-
■キーストーン通信
相続や事業承継対策をお考えの方に知っていただきたいテーマを取り上げ、税理士・司法書士がわかりやすく解説しています。
執筆いただいているのは、相続・事業承継案件を数多く手がけ現場を知り尽くしている先生方です。
愛和税理士法人 代表税理士 岡田 隆先生
愛和税理士法人 社員税理士 戸﨑健志先生
杠(ゆずりは)グループ 代表/司法書士 川原田 慶太先生
※2022年10月、司法書士法人おおさか法務事務所から、
杠司法書士法人及び司法書士法人ゆずりは後見センターへ改組しました。
■ライフナビ通信
事業承継・相続対策・ライフプランニングにまつわるお話し、その時々に思うこと・感じること・伝えたいことを各人のことばで綴っています。
2010年10月創刊号から2018年7月までは代表石野が、以降はコンサルタントやスタッフが持ち回りで執筆しました。
2023年9月15日【キーストーン通信2023年9月号】相続した家が査定価格で売れない理由
■□■□■□■□■□■□■□
【キーストーン通信
2023年9月号】
相続した家が査定価格で売れない理由
■□■□■□■□■□■□■□
居場所
このタイトルの本は随分前に購入しました。
藍のエキスを使った肌に優しい石鹸を製造・販売されている女性
へのインタビュー。事前準備でホームページを拝見していたら、
この言葉を見つけました。
そして、
ラグビー日本代表チーム元キャプテンの講演では、重要キーワード
として語られました。
キーストーンメールマガジン編集担当野田です。
2012年から2年間、ヘッドコーチエディ・ジョーンズ氏の元で
ラグビー日本代表チームのキャプテンを務めた廣瀬俊朗氏。
「当時のラグビー選手にとって、代表チームメンバーに選ばれることは、
それほど重要なことではなかったように感じていた」
氏はそれを変えたいと思ったそうです。
--------------
まずは選ばれた選手が日本代表というチームを心から好きに
なってもらう必要があると考えた。
仲間を好きになり、チームに居心地のよさをもってもらうことが
何より大切だ、と。
--------------
廣瀬俊朗著「なんのために勝つのか。」より引用
さて、ここで質問です。
皆さまも色んな組織に所属されていますよね。
会社、自治会、PTA、趣味のサークル、友達グループ・・・
一番つらいことって何でしょう?
「自分の存在意義を見出せない時」ではないでしょうか。
「自分でなくてもいい」「いなくても変わらない」こんな気持ちを
抱えていたら「この組織(人たち)のために頑張ろう」とは
なかなか思えないですよね。
「一番扱いが難しいのは、試合に出場できないベテラン」と廣瀬氏。
ましてやその人が年上だと一層ハードルが上がります。
その対策として氏が行ったのが
「一人ひとりに居場所を用意する」
社会人チーム東芝でのキャプテン時代には、「メンター制度」を採り入れました。
--------------
ベテランと若手選手が二人1組となって練習内容や取り組み、
チームや自身に対する考えなどをシートに書き込んで
交換し合ったり、話し合ったりするのだ。
ベテランはリーダーとして、若い選手の話しを聞く。
若い選手は、自分が思っていることをぶつける。
チームミーティングだと大勢いて話しづらいことも、
二人だけなら話しやすいし安心感も得られる。
ベテランも頼られることで、なんとかしてやろうという気になる。
どちらにとっても居場所ができる。
--------------
同著より引用
では、代表チームではどうやって居場所を作ったのでしょうか。
後半でご紹介します。
==============
◎コラム
相続した家が査定価格で売れない理由
==============
相続などで誰も住んでいない家をお持ちの方にとって
「いくらで売れるのか」は最大の関心事だと思います。
それは今お住まいのご自宅の売却を検討されている方も同じでしょう。
売却価格がいくらになるのかを知りたい場合、
不動産会社に連絡して査定してもらう方が殆どだと思います。
この時に気を付けていただきたいポイントがあります。
不動産には2つの売却相場がある。
「そんなの、高く売れるほうがいいに決まってるじゃん」
って思いますよね、普通。
でも本当にそうでしょうか?というのが今回のお話しです。
●「不動産のプロ」が買い取る場合の値段
リフォームや建替えをして転売するのが前提。
だとすると値段は・・・
●「一般の個人」が購入する場合の値段
この家にこのまま住みたいと思ってくれる人、
簡単に見つかるでしょうか・・・
●「高い売却価格」「早く手放したい」どちらを優先する?
ぱっと見の価格だけで判断することがいかに危険か、
わかりやすく解説されています。
少しでも売却の可能性がある方は、不動産会社に連絡する前に
ぜひご一読ください。
相続した家が査定価格で売れない理由
今回解説いただいたのは、
杠(ゆずりは)グループ代表/司法書士 川原田慶太先生。
2022年10月より司法書士法人おおさか法務事務所から、
杠司法書士法人及び司法書士法人ゆずりは後見センターへ
改組されました。
川原田先生は数多くの相続案件を手がけられ、
そのご経験を日本経済新聞電子版で「司法書士が見た相続トラブル百科」として連載。
大好評を博し、書籍化もされました。
弊社とも長年にわたりパートナーとしてお付き合いいただいています。
==============
◎一人ひとりに居場所を用意する
==============
廣瀬氏は代表チームでもいろいろな居場所を用意しました。
誰もがどこかで活躍てきるように。
練習では「アタック」「ディフェンス」「ボールの奪い合い」のリーダーを作り、
練習メニューなどで修正が必要な場合はリーダーから意見をもらうようにしました。
また、グラウンド外の規律や社会貢献にもリーダーを置きました。
「マッサージをする部屋の使い方」「試合後のロッカールームのあり方」から
「募金活動で集まったお金をどう使うか」ということまで。
リーダーを任せたのはベテランだけなく、若手も同様です。
--------------
リーダー一人の頭脳など、本当に大したことはない。
だから、僕にできるのは、居場所を提供すること。
それも中途半端ではなく、思い切りやることだった。
居場所をつくると、その選手は粋に感じて自分なりに動いてくれる。
そしてそれは、チームのことを好きになる一つのきっかけになり得ると思う。
この組織に参加することが自分の成長につながるとわかれば、
自然と組織へのロイヤリティは上る。
また、この組織に入りたいと思う優秀な人が増え、
より素晴らしい組織ができ上っていく。
--------------
廣瀬俊朗著「なんのために勝つのか。」より引用
廣瀬氏は、小学校・中学校・高校・高校選抜・大学・社会人・
日本代表、自身が所属した全てのチームでキャプテンを任されました。
チームにはそれぞれ特徴があり、色んな選手がいます。
様々な環境で試行錯誤を繰り返し、たくさんの失敗を重ねて生み出された
廣瀬流組織論とリーダーシップ論。
少しでも皆さまのお役に立てていただければと思い、
ご紹介させていただきました。
居場所を作ったら次に考えるべきは維持すること。
そのためには経済的安定が欠かせません。
弊社にもそのお手伝いをさせてください。
なぜなら、それが私どもの存在意義だから。
☆弊社へのご連絡方法☆
①本メールに返信いただく。
②下記弊社HP「お問い合わせ」
をご利用いただく
https://www.kanameishi.com/customer/
③フリーダイヤル 0120-140-439
に電話にて、ご連絡いただく。
④FAXにて 0120-707-139
にご連絡いただく。