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    ■キーストーン通信
    相続や事業承継対策をお考えの方に知っていただきたいテーマを取り上げ、税理士・司法書士がわかりやすく解説しています。
    執筆いただいているのは、相続・事業承継案件を数多く手がけ現場を知り尽くしている先生方です。

    愛和税理士法人 代表税理士 岡田 隆先生
    愛和税理士法人 社員税理士 戸﨑健志先生

    杠(ゆずりは)グループ 代表/司法書士 川原田 慶太先生
    ※2022年10月、司法書士法人おおさか法務事務所から、
     杠司法書士法人及び司法書士法人ゆずりは後見センターへ改組しました。



    ■ライフナビ通信
    事業承継・相続対策・ライフプランニングにまつわるお話し、その時々に思うこと・感じること・伝えたいことを各人のことばで綴っています。
    2010年10月創刊号から2018年7月までは代表石野が、以降はコンサルタントやスタッフが持ち回りで執筆しました。

投稿者別アーカイブ:キーストーン

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2015年8月7日【第123号】広島みはら港町、あるパン屋さんのお話

■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□
【ライフナビ通信 第123号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2015年8月7日>

☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【広島みはら港町、あるパン屋さんのお話】
◎編集後記
◎夏季休業のご案内
☆______________________★

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◎今日のテーマ
【広島みはら港町、あるパン屋さんのお話】
========================

こんにちは。

先日、ある目的を持って、広島県の三原市に行って
来ました。

昔は、三菱重工をはじめとする日本を代表するいくつか
の企業城下町として、かなり栄えた町だったそうですが、
今では人口も10万人を切り、瀬戸内海ののどかな港町
という風情を感じました。

三原に行って、まず最初に立ち寄ったのが、三原駅から
車で5分程度の高台にある「神明の里」という道の駅。

ここから見晴らす三原の町と瀬戸内海の島々の風景は、
日頃あくせくと暮らしている私にとっては、心休まる郷愁
を誘い、暫しの小旅行気分を味わうことができました。

そこで、瀬戸内の海の幸が豪華に盛り付けられた海鮮丼
を堪能し、いざ今回の旅(?)の目的である、とある会社の
社長に会いに行って参りました。

ということで、本日はそちらの社長のお話とその会社に
ついて、触れさせていただきたいと思います。

題して、
【広島みはら港町、あるパン屋さんのお話】

では、本文に入ります。

■八天堂という会社をご存知ですか?

広島県三原市で昭和八年から続く歴史あるパン屋さん
なのですが、これがそんじょそこらにあるパン屋さんとは、
大違いなのです。

八天堂さんの名物は、なんと言っても“くりーむパン”。

八天堂さんのホームページ
http://hattendo.jp/

■ひとつひとつを手作りにこだわり、昔懐かしい包装紙
に包まれたくりーむパンは、菓子パンというカテゴリーと
言うよりむしろスイーツという感覚。

地元三原で知らない人はいない繁盛店で、昼頃には
もう売り切れてしまうこともしばしば。私が伺った日も
昼過ぎには、既に売り切れ状態でした。

その八天堂さん、東京をはじめ、大阪、名古屋、福岡、
岡山に次々に出店し、今ではその名を全国に轟かせ
つつあるのです。

■いや、日本国内のみならず、既に韓国、フィリピンは
出店済み。今後香港、シンガポール等アジアの主要
都市の出店も視野に入れ、海外展開も着々と進めて
いる優良企業さんなのです。

実は私、2年ほど前からJR大阪駅構内で出店していた
八天堂さんの存在が、とても気になっていました。

『広島みはら港町。創業昭和八年。八天堂。』

店の看板はいたってシンプル。

■「えっ?広島三原のくりーむパンがなんでこんなところ
で営業しているの?」

しかもこのくりーむパン、手土産や贈り物としてよく売れ
ているようで、今までにない発想のお店だと、商売人的
好奇心がムラムラと私のなかで湧き上がっていました。

それ以来、ちょくちょくうちのスタッフへのおやつとして
買って帰っていたのですが、本来のクリームパンと
シュークリームを足して2で割ったような食感で、これが
なんとも美味なんです。

■そんな私が、なぜわざわざ三原の八天堂さんの本社に
まで訪問することになったのか?

それは、この八天堂の社長の講演を、あるご縁で聞かせ
ていただく幸運に恵まれたから。

そして、私のなかで今まで以上に八天堂さんに大きな
関心を抱くようになりました。

■講演が終わった八天堂の森光社長のところにかけ寄り
名刺交換もそこそこに、「今日の講演の話をもう少し詳し
く聞かせていただけませんか」とお願いしたのです。

「うちの会社は、実は数年前倒産寸前の状況に追い込まれ、
当時広島県内に数店舗あったお店の社員が次々に辞めて
いき、社員が5名にまで減った時期があったのです。」

「その状態から業績がV字回復するきっかけになったのが、
2007年1月に作った会社の信条(クレド)でした。」

■『八天堂は社員のために。お品はお客様のために。
利益は未来のために。』

この言葉が、社長の肚から心底出てくるようになって、
会社が大きく変わり始めたそうです。

将来を担うような幹部社員候補が次々に入社し、社員が
辞めなくなり、社員が一丸となって会社のため、そして
お客様のために一生懸命働く機運が高まった。

■『企業は人なり』

私も含めて、私が関与させていただいている会社の社長
の悩みの多くは、人(社員)をどう生かし、どう成長させて
いくかということに尽きると言って過言ではありません。

八天堂さんへの訪問で、人を中心に据えた数々の気づき
をいただくことができました。

会社をやっていくことができているのは、何といっても社員
のおかげであるという気持ちを忘れてはいけない。

そして、もちろんお客様、お取引先、家族への感謝も。

やはり、すべては人と人との関わりで世の中成り立って
おり、その人の“想い”“考え方”次第で人生はいかよう
にも変えることができると、あらためて感じた次第です。

本当は、もっと深い話までさせていただいたのですが、
続きはもう少し編集後記で書かせていただくとして、
今日のところはこの辺で。

では、次回の【ライフナビ通信】をお楽しみに。

========================
◎【編集後記】
========================

八天堂の社長室のホワイトボードには20枚の顔写真
が入ったプロフィールシートが並んでしました。

今年の新入社員のメンバーのものだそうです。

さすが、社員を大事にする会社。

社長みずからしっかり社員のことに関心を持って、深く
かかわっていこうとされているんだなあと、さらに感心
いたしました。

全員が大卒で、しかも県外から採用された人がほとんど
ということで、みな会社の近くに下宿をするそうです。

地方都市での大卒採用となると地元出身者がUターン
就職することはあっても、何の縁もゆかりもない土地で
就職することはとてもまれなこと。

それだけ、会社に魅力や将来の夢を託せるものが
なければ、今どきの若者を魅了することはできない。

地方の過疎化が叫ばれて久しいですが、そんなハンディ
をものともしない八天堂さんの強さの秘訣を学ばせて
いただいたような気がします。

By キーストーン | 公開日:2015年8月7日| パーマリンク

2015年9月4日【第124号】明日この世を去るとしても、

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【ライフナビ通信 第124号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2015年9月4日>

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目次
◎今日のテーマ
【明日この世を去るとしても、】
◎編集後記
☆______________________★

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◎今日のテーマ
【明日この世を去るとしても、】
========================

こんにちは。

最近、我が家のマイブームがまたひとつ増えました。

それは何かというと、自宅で手軽に炭酸水が作れる
炭酸水製造機。

コーヒーメーカーを縦長にしたような形状なんですが。

冷やした水を専用ペットボトルに9合目くらいまで入れ、
この製造機にセットし、炭酸を注入すると日頃買って
飲んでいるのと変わらない炭酸水の出来あがり。

1か月ほど前に購入したのですが、毎朝これで炭酸水
を作るのが意外と楽しくて、クセになっています。

また、爽快なのど越しと満腹感も味わえるので、朝食は
リンゴ2切れほどとこの炭酸水で、結構腹もち感があって、
ダイエットにも良いのではと、勝手に思っている
今日この頃です。

別にここの会社のまわし者ではありませんが、ご興味が
ある方は、「ソーダストリーム」で検索してみてください。

さて、今日の本題は打って変わってシリアスな内容です。

「がん哲学外来」という施設をがん患者とその家族の
ために開設したある医学博士のお話です。

題して、
【明日この世を去るとしても、】

では、本文に入ります。

■あなたが、もし「がん」と診断されたとしたら?

そして、医師から余命宣告を受けたとすると、残され
た時間をどのように使うでしょう?

のっけから、かなり重たい質問を投げかけましたが、
順天堂大学医学部、病理・腫瘍学教授の樋野興夫
さんは、自著の本でこのように語っています。

■私なら、まずがんであることを受け入れることから
始めて、次に人生の優先順位を考えるでしょう。

自分にとって本当に大切なものは何かと模索します。

人生において本当に大切なものは少ない。あったと
しても一つや二つぐらい。私はその一つ二つに一生
懸命になるはずです。

■人は目的を失ったときに弱くなる。生きる希望を
無くした途端にもろくなる。

そんなとき、まわりの人たちはどのように患者さんを
勇気づけたらいいのでしょうか。

樋野教授は、日々接するがん患者さんたちに言葉の
処方箋を出されているそうです。

■『明日この世を去るとしても、今日の花に水を
あげなさい』(幻冬舎)

私は、樋野さんのこの新著を読ませてもらって、様々
な気づきをいただきました。

人は、多くの悩みや問題を抱え、そのプレッシャーに
押しつぶされそうになることもあるかも知れないけど、
そのほとんどが振り返って考えてみると取るに足らな
いどうでもよかったことだったりする。

■様々なことを同時にああでもないこうでもないと
煩わされているより、今目の前にあることに集中し、
全力を傾ける。

すると、今までネガティブなことを思わず考えて
しまっていた時間が排除され、人生の質が高まって
いるような気になってくるものですね。

私の場合、気になることがあったりすると夜中に目覚め
そのことに煩わされて、なかなか寝付けないことも多か
ったのですが、思い切って朝4時起きの朝方生活の
習慣にしたところ、寝付けなくなることがなくなりました。

■このメルマガも今までは、夜中にうつらうつらしながら
書くことも多かったのですが、朝起きて一気に書いている
と今までのペースより断然筆の進みが早いのを感じます。

話を樋野さんの新著に戻すと、樋野さんは患者さんに
対して、ある問いかけをするそうです。

それは、「自分は何のために生まれてきたのか」という
こと。

■「がんになるまではそんなことは一度も考えたことが
なかった」という患者さんが、「人生と向き合うきっかけ
は、思いがけない形で与えられるものなのですね」と
言われるそうです。

なかには、「病気になってよかった」とまで言う患者さん
もいるそうで、内向きになった心を言葉の処方箋によっ
て外向きに変える効果はてきめんのようです。

そして、患者さんの心を内向きから外向きに変える
もうひとつポイントは、関心を自分から他者を思う心
にベクトルを移すことにあるようです。

■明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげる
ことで、今できる自分の役割を認識することができ、
心の平穏を保てるのかも知れません。

自分は、何のために生まれてきたのか?

人生と向き合うきっかてとして、こんなことを考える
時間を持ってみるのも良いかもしれませんね。

ということで、今日のところはこの辺で。

では、次回の【ライフナビ通信】をお楽しみに。

By キーストーン | 公開日:2015年9月4日| パーマリンク

2015年10月2日【第125号】人間関係の処方箋

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【ライフナビ通信 第125号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2015年10月2日>

☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【人間関係の処方箋】
◎編集後記
☆______________________★

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◎今日のテーマ
【人間関係の処方箋】
========================

こんにちは。

最近私が感動したことというと、ラグビーワールドカップ
の南アフリカ戦で見せた日本チームの奇跡の勝利。

対戦翌日のテレビのスポーツニュースで大々的に
取り上げられていたので、思わずYouTubeでゲーム
を観たのですが、いやあすごい試合でしたね。

特に後半のロスタイムに入った時間帯での大逆転劇。

敵陣ゴール前での相手の反則にペナルティキックでの
得点を狙えば同点で試合を終えられ、これでも歴史的な
快挙と言えるのに、迷わずにチーム一丸となってトライに
こだわった。

その心意気というかひたむきさに思わず胸が熱くなり
ました。

スポーツの世界は、よく「筋書きのないドラマ」という
表現を使いますが、こんな試合を見ていると、実は
スポーツの神様が、多くの人に生きる勇気を与える
ためにこんな筋書きを作っているんじゃないかと思え
てきたりします。

もしかしたら、こんな発想をするのは、私だけかも
知れませんが。

さて、そろそろ今日の本題を。

今日は、人間関係にまつわる話について考えて
みたいと思います。

題して、
【人間関係の処方箋】

では、本文に入ります。

■私はこの仕事をもうかれこれ20年近くやっていますが、
お客様とライフプランの話をしていると、時々悩みごと
のご相談を受けることがあります。

もちろん、FPという仕事柄ご相談の内容はお金に関
することが多いのですが、その話も突き詰めていくと
結果的には人間関係に行きつくことがほとんどである
ように思います。

特に相続のご相談や事業承継問題で悩んでおられ
る経営者に話を伺うと、その傾向が顕著です。

■私なりの考えでは、人が悩みごとを抱える内容と
しては、大きく分けると次の3つに集約されるので
はないかと思っています。

ひとつ目は、仕事や生きがいに関する領域のもの。
次に健康に関すること、そしてお金に関する悩み。

そして、そのどれもが結果として人間関係や人との
関わりについて着目することで、悩みごとの原因が
見えてきたり、解決の糸口につながっているように
感じます。

■職場や趣味のサークル活動など、仕事や生きがい
に関する活動をするときには、立場や価値観の違い
で衝突することもあるでしょう。

また、人は健康であるときには気づきもしなかった
人との関わりの大切さを健康を損ねた時に、心底
感じたという話もよく聞きます。

そして、お金というのは、持っている財産の額が少な
すぎても多すぎても悩みのタネになるものですね。

■ことほど左様に人は、人生のなかで多くの悩みを
抱え、逆にその悩みを乗り越えながら、自分なりの
生きる術を身につけていくものなのかも知れません。

そして、その悩みの多くのケースが人間関係に起因
しているとすれば、どのようにその問題を解決してい
けば良いのでしょうか?

言うなれば、人間関係の処方箋。

■実は私も数年前、まだまだ経営者として未熟
だった頃(今でも充分未熟ですが)、部下育成で
日々悩んでいた時期がありました。

自分が良かれと思って部下に伝えていることが、
上手く伝わらない。

それどころか、言えば言うほどかえって反発され
てしまう。

■自分が一生懸命考えて、かなり気を使いながら
相手(部下)に伝えているつもりなのに、どうして
わかってもらえないのだろう?

そんな悩みを抱えながら、藁をもすがる気持ちで
人間関係にたけた信頼できる先輩経営者に思い
きって、相談してみることにしました。

ひとしきり私の胸中を伝えたところ、先輩経営者
から出てきたアドバイスが次のひと言でした。

■「それは、”あきらめる”ことですな。」

はああ・・・?

辛い心中を吐露して、意を決して相談しているの
に”あきらめろ”といとも簡単に言われてしまって
は、こちらも立つ瀬がないじゃないか。

ちょっとムッとした表情で先輩経営者を見ている
と、すかさずその先輩から出てきた言葉が秀逸
でした。

■「いやいや、”あきらめる”というのは、相手の
ことを”明らかに認める”という略語です。まずは
相手のことを受け入れ承認することで、円滑な
人間関係が築けるんじゃないですか。」

なるほど!

得てしてコミュニケーションというのは、自分の
価値観や正しいと思うことを一方的に押し付け
てしまうきらいがあるものですね。

人間関係を良好にするキーワードがあるとすれ
ば、その一つに「相手のことを承認すること」が
間違いなくあげられることをその時ハッと気づか
されました。

もし、あなたが今誰かとの人間関係に悩んで
いるとすれば、”承認”というキーワードを思い
浮かべてみてはいかがでしょうか?

きっと、何かが変わるかも知れません。

ということで、今日のところはこの辺で。

では、次回の【ライフナビ通信】をお楽しみに。

========================
◎【編集後記】
========================

考えてみれば、人間関係の一番身近な存在という
のは、家族ですよね。

特に子供への教育を考えたとき、「勉強しなさい」
とガミガミいうのが良いのかどうか。

言えば言うほど、そしてその言い方が言い返せない
ほどの正論であるほど、子どもは反発しやる気を
失ってしまうもの。

むしろ、子供のことを認め、褒めて育てることの方が
伸び伸び大きく育つということを最近よく耳にします。

そんな偉そうなことを書いている私が、実際の人間
関係で悩んでいないかというと、決してそうではあり
ません。

感謝の気持ちとともに相手を受け入れ、承認できる
心のキャパシティをもっと広げる必要があると日々
反省の毎日です。

でも、反省ばかりするのではなく、一番大事な自分
を認めてあげるということも忘れてはいけませんが。

By キーストーン | 公開日:2015年10月2日| パーマリンク

2015年11月6日【第126号】これまでのそしてこれからのご縁に感謝!

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【ライフナビ通信 第126号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2015年11月6日>

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目次
◎今日のテーマ
【これまでのそしてこれからのご縁に感謝!】
◎編集後記
◎ご応募は忘れないうちに♪ キャンペーン実施中
☆______________________★

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◎今日のテーマ
【これまでのそしてこれからのご縁に感謝!】
========================

こんにちは。

現在弊社では、毎年秋の恒例となっている日頃の
ご愛顧に感謝を込めたキャンペーンを実施中です。

その名も
~おかげさまで10周年~
これまでのこれからのご縁に感謝!キャンペーン。

2005年9月に私が生命保険会社のライフプランナー
から独立して、はや10年。

それまでの生命保険営業職としての8年半のキャリアを
加えると既に20年近い歳月が経過したことになります。

その間に多くの方々とのご縁をいただき、おかげさまで
弊社も創業当初から指向していたFP事務所としての
形がやっとここに来て整ってまいりました。

一社専属の生保営業から始めた私が、複数の生命保険
会社の商品を扱えるようになり、金融商品仲介業社として
投資・運用の世界に入り、現在では不動産に関する領域
までを網羅する総合的なFPコンサルティング会社として、
業務をすすめるに至っております。

今回のライフナビ通信では、そんな経緯を踏まえながら
ご縁の不思議さありがたさについて、お伝えいたします。

題して、
【これまでのそしてこれからのご縁に感謝!】

では、本文に入ります。

■今から思えば、一本の電話がきっかけとなり、それまでの
人生とはまったく違う人生を歩むことになりました。

あの時、生保会社のマネージャーから転職を勧める電話が
なかったら、私の人生は今ほど変化に富んだものとはなって
いなかったでしょう。

それと同時に完全歩合制で生き残りが厳しいと言われる
生保業界で何とかやってこれたことにも、ある種の感慨を
持っています。

■生保業界から広がっていった今の仕事にたどり着けた
のも様々な方々とのご縁があってこそ。

特にこの仕事は、マーケットづくりが仕事の大半を占め、
いかにお客様とのご縁の輪を広げられるかが、長くこの
仕事を続けられるかどうかのカギとなります。

そういう意味で、弊社の業務内容の変遷というのは、
お客様とのご縁の広がりから、それぞれのお客様の要望
にお応えするために何をすべきか、という課題に真摯に
向き合ってきた結果と言えます。

■生命保険を提案するにあたって、お客様のニーズに
合った商品を様々な生命保険会社から選べた方が良い。

お客様のライフプランの相談から、結婚、子育て、持ち家、
老後設計全般について、資産形成のための金融商品も
取り扱うべきである。

相続対策を考えるにあたっては、不動産対策は避けて
通れない課題で、不動産の知識経験が豊富な人材や
ネットワークが欠かせない。

■そんな思いから、扱う商品やサービス、そして各方面
での人脈が広がっていきました。

時には、本場のFPビジネスを学ぶためにアメリカに視察
に出かけました。

また、世界の金融のプロの話を聞きに香港やシンガポール
にも何度も足を運び、投資・運用の領域についてもかなり
知識や理解が深まりました。

■そして、海外で活躍する何人かの日本人経営者とも
不思議なご縁に導かれ、多くの国や地域に出かける
機会に恵まれました。

バリ島、フィリピン、ハワイ、ロスアンジェルス、タイ、
そしてマレーシアと、行った時期や地域は違えども、
彼らが扱っていたものは奇しくもすべて不動産でした。

私が会社を立ち上げて、この10年の間に混然一体の
なかで多くの経験を積んできましたが、今思い起こして
みると、すべての経験が今の仕事につながっている
ことに気づかされます。

■人生のなかでで起こるめぐり合わせというのは、偶然
のようで、実は必然の出来事なのかも知れません。

特に「将来このようになりたい」という明確なビジョンを
描けば、現実が向こうから近づいてくるという話はあな
がちウソではないようです。

まさしく“引き寄せの法則”と言われるものですね。

■私も様々なご縁から“引き寄せの法則”を感じずには
いられない経験をいくつもしてきました。

例えば、弊社で不動産のコンサルティング業務を始めた
のはつい最近のことなのですが、ここに来て一気に
不動産に関する問い合わせが急増していたり。

その問い合わせの不動産案件が弊社のお客様同士で
立て続けに売りたい人と買いたい人がつながる流れが
出来てきたり。

■そもそもキーストーンは、ひと・モノ・情報をつなげる
カナメイシの役割を果たしたいという想いで立ち上げた
会社です。

これまでのお客様と育んできたご縁を大切に守りつつ、
これから出会うお客様とのご縁の輪も広げていけるよう
お客様のご要望もしっかり受け止めて参ります。

そして、これからもお客様と様々な分野の専門家、
お客様同士のご縁をつなげるカナメイシの役割を
果たしていこうと考えております。

これまでのそしてこれからのご縁に感謝しながら。

では、本日はこの辺で。

次回の【ライフナビ通信】をお楽しみに。

========================
◎【編集後記】
========================

10月16日から始まった今年の「ご縁に感謝」キャンペーン。

おかげさまで大変好評をいただき、例年を上回るペースで
ご応募をWeb、FAX、郵送にていただいています。

私も応募用紙を1枚1枚お客様の顔を浮かべつつ楽しみに
拝読しています。

特に今回は、ご縁をいただいた当時のエピソードを書いて
いただいており、私が駆け出しだった頃の懐かしい思い出
を綴ってくれた人も多くいました。

「お昼時まで長時間かけて、お腹をグーグー言わせながら
も一生懸命保険内容を説明してくれた」というメッセージも
あり、いささか恥ずかしい限りですが、初心の頃の想いが
蘇りました。

いただいたメッセージ(公開可のみ)は、随時アップして
いきますので、よかったら一度覗いてみてください。

お客様からのメッセージはこちら↓
http://www.kanameishi.com/voice/

By キーストーン | 公開日:2015年11月6日| パーマリンク

2015年12月4日【第127号】どのように受け取るか?そこが問題!

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【ライフナビ通信 第127号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2015年12月4日>

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目次
◎今日のテーマ
【どのように受け取るか?そこが問題!】
◎編集後記
☆______________________★

========================
◎今日のテーマ
【どのように受け取るか?そこが問題!】
========================

こんにちは。

今年の流行語大賞にもノミネートされたラグビーの
五郎丸選手のルーティン。
 
プレイスキックを蹴る際、五郎丸選手がとる一連の
動作のことですが、イチロー選手などのルーティン
なども有名ですね。
 
ルーティンとは、決まったことを繰り返して行なう一連の
動作や仕事のことを指しますが、皆さんは日常生活
で意識してしているルーティンというものはありますか?
 
実は、私はこの10年近く、毎年年末に決まってやって
いるルーティンがあります。
 
それは何かというと、来年の計画を立てること。
 
来年の計画を立てるというと、なんだか仕事的な感覚
が強いように思われるかもしれませんが、実はそうでも
ないのです。
 
年間計画を立てるにあたって、まず私が最初に行うこと。
 
それは、スピリチャリストの先生に来年の運勢を見て
もらうことなんですが・・・。
 
えっ!それって神頼み?
 
そう思われるかもしれませんね。
 
さて、そろそろ今日の本題に入りましょう。
 
今日は、物事をどのように受け取るかについての話を
させていただきます。
 
題して、
【どのように受け取るか?そこが問題!】

では、本文に入ります。
 

■私が定期的にスピリチャリストの先生に運勢を見て
もらっているのは、突き詰めると受け取る力を高める
ためと言えるのかも知れません。
 
なんだか、怪しい話に聞こえるかもしれませんが、
自分では、自分を客観的に見るトレーニングをして
いると言う風にも考えています。
 
運勢を見てもらっている先生が使うのは、33枚の
カード。
 

■そのカードから【現在】【課題】【未来】について、
メッセージを導き出すのですが、そこから私がもらえる
インスピレーションは、その後大事な決断を下す時に
大きな力を与えてくれます。
 
占う手順としては、33枚のカードから3×3の9枚を
まずは伏せて並べます。
一番下の3枚のカードが【現在】、真ん中が【課題】、
そして一番上が【未来】を占うカード。
 
左下の現在カード、真ん中の課題カード、右上の
未来カードと開けていき、徐々に全体像がつかめて
きます。
 

■数年来、このカードで運勢を見てもらって思うこと
は、9枚のカード全部を開けたころには、自分のこれ
からのテーマがかなり明確に見えてくるということ。
 
しかも、それが自分の置かれている現状の問題に
とても密接につながっているように感じるので、
私のなかではそれが一種のご神託であると受け
取って、参考にしています。
 
もちろん、先生(カード)が伝えるメッセージを自分
なりに解釈して、こじつけて受け取っていると言え
ばそれまでなのですが。
 

■過去に出てきたテーマとして、端的にあてはまって
いると思えるキーワードは、「海外」、「不動産」、
「相続」、「育成事業」など。
 
その時期、その時期でまさしくその後、私がこのメル
マガで取り上げているテーマに符合しています。
 
どれも展開を始める前、もしくは展開を始めるころで
先生はそのキーワードと私の関心事が、結びついて
いることなど、知る由もないはずなのです。
 

■さて、ここで私が伝えたいことは、私が占いにはま
っているというようなことではなく、目の前のメッセージ
をどのように受け取るかによって、人生の見方が大き
く変わることがあるということです。
 
私の場合、例えば6年ほど前から海外で活躍する
日本人起業家の方々とのご縁が出来たことが、
私の人生に大きく影響を与えてくれています。
 
また、「相続」や「不動産」のキーワードがカードに
出てきた途端に絶妙なタイミングで、それぞれに
まつわるキーマンが現れたりしています。
 

■そんな不思議な体験を繰り返すうちに、引き寄せ
の法則というものの存在を確信するようになりました。
 
でも、冷静に考えてみると、自分の運勢を見てもら
おうとそうでなかろうと、日々起こる事象というのは
基本的には変わらない。
 
もし変わるものがあるとすれば、それは日々起こる
事象を自分なりにどのように受け取るか、どう解釈
するかの問題なのですね。
 

■ただ、運勢を見てもらって出てきたキーワードを
自分なりに解釈して、それをひとつの指針とすること
で、目の前の事象が自分にどんな意味をもたらすの
かを考えるようになる。
 
自分のなかで、行動指針があるのとないのでは、
全然違います。
 
効能としては、様々な判断・決断が必要になったとき
の決断力が変わってきます。
 

■自分の決断に確信が持て、ぶれない心を保つこと
が比較的できるようになったのではないかと、自分で
は思っています。
 
とは言え、私もそんなに偉そうなことを言えた義理
ではありません。
 
だって、日々の行動に確信が持てないからこそ、
定期的にスピリチャリストの先生に見てもらって
いるんですから。
 
というところで、今日のところはこの辺で。
 
次回の【ライフナビ通信】をお楽しみに。

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◎【編集後記】
========================

目の前で起こっている事象をどのように受け取るか
という考え方は、実はものごとを客観的に見る習慣
をつけていることにほかなりません。
 
様々なことの判断をし、行動を起こす場合、時として
迷ってしまう原因は、自分の感情や「我」が必要以上
に出てしまうところにあるようです。
 
いわゆる邪心というものですね。
 
そういう意味で言うと、冒頭の五郎丸選手やイチロー
選手のルーティンは、そんな邪心を取り除いて、
ぶれない心を保つための儀式のようなものなの
かも知れませんね。

By キーストーン | 公開日:2015年12月4日| パーマリンク

2016年1月8日【第128号】えっ!相続税が戻ってくるってどういうこと?

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【ライフナビ通信 第128号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2016年1月8日>

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目次
◎今日のテーマ
【えっ!相続税が戻ってくるってどういうこと?】
◎編集後記
◎相続対策セミナーのご案内
☆______________________★

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◎今日のテーマ
【えっ!相続税が戻ってくるってどういうこと?】
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あけましておめでとうございます。
 
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 
さて、昨年の秋から年末にかけて開催させていただいた
『ご縁に感謝!キャンペーン!!』
 
今回も本当に多くの方々からご応募ならびに嬉しい
メッセージの数々お送りいただき有難うございました。
 
毎年、このキャンペーン時期に久しくお会いできていな
かった多くの方からお便りをいただいて、我々の仕事が
本当に長期にわたってお客様とのご縁でつながっている
のだとつくづく感じ、ご縁の有難さを社員一同心に刻ませ
ていただいています。
 
特に今回は、私どもがそれぞれのお客様と出会った頃の
エピソードなどを交えて、心温まるメッセージをいただき
思わず当時のことを懐かしく思い出したりしています。
 
お客様からいただいた有難いメッセージは、弊社ホーム
ページの「お客様の声」に掲載させていただいています
ので、お時間が許せば、御覧いただければ幸いです。
 
「お客様の声」のページはこちら↓
http://www.kanameishi.com/voice/
 
弊社の業務は、お子様の誕生から相続のご相談まで、
まさしく「ゆりかごから墓場まで」のお付き合いをさせて
いただくことになります。
 
今年も社員一丸となってお客様の人生設計に真摯に
向き合わせていただきますので、何卒よろしくお願い
申し上げます。
 
それではそろそろ本年第1回目のライフナビ通信の
本題に入ります。
 
今回は、弊社の中心業務になりつつある相続のご相談
から見えてきた相続税の実態について、その一面を
お伝えさせていただきます。
 
題して、
【えっ!相続税が戻ってくるってどういうこと?】
 
それでは、本文をどうぞ。
 
 
■相続税の税制改正施行からまる1年。
 
この税改正によって、相続事情がどのように
変わったのでしょうか?
 
ご承知の方も多いと思いますが、相続税の基礎控除
が縮小されることによって、相続税を申告すべき
対象者が大幅に増える結果となっています。
 
 
■ある税理士事務所が発表したデータによると、
東京都在住の方に限れば、今回の相続税改正で
亡くなった方の二人に一人が相続税の申告対象
になるとのこと。
 
東京以外の他の都市は、そこまでではないにしろ
もはや相続は、昔の感覚の一部の富裕層だけの問題
ではなくなっているのです。
 
ところでみなさんは、一度申告して払った相続税が
戻ってくることがあるということをご存知ですか?
 
 
■通常、相続税の申告に関しては、税務の専門家
である税理士に依頼したら、そのあとは任せっきり
という人がほとんどのようですが、実はそこに思わ
ぬ落とし穴があるのです。
 
それはどんな落とし穴かというと、多くの人はどんな
税理士でも税務のことはすべてに精通していて、
相続のことも詳しいだろうと思われているかも知れ
ませんが、実はそうでもないのです。
 
医師に内科や外科、眼科などの専門分野があるよう
に、税理士も企業や個人事業主の顧問業務を行なう
会計・経理専門の税理士や相続専門の税理士などに
分かれています。
 
 
■もちろん、相続の申告業務を依頼するには、相続
専門の税理士を選ぶべきですが、相続専門の税理士
は圧倒的に数が少ない。
 
一般の人は、そういう背景を知る由もないので、知り
合いのツテを頼って、企業や個人事業主の顧問を
行なっている会計・経理業務中心の税理士に相続
の申告業務を依頼することが多いようです。
 
では、相続専門の税理士と会計・経理専門の税理士
に相続の申告依頼をしたとき、どこに違いが出るの
でしょうか?
 
 
■その違いの多くは、不動産の評価の仕方に出てきます。
 
相続財産は、大きく言うと預金・証券・保険等の金融
資産と不動産に分かれます。
 
金融資産は評価額がハッキリしているに対し、不動産
は評価の仕方によって、数百万円、数千万円、場合に
よっては億の単位で評価額が変わることがあります。
 
 
■納税する相続税の額は、相続財産の評価額が低く
なればなるほど、当然低くなります。
 
ということは、不動産の評価を正当に下げることが
できれば、相続税を低く抑えることができるという
ことになります。
 
それに対し、相続を専門としない税理士の多くは、
不動産の評価に関して教科書通りの計算で終わる
傾向があり、結果的に納税額に大きな差が出ると
いうわけです。
 
 
■さて、では相続税の申告を終え、納税したあとに
相続財産の評価が下げられると気づいた場合、
一旦払った相続税を取り戻すことはできるでしょうか?
 
答えはイエス。
 
相続税の申告期限から5年以内であれば、更正請求
をすることによって、還付を受けることが可能です。
 
 
■実は、弊社の相続の専門家のネットワークで、
年間400件を超える件数の還付手続きの実績を持つ
会社があります。
 
フジ総合鑑定という不動産鑑定士の会社で、グループ
内にフジ税理士法人を擁し、相続税の還付請求では
日本でトップシェアの実績を誇っています。
 
今回、フジ総合鑑定さまを迎え相続対策セミナー
を開催します。
東京開催は同代表の藤宮浩氏、大阪開催は
大阪事務所所長 住江悠氏にご講演いただきます。
 
 
 
詳細は、【編集後記】ならびに【セミナー案内】でお知らせ
いたしますので、この機会に関心がおありの方は、
ぜひご参加ください。
 
というところで、ひとまず本文はこの辺で。
 
では、次回の【ライフナビ通信】をお楽しみに。
 
 
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◎【編集後記】
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今回お届けするセミナータイトルは
「土地評価・相続税還付の実態
 ~相続税 10人に7人は納めすぎ!?~」

このような方にお奨めです!
 
5年以内に相続税を納めた方
相続財産で不動産比率が多い方
相続の専門家に相談したい方
賃貸不動産経営をされている方
相続のことに関心のある方
相続対策をお考えの方
 

大阪は1月30日(土)、東京は2月6日(土)に
開催いたします。
 
両日、私もセミナーに参加いたしますので、奮ってのご参加
お待ちしております。

By キーストーン | 公開日:2016年1月8日| パーマリンク

2016年2月5日【第129号】マイナス金利になって、今考えておくべきこと

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【ライフナビ通信 第129号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2016年2月5日>

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目次
◎今日のテーマ
【マイナス金利になって、今考えておくべきこと】
◎編集後記
☆______________________★

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◎今日のテーマ
【マイナス金利になって、今考えておくべきこと】
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こんにちは。
 
今年に入って世界的な株安、そして原油安で相場は
荒っぽい動きを見せており、申年は騒がしい年になる
というジンクス通りの展開になっていますね。
 
発端は、お隣中国経済の失速で欧州をはじめとする
世界経済に大きな影響を与えたことも一因となって
いるようです。
 
時代は、政治、経済、資源エネルギーなど世界中が
複雑なバランスで絡み合っており、何か大きな出来事
が起こると、たちまち市場が過敏に反応し、負の連鎖
を起こし始めます。
 
そんななか、日本では日銀によるマイナス金利が
発動されました。
 
本日のライフナビ通信は、このマイナス金利の影響が
どこにどのように出てくるか、私なりの視点でお伝え
いたします。
 
題して、
【マイナス金利になって、今考えておくべきこと】
 
それでは、早速本文をどうぞ。

■先週末、日銀の黒田総裁がマイナス金利政策の
決定を発表しました。
 
このマイナス金利政策によって、私たちの生活への
影響はどんなところに及ぶのでしょうか?
 
このマイナス金利、銀行が日銀に預ける場合に適用
されるもので、今のところ一般の預金利息がマイナス
となるというわけではありませんが、たちどころに様々
なところで影響が出始めています。

 
■銀行は日銀にマイナス金利でお金を預けておくより、
融資によって市場にお金を出回らせることを考える。
 
つまり、融資の利息をさらに下げてでも、一般企業や
個人への貸し出し圧力が強まることになります。
 
一般的に貸出金利が下がれば、借りたお金で企業は
設備投資や雇用確保に向かいやすくなり、また個人も
住宅ローンが組みやすくなるということで、一時的には
景気にプラス面に働くことが多いとされています。

■一方、預金金利はより下がることになるので、個人
の資産運用の環境はより厳しい状況になってきます。
 
特に大きな影響を受けそうなのが、生命保険などの
長期の貯蓄性商品。
 
基準となる長期国債の利回りが下がることで、生命
保険各社は運用難にさらされ、一時払い終身保険や
学資保険など、販売停止や予定利率の見直しが
すでにささやかれ始めています。

 
■そんななか、この運用環境で注目を集めることに
なりそうなのが外貨建ての金融商品。
 
日銀のマイナス金利導入の狙いは、景気浮揚を前提
とした円安誘導とも言われており、今後さらに円安が
進めば、外貨建て資産が相対的に資産価値を押し上
げる効果をもたらします。
 
米国などの債券市場で運用する金融商品は、日本の
債権に比べ相対的に利回りが高く、為替の妙味ととも
に運用面でも旨味があります。

 
■また、外貨建ての資産を持つことは、為替のリスク
分散という側面からも見逃すことが出来ません。
 
日本の少子高齢の人口構造はあがなうことが出来ず、
今後の生産人口の減少、年金など社会保障費の増大
を考えると、円資産だけに頼っていては将来の日本の
カントリーリスクに対応することができなくなります。
 
昔は、外貨建ての金融商品は為替によって元本割れ
リスクがあるので、よくわからない怖いものと見る風潮
がありましたが、これからは円資産だけを持っている
ことの方がむしろリスクになる時代となるでしょう。
 

■さて、では日銀がマイナス金利という異次元政策を
打ち出すなか、いかに健全に資産を守り殖やして
いけばいいのでしょうか?
 
まずお勧めするのは、何といっても自分の資産状況
をしっかり把握することから始めること。
 
そして、できればその財産の内容を一覧にして全体
を俯瞰してみると、今まで考えてもいなかった気づき
を得られることがあります。

 
■例えば、自分の資産内容のなかで預貯金、投資性
商品、生命保険、不動産の割合がどんな比率になって
いるのか。
 
意外と金融資産は預貯金だけという人を少なからず
見かけますが、そういう人はまずは手堅い貯蓄型の
生命保険からでも検討してみるのも一案です。
 
いずれにしても、今回のマイナス金利政策発動で、
今後の運用環境がさらに厳しくなってくることが
明確に予想されます。

 
■これからますます混迷を極めてくるであろう世界の
状況の中で、明日何が起こるかわからないから何も
しないでやり過ごすという選択肢を取るのか。
 
少なくとも自分で何か動いてみて、そこから得られた
学びをもとに今世界でどんなことが起こっているのか
を知る機会を得ようとするのか。
 
様々な局面でどのように行動すべきかに迷ったとき、
自分の判断が間違いないかどうかの基準になるもの
は、知識であり、今までの行動経験であり、そこから
生まれてくる知恵に勝るものはありません。

 
■今、世の中で起こっている現象が自分にとって
どんな影響があるのかについて、考えそして行動
してみる習慣を身につけることは、とても大事な
ことであるように思います。
 
少し偉そうなことを書いてしまいましたが、今回の
異例ともいえるマイナス金利の報道からつれづれ
に思いを記させていただきました。
 
というところで、今日はこの辺で。
 
では、次回の【ライフナビ通信】をお楽しみに。
 
 
========================
◎【編集後記】
========================
 
私自身、この20年来、いち投資家として様々な投資
運用をおこなってきましたが、当然そのすべてが
良い結果を残せた訳ではありません。
 
リーマンショックや大きな為替変動で損切を余儀なく
されたことも一度や二度ではありません。
 
でも、それぞれの経験は、次の投資運用をするとき
の経験智として活かされ、逆にその失敗の経験から
の方が、多くの学びを得られたという思いが強く
残っています。
 
よく栄光を手にしたアスリートが過去について語るとき、
むしろ逆境や多くの失敗のことの方が頭に残っていて
忘れられないという人が多いように、人間というのは
結局は失敗から学ぶ動物ということかも知れませんね。
 
でも、その失敗というのは、行動することによってしか
得られない産物というのも紛れもない事実ですが。

By キーストーン | 公開日:2016年2月5日| パーマリンク

2016年3月4日【第130号】人生の質を決めるもの

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【ライフナビ通信 第130号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2016年3月4日>

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目次
◎今日のテーマ
【人生の質を決めるもの】
◎編集後記
☆______________________★

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◎今日のテーマ
【人生の質を決めるもの】
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こんにちは。
 
今は、空前の猫ブーム。
 
メディアによると、昨年飼い猫の数が飼い犬の数を
初めて上回り、ペット人気NO1になったとか。
 
そういえば、最近テレビを見ているとCMでもバラエティ
番組でも、猫が出てくるシーンがやたらに多い。
 
かく言う私も家内も猫が出てくる番組があると、思わず
テレビに見入ってしまいます。
 
最近は、リビングのソファーに座っていると、我が家の
飼い猫オスのブンブンが私の膝の上に、メスのイクラが
家内の膝にちょこんと乗ってくるのが定番になりました。
 
膝の上で気持ちよさそうに丸くなって寝ている姿を見て
いると、この上なく癒された気持ちにさせてくれます。
 
何気ない日常の風景ではありますが、互いの心が通じ
合っていると思える瞬間は、人と動物のふれあいであれ、
人間同士のコミュニケーションであれ、満ち足りた感覚に
なれるものですね。
 
というところで、そろそろ今日の本題へ。
 
今回は、「人生の質」について、少し考えてみたいと
思います。
 
題して、
【人生の質を決めるもの】
 
それでは、本文に入ります。

■最近、クォリティ・オブ・ライフ「人生の質」という
言葉をよく耳にします。
 
この言葉、医療上の扱いでは、主に、重病治療後の患者
さんの生活の質を意味していますが、今回私が取り上げ
るのは、通常の生活シーンにおける「人生の質」。

さて、あなたは質の高い人生を送られていますか?

 
■失礼しました。
 
いきなりこんな質問をされても、簡単に答えが出せる
ものではありませんよね。
 
では、質問を変えてみましょう。
 
そもそも質の高い人生とは、どのような人生のことを
指すのでしょうか?

 
■経済的や物質的に満たされた豊かな人生。
 
やりがいのある仕事や趣味の世界に没頭できる
充実した人生。
 
コミュニケーションが円滑におこなわれ、人間関係が
良好でストレスがない人生。
 
自分らしく生き生きと暮らせる幸せな人生。

 
■どうでしょう。これらの人生がすべて手に入れば、
申し分ないですね。
 
でも、「人生の質」を語るうえで、実はこれらの要素
の表面的な部分だけでは、見えてこないものが残さ
れています。
 
それは、どんなことかというと、それぞれの要素に
自分なりの具体的な価値基準やイメージが持てて
いるかどうかということ。

 
■例えば、経済的や物質的に満たされた豊かな人生
というのは、収入や資産がどのくらいあれば質の高い
人生を送れていると思えるのか。
 
ある人は、年収1,000万円以上で外車や高級品を
所有しないと豊かさを感じられないのかも知れません
し、ある人は年収600万円あれば満ち足りた生活を
送れると感じるかも知れません。
 
しかし、物質的豊かさというのは、一旦手に入れて
しまうと際限なく欲求が高まり、いつまでたっても
心が満たされないということも起こりえます。
 

■また、自分らしく生き生きと暮らせる幸せな人生と
いうのも、どんな生き方が自分らしいと思えるのか
具体的なイメージを持たないことには、自分らしさ
を追求することもできません。
 
つまり、「人生の質」を考えるということは、自分の
人生の価値基準を具体的に考えるということに
実はつながっているように思います。
 
そして、自分の価値基準を人生のさまざまな分野で
考えるということが、ライフプランを考えるということ
につながっていく。
 

■自分の生きがいとなる仕事や趣味の分野で何を
目指せば、質の高い人生を送ることができるのか。
 
いつまでも健康を保てるようにどんなことをすれば、
幸せに生き生きと暮らすことができるのか。
 
自分にとって、経済的な豊かさや心の豊かさを実感
できるのは、どんな水準の生き方をすることなのか。

 
■どうでしょう?
 
こんなことを考えると、自分の人生の枠組みが
おぼろげながらでも見えてくる気がしませんか?
 
「人生の質」を考えるということは、即ち人生そのもの
について、考えるということなのかも知れませんね。
 
というところで、今日はこの辺で。
 
では、次回の【ライフナビ通信】をお楽しみに。
 
 
========================
◎【編集後記】
========================
 
「質の高い質問が、質の高い人生を創り出す!」
 
ビルクリントン元大統領やレディガガのコーチも
務めたコーチングの世界でNO1と言われる
アンソニーロビンスの言葉です。
 
かのアインシュタインもこんな言葉を残しています。
 
「もし、絶体絶命の状況で1時間の時間しか残されて
いなかったら、最初の55分は適切な質問を探すのに
費やすだろう」
 
最近、質問力という言葉も出てくるくらい、質問から
得られる効果は絶大であるということなのでしょう。
 
ということは、自分に対して良質な質問を投げかける
習慣を身に着けることで、良質な人生を手に入れる
チャンスが大いに広がるということなんですね。
 
う~ん。質問力、恐るべし!

By キーストーン | 公開日:2016年3月4日| パーマリンク

2016年4月1日【第131号】人の人生を見送るある葬儀屋さんのお話

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【ライフナビ通信 第131号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2016年4月1日>

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目次
◎今日のテーマ
【人の人生を見送るある葬儀屋さんのお話】
◎編集後記
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◎今日のテーマ
【人の人生を見送るある葬儀屋さんのお話】
========================

 
こんにちは。
 
うちの町内会で、年に一度だけ賑わう日があります。
 
それは、今週の週末に行われる桜まつりの日。
 
日頃は、人通りが少ない何気ない住宅地の坂道が
この時期だけは、鮮やかなピンク色の桜のトンネル
に変わります。
 
夜になれば、幻想的な夜桜の通り抜けも堪能でき、
週末には結構な人出となります。
 
この町内に引っ越してまだ5年足らずの新参者の
我が家では、一昨年まで見物人気分でその夜桜
をただ楽しんでいただけなのですが。
 
町内会の住民として、大事な役割があることに
やっと昨年気づきました。
 
それは何かというと、自宅の塀に夜桜の照明を
セッティングし、ご近所さんと同じように夜の時間
ライトアップして、花見情緒を盛り上げるのに一役
買うこと。
 
近くのホームセンターでサーチライトを買ってきて、
いざ点灯すると、うちの前の桜の木も見事な夜桜に
生まれ変わりました。
 
そして、今年の桜もそろそろ満開に。
 
照明のセッティングをしなくちゃいけないと思いつつ、
先延ばしの悪い癖が出ています。
 
照明のセッティングは明日やるとして、まずはこの
メルマガを書くことにします。
 
というところで、そろそろ今日の本題を。
 
今回は、昨日お会いした税理士さんから聞いた
ある葬儀屋さんの職業観についての話です。
 
題して、
【人の人生を見送るある葬儀屋さんのお話】
 
それでは、本文に入ります。

■昨日、ある人を介して税理士さんを紹介して
もらいました。
 
目的は、その税理士さんが最近ことに相続や事業
承継の相談が多くて、できればそんな案件を弊社に
手伝ってもらえないかとのこと。
 
弊社にとっても、とても有難い話なので、その
申し出を受けさせてもらったのですが、今日の本題は、
その税理士さんから聞いたある葬儀屋さんについての
話です。

 
■その葬儀屋さん、この税理士さんの顧問先との
ことで、関西のとある町でかなり評判の葬儀社の
ようなのですが、そこの社長とご家族の仕事への思い
が半端ではなく、とても心を打つものがありました。
 
会社の規模は、社長とその親族、そして何名かの
従業員さんでまわされているということで、まさしく
家族経営的な葬儀社さんのようです。
 
葬儀屋さんというと、いつ何時葬儀の予定が入るか
わからない年中無休24時間態勢の過酷な仕事の
イメージがありますが、実態はその想像をも超えて
いるようです。

■葬儀の予約が入ると、ご遺体の受け入れ、ご遺族の
部屋の手配、通夜・葬儀の時間の設定、火葬場への
送り出しと、ひっきりなしにこの流れが繰り返されます。
 
こちらの葬儀社の社長は、映画「おくりびと」で有名に
なった納棺師もされているようで、遺体を納棺するまで
の一連の仕事も丁寧にきちんとされているということです。
 
まさしくご遺体をあの世に送って、成仏していただく
厳粛な仕事であるという意識を強く持っておられる
ようです。

 
■そして、長年この仕事をしていると、遺体を見る
だけで、安らかに成仏されている方なのか、この世に
未練を残して成仏しきれていない方なのかがわかると
いうのです。
 
また、ご遺体を前にして、遺族の人間模様も様々な
状況があるようです。
 
通常、遺族は在りし日の故人の思い出ばなしを語り合い、
故人をしのぶのが一般的ですが、通夜の席で、いきなり
相続争いの兄弟喧嘩が始まることもまれにあるそうです。

■「こんなことでは故人が浮かばれない」という表現を
することがありますが、まさしくこの世に思いが残り、
昇天できない様を言うのでしょう。
 
そんななか、こちらの葬儀社さんは、ご自身達の仕事を、
それぞれの人生を終えられた方がしっかり成仏できるよう
心を込めてお送りすることを使命として、仕事に向かわれて
いるようで、私はそこに強いプロ意識を感じました。
 
ともすれば、日々の業務に追われると、つい心を亡くして
しまいがちになるもので、丁寧に心を込めてやり通すこと
の難しさを私自身感じることがよくあります。

 
■私との面談の最後のほうで、この税理士さんは、
同じくこの葬儀社を経営する社長のお姉様からこんな話
を聞いたという話をしてくれました。
 
「ついこの前、百歳の誕生日に亡くなられた老婦人の
ご遺体は、まさしく仏の世界に入られたような清らかな
顔立ちをしていました。」
 
「亡くなる前日までに遺産整理や遺書の準備を終え、
何も思い残すものがなく旅立たれ、きっと大往生
されたのでしょう。」

 
■人の人生というものは、その最期をどのように迎えるか
ということも、とても大切なことだとあらためて
気づかされた思いがしました。
 
この世に生を受けて、あの世に旅立つまでの貴重な人生を、
思い残すことなく成仏できるものにするために、このあと
どんな生き方をすればいいのか。
 
そんな思いが去来した、税理士さんとの貴重なご縁を
いただけた面談となりました。
 
ぜひ、この葬儀社の社長さんやお姉様にもお会いしてみたい
ものです。
 
というところで、今日の話はこの辺で。
 
では、次回の【ライフナビ通信】をお楽しみに。
 
 
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◎【編集後記】
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人生を百歳の誕生日で終えられたという老婦人のお話。
 
そんなことが、本当にあるんだと、私自身鳥肌が立つ
思いがしました。
 
人生百年シナリオという生き方を提唱している私と
しては、とても参考になる話を聞かせていただけました。
 
人生のゴールを百歳に置いて、ライフプランを考えるか
どうかはともかくとして、自分の人生のゴールを意識
しながら生きていくことで、様々な視点が変わっていく
ように思います。
 
私もこれからの10年間は、人生の後半をどのように
生きていくかを見定める、重要な時期だと考える
ようになりました。
 
そして、人生を終えてあの世に旅立つとき、思い残す
ことなく成仏できるように心の準備もしておきたい
ものですね。

By キーストーン | 公開日:2016年4月1日| パーマリンク

2016年5月6日【第132号】まさかの時に差がつく資産の守り方

■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□
【ライフナビ通信 第132号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2016年5月6日>

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目次
◎今日のテーマ
【まさかの時に差がつく資産の守り方】
◎編集後記
☆______________________★

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◎今日のテーマ
【まさかの時に差がつく資産の守り方】
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このたびの熊本地区を中心に九州で頻発している
地震で被害にあわれた方々に、まずは心より
お見舞い申し上げます。

このゴールデンウィークのさなかにも、不便な生活を
強いられている状況を報道等で目にするにつけ、
一日も早く平穏な日々に戻られることをを願って
やみません。

そんななか、今回の地震で自らも被災しながら、早い
段階から被災地域に物資の支援などのボランティア
活動に携わっている我々の仲間がいます。

その人の名は、岩本悟さん。62歳。

熊本でFP事務所を経営する傍ら、マンションを2棟
所有し、各種経営者の会やボランティア活動にも
積極的に参加している、まだまだ現役バリバリの
スーパーシニアです。

今日は、その岩本さんの震災の対応や日頃の活動
から、私なりに感じたことをお伝えしたいと思います。

題して、
【まさかの時に差がつく資産の守り方】

それでは、本文に入ります。

■岩本さんとは、かれこれもう十数年来のお付き合い
をしています。

互いにソニー生命出身で、独立した時期が同じ
タイミングだったこともあり、10年ほど前から急速に
交流が深まり、今では一部のビジネスで連携しながら、
仕事を進めている関係です。

そんな岩本さん、「生きがい」「健康」「お金」の観点
からも実にバランスの良い人生を送っているように
思います。

■序文で紹介したようにソニー生命から独立後は、
FP事務所を開業し、マンション2棟の賃貸収入もあり、
そのマンションの屋上には太陽光パネルも設置して、
そこからも売電収入が入ってくる仕組みもつくって
います。

それ以外にも自ら投資運用を行ないながら、顧客への
投資運用のアドバイスをする文字通りの実践型
ファイナンシャルプランナーであります。

2000年ごろにベストセラーとなった、ロバート・
キヨサキ氏の「金持ち父さん貧乏父さん」という本が
ありましたが、岩本さんはまさしくその本を読んで
大きな影響を受け、今の状況をつくったと以前私に
話してくれたことがありました。

■実は、岩本さん。それ以前は、普通の会社勤め
の人達と生活ぶりでも収入の面でもそんなに違い
がなかったようなのです。

自分の老後の生活設計のために、まずは中古の
アパートを借金をして購入したことから、岩本さん
の収支バランスが大きく変わり始めました。

岩本さんは、そのアパートを振り出しにその後より
収益性の高いマンションに不動産資産を組み替え、
自宅の敷地にも自宅併用マンションを建てました。

■最初の中古アパートに投資をして、17年の間に
岩本さんは、まさしく「金持ち父さん」の領域に到達
したようで、必要以上にあくせく働くことなく、
仕事とボランティアを上手に両立させています。

そんななかで、起こった今回の熊本地震。

もちろん、私も岩本さんのことが気になって、混乱
が収まるタイミングを待って、本人に電話をして
みたのですが・・・。

■「家財は足の踏み場もないほど、ぐちゃぐちゃの
状態ですが、おかげさまで家族も皆無事です。」

岩本さんのいつもと変わらぬ元気な声を聞いて、
私もホッとしたのですが、その後の彼の献身的な
地域ボランティアの活動ぶりに、私は感じ入る
ものがありました。

フェイスブックで配信される彼からの情報の数々。
地域の方々に協力を得ながら支援物資を手配し、
被災地に届ける岩本さんの姿がそこにありました。

■「私が被災して、同じ立場だったら、どうする
だろうか?」
ふと、そんな思いが私の頭をよぎりました。

①まずは、自分と家族の安全の確保。
②そして、社員及びお客様の安全状況の確認。
③次に会社の今後の経営について。

それらに前後して被災した方々へ自分たちでできる
ことを考える。

■たぶん、こんな手順で考えるだろうと思ったの
ですが、岩本さんと私の間に決定的な違いがある
ことに気づかされました。

それは、岩本さんは、FP事務所のほかにいくつ
ものお金が入る仕組みをつくっているということ。

もし、うちの会社が震災などで業務ができなく
なってしまった場合、自分がボランティア活動に
参加するという心の余裕が生じるだろうか?

■日頃、お客様のリスクマネジメントの話を
していながら、会社としてのリスクマネジメント
をしておく必要を今更ながら感じた次第です。

今の世の中、震災をはじめテロや国際紛争の
脅威、政治や経済の不安からくる金融暴落など、
いついかなるリスクが発生しても不思議では
ない時代。

どんなことが起こっても、その事態に対応できる
ような資産の守り方について、さらに研究を進め
る課題がまたひとつ見えてきました。

この話は、編集後記でもう少し触れさせていた
だきます。

というところで、今日の話はこの辺で。

では、次回の【ライフナビ通信】をお楽しみに。

========================
◎【編集後記】
========================

私は、今まで個人や法人のリスクマネジメント及び
資産を守る方法として、生命保険や投資信託など
いわゆる金融商品を提案の柱にさせていただいて
いました。

ところが、ここのところの日銀のマイナス金利政策
や金融市場の下落などにより、金融商品だけで
資産運用しておくことのリスクを最近ことに感じる
場面が多くなっています。

ここ数年来、弊社では相続事業承継での相談が
増えていますが、そこで必ずと言っていいほど
出てくるのが、不動産の有効活用について。

不動産については、相続時に家族で分割しにくい、
流動性において現金化しにくいなどのデメリットも
ある反面、堅実な物件であれば、安定的な賃貸
収入を得ることができる、リーマンショックなどの
金融市場暴落時でも、比較的値動きが少ないなど
のメリットを享受できることもあります。

不動産は、多額の資金を必要とするため、一般の
方々には手を出しにくい資産であることは間違い
ありませんが、不動産を金融商品化したような
REITなどを検討することも一案です。

昔から資産三文法といって、金融資産だけではなく、
不動産などの異なる性質の資産に分散投資する
ことの重要性が叫ばれてきました。

年々混迷を極めていく世界情勢のなかで、弊社では
まさかの時にも資産を守れる方法について、不動産
に限らず商品研究を進めてまいりますので、資産に
関して何か気になることがあれば、いつでもお気軽
にご相談ください。

By キーストーン | 公開日:2016年5月6日| パーマリンク
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