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    ■キーストーン通信
    相続や事業承継対策をお考えの方に知っていただきたいテーマを取り上げ、税理士・司法書士がわかりやすく解説しています。
    執筆いただいているのは、相続・事業承継案件を数多く手がけ現場を知り尽くしている先生方です。

    愛和税理士法人 代表税理士 岡田 隆先生
    愛和税理士法人 社員税理士 戸﨑健志先生

    杠(ゆずりは)グループ 代表/司法書士 川原田 慶太先生
    ※2022年10月、司法書士法人おおさか法務事務所から、
     杠司法書士法人及び司法書士法人ゆずりは後見センターへ改組しました。



    ■ライフナビ通信
    事業承継・相続対策・ライフプランニングにまつわるお話し、その時々に思うこと・感じること・伝えたいことを各人のことばで綴っています。
    2010年10月創刊号から2018年7月までは代表石野が、以降はコンサルタントやスタッフが持ち回りで執筆しました。

投稿者別アーカイブ:キーストーン

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2015年1月9日【第113号】『お金の定期検診』の効果効用について

■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□
【ライフナビ通信 第113号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2015年1月9日>

☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【『お金の定期検診』の効果効用について】
◎編集後記
☆______________________★

========================
◎今日のテーマ
【『お金の定期検診』の効果効用について】
========================

明けましておめでとうございます。
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

この年末年始、いかがお過ごしでしたでしょうか。
曜日のならびも良かったので、9連休という方も多かった
かも知れませんね。

弊社でも、日頃頑張ってくれている社員に年末年始くらいは
ゆったり過ごす時間を設けるために、9連休とさせていただき
ました。

私もおかげさまで、この年末年始は比較的ゆっくりさせて
いただいたのですが、私はここ十数年来、年末に家の大掃除
もそこそこに、部屋に籠ってあることをしています。

それは何かというと、『お金の定期検診』。

あまり耳慣れない言葉かも知れませんね。

すみません、これは私が勝手に名づけた表現ですが、
かんたんに言うと自分の資産状況の棚卸しのこと。

銀行、証券、生命保険、そして不動産や住宅ローンなど。

ひとつひとつの取引き残高や現在の資産価値などを
エクセルに入力し、それを円グラフにして資産バランスを
見ていくのです。

これを健康診断のように定期的に続けていくと、徐々に
お金に対する意識が変わってくることがわかります。

ということで、年始早々のライフナビ通信は、
『お金の定期検診』についてのお話です。

題して、
【『お金の定期検診』の効果効用について】

では、本文に入ります。

■あれは、2001年の年末のことでしたから、もう14年
続けていることになります。

お金に関わる仕事をしていて、お客様の資産管理の
話を常々話している自分が、実は今資産がいくらある
のかを把握していないことに気づき、唖然としました。

今、自分の財産っていくらあるのだろう?

■この質問を投げかけて、四十代以上の人で、即座
に最後の百万円の単位くらいまでを正確に答えられ
る人は、たぶん少ないと思います。

特に持ち家をしてローンを借りている人なら、住宅
ローンの残高と住宅の資産価値を相殺しないといけ
ないので、なかなかわかりづらくなるんですよね。

ましてや、株や投資信託などをしている人は、日々
刻々、資産価値が変わってきますので、資産残高
を把握するのが、とても難しいことになります。

■また、生命保険にいたっては、今自分が死亡したら
いくらの保険金が入るかを理解していても、解約した
ときの返戻金がいくらあるのかについては、保険会社
に聞かないとわからないという人がほとんどのはず。

そのうえ、その生命保険やその他金融資産が、外貨
建てのものとなると、もう訳がわからなくなってくるかも
知れませんね。

何を隠そう、私も自分の『お金の定期検診』を始める
までは、偉そうなことを言えるほど正確に自分の資産
を把握していたわけではありませんでした。

■そんな私が、お金の定期検診を毎年末にやりだして
お金に対する感覚が、だんだん変わっていったのが、
今となっては良くわかります。

自分の健康状態を調べるために、毎年定期検診を
するように、お金の定期検診をしていくと、全体の
バランスやそれぞれの数値(資産額)の異常値が
気にかかるようになってくるのです。

ここからは、お金の定期検診を健康診断結果に
例えてお話してみましょう。

■まず、健康診断で一番気になるのは、体重が増えた
か減ったかですよね。

健康診断の場合は、自分の理想の体重からのギャップ
がひとつの健康のバロメーターとも言えますが、ことお金
については、総資産額の増減が資産形成の健全度を
示すバロメーターと言えます。

体重にしても、お金にしても自分の理想とする数値を
常に意識しておくこともとても重要な要素です。

■体重を管理するためには、日々体重計に乗ることで
理想の体重とのギャップが意識できますし、お金に関し
ては、資産一覧表をつくることで、自分の財産状況の
推移を知ることが出来るのです。

また、財産一覧表をつくることで、資産状況のバランスも
測ることができます。

ちなみに私は、主に次の3つの資産バランスを円グラフ
にしてバランスの良い運用になっているかどうかを見て
います。

■ひとつは、預貯金、投資商品、生命保険、そして不動産
を合わせた資産全体のバランス。

ふたつ目は、投資商品がどんな運用先で運用されている
かを知る運用バランス。これがいわゆるポートフォリオと
言われるものです。

そして、3つ目は資産全体のなかで、円資産と外貨建て
資産がどのようなバランスになっているかと言う為替の
バランス。このバランスは、これから先ますます重要な
要素になってくると思われます。

■健全に資産形成をしていくためには、まずは自分の
資産状況を一覧にすること。そしてその資産一覧を
定期的に更新していくこと。

そうすることで、時系列で自分の資産状況の推移が
見えてきて、将来の資産形成のあるべき姿がおぼろげ
ながらでも見えてくるものです。

そんな『お金の定期検診』を繰り返していき、自分の
資産形成の目標を掲げると、きっと皆さんもその
目標に自然に近づいていくようになると思います。

というところで、今日のところはこの辺で。

次回の【ライフナビ通信】をお楽しみに。

========================
◎【編集後記】
========================

私の『お金の定期検診』の推移は、2・3年前までしばらくは
一進一退を繰り返していたのですが、この2年間で一気に
プラスに転じました。

その一つの要素は、世界及び日本の株式相場が上昇し、
投資商品が総じて値上がりしたことによるところが大きく、
また世界の金利情勢が下げていることから、以前から
投資していた債権価値が相対的に上がったことも影響
しています。

そして、もう一つは、この2年間で為替相場が大幅な円安
に向かったことで、外貨建ての運用が為替の影響だけで
も大きなパフォーマンスを上げられたこと。

これからの資産形成は、やはり貯蓄からある程度の投資
についても考えないといけない時代になっていると感じます。

そういうこともあり、弊社ではこれからの投資運用について
みなさまに考えていただく機会を持っていただくべく、
新春ティータイムセミナーを開催させていただきます。

また、この日のセミナー企画として、昨年相続対策のポイント
となる、贈与税申告のワンポイントセミナーも併せて開催い
たしますので、ご関心がある方はどうぞご参加ください。

By キーストーン | 公開日:2015年1月9日| パーマリンク

2015年1月23日【第114号】人生は逆算で考えると面白い!

■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□
【ライフナビ通信 第114号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2015年1月23日>

☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【人生は逆算で考えると面白い!】
◎編集後記
☆______________________★

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◎今日のテーマ
【人生は逆算で考えると面白い!】
========================

こんにちは。
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

1月も気が付けばもう20日過ぎ。

1月は正月休みがあるということもあって、何となくのんびり
時間が流れているように感じます。

私は、毎年その1月に1ヶ月かけて、1年間の事業計画を
立てるようにしているのですが・・・

事業計画というと聞こえはいいですが、毎年「えいやー」って
いう感じで大きな目標を掲げて、それを眺めてはその目標
がさも行ったような気になって、ひとりしたり顔をしています。

翌年、その成果を見てみると、多くの場合達成率は7割程度
というのが関の山だったりするのですが。

でも、それで良しとしよう。

と、最近開き直って考えるようになりました。

毎年、目標を意識して仕事をしていると、数年前に立てた
目標から、かなりレベルが上がった目標になっていることに
気づかされます。

仕事も人生も何がしかの目標を持って、日々過ごしていると、
今までと違った景色が見えてくることがあるものです。

ということで、今日は目標を持って日々を過ごしてみるという
ことについて、考えてみたいと思います。

題して、
【人生は逆算で考えると面白い!】

では、本文に入ります。

■目標を立てること。

なんだかめんどくさいな。

と、思うかもしれませんね。

■でも、私がここのところ相続の相談で数多く接している
70代80代の高齢の方々で若々しく元気に過ごしている
人を見ていると、ある共通の特徴があるように思います。

それは、どんなことかと言いますと、人生にハリを与える
ような目標を持って生きておられるということ。

特にご婦人方は、とても活動的で好奇心が旺盛で、しかも
勉強熱心。

■例えば、お話を伺ったある80代のご婦人は、1年くらい先の
世界一周のピースボートを早割で申し込んだうえに英会話
の勉強にも通っておられるとか。

こうなると、旅行の日までにおちおち病気なんてしていられ
ませんもんね。

そういう意味では、目標を持つことは元気の秘訣と言えるの
かも知れません。

■「目標」というと、少し窮屈な感じがするようなら、
「楽しみ」と置き換えて考えてみても良いでしょう。

それが、生きがいにつながるような「楽しみ」だと人生に
豊かさを与えてくれますよね。

その「楽しみ」が、趣味であったり、社会貢献(ボランティア)
であったり。

■以前、このメルマガで弊社が提唱する「人生百年シナリオ」
というお話しをさせていただきました。

超高齢社会となった日本では、人生80年90年は当たり前に
なりつつあります。

どうせ長生きするなら、人生のゴールを百歳に設定して、
そこから逆算して、人生シナリオを考えると、面白い発見
があるというお話しです。

■仕事などリタイアしたあとの人生を「余生」すなわち余った
人生と呼ぶことがありますが、人生のゴールを百歳で設定
すると65歳の方なら、まだ35年あるわけです。

仕事をリタイアした65歳の方が、余生を過ごすという発想で
生きるのか、まだ人生の7合目にも達していないこれからの
人生をどう生きようかと考えるのか?

自ずとその生き方の選択肢が変わってくると思いませんか?

■これから35年、どんな生きがいを持って生きていこうか?

まだ、人生が35年あるとしたら、健康やお金についても
しっかり考えておく必要がありそうだし。

人生のパートナーとの接し方や時間の過ごし方についても
考え方が変わるかもしれませんね。

■今、私が中心業務としている相続対策の相談は、とかく
終活など、人生の終わりに向かっていくというイメージを持た
れがちですが、人生を百年シナリオで考えると見方も違った
ものとなってきます。

本来家族で考える相続対策と言うのは、子供たちから
「長生きしてくれて良かったね」と、言ってもらえることを
目指すべきだと私は考えます。

相続対策も突き詰めると、人生の集大成であるご自身の
ライフプランを考えることを意味するのですから。

というところで、今日のところはこの辺で。

次回の【ライフナビ通信】をお楽しみに。

========================
◎【編集後記】
========================

前段で毎年1月に事業計画を立て、翌年その成果を見て
みると、達成度は概ね7割程度と書きました。

でも、昨年の成果を振り返ってみると、年始に立てた目標
とは、まったく違ったものが生まれていることに自分自身
驚いています。

そのひとつは、昨年の年始時点では考えてもいなかった
東京オフィスの開設が決まり、2月から正式稼働するように
なったこと。

そして、もうひとつは、昨年大阪・東京の2か所でそれぞれ
2回開催した「相続資産コンサルタント養成講座」の受講生
が延べ二百名を超え、今年1月からその卒業生を対象に
『相続資産コンサルティング研究会』というコミュニティが
立ち上がったこと。

これは、私の事業計画のなかにここ数年「相続・事業承継」
というキーワードを入れており、その目標の内容が年々高く
なってきたからこそ、生まれてきた産物なのだとあらためて
感じています。

想い(目標)を持って生きていると、時の流れが背中を押し
てくれるということが起こるのかも知れませんね。

By キーストーン | 公開日:2015年1月23日| パーマリンク

2015年2月6日【第115号】2月4日の立春に東京オフィスを開業しました

【ライフナビ通信 第115号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2015年2月6日>

☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【2月4日の立春に東京オフィスを開業しました】
◎編集後記
☆______________________★

========================
◎今日のテーマ
【2月4日の立春に東京オフィスを開業しました】
========================

こんにちは。
キーストーンの石野です。

2月に入ってもまだまだ寒い日が続きますが、2月4日の
立春を過ぎれば暦の上ではもう春。

新しいことを始めるには、良い時期なのかもしれません。

ということもあり、弊社キーストーンは東京大手町への
引っ越しを2月4日に済ませ、大阪オフィスと並行して、
東京でのFP業務を本格的に開始する運びとなりました。

昨年の夏過ぎからにわかに降って湧いたように出てきた
東京オフィス開設の話。

昨年の今頃は、まったく考えてもいなかった東京への
進出なのですが、そこに至るまでには、いくつかのめぐり
あわせがありました。

ということで、本日は、弊社が東京オフィス開設に至った
経緯について、お話をさせていただきます。

題して、
【2月4日の立春に東京オフィスを開業しました】

では、本文に入ります。

■人生には、自分でも思いもしない展開に身を任せて
転換期を迎えるということがあるものですね。

そう、弊社の今回の東京進出の流れが、そうなのかも
しれません。

思えば、昨年来のさまざまなめぐりあわせが、ひとつの
流れをつくっていったように思います。

■「うちの会社も東京オフィスをつくりましょうよ。」

ある社員のほんの一言から始まった東京進出の話。

最初は、ありえないと思っていたことが、半年後にはもう
開業にまで至っているのですから、世の中何が起こるか
わからものですね。

■もともと、関東方面には私の生保時代からのお客様が
少なからずいるため、かなりの頻度で私並びに社員が
東京出張はしていたのですが。

その東京出張の頻度が高まるにつれ、関東のお客様を
専門にフォローする必要性を社員が感じ、オフィス開設
の声が出てきたというわけです。

そこに旧知の仲間で研修事業を手掛けている大坪勇二氏
から、「東京でFP事業を一緒にやらないか」という打診を受け
本気モードのスイッチが入りました。

■大坪氏とは、FP向けの「相続資産コンサルタント養成講座」
という研修を昨年春から手掛けており、大阪・東京で各2回
開催された卒業生が全国で200名を超える状況となっています。

この講座、今年以降も継続開催することが既に決定している
のですが、講座卒業生が継続的に集まる勉強会組織も1月
に立ち上げ、全国のFPメンバーとの相続コンサルティングの
コミュニティが形成されつつあります。

そのコミュニティを継続発展させるためにも、東京での拠点
づくりが急務となりました。

■そんなタイミングでもうひとり、共同経営者として参画して
くれたのが花田敬氏。

花田氏は、大坪氏と同様にFP向けの研修事業を手掛ける
かたわら、とある大学の講師を務め、大手金融機関にも
太いパイプを持つ多才な人物です。

大坪氏、花田氏、そして私とタイプの違う面々が、相続の
コンサルティングができるFP事務所の本格稼働に向け、
東京オフィス開設の話が一気に進んでいきました。

■東京オフィス開設が決まれば、あとは事務所探し。

12月に1か月かけて、都内各地を見て回りましたが、最終的
に東京駅からも至近で大手町の駅直結のオフィスビルの条件
が最適と判断し、東京の拠点が確定しました。

そんなこんなの怒涛のような年末年始を過ごして、2月4日の
立春の日のオフィス開設と相成った次第です。

■オフィスという器は決まったものの、いざこれからが本番。

全国の相続資産コンサルタント養成講座の受講生とともに
相続問題に悩んでいる方々の強い味方となるべく、研鑽を
重ねて参ります。

まさに「相続」の話題がメディアをはじめ、様々な場面に頻繁
に登場する時代。

■この1年でどれだけのことが我々の力でできるものか、大いなる
チャレンジの年として参りたいと考えています。

昨年来、「相続」というテーマに偏重しているとお感じの読者の
方も多いかもしれませんが、そこはご心配なく。

「相続」は、あくまで私たちの目指すライフプランニング相談の
集大成であり、それまでのライフプラン全般のFP業務も決して
おろそかにしているわけではありませんので。

というところで、今日のところはこの辺で。

次回の【ライフナビ通信】をお楽しみに。

========================
◎【編集後記】
========================

東京都千代田区大手町1-5-1
大手町ファーストスクエアイーストタワー4階

弊社キーストーンが東京オフィスを構えた住所です。

この地は、私が大学を卒業して最初に就職をしたアパレル
会社の本社から徒歩10分足らずの思い出深い場所です。

皇居からも近く、最近は東京駅周辺の再開発で新しいビル
の建設も進んでいます。

関東圏にお住まいの方や東京にお越しいただける方であれば
こちらのオフィスでライフプランの相談をさせていただきますので、
ぜひお気軽にご連絡ください。

ご連絡は、0120-140-439 にてお待ちしています。 

By キーストーン | 公開日:2015年2月6日| パーマリンク

2015年2月20日【第116号】幸せに生きる秘訣があるとすれば・・・

■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□
【ライフナビ通信 第116号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2015年2月20日>

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目次
◎今日のテーマ
【幸せに生きる秘訣があるとすれば・・・】
◎編集後記
☆______________________★

========================
◎今日のテーマ
【幸せに生きる秘訣があるとすれば・・・】
========================

こんにちは。
キーストーンの石野です。

前回号で報告させていただいた東京オフィス開設の話。

多くの方々から、お祝いのメールやお花など、お気遣い
いただき誠に有難うございました。

いやあ、本当にありがたいと言いますか、気にかけて
もらって、とても嬉しい気持ちになりました。

もちろん、それぞれの方々にお返事はさせていただき
ましたが、この場をお借りして、あらためて「感謝」の
気持ちを伝えさせていただきます。

「ありがとうございます。」

人の感情というのは、ちょっとした言葉のやりとりだけで、
とても幸せな気持ちにしてくれたりするものです。

「あなたのことを気にかけていますよ!」

そういうメッセージが、人と人とのコミュニケーションを
円滑にしてくれるんですね。

そういう意味では、日頃の挨拶やちょっとした声がけが
人間関係を良好に保つ秘訣なのかもしれません。

ということで、本日は、人が幸せな気持ちになれる心の
メカニズムについて、少し考えてみたいと思います。

題して、
【幸せに生きる秘訣があるとすれば・・・】

では、本文に入ります。

■あなたが、「幸せ」を感じる瞬間ってどんなときですか?

家族や仲間、もしくは一人で
楽しいひとときを過ごしたとき!

おいしいものを食べているとき!

欲しかったものが手に入ったとき!

夢が叶ったとき!

■ひとそれぞれ、幸せを感じる瞬間というのは、様々な
シチュエーションが考えられることでしょう。

私事で恐縮ですが、今日は私が先日実感した、ささやか
ながらほっこり幸せな気分になれたシチュエーションに
ついて、話をさせてもらいます。

犬も食わないそんな内輪話でありますが、暫しのあいだ
お付き合いください。

■先日、何気なく長男とテレビを見ていると下関の漁港
の、獲れたてのフグのせりのシーンに遭遇しました。

日頃、ほとんど会話のない親子の重苦しい雰囲気の中で、
ふと私の口からついて出てきた言葉が、

「久しぶりにフグでも喰いに行くか?」

■長男がその言葉に珍しく反応して、私の顔を見ることも
なく、「うん」のひと言。

実はずいぶん前から、「1年に一回くらいは両家の親も誘っ
て、一緒に食事会でもしよう」と、言っていたにも関わらず
忙しさにかまけてその約束を反故にしていたこともあって、
長男の同意で、3日後に会食が実現することになりました。

あいにく京都で下宿している次男は、バイトと重なっていた
ために参加できませんでしたが、うちの親子3人と家内の
両親、私の母の6名でのフグづくしのコースを堪能しました。

■フグづくしのコースと言っても、そこは住宅街のマンション
の地下にある居酒屋に毛が生えたようなお店で価格もフグ
にしては、とてもリーズナブル。

ビールから始まって、ひれ酒の頃になると家内の父親が
上機嫌になって、「孫にも会えたし、こんないい店に連れて
来てもらって、ツヨシさんのおかげです。ねえお母さん。」

と、うちの母に話を向けると、母は、
「いやいや、日頃から良くしてもらっているノリコさん(家内)
のおかげ」と言う母の声にかぶせるように私が、
「そんなノリコさんを生んでくれたお父さん、お母さんの
おかげです。」と、酔っていなければ恥ずかしくて到底口に
出せないような言葉を思わず発していました。

■と、まあ会食の後半は、婿褒め、嫁褒め、親褒め合戦の
様相を呈してきて、はたで他人が聞いていたらさぞかし
滑稽な風景だったに違いないと、今思い返すと冷や汗もの
ではあるのですが。

店を出て寒空のなか、最寄りの駅に向かう家族6名全員が
ささやかながら幸せを実感できたひとときでありました。

おいしいものを食べて、酒が入り、爺ちゃん婆ちゃんと孫
との家族団らんという幸せを感じるシチュエーションが
そろっていたと言えばそれまでですが。

■特にその日の朝も、ちょっとしたことで言い争いになり、
険悪な雰囲気になっていたはずの私と家内の関係が、
会食後自宅に帰った時には、スッキリと仲直りしている
のですから、人間の感情というのは不思議なものです。

今、振り返って考えてみると、朝の段階で夫婦関係が
険悪になったのは、ちょっとした家内への不平のひと言が
引き金になり、その不平の反発として、家内から私への
不満が噴出して、不満の言い合いで平行線をたどった。

それに対して、夜の会食の時は、それぞれに対する感謝
の気持ちを素直に伝い合えた。

■不満を伝えるのか、感謝を伝えるのか?

コミュニケーションの取り方で、結果がこれほどまでに
違ってくるものなのですね。

ならば、幸せに生きるためには、どんなことを心がけて
いけばいいのか、おのずとわかろうかというものですが、
私自身人間として、まだまだ修行が足りないようです。

毎朝、出社した際、神棚に手を合わせて、
「感謝、感謝、感謝」と心の中で唱えているんですがね。

というところで、今日のところはこの辺で。

次回の【ライフナビ通信】をお楽しみに。

========================
◎【編集後記】
========================

幸せに生きる秘訣があるとすれば・・・

日頃から何かにつけ不平不満を言って、周りの人を
不愉快な気持ちにさせるのか。

いつもニコニコして、「ありがとう」の言葉を伝える習慣
を身に着けるのか。

人間の感情というものは、ちょっとした言葉のやりとりで
どんな風にでも変わるものなんですね。

置かれた状況が同じであっても、心の持ちようによって
イライラして不機嫌な気持ちになったり、穏やかな気持ち
で幸せを感じていることができたりする。

たとえ、他の誰かに言いたいことがあったとしても、
それを不平不満という形で伝えるのではなく、
「あなたのことを気にかけていますよ!」という思い
を持って、接することで人間関係が劇的に変わる
ものなのかも知れません。

「言うは易し、行うは難し」

わかっていることでも、それを無意識の領域にまで習慣化
させることというのは、本当に難しいものですね。

By キーストーン | 公開日:2015年2月20日| パーマリンク

2015年3月6日【第117号】あなたは、どんな基準で病院を選びますか?

■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□
【ライフナビ通信 第117号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2015年3月6日>

☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【あなたは、どんな基準で病院を選びますか?】
◎編集後記
☆______________________★

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◎今日のテーマ
【あなたは、どんな基準で病院を選びますか?】
========================

こんにちは。
キーストーンの石野です。

先月このメルマガで、東京オフィス開設というものごと
をスタートさせる話をさせてもらいましたが、この2月に
私が始めたもうひとつのことがあります。

それは何かというと、フィットネス通い。

厳密にいえば、再開ということになるのですが、フィット
ネスクラブに4年ぶりに通い始めました。

前回は、職場の近くで通っていたフィットネスが急に
移転となってしまい、場所が遠くなったのでやむなく
解約となったのですが。

今回は、職場の近くではなく、自宅からほど近いフィット
ネスにしたところ、この1か月余りで既に10日以上通って
おり、ちょっとハマっている状態です。

それにしても、気持ちいいもんですね。

30分ランニングマシーンで汗をかいた後のサウナ風呂
というのは。

昔は、目標体重なんかを決めて、意地になってメニュー
をこなしていた感じだったのですが。

今回は、あまり肩ひじ張らず、気分転換になるように
気軽な気持ちで通っています。

歳を重ねるごとに、自分の身体や健康に対する意識も
変わってくるものですね。

ということで、今回は前々から書きたいと思っていた
「病気」と「健康」についての話題を少し取り上げさせて
いただきます。

題して、
【あなたは、どんな基準で病院を選びますか?】

では、本文に入ります。

■通常のときは、まったく気にもかけなかったことが、
ある時を境に大きな関心事になることはありませんか。

たとえば、病気になったとき。

そして、その病気が 重篤な状況になる可能性がある
場合などはなおさらですよね。

■そんなとき、重要になるのは病院選び。

実は私、3年前の健康診断の時に眼科での異常が
見つかり、それ以降定期的に検査通院をしていた
のですが、出てきた診断内容は○○症の疑い。

具体的な病名まで書くと生々しくなるので伏字に
させていただきましたが、部位が部位だけに疑い
という言葉がとっても気になっていました。

■通っていた病院は大規模の総合病院だった
のですが、1年ほど経った時にそこの担当医から
出身大学の附属病院での精密検査を勧められ、
1日がかりの精密検査を受け直しました。

その病院の検査機材は、前に受けたものより
設備が整っており、同じ検査でもこれほど感じる
ストレスが違うものかと、病院の医療設備の充実
度というのは病院を選ぶうえで重要な要素なのだ
ということをことのほか実感しました。

また、診察してくれた医師も、この病名の患者を
特に多く見ているということで、受け答えの言葉
ひとつひとつにとても説得力があり、医師の場数
の多さが患者に安心感を与えてくれることも身を
もって経験しました。

■そのうえでその先生から出された診断内容は、
「まだ、本格的に治療をする段階ではないので、
もうしばらく様子を見てみましょう」とのこと。

健康診断でいうところの「要経過観察」という感じ
なのでしょうか。

重篤な段階に至っていなかったと、少しホッとした
反面、患者心理とはおかしなもので、いっそ根絶
的な治療をしてもらえたら、スッキリするのにと
ちょっと残念な気すらしていました。

■「しばらく様子見を」と言われたことで気が緩んだ
のと、仕事が立て込んでいることで、それ以降もと
の病院に何度か検査通院をしてはみたものの、
いつしか病院から足が遠のいてしまっていました。

そんなある日、テレビで私が罹っている病名の特集
をやっていたので、関心深く見ていると、「この病気
は、放置すると最悪失明に至る」と、ドキッとする
話がでてきました。

以前、医師からもそのようなことを言われた覚えが
あったのですが、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」で、
1年以上放置していたのを悔いながら、これを機会
に再度受診することにしたのです。

■最近は、ネットで「○○症全国病院ランキング」など
と検索すると、年間の施術数など客観的なデータが
とれるので、それを参考に今回は「○○症」に関して
関西で1・2の実績を誇る病院で診てもらい、症状が
進んでいればそこで治療をしてもらおうと決心しました。

ただ、問題は今通っている病院に失礼にあたらないか
という点。

思い切って、病院に行って正直にその旨の話をすると、
まったくわだかまりなく紹介状を書いてくれました。

■先日、そこで丸一日かけて、また同じ精密検査を
したのですが、そこでも大きな気づきがありました。

この病院、遠くからでも患者さんが通ってくる名だたる
国立病院なのですが、まず検査機材が最新鋭の設備
で、医療水準の高さがそれだけでわかりました。

次に精密検査の流れが、仕組みとして出来上がっていて
それぞれの担当の先生の対応もそつがなく、おかげで
病院での検査特有の待ち時間に対するストレスもそんな
に感じずに過ごすことができました。

■最後に診察してくれた先生は、一日中この病気の患者
さんと向き合っているようで、検査結果のデータを見ながら
非常に的確なアドバイスをしてくれました。

「○○症の症状が幾分進んできているようですね。治療法
は、うちの病院でなくても町の眼科医でも同じですので、
紹介しましょうか」という内容。

自宅から離れた国立病院に朝早くから行って、一日かけて
出てきた診察の内容が、「町の眼科医を紹介しましょうか」
には、いささか拍子抜けしましたが、とても安心した気分に
なれました。

■これでもとの病院で、心置きなく治療をお願いすることが
できそうです。

個人的な話ではありましたが、今回はいざという時の病院選び
についての情報として、参考にしていただければと思い、お話
させていただきました。

というところで、今日のところはこの辺で。

次回の【ライフナビ通信】をお楽しみに。

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◎【編集後記】
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どの業界にもその道のプロ中のプロと言われる人は
いるものですね。

医業で言うと、さしずめ「神の手」と言われる心臓外科や
脳外科の名医は、まさしくプロ中のプロと呼ばれるに
ふさわしい仕事ぶりをされているのだと思います。

でも、そんな名医も何十年もその道一筋に日々研鑽を
積み重ね、様々な場数をこなし、経験に裏打ちされた
からこそ出てくる実績の重みというのがあるのでしょう。

プロとしてのしっかりとした知識は、もちろん必要ですが、
それ以上に大切なのは、場数をいかに踏んで様々な
状況でも対応できる応用力なのかも知れません。

私も長年お客様とライフプランの相談業務をさせていただいて
きて、最近コンサルティングをするうえで、もっとも必要なのは
過去の相談の積み重ねから出てくるひらめきや応用力では
ないかというように感じるようになりました。

私自身、ライフプランのコンサルティングに関しては、プロ中の
プロと言われる存在になることを目指して、日々研鑽をして
いるつもりですが、まだまだ道半ば。

新たなる高みを目指して、精進しているところです。

By キーストーン | 公開日:2015年3月6日| パーマリンク

2015年3月20日【第118号】風に立つライオンのように

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【ライフナビ通信 第118号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2015年3月20日>

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目次
◎今日のテーマ
【風に立つライオンのように】
◎編集後記
☆______________________★

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◎今日のテーマ
【風に立つライオンのように】
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こんにちは。

キーストーンの石野です。

前回号のメルマガで、病院選びについての話題をお届け
させていただきましたが、先週前々から見たいと思って
いた映画を見て、ちょっと考えさせられました。

「風に立つライオン」

さだまさしさんが、1987年に出した10分近くある歌の題名
ですが、アフリカ・ケニアで国際医療活動に従事したある
日本人医師の実話にもとづく壮大な楽曲です。

その歌にさだまさしさんの映画に出演したことのある
大沢たかおさんが惚れ込んで、さださんに映画にする
企画を持ち込んだそうです。

そして、歌を世に送り出して30年近い時を経て、まずは
小説化、そしてその小説をもとに映画作りが始まった
とのこと。

とても感動しました。

ということで、今回のライフナビ通信では、この映画に
ついて少し触れさせていただこうと思います。

題して、
【風に立つライオンのように】

では、本文に入ります。

■前回号のこのメルマガで、病気になった時の病院
選びについての話をしましたが、「風に立つライオン」
では、その対極にある医療の現場が描かれていました。

私が前回書いた病院選びの基準は、まずは病院の
設備が充実していること、そして医師の専門性と
その経験値、チームとして治療体制がしっかりして
いることなど、素人目で勝手に挙げさせてもらいました。

でも、医師としてそれ以前の根底にある一番大事な
ものがあるんですね。

■アフリカでは、病気やケガをしても十分な治療すら
受けられない人々が今でも大勢いるという現実がある。

ましてや年端もいかない少年たちが、麻薬を注射され
戦場に駆り出される壮絶な現場では、整った医療施設
などあろうはずがない。

そんな現場に志願して出向いた青年医師島田航一郎
さんの姿を通して、人が生きることの意味について、
教えてくれているように感じました。

■「がんばれっー!、がんばれーっ!」

夜な夜な、ケニアの大草原に響き渡る主人公航一郎
の叫び声。

医療施設であるテントを抜け出し、誰もいない荒野に
向かって叫んでいるのは、てっきり身体と心に大きな
傷を負った少年たちに向けられたものかと思える
シーンなのですが。

■でも、「がんばれー」というメッセージは自分自身
に対して向けられるものなのだというセリフには、
とても説得力がありました。

心が折れそうでどうしようもない現実にぶちあたった
とき、自分を鼓舞するために心の底にある苦しみを
吐き出すように叫ぶことで、気持ちが幾分でも楽に
なる。

そんな効果があるのかも知れません。

■遠い故郷、長崎に恋人を残し、まさしく孤軍奮闘で
次から次に運ばれてくる傷ついた少年たちの治療に
あたる航一郎の姿を見ていると、人生の選択をしな
いといけないとき、何かを得るためには何かを手放さ
ないといけないという示唆が潜んでいるように感じ
ました。

人生の様々な岐路でどんな選択をするか?

そして、その選択が果たして正しかったのか?

■たぶん、そんなことは誰にも分らないことでしょう。

でも、今いる自分の状況を全肯定して将来に向かっ
ていくことで希望が生まれ、自分の人生に活力を
与えることができる。

そこに自分が生きている意味を少しでも見いだせる
のではないか。

■そんなことを考えさせてくれる映画でした。

そして、この映画を通して、もうひとつ感じ取った
メッセージ。

それは、今ここに生きていていることで、少なから
ずの人たちに影響を与えあっていて、自分以外の
人たちの今後の人生にもまた影響を与えていくこと
があるということ。

■実際、この映画で航一郎と接したアフリカの少年
たちの多くは、医師の道を志したり国際活動に参加
したりと、そのあとの人生に大きな影響を与えたと
いうことも描かれていました。

その人の人生というのは、決してそのひと一人だけ
の人生ということではなく、そこに関わる人たちの
人生にも、また影響を与えるということがあるという
ことなのですね。

というところで、今日のところはこの辺で。

次回の【ライフナビ通信】をお楽しみに。

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◎【編集後記】
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自分の人生が人の人生に大きな影響を与えるということ。

幕末の志士である坂本龍馬や吉田松陰などは、その後の
日本の歴史に大きな影響を与えたという意味で、代表的な
人物と言えるかもしれません。

でも考えてみれば、歴史に名を残すような人でなかったと
しても、ほかの人の人生に大きな影響を及ぼすということ
もあるものですね。

身近な例でいえば、自分の子供や家族には間違いなく
なにがしかの影響を与えていることでしょうし、学生時代
や職場での出会いで、人生が大きく変わるってことも
よくある話ですし。

そういう意味でいうと、自分の人生は自分のためだけに
あらずという思いをもって生きていると、人生の意味合い
が少し違って見えてくるかもしれませんね。

人知れず人生の最期を迎えたとしても、それまでにかか
わった多くの人の人生になにがしかの影響を与えること
があったなら、自分の生きてきた証が受け継がれると
いうことになるのですから。

By キーストーン | 公開日:2015年3月20日| パーマリンク

2015年4月3日【第119号】「別れ」と「出逢い」の間にあるもの

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【ライフナビ通信 第119号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2015年4月3日>

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目次
◎今日のテーマ
【「別れ」と「出逢い」の間にあるもの】
◎編集後記
◎「ライフナビ通信」配信回数変更に関するご案内
☆______________________★

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◎今日のテーマ
【「別れ」と「出逢い」の間にあるもの】
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こんにちは。

先週末に桜の開花が始まったかと思うと数日で満開。

そして、この週末の長雨予想に少し気をもんでいる
石野です。

桜はその儚(はかな)さゆえ、日本人にとって特別の
花と賞されるのでしょうね。

4月に入っていよいよ春爛漫の季節になりました。

4月と言えば、様々な人生のスタートを切る季節。

3月が「別れ」の季節とするならば、4月は「出逢い」
の季節と言えなくもありません。

その「別れ」と「出逢い」について、今回のライフナビ
通信では取り上げたいと思います。

題して、
【「別れ」と「出逢い」の間にあるもの】

では、本文に入ります。

■3月は、学校でいうと卒業や学年末で慣れ親しんだ
友人や先生との「別れ」がありますし、企業や官庁で
も年度末ということで、転勤や人事移動に伴う「別れ」
がつきものです。

とって変わって、4月に入ると新入学・新学年が始まっ
たり、新入社員として社会人のスタートをきったり、
新しい部署に配属されたりと、こちらはおのずと
「出逢い」が多い時期になります。

1年のサイクルで考えれば、3月に先に「別れ」を経験し、
そのあとすぐに4月の「出逢い」の時期がやってくる。

■人生、「出逢い」があるからこそ、その後に「別れ」が
訪れるものなのでしょうが、見方を変えれば新しい
「出逢い」を得るために「別れ」も必要だということかも
知れませんね。

そんなことを考えていると、最近私あることを思うように
なりました。

それはどんなことかというと、人が一時期に本当の意味
で親しく付き合える人数というのは、実はある程度限ら
れるのではないかということです。

■仕事柄、私は比較的多くの方々と接する機会がある
方かもしれませんが、それでも本当の意味で親しく
付き合っている人というのは一定の人に限られます。

新しい出逢いをいただく機会もあり、そんな出逢いから
親しくお付き合いさせていただくこともありますが、一方
で知らず知らずのうちに会う機会が減って、心ならずも
疎遠になってしまう人が出てくることも事実です。

つまり、親しく付き合う人が増えれば、一方で付き合い
が疎遠になる人も出てくるという何か法則めいたものが
あるのではないかという気がしています。

■これは時間は有限であるので、誰かと親しくする時間
が増えれば、その分何かの時間を減らさないと時間の
バランスが取れないという類のことかもしれません。

ただ、それ以上に私が強く感じることは、人には出逢い
にしても別れにしても、一つの流れのなかで必然のよう
に起こっているのではないかということです。

それが、俗にいう「ご縁」というもののようにも思えます。

■また、「ご縁」には、「別れ」と「出逢い」以外に「再会
する」というご縁もあるようです。

出逢うべくして出逢った人と、何かのきっかけで疎遠に
なっていたけれど何年かぶりに「再会」を果たす。

それも人生の一つの流れのなかで必然の出来事として
奇遇を装って起こることがあったりします。

■先日、こんなことがありました。

東京へ向かう新幹線のなかで突然携帯電話が鳴ったの
で、「誰からかな?」と思って携帯をのぞき込むと、10年
ぶりくらいに見る大学時代の友人の着信名。

要件は、「近々入院するので、生命保険の入院給付の
手続きをしてほしい」とのこと。早速、スタッフに手続きを
指示し、折角なので久しぶりに会う約束をしました。

■彼とは、大学卒業後もずっと親しくしていた友人の一人
で、特に10年ほど前までは、東京在住の彼と、同じく東京
で新聞記者をしていたK君の3人で、私が上京するたびに
酒を酌み交わすような仲でした。

それが、彼の転勤がきっかけで、なかなか出会う機会が
なくなり、年賀状のやり取り程度で、ここ10年ほどまったく
連絡も取り合っていなかった状況でした。

そんな彼が念願の東京に帰ってきた矢先の入院でしたが、
幸い手術も無事成功し、久しぶりに新聞記者K君を含む
東京での3人の再会と相成りました。

■3人それぞれに歳相応の風貌に変身してはいたものの、
昔話に花を咲かせつつ、話題は両親の世話や自分たちの
老後のことになり、10年前とはまったく話の内容が変わって
いることに少し感慨深い思いになりました。

彼らとは、また定期的に会おうという話をして別れたのです
が、考えてみればこれも何かの縁なのかも知れません。

私が2月に東京にオフィスを構えてほどなく、ちょっとした
きっかけで、10年ぶりの友人たちとの再会を東京で果たす
ことになる。

■10年前というと、ちょうど私が独立したタイミングで人生の
転機になった時期で、今回も東京進出で人生の節目を迎え
るタイミング。

そう考えると、人生の節目節目で「出逢い」や「別れ」を繰り
返しながら、必然のように「再会」というご縁に恵まれることも
あるのだなあと思った次第です。

というところで、今日のところはこの辺で。

次回の【ライフナビ通信】をお楽しみに。

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◎【編集後記】
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昨年、東京と大阪でそれぞれ2回ずつFP向けに開催して
大変好評だった「相続資産コンサルタント養成講座」。

今年もこの4月に開催する運びになったのですが、受講者
が前回、前々回のほぼ倍の200名を超えているようです。

それだけ、世の中「相続」に対する関心が高まっていると
いうことなのでしょうが、受講生たちとの新しい出逢いに
ワクワクしているのと同時に年度初めにとても気が引き
締まる思いです。

今年は、私にとってもうちの会社にとっても大きな転機に
なりそうです。

こういう時は、得てしてイケイケゴーゴーになりがちで、
大事なことを見逃してしまうきらいが出てくるかも知れ
ないと、自分を戒めてもいるところです。

アクセルを踏み込みながら、前方をしっかり見極め、
必要に応じていつでもブレーキも踏めるようにしておく。

お客様の大切な資産に関するアドバイスをさせていただい
ているという仕事柄、慎重さは常に保っておく必要があると
考えています。

攻めと守りのバランスを考えるというのは、人生を考える
うえでも大事なことなんでしょうね。

==========================
◎【「ライフナビ通信」配信回数変更に関するご案内】
==========================

今まで、第1、第3金曜日の月2回の配信とさせていただいて
いた「ライフナビ通信」を4月より、第1金曜日の月1回の配信
に変更させていただきます。

諸般の事情により、大変恐縮ではございますが、ご理解の
ほど、お願い申し上げます。

その代わりと言っては語弊があるかも知れませんが、毎月
第3金曜日に皆様にとって役立つ情報として「キーストーン
通信」を配信させていただくことにいたしました。

毎回テーマを設けて、巷で話題になっている事柄や現象に
ついて、解説を加えてわかりやすくお伝えする読み物と
なっています。

ぜひ、数ある情報の一つとして、お役立てください。

では、これからもお客様へのサービス向上に向け、社員一丸
となって精進してまいる所存ですので、なにとぞご指導ご鞭撻
のほど、よろしくお願い申し上げます。

By キーストーン | 公開日:2015年4月3日| パーマリンク

2015年5月1日【第120号】お金と幸せの相関関係について

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【ライフナビ通信 第120号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2015年5月1日>

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目次
◎今日のテーマ
【お金と幸せの相関関係について】
◎編集後記
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◎今日のテーマ
【お金と幸せの相関関係について】
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こんにちは。

ゴールデンウィーク明けに長男が家を出て、一人暮らしを
始めることになりました。

まだまだ半人前だと思っていたのですが、23歳にして
そろそろ自立心が芽生えてきたようです。

奇しくも長男が借りたワンルームは、私が社会人になって
一人暮らしを始めたところから目と鼻の先の場所。

実は、次男が下宿している京都のアパートも私が学生時代
に下宿していたところから徒歩5分程度のところ。

偶然と言えばそれまですが、なんだか親子の因縁を感じます。

これで我が家に残るのは、夫婦二人と飼い猫二匹。

これから一層、家内の猫たちへの溺愛生活に拍車がかかり
そうです。

というところで、今日の本題。

今回は、「お金」と「幸せ」についてのお話です。

題して、
【お金と幸せの相関関係について】

では、本文に入ります。

■少し前の話題で恐縮ですが、昨年まで大リーグで活躍
していた現広島カープの黒田投手。

20億円とも言われる年俸を蹴って、推定4億円の年俸で
古巣に戻った彼の男気にカープファンならずともシビれた
人は、多かったのではないでしょうか。

20億円でも4億円でも常人には、途方もない金額なので
よくわからない世界ですが、なぜ黒田投手は4億円を
選んだのでしょう?

■いやいや、質問の仕方が間違ってました。

20億円と4億円、どちらを選びますかと尋ねると、よほど
数字が苦手な人でも、まずは20億円と答えますもんね。

では、こんな質問ならどうでしょう?

■40歳を目前に控えた黒田投手が、残された野球人生を
米国の大リーグで終えるのか、熱烈なファンが待つ恩ある
広島で終えるのか、本人にとってどちらがより幸せを感じ
られるものだったのでしょうか?

幸せや人生の充実感と言ったものは、ときにお金にはかえ
られないものがあるようです。

黒田投手にとって、お金というのは、もはやプロとしての
自分の価値を計る尺度(プライド)という見方も凌駕して
いたのでしょう。

■さて、ではここで「お金」と「幸せ」の相関関係について
考えてみましょう。

唐突な質問で恐縮ですが、みなさんはどのくらいの年収
があれば幸せを感じることができますか?

もしくは、どれくらいの貯蓄があれば、将来に
不安なく、安心して幸せに暮らせると思いますか?

■このふたつの問いに関しては、人によって千差万別の
答えが返って来るかもしれません。

実は、この質問に関して、カナダのとある教授が興味深い
研究結果を発表しています。

「一般的に人はお金があるほど幸せであると思われがち
だが、ある程度以上のお金があれば、実はお金と幸せの
相関関係はあまりない」ということのようです。

■ある程度以上という金額が、いくらくらいなのかは国に
よって多少の差はあるようですが、必ずしもその金額は
年収1000万円クラスというほどの高額の方々を指すもの
でもなさそうです。

お金というのは、物質的豊かさを計る尺度なので、一定の
所有(消費)欲を満たせたときに人は幸せを感じることが
できるようですが、必ずしも精神的な幸せと合致するとは
限らない。

つまり、幸せにはお金で買える幸せとお金では買えない
幸せというものがあって、その双方の違いを理解する
ことも大切なのですね。

■マイホームや車など、欲しかったものを手に入れる幸せ、
旅行や外食など、ちょっとした贅沢を味わえる幸せ。

これらは、お金で買える幸せの部類に入るでしょう。

しかし、こんな物質的な欲求が満たせなかったとしても
人々が幸せを感じられる方法もあるのですね。

■黒田投手のようなプロスポーツ選手やアーティストように
自分の能力を高く認めてもらうことで、大金を手にすること
ができる人たちもいますが、多くの一般の人たちは自分の
能力をお金に換える術を持っていないかもしれません。

でも、人にちょっとした親切をしたり、人に喜んでもらうこと
で人から認められ、物質的な対価がなかったとしても、
それだけで十分幸せを感じることができることもあるん
ですよね。

ゴールデンウィーク真っ只中の週末、旅先やご自宅で
ご自身にとっての幸せってどんなものなのかを、ちょっと
考えてみるのもいいかもしれませんよ。

ということで、今日のところはこの辺で。

次回の【ライフナビ通信】をお楽しみに。

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◎【編集後記】
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あなたにとって、幸せを感じる瞬間とは?

こんな質問を投げかけられたとき、まず頭に浮かぶのは
物質的な豊かさに浸っている自分の姿でしょうか?

それとも家族とともに過ごしている姿でしょうか?

もしくは趣味や仕事に没頭している姿でしょうか?

人それぞれに与えられたシチュエーションによって、幸せ
を感じる瞬間というのは、違ってくるとは思いますが、
私は幸せを実感できるためのキーワードがあるとすれば、
それは「人とのつながり感」にあるように思います。

子供の成長を実感できる幸せ、趣味や仕事で達成感を
味わえる幸せ。

自分が幸せを感じるとき、そこには多くの場合、家族なの
か、趣味や仕事の仲間なのか、人が介在していたような
気がします。

そういう意味でいうと、「幸せ」に相関関係があるのは、
「お金」ではなくて、「人間関係」にこそ、その本質がある
と言えるのかもしれませんね。

By キーストーン | 公開日:2015年5月1日| パーマリンク

2015年6月5日【第121号】生き方上手、「いい加減」くらいがちょうどいい

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【ライフナビ通信 第121号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2015年6月5日>

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目次
◎今日のテーマ
【生き方上手、「いい加減」くらいがちょうどいい】
◎編集後記
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◎今日のテーマ
【生き方上手、「いい加減」くらいがちょうどいい】
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こんにちは。

先日、朝一番で東京出張に向かうとき、伊丹空港で
時間があったので、何気なく本屋に立ち寄りました。

そこで目に止まったのが、川北義則さんの新著
『「いい加減」なのに毎日トクしている人
「いい人」なのに毎日ソンしている人』という本。

川北さんは、20代の若者からシニア世代に向けて
「人生を豊かに愉しく生きる」ことを主眼に置いた
エッセイを数多く執筆。

私も過去に何冊か川北さんの本に触れて、感銘を受け
ており、この本の題名にとても感じるものがあったので、
その場で購入し、東京に到着するまでに一気に読み
終えてしまいました。

今年80歳を迎える川北さんの新著は、いつもながらに
文章が簡潔で、それでいて人生の機微や深みが感じ
られ、考えさせられるものがありました。

ということで、今回は川北さんの新著から得たインスピ
レーションをもとに「いい加減」に生きることの効用に
ついて、考えてみたいと思います。

題して、
【生き方上手、「いい加減」くらいがちょうどいい】

では、本文に入ります。

■人から、あなたは「いい人」だと思われたいですか、
それとも「いい加減な人」だと思われたいですかと
問われたら、みなさんならどう答えますか?

たぶん、こんな問われ方をすると、ほとんどの人は、
「いい人」と思われたいと言うに決まっているじゃない
かと、いぶかしく思われるかもしれませんね。

私も小さい頃から、人様から「いい人」だと思われる
ような生き方を知らず知らずのうちにしてきたように
思います。

■でも、この本を読んで、いやもしかしたら以前から
私の気持ちのどこかで、ちょっとくらい「いい加減さ」が
あった方が、意外に人生上手くいくんじゃないかと思っ
ていたところもあったような気がします。

もちろん、弊社のようなお客様の大切な資産を管理
させていただく仕事に、「いい加減さ」はご法度なの
ですが、こと人とのコミュニケーションにおいては、
良い意味での「いい加減さ」が潤滑油の役割を果た
してくれることもあるようです。

どうも、「いい加減さ」には、他人を楽にさせる何かが
あるのかも知れません。

■ちなみにみなさんの周りを見渡して、「いい加減」と
までは言わなくても、ちょっとダメなところがあって、
それでも、「この人、なんだか憎めないなあ」と思え
るような人はいませんか。

そのダメなところが逆に愛嬌となって、むしろ親しみ
を感じるというようなひと。

私の経験則だと、意外とチームをまとめるリーダー
タイプにそんな人が多く、しかもなぜか人から好か
れるという得な性格だったりするのです。

■一方、何事にも手を抜かず、まじめにコツコツ
やるタイプ。

性格的にもいい人なのに、少し融通が利かない
ところがあるせいで、損をしてしまうこともある
ようです。

自動車のハンドルと同じように「遊び」の部分が
ないと、生き方が窮屈になるのかも知れません。

■実はかく言う私も、時として窮屈な生き方を
しているなあと感じることもあり、最近意識して
「いい加減」を心がけるようにしています。

肩の力を抜いて、必要以上に頑張りすぎず、
心にゆとりを持って、いい意味での手の抜き方
を覚えるということになるでしょうか。

そうすることで、自分や他の人に対する許容範囲
が広がり、生き方にもゆとりの幅が広がるように
感じます。

■川北さんの新著では、そんな「いい加減の効用」
を生き方上手な人、生き方下手な人に分けて、
わかりやすく語っています。

たとえば、こんな具合。

生き方上手は、エレベーターの「閉」のボタンを
押さない。

生き方下手は、エレベーターの「閉」のボタンを
すぐに押す。

■今までの私は間違いなく後者のタイプだったの
ですが、考えてみれば「閉」のボタンを一生懸命
押したとしても、人生のなかで節約できる時間は
たかだか数秒。

もっと心にゆとりを持って生きていく方が、人生
上手くいくんじゃないかしらんと、思えるように
なってきました。

そういえば、朝の満員電車でちょっとしたことで
他人同士がいざこざを起こす風景をたまに見か
けますが、もう少し心にゆとりがあれば、周りも
不愉快な思いをしないで済むのにと、残念な気
がします。

■人生心がけ次第で、生き方上手にも生き方
下手にもなれるんですね。

上手な生き方というのは、すなわち幸せをより
実感できる生き方につながっているようです。

生き方上手になるのは、細かいことに囚われず
ちょっとぐらい「いい加減」くらいでちょうどいいの
かも知れませんね。

というところで、今日のところはこの辺で。

次回の【ライフナビ通信】をお楽しみに。

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◎【編集後記】
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私事で恐縮ですが、6月3日はうちの夫婦の銀婚式。

思い出に残るようなディナーをと思い、グルメサイト
で、大阪の人気レストランを片っ端から検索したの
ですが、なかなか気に入るお店が見つからず。

そうこうしているうちに、銀婚式の前日が来てしまい、
少し私は焦っていたのですが。

「明日の夜、どうしよう?」と、私の問いかけに家内は
「家で食事するのが、一番いいんじゃない」と、意外と
サバサバした口ぶりで、意に介していない様子。

結婚25周年の記念日に私のいい加減な対応で何とも
しまらない話なのですが、銀婚式当日は自宅で家内の
手作りの晩餐と相成りました。

言い訳がましいようですが、それはそれでとてもいい
夕食の時間だったように思います。

パスタにチキンにサラダとワイン。

取り立てて豪勢な食材が並んだ訳でもなく、サプライズ
を周到に準備することもなかったのですが、新婚当時
から子育て時代の思い出話をしていると、穏やかな
幸福感がほんのり湧き上がってきました。

至福の時というのは、意外とこういう何気ない日常の
空間にこそ、あるのかも知れませんね。

By キーストーン | 公開日:2015年6月5日| パーマリンク

2015年7月3日【第122号】教えるのは、知識?情報?それとも・・・

■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□
【ライフナビ通信 第122号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2015年7月3日>

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目次
◎今日のテーマ
【教えるのは、知識?情報?それとも・・・】
◎編集後記
☆______________________★

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◎今日のテーマ
【教えるのは、知識?情報?それとも・・・】
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こんにちは。

先週末に3ヶ月にわたって講師を務めていたある
講座の最終回を終え、ホッとひと息の石野です。

その講座のタイトルは、
「相続資産コンサルタント養成講座」。

よくもまあ仰々しい名前を付けたものだと我ながら
恥ずかしい限りですが、おかげ様で今回の講座も
大きな手ごたえを感じつつ終えることができました。

実はこの講座、昨年春から始めて今回で3回目。

毎回100名を超える受講生が申し込む人気講座
になっているのですが、今回は北は北海道、南は
沖縄から全国200名超のFPが受講してくれました。

内容はというと、2日間×3回の全6日間のコース
となっていて、大阪と東京でそれぞれ開催したので、
私はこの3ヶ月、ほぼ半分の週末をこの講座に
費やしたことになります。

いやあ、人様にものを教えるというのは、本当に
エネルギーを消耗するものですね。

2日目の講座を終えるころには、身も心もくたくた
になるのですが、とても充実した気持ちにさせて
くれるのが、何故だか不思議です。

ということで、今回はこの講座で人に教えること
から得た気づきについてお伝えしたいと思います。

題して、
【教えるのは、知識?情報?それとも・・・】

では、本文に入ります。

■今回の相続税制改正で、資産家に限らず
多くの日本人が「相続」というものに関心が
高まっています。

ただ、その「相続」について、一般の人が気軽に
相談できる相手がなかなか見つからないのが、
現状のようです。

通常は、「相続」と言えば税理士に相談するもの
と思いがちでしょうが、実はそうでもありません。

■確かに相続が発生して相続税の申告の際や
税務に関する相談については、税理士の出番
となりますが、私は相続問題の本質は実際は
別のところにあると考えています。

相続というのは、単に遺された財産をどう分け
るかという金銭的なことでだけではなく、そこに
関わる親族の心情をどこまで汲み取るかが、
とても重要なのです。

そういう意味で、「相続」が「争族」にならないような
円満な相続を考えることを、対策の基本に据える
べきなのです。

■「相続資産コンサルタント養成講座」は、相続
に関する法務や税務の基礎知識の習得もさる
ことながら、相談者の心情にいかに寄り添うか
ということについて、特に大事にしています。

一般的には難しいとされている相続に関する
専門知識も消費者目線でやさしく伝え、相談者
がどのように対策(行動)すればいいか、判断
がしやすいような情報を提供します。

被相続人(財産を遺す人)が相続対策をしないと
いけないとわかっていても、手つかずでいるひとつ
の理由は「今後の生活がどうなるかがわからない
ので、それが不安で何もしていなかった」。
こういう人が意外と多いようです。

■人が行動を先延ばしするのは、多くの場合
行動をするための問題点が整理しきれていな
いか、将来の漠然とした不安がある場合。

将来の不安を解消するために収支計画を立てる
ことは、そもそも我々FPが得意とするところ。

相談者の資産の整理をしながら、今後の収支に
ついて見通しを立て、それが見えた段階で具体
的な相続対策を相談者と一緒になって検討して
いけば、おのずと何から手をつければいいかが
見えてくるものです。

■先にも述べたように、一般の人が生前の相続
対策について、全体的に相談できる場所がなか
なか見つからないという現状があります。

それは、体系だって相続対策のコンサルティング
ができる人が本当に限られているということに
他なりません。

手前味噌になりますが、私がFP向けに開催して
いるこの講座が好評を得ているのは、相続対策
のコンサルティングについて、体系的に学ぶこと
ができるというのが、最大の要因です。

■私の講座のプログラムは、2日間ずつ3つの
パートに分かれています。

ひとつ目のパートは、相続の問題を体系だって
伝わるようなセミナーの講師ができるようになる
「セミナー講師編」。

ふたつ目が、相続セミナーから個別相談に入って
も、しっかりコンサルティングができるようになる
「コンサルタント養成編」。

そして三つ目が、相談者に相続対策の解決案を
導き出す力を養成する「プロフェッショナル編」。

■それぞれのコースどれもが内容盛りだくさんで
教える側の私もかなり体力を消耗するのですが、
受講生も2日目の講座が終わるころには、疲れ
もピークに達している様子。

それでも決して少額ではない講座の受講料を
しっかり回収できる技能を身に着けようと、受講
生はみな真剣そのもの。

そんな講師と受講生の真剣勝負があるからこそ、
講座の内容がおのずと濃厚なものになってくるの
だとつくづく感じます。

■そんな講座で私が教えていることは、相続に
ついての知識や情報というより、自分が伝えたい
ことを相手の心に響くメッセージとして、いかに
伝えられるかということです。

人が学びを得るということは、決して知識や情報
を習得するというだけではなく、その知識や情報
を自分の頭で整理しなおして、実際の行動に移す
ことで、自分の腹に落ちて初めて生まれるものだ
と私は考えています。

学びの深さというのは、その学びによって実際に
行動に移せたかどうかが、カギになるような気が
します。

「人生、行動したもの勝ち!」

あえて言うと、これがこの講座で私が受講生に
伝えているメッセージということになるでしょうか。

というところで、今日のところはこの辺で。

次回の【ライフナビ通信】をお楽しみに。

========================
◎【編集後記】
========================

私の講座の受講生たちは、多くのメンバーが
大量行動の真っ最中。

「不動産会社や葬儀屋さんで相続セミナーの
講師をすることが決まりました。」とか、

「自分が相続の勉強をしていることをフェース
ブックで伝えたところ、具体的な相談案件が
舞い込んできました。」とか。

それらの実践報告は、この講座の事務局に
集約され、今年1月から始めている卒業生
による研究会で情報をシェアするという
仕組みで出来上がりました。

数百名の卒業生が行動した結果がノウハウ
として、みんなに蓄積され、その情報が新たな
モチベーションとなって、次の行動を生み出す
原動力になっています。

「相続資産コンサルタント養成講座」を始めて
1年半、研究会を立ち上げてまだ半年。

何か大きな流れになっていく気配を感じて、
少しワクワクしています。

「人生、行動したもの勝ち!」

受講生たちが、まさしくそれを実証してくれて
いるのを感じている今日この頃です。

By キーストーン | 公開日:2015年7月3日| パーマリンク
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