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【キーストーン通信
2021年12月号】
不動産を相続した場合の
特例について
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キーストーンメールマガジン
編集担当野田です。
先日、1年半ぶりに町内一斉清
掃が行われました。
まずはそれぞれの自宅前の道路
と側溝をお掃除。
それが終わるのを見計らって
一斉に側溝に水を流し、モップ
でごしごしこすって終了です。
私のお隣りは高齢のご夫婦が
お住まいでしたが、施設に入ら
れてこの数年、空き家状態。
掃除をする人がいないので、
いつもご近所の人が協力して
きれいにしています。
私も自宅を後回しにしてお手伝
いにはせ参じました。
それも目途がたったので、
自宅前の掃除を始めた瞬間、
「では水、流しますね~」とい
う掛け声とともに水が流れてき
ました!
え~、うちまだ何もしてない
・・・と慌ててたら
「野田さんとこ、やっときまし
たから、大丈夫よ~」と隣りの
奥様のおことば。
「ありがとうございました」と
何度も頭を下げました。
両親が戸建てを購入して住み始
めて40年近く。驚くことに住人
は殆ど入れ替わっていません。
つまりご近所付き合いも40年に
及び、互いに助けあう関係が
できあがっているのです。
幸せな環境で日々を過ごせるこ
とにとても感謝しています。
これはプラスの側面。
見方を変えると、
高齢化が進んでいるということ
であり、空き家が増えていく
可能性が高いということでも
あるのです。
ということで、今年最後は、
「相続と不動産」という
テーマでお届けします。
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◎コラム
不動産を相続した場合の
特例について
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「小規模宅地等の特例」という
言葉をお聞きになったことは
ありますか?
被相続人(=亡くなった人)が
ご自宅等で使っていた土地のう
ち、一定の要件を満たしたもの
については
最大80%、土地の評価額を減額
することができるという特例
です。
特例が適用されれば、相続税額
を大きく下げることができます
ので、ぜひ知っておいていただ
きたい制度です。
今回は被相続人が所有していた
土地を
●自宅として居住していた場合
●賃貸していた場合
(賃貸マンション、駐車場など)
●同族会社へ賃貸していた場合
という3つのパターンに分け、
それぞれどれぐらい土地評価額
が減額されるのかを解説してい
ます。
いずれのパターンにおいても
適用を受けるための要件が細か
く設定されています。
最終的には税理士などの専門家
にご相談されることをお勧めし
ますが、
ご自身に知識があるとないとで
は安心感が全然違います。
本コラムが2022年を心穏やか
にお過ごしいただく一助とな
れば幸いです。
不動産を相続した場合の
特例について
https://mielca.com/ju9/url.aspx?c=n5wdo0ptchv38ipia0kb
(PDF形式:296kb)
今回解説いただいたのは、
愛和税理士法人社員税理士
戸﨑健志先生。
20歳(最年少)で税理士試験
に合格。専門学校講師時代は
高い合格率を輩出。現場経験
も交えたセミナーは「分かり
やすい」と定評があります。
弊社とも長年にわたりパートナ
ーとしてお付き合いいただいて
います。
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隣の家がずっと空き家である
ということを考えてみた
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冒頭で私の家の隣がこの数年
空き家であることに触れまし
た。
年に3回ぐらい、お嬢さん夫婦
(50代)がお庭と家の手入れに
来られています。
土日2日かけての大掃除。
ゴミ(大半は雑草)の量は
かなりのもので、手入れも
大変だと思います。
その姿を見るたびに思うの
です。
「なぜ手放さないのか?」と。
施設にいるとはいえ、帰る家は
残しておいてあげたいと考えて
いるのか。
手放したいけど売れないのか。
面倒で、考えることを後回し
にしているのか。
理由がなんであれ、そのベース
にあるのは、
「不動産のことはわからない」
ということではないかと思う
のです。
私はおひとりさまで、東京に
弟がいるだけなので、私があ
ちらの世界に旅立った後、
弟がスムーズにこの家を処分
できるようにするために私は
どんな準備をしておけばいい
のか、悩んでいます。
相続が絡む不動産問題は、当の
本人はその時が訪れた時に何も
できないというもどかしさが
あります。
とすると、どこまで事前に準備
したり、道筋をたてておくこと
ができるかが、大きなポイント
になると思います。
相続や事業承継のご相談をいた
だいた時に必ずといっていいほ
ど出てくる問題が不動産です。
今回の年末年始は、ご家族や
ご親族が集まるという方が
多いと思います。
もし不動産に関して気になるこ
とがある方は、その時にでも
話題に出してみられてはいかが
でしょうか。
そのうえで相談したいことが
出てきた時は、まずは弊社ま
でご連絡ください。
☆弊社へのご連絡方法☆
①本メールに返信いただく。
②下記弊社HP「お問い合わせ」
をご利用いただく
https://www.kanameishi.com/customer/
③フリーダイヤル 0120-140-439
に電話にて、ご連絡いただく。
④FAXにて 0120-707-139
にご連絡いただく。
2021年11月19日【キーストーン通信2021年11月号】 特定の相続人への「ひいき」とその限界
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【キーストーン通信
2021年11月号】
特定の相続人への「ひいき」
と限界
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キーストーンメールマガジン
編集担当野田です。
家の特定のソファーに座ると、
下半身のあちこちがかゆくなる
という状況に陥りました。
症状をネットで色々調べ、
「ソファーにダニがいる」と
結論。ダニ捕りマットを購入し
ました。
なんとな~くかゆみもおさまっ
てきたのですが、完璧を求めて
皮膚科に行きました。
先生はひと目見るなり
「汗の・・・」
と話しはじめました。
ん?あれ?ダニは?
「全然関係ないです」
と一蹴されました。
自己判断はダメですね。
結局ムダなお金を使うことに
なります。
ダニ捕りマット8,898円。
これぐらいの勉強代ですんで
よかったと思っています。
後半では、私のこの失敗事例
からぜひ皆さまにお伝えした
いと思ったことをご紹介しま
す。
題して
「専門家に相談して総合的な
問題解決を」
ダニの話しじゃないですよ
(笑)。
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◎コラム
特定の相続人への「ひいき」
と限界
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相続においては資産を誰に
どれだけ渡すかということ
を考える必要があります。
ご家族の状況によって、
「あの子には1円たりとも
渡したくない」ということ
もあるでしょう。
それは可能なのでしょうか。
今回のコラムでは、法的に
どこまでひいきできるのか、
そしてその限界について解説
しています。
方法として挙げられているのが
●渡したくない子を相続人から
はずす「廃除」
●遺言で特定の相続人に財産を
受け継がせる
●「付言事項」で心に訴える
法的には「1円も渡さない」と
いうことは難しいようです。
だけど、
最後の鍵は「人情」にあるよう
です・・・
特定の相続人への「ひいき」
と限界
~廃除・遺留分制度・遺言の
付言事項~
https://mielca.com/ju9/url.aspx?c=ki2tql6insev1iyohou2
今回解説いただいたのは、
司法書士法人おおさか法務事
務所代表社員・司法書士の
川原田 慶太先生。
川原田先生は数多くの相続
案件を手がけられ、そのご
経験を日本経済新聞電子版
で「司法書士が見た相続ト
ラブル百科」として連載。
大好評を博し、書籍化も
されました。
弊社とも長年にわたりパート
ナーとしてお付き合いいただ
いています。
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専門家に相談して総合的な
問題解決を
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冒頭の失敗事例がなぜ起こった
のか。
自分なりに分析したところ、
原因は2つありました。
☆原因1:思い込み
かゆみが出るのはある特定の
ソファーに座った時でした。
このソファーは布製で、何十年
も愛用していることから、
「ダニ犯人説」が浮上。
これは完全な思い込みでした。
そして、
この時点で間違った方向に進ん
でしまったのです。
☆原因2:自分の思い込みを
正当化する情報を無意識に
選び取っていた
ネット検索では「かゆみ」
「発疹」をキーワードに
しました。
この検索自体は間違ってないと
思いますが、問題は情報の取捨
選択です。
「自分の思い込みを正当化する
情報を無意識に選び取る」
それが間違いなくありました。
病院に行った後、同様に検索し
たら、汗が原因で同じような
症状が出るという情報があり
ました。
でも、全くチェックしていませ
んでした・・・
「ダニが原因」という情報のみ
を選び出し、「やっぱり」と
確信を持ってしまったのです。
以上を図式化すると
誤った思い込み(原因1)
↓
自分の問題解決にはつながら
ない情報を選択(原因2)
↓
誤った行動
では、こんなことにならない
ようにするためにはどうしたら
いいのでしょうか。
「早い段階で専門家に
相談する」
今はネットで簡単に情報が得ら
れますし、知識として持つこと
は大事だと思います。
ただ、情報の1つ1つは断面的
な部分しか捉えていないことを
念頭に置いておく必要がありま
す。
1つの断面だけを見て問題解決
につなげようとすると、私のよ
うに誤った行動をしてしまいま
す。
また、間違った問題解決により
別の問題が引き起こされるとい
うことが起きうるのです。
早い段階で専門家に相談するこ
とをお勧めするのは、ご相談者
様を正しい方向へ導くことは
当然として、
表面化していない問題も見つけ
だし、総合的な問題解決をご提
供することができるからです。
これは相続や事業承継だけでな
く、個人のライフプランにも言
えることです。
もちろん、十分な知識をお持ち
で、自分に最適な問題解決案を
考えることができる方は、ご自
身で対応いただいて何ら問題は
ありません。
でも、私のように必要のない
ダニ捕りマットを購入するよう
なばかなことをしたくない方は
早めに専門家にご相談をいただ
くことをお勧めします。
相続や事業承継、ライフプラン
等についてご相談がございまし
たら、どうぞご遠慮なく弊社ま
でご連絡くださいね。
☆弊社へのご連絡方法☆
①本メールに返信いただく。
②下記弊社HP「お問い合わせ」
をご利用いただく
https://www.kanameishi.com/customer/
③フリーダイヤル 0120-140-439
に電話にて、ご連絡いただく。
④FAXにて 0120-707-139
にご連絡いただく。