士といったいわゆる
士業とのネットワークも広がり、それが相続・事業承継などの
課題解決には、欠かせないパートナーとなっています。

■話を今回の福岡でのミーティングに戻しますと、午後のパート
では、相続・事業承継の事例研究に多くの時間を費やしました。

各人が持ち寄ったいくつかの事例をもとに、それぞれ違った角度
から様々な意見をぶつけ合って、個々の問題の本質に迫っていく。

もちろん、それぞれの事例は個人情報を伏せて話をしているので、
他のメンバーにはまったく誰のことかわからないようにしていますが、
実例に触れることでメンバー全体の経験値が絶対的にあがります。

■どの分野でも、プロとしての仕事の質を高める一番の近道は
経験を増やすことに尽きます。

そういう意味で、この勉強会での経験値の共有と積み重ねは、
何物にも代えがたいメンバーの強みとなってその後の仕事に
間違いなく活きてきます。

しかも、その事例を持ってきたメンバーは、様々な観点から吟味し
議論し、整理されたものとなって、顧客へフィードバックされる
のですから、顧客の満足度も上がる可能性が高いと思います。

■特に今回の福岡での勉強会は、相続案件の具体事例の意見
交換が活発にされ、様々な気づきや知識経験を増やすことができ
とても充実した時間となりました。

会議で真剣に意見交換していたメンバーのみんなは、日頃は
ただのオッチャン達なのですが、こんな場面になるとタダモノでは
ないエネルギーを発揮するのです。

気のいいオッチャン達が集まる時間と空間。

これからも大切に続けていきたいと考えています。

以上、今回は、キーストーンアライアンスという勉強会について、
触れさせていただきました・

では、今日のところはこの辺で。

次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。

========================
◎【編集後記】
========================

キーストーンアライアンスの勉強会のもう一つの楽しみ。

それは、勉強会が終わった後に開催する
“120分本気の懇親会”という飲み会。

開催地は、東京・大阪・福岡の3か所を基本的には順番に
回しているのですが、飲み会で人気の高い場所は、なんと
いっても福岡。

食べ物もお酒もおいしく、店の雰囲気も良くて、
しかも値段が驚くほど安い!!

120分飲み放題で、なんと会費がひとり2,500円くらいで、
済んでしまうのです。

福岡の幹事役をやってくれているのは、先にご紹介した
レーシングドライバー氏。

ネットの格安クーポンサイトで、いつもいい店を探して
くれていて、彼の予約の店は間違いない名店ばかり。

それにしても、この会費安すぎです。

By キーストーン | 公開日:2013年9月6日| パーマリンク

2013年9月20日【第82号】ジョホールバル、女性FP滞在記

■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□
【ライフナビ通信 第82号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2013年9月20日>

☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【ジョホールバル、女性FP滞在記】
◎編集後記
☆______________________★

先日の台風18号では皆様ならびに周りの方に被害は
ございませんでしたでしょうか。

報道等でもご承知の通り全国各地で多大なる被害が発生しました。
被害を受けられた方々には、心からお見舞い申し上げると共に、
一日も早い回復・復旧をお祈り申し上げます。

========================
◎今日のテーマ
【ジョホールバル、女性FP滞在記】
========================

こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

先日、弊社で女性FPとして頑張ってくれている白須(しらす)が、
「ちょっと、ご相談があるんですが…」と、
神妙な面持ちで話しかけてきました。

何事かと思いながら、話を聞いてみたところ、

「すみませんが、9月の3連休に合わせてジョホールバルに
行ってきたいのですが、許可してもらえませんか?」
との申し出。

「えっ、何しに行くの?」と、私が尋ねると、

「この春、お子さんの教育のために移住されたSさんの
暮らしぶりを拝見してきたいのです。」との返答。

「渡航前から、Sさんから遊びにいらっしゃいと言っていた
だいており、Sさんも現地での生活が少し落ち着いてきている
ようなので、お言葉に甘えて行ってこようと思っています。」

一度決めたら、最後まで曲げない彼女の性格もよくわかって
いるし、本人にとってもいい経験になることなので、
「それはいい。ぜひ、行っていらっしゃい。」

と、彼女を気持ちよく送り出すことにしました。

とはいえ、彼女にとっては、初めての個人手配での海外旅行。

海外旅行特有のいくつかの小さなトラブルも経験しながら、
彼女なりに得るものも大きかったようです。

ということで、今回のメルマガは、弊社白須のジョホールバル
での体験記を本人の言葉で、お届けさせていただきます。

よろしければ、お付き合いください。

題して、
【ジョホールバル、女性FP滞在記】

それでは、どうぞ。

■今回は私白須が現地で見たこと、聞いたこと、感じたことを
少しだけレポートします。

Sさん、3月下旬に石野と私で海外留学を含めたライフプランに
基づきキャッシュフロー(お金の流れ)に問題ない事を確認し
旅立たれたはずでした。

ところが、現地に行って実際に暮らしてみないと分からない諸々の
経費がかかっているようです。

■例えば居住空間。妥協すればそれなりの物件があったそうですが、
どうしても譲れない部分があり結局当初の見積金額の倍になって
しまったとのこと。

ちなみに現在のお住まい、広いリビングにベッドルームが3部屋で
180㎡。家具、電化製品、調理器具、食器からベッドシーツまで全て
付いており、敷地内には広いプール。ベランダからは海が見える
ロケーション、となると一度は住んでみたくなる素敵な物件です。

■次に子供たちが通うインターナショナルスクールについて。

移住当初は自宅近くに通ったものの、より上質な教育環境を求め
この9月から新しく開校したスクールに転校する事に。

たった半年でまた違う環境となった訳ですが、幸いお子さん達は
喜んで通っているそうです。

■ただ、車で30分と自宅から離れておりスクールバスで通学して
いる為バス代は想定外の出費。

ちなみにその新しいスクール。9月から開校したのですが校舎の
4分の1は未だ建築途中です。

子供たちが来年にはグランドが出来るんだ、と教えてくれました。

■「海外留学」と聞くとカッコいいって感じですが、実際に海外で
暮らすとなると親も子も相当な覚悟が必要だそうです。

子供たちが将来帰国して日本で進学するならば、日本の授業に
ついて行けるだけの日本語での学力を同時に身に付けなければ
ならない。

その為、子どもは二倍の勉強が必要になり、母親はそれを
サポートし見守ってあげる時間の余裕が必要です。

当然の事ながら経済力が無いとダメ。
ジョホールバルはまだまだ物価が安いので、と安易に考える
べからず!

■やはり日本との違いも多く、戸惑う事も多いそうで、
出国前に得た情報だけでは全然足りなかったとの事でした。

ただSさんの素晴らしいところは、諦めることなく持ち前の
情報収集能力と行動力で、一生懸命目先の困難を乗り越えようと
していらっしゃいます。

そんなお母さんを間近で見ている子供たちは強く逞しく育っていく
ことでしょう。

■それにしても、ジョホールバルはあちこちにクレーンが建ち
建築ラッシュです。

日本人の感覚で見るとびっくりするような事が多いのですが、
数年前はジャングルだったところに道路が出来、建物が建ち、
緑を残し綺麗に整備された素敵な街に変貌していく。

その途中段階を自分の目で確かめる事が出来ました。
数年後のSさんご家族とジョホールバルが益々楽しみです。

■友人宅にお邪魔する感覚で何の用意もせず、行き当たりバッタリ
的な状況で出発した今回の旅。

シンガポールのチャンギ空港で予約したはずのタクシーが
来ないという到着早々のハプニング。

帰国の日は台風と重なったものの関空に定刻通り着陸。
無事帰国することが出来ました。

航空券の手配からホテルの予約、その他諸々今回の旅を
サポートして下さった皆さん、快く送り出してくれたスタッフと
社長に感謝です。

■以上が、白須からのレポートです。

女性ならではの目線で、現地で奮闘しているSさんご家族の様子、
発展途中の街の現状など、感じていただけたら幸いです。

それにしても、おんな手ひとつで、小学生の男の子、中学生の
女の子を慣れない海外で育て、教育環境をつくってあげている
Sさんのバイタリティには、敬服させられます。

また近いうちに、私もSさんの様子や街の発展を感じにジョホール
バルに行ってきたいと思っています。

では、今日のところはこの辺で。

次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。

========================
◎【編集後記】
========================

私が初めてジョホールバルの地に出向いたのは、今から
3年近く前の2010年の12月。

当時は、新興国のひとつの地方都市に過ぎず、都市開発の
計画もまだ始まったばかりで、地域一帯がジャングルだった
のですが。

今では、シンガポールとマレーシアの共同プロジェクトととして
「イスカンダル計画」は、世界的に注目されているようです。

9月6日付の日経新聞朝刊にも、「マレーシア大型開発始動」
との見出しで大手商社なども進出し、医療や教育、先端産業
の集積地区として、今後も大きな発展が見込まれるとの記事
が掲載されていました。

この1年くらいの間にジョホールバルも大きく様変わりしている
ようです。

開発区の整備は進み、レゴランドや高級ホテル、そして欧米系や
シンガポール系のインターナショナルスクールのいくつかがそれ
ぞれ開業・開校し、街は日に日に賑わいを増している。

そんななか、ここのところジョホールバルにも多くの日本人の
方々が移住して、日本人コミュニティが出来上がりつつあると
いうことをSさんや他の方から聞いています。

特に多いのが、お子さんの教育を主な目的として、移住されて
くるSさんのようなご家族。

なかには、ご主人を日本に残して、奥さんと子供さんだけでやって
来るという逆単身赴任型の移住もちらほら見かけるとのこと。

でも、やはり現地での生活は慣れないことも多く、トラブルや
経済的負担も少なくはないようですね。

今後もジョホールバルに限らず、海外のレポートを生活実感に
近い等身大の話でお伝えできたらと思っていますので、ご意見や
ご感想があれば、お気軽に私どもにお伝えください。

▼ジョホールバル不動産投資セミナー(無料)のご案内
このメルマガでも何度か紹介させていただいている私の旧知の
友人であるセントラル不動産の杉野社長が、大阪で久しぶりに
ジョホールバルの現状をお伝えするセミナーを開催します。

日程は、10月5日の土曜日15時から。
不動産投資の話だけではなく、現地での生活ぶりや移住・留学
についてのノウハウも話してもらえるということですので、関心が
ある方は、この機会にぜひご参加のほどを。

詳細はこちらから↓
http://www.toushikaigai.com/

By キーストーン | 公開日:2013年9月20日| パーマリンク
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