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■キーストーン通信
相続や事業承継対策をお考えの方に知っていただきたいテーマを取り上げ、税理士・司法書士がわかりやすく解説しています。
執筆いただいているのは、相続・事業承継案件を数多く手がけ現場を知り尽くしている先生方です。
愛和税理士法人 代表税理士 岡田 隆先生
愛和税理士法人 社員税理士 戸﨑健志先生
杠(ゆずりは)グループ 代表/司法書士 川原田 慶太先生
※2022年10月、司法書士法人おおさか法務事務所から、
杠司法書士法人及び司法書士法人ゆずりは後見センターへ改組しました。
■ライフナビ通信
事業承継・相続対策・ライフプランニングにまつわるお話し、その時々に思うこと・感じること・伝えたいことを各人のことばで綴っています。
2010年10月創刊号から2018年7月までは代表石野が、以降はコンサルタントやスタッフが持ち回りで執筆しました。
2024年5月17日【キーストーン通信2024年5月号】家族信託と相続
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【キーストーン通信
2024年5月号】
家族信託と相続
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この世の中の美しいものや大切なものはすべて
小学生までの漢字で表現できると思った。
キーストーンメールマガジン編集担当野田です。
冒頭は、本田技研工業「難問を愛そう。」
三井住友カードVポイント「上手な生き方、とかじゃなく、
みんなが幸せになれるといいのに。」
などを世に送り出しているコピーライター三島邦彦氏のことばです。
20代でこのことに気付いて以来、
「小学生までの言葉でコピーを書く」ということを
自分に課しているそうです。
「氷点」「塩狩峠」で知られる昭和の作家三浦綾子氏の著書
「私にとって書くということ」にも
「私が文章を書く際に心がけていることは、小学校5年の学力があれば、
読める程度の言葉と字を使うのを原則としているということである。」
と書かれています。(三島氏は後から知ったそうです)
だとすれば、中学生以降で覚えた言葉ってなんなんだ?と考えてしまいました。
世の中の美しいものや大切なものをより豊かに、より繊細に、より鮮やかに
伝える手助けをするものなのかなと思ったりしています。
私なりにいつも心掛けていることがあります。
「心が明るくなる、温かい気持ちになる、自信を持てる、そんな言葉を届ける」
「言葉は贈り物。丁寧に大切に扱う」
1日24時間365日、言葉と向き合っているコピーライター。
彼らは言葉をどう捉えているのでしょう?
後半では、三島邦彦著「言葉からの自由」から、
コピーと言葉について、そしてがんばっているすべての方にエールを送る
三島氏の作品をご紹介します。
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◎コラム
家族信託と相続
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家族信託をひとことで言うと、「自分の財産につき家族を信じて託す」こと。
認知症対策の一環として注目されはじめました。
それまでは認知症対策というと「成年後見制度」しか
選択肢がありませんでした。
成年後見制度とは、認知症や知的障害等、判断能力が不十分な方の財産管理や身上監護を、
代理権や同意権・取消権が付与された成年後見人が行う仕組みです。
成年後見人は必ずしも家族が選任されるわけではありません。
むしろご家族以外の専門職が選ばれるケースが増えています。
つまり、見ず知らずの他人に財産管理を全て任せるということになり、
不安感や抵抗感を感じる方が多いのです。
また、後見はそれを利用していた被後見人が亡くなるまで続きます。
外部の人が成年後見人の場合、毎月報酬を支払う必要がありますので、
費用負担が重いという問題があります。
そんな方々のニーズに応えるために登場したのが「家族信託」です。
というと「家族信託って万能だね」とお感じになる方が多いと思いますが、
「本当にそうでしょうか?」というのが今回のお話しです。
●家族信託の基本的なプレイヤー
「委託者」「受託者」「受益者」
●受託者が背負う重い管理責任
●「終わらない信託」は許されない
●その家族信託、本当に必要?
家族信託のご相談で来られた方も、最終的に家族信託以外の方法を
選択されるケースが多いことが、本コラムに記載されています。
今まさにご検討中という方はお決めになる前にぜひ!ご一読いただきたいです。
「家族信託って何?」という方にもオススメです。
家族信託と相続
今回解説いただいたのは、
杠(ゆずりは)グループ代表/司法書士 川原田慶太先生。
川原田先生は数多くの相続案件を手がけられ、
そのご経験を日本経済新聞電子版で「司法書士が見た相続トラブル百科」として連載。
大好評を博し、書籍化もされました。
弊社とも長年にわたりパートナーとしてお付き合いいただいています。
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◎誰かのために自分の言葉を使う人
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今回ご紹介している三島邦彦氏は、コピーライターを
「誰かのために自分の言葉を使う人」と考えています。
「どうやってコピーを考えているのですか」という質問をよく受けるものの、
うまく答えることができず「一生懸命考えています」と答えてがっかりされることも
多いそうです。
でもやっぱり「誰にでも使える技術や方法論はないとしか言えない」。
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偶然ではなく継続的にいいコピーを書くための眼や手を持ちたい。
それはきっと方法というよりは、人間をつくっていく道のりなのだと思いました。
人間をつくっていくのだから、時間がかかるのは当たり前だと。
短くても10年はかかるだろうと。
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三島邦彦著「言葉からの自由」より
コピーとは?の問いかけに対し、
「一言で言うならば、価値を感じる言葉、だと思う」
「意味ではなくて、価値を伝える言葉」と表現しています。
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コピーが価値を伝えるとして、人はどんな言葉に価値を感じるのだろうか。
言葉が人に与えられるものの本質。それは、変化への期待ではないかと思う。
変化を期待させること。
自分の人生が、あるいは世界がよりよいものになるという期待。
A地点からB地点への変化。
A地点を現在地とし、B地点を未来とした時、無関心から興味があるという状態への変化。
興味があるという状態から購入したいという状態への変化。
止まっていたプロジェクトを動き出させる変化。
バラバラのチームの意思をまとめる変化。
このままじゃいけない、と、みんな思っている。
だからこそ言葉がある。
コピーライターがいる。
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同著より
私はメルマガやニュースレター・WEBからお客様とのメール・書類のやりとりまで
たくさんの言葉をお届けしています。
振り返ってみると「読んでくださる方に価値を感じていただける言葉を届けたい」と
いう想いで文章を書いているなと思いました。
残念ながらコピーライターのようにうまく伝えることはできませんが・・・
そんな私が元気をもらった三島氏のコピーを最後にご紹介します。
多くの芸人からバイブルのように読みつがれている、ビートたけしの自伝的な青春小説
「浅草キッド」。NETFLIXで映画化されました。
M-1グランプリの決勝中に流れたCMのナレーションです。
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あんなのは俺でもできる。
あいつはもう終わった。
絶対無理だ。
向いていない。
あきらめた方がいい。
何もわかっていない人に、
ああだこうだと言われながら、
それでも、
漫才をやめなかった人たちだけが、
今日も舞台に立っている。
おもしろいのは、これからだ。
映画「浅草キッド」はすべての芸人を応援しています。
NETFLIX
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三島邦彦著「言葉からの自由」より
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