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■キーストーン通信
相続や事業承継対策をお考えの方に知っていただきたいテーマを取り上げ、税理士・司法書士がわかりやすく解説しています。
執筆いただいているのは、相続・事業承継案件を数多く手がけ現場を知り尽くしている先生方です。
愛和税理士法人 代表税理士 岡田 隆先生
愛和税理士法人 社員税理士 戸﨑健志先生
杠(ゆずりは)グループ 代表/司法書士 川原田 慶太先生
※2022年10月、司法書士法人おおさか法務事務所から、
杠司法書士法人及び司法書士法人ゆずりは後見センターへ改組しました。
■ライフナビ通信
事業承継・相続対策・ライフプランニングにまつわるお話し、その時々に思うこと・感じること・伝えたいことを各人のことばで綴っています。
2010年10月創刊号から2018年7月までは代表石野が、以降はコンサルタントやスタッフが持ち回りで執筆しました。
2021年12月17日【キーストーン通信2021年12月号】 不動産を相続した場合の特例について
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【キーストーン通信
2021年12月号】
不動産を相続した場合の
特例について
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キーストーンメールマガジン
編集担当野田です。
先日、1年半ぶりに町内一斉清
掃が行われました。
まずはそれぞれの自宅前の道路
と側溝をお掃除。
それが終わるのを見計らって
一斉に側溝に水を流し、モップ
でごしごしこすって終了です。
私のお隣りは高齢のご夫婦が
お住まいでしたが、施設に入ら
れてこの数年、空き家状態。
掃除をする人がいないので、
いつもご近所の人が協力して
きれいにしています。
私も自宅を後回しにしてお手伝
いにはせ参じました。
それも目途がたったので、
自宅前の掃除を始めた瞬間、
「では水、流しますね~」とい
う掛け声とともに水が流れてき
ました!
え~、うちまだ何もしてない
・・・と慌ててたら
「野田さんとこ、やっときまし
たから、大丈夫よ~」と隣りの
奥様のおことば。
「ありがとうございました」と
何度も頭を下げました。
両親が戸建てを購入して住み始
めて40年近く。驚くことに住人
は殆ど入れ替わっていません。
つまりご近所付き合いも40年に
及び、互いに助けあう関係が
できあがっているのです。
幸せな環境で日々を過ごせるこ
とにとても感謝しています。
これはプラスの側面。
見方を変えると、
高齢化が進んでいるということ
であり、空き家が増えていく
可能性が高いということでも
あるのです。
ということで、今年最後は、
「相続と不動産」という
テーマでお届けします。
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◎コラム
不動産を相続した場合の
特例について
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「小規模宅地等の特例」という
言葉をお聞きになったことは
ありますか?
被相続人(=亡くなった人)が
ご自宅等で使っていた土地のう
ち、一定の要件を満たしたもの
については
最大80%、土地の評価額を減額
することができるという特例
です。
特例が適用されれば、相続税額
を大きく下げることができます
ので、ぜひ知っておいていただ
きたい制度です。
今回は被相続人が所有していた
土地を
●自宅として居住していた場合
●賃貸していた場合
(賃貸マンション、駐車場など)
●同族会社へ賃貸していた場合
という3つのパターンに分け、
それぞれどれぐらい土地評価額
が減額されるのかを解説してい
ます。
いずれのパターンにおいても
適用を受けるための要件が細か
く設定されています。
最終的には税理士などの専門家
にご相談されることをお勧めし
ますが、
ご自身に知識があるとないとで
は安心感が全然違います。
本コラムが2022年を心穏やか
にお過ごしいただく一助とな
れば幸いです。
不動産を相続した場合の
特例について
https://mielca.com/ju9/url.aspx?c=n5wdo0ptchv38ipia0kb
(PDF形式:296kb)
今回解説いただいたのは、
愛和税理士法人社員税理士
戸﨑健志先生。
20歳(最年少)で税理士試験
に合格。専門学校講師時代は
高い合格率を輩出。現場経験
も交えたセミナーは「分かり
やすい」と定評があります。
弊社とも長年にわたりパートナ
ーとしてお付き合いいただいて
います。
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隣の家がずっと空き家である
ということを考えてみた
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冒頭で私の家の隣がこの数年
空き家であることに触れまし
た。
年に3回ぐらい、お嬢さん夫婦
(50代)がお庭と家の手入れに
来られています。
土日2日かけての大掃除。
ゴミ(大半は雑草)の量は
かなりのもので、手入れも
大変だと思います。
その姿を見るたびに思うの
です。
「なぜ手放さないのか?」と。
施設にいるとはいえ、帰る家は
残しておいてあげたいと考えて
いるのか。
手放したいけど売れないのか。
面倒で、考えることを後回し
にしているのか。
理由がなんであれ、そのベース
にあるのは、
「不動産のことはわからない」
ということではないかと思う
のです。
私はおひとりさまで、東京に
弟がいるだけなので、私があ
ちらの世界に旅立った後、
弟がスムーズにこの家を処分
できるようにするために私は
どんな準備をしておけばいい
のか、悩んでいます。
相続が絡む不動産問題は、当の
本人はその時が訪れた時に何も
できないというもどかしさが
あります。
とすると、どこまで事前に準備
したり、道筋をたてておくこと
ができるかが、大きなポイント
になると思います。
相続や事業承継のご相談をいた
だいた時に必ずといっていいほ
ど出てくる問題が不動産です。
今回の年末年始は、ご家族や
ご親族が集まるという方が
多いと思います。
もし不動産に関して気になるこ
とがある方は、その時にでも
話題に出してみられてはいかが
でしょうか。
そのうえで相談したいことが
出てきた時は、まずは弊社ま
でご連絡ください。
☆弊社へのご連絡方法☆
①本メールに返信いただく。
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