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■キーストーン通信
相続や事業承継対策をお考えの方に知っていただきたいテーマを取り上げ、税理士・司法書士がわかりやすく解説しています。
執筆いただいているのは、相続・事業承継案件を数多く手がけ現場を知り尽くしている先生方です。
愛和税理士法人 代表税理士 岡田 隆先生
愛和税理士法人 社員税理士 戸﨑健志先生
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※2022年10月、司法書士法人おおさか法務事務所から、
杠司法書士法人及び司法書士法人ゆずりは後見センターへ改組しました。
■ライフナビ通信
事業承継・相続対策・ライフプランニングにまつわるお話し、その時々に思うこと・感じること・伝えたいことを各人のことばで綴っています。
2010年10月創刊号から2018年7月までは代表石野が、以降はコンサルタントやスタッフが持ち回りで執筆しました。
2019年5月10日【ライフナビ通信 SEASON2 】信用と信頼の違いって何?
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【ライフナビ通信 SEASON2】
☆5月の質問☆
信用と信頼の違いって何?
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆<2019年5月10日>
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目次
◎5月の質問
【信用と信頼の違いって何?】
◎「平成」と記載された書類の日付の記入方法について
~生命保険会社の手続き書類編~
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こんにちは。
メールマガジン編集担当野田です。
新緑の美しい季節になりました。
10連休も既に遠い過去となりつつある今日この頃
お元気でお過ごしでしょうか。
さて今回は、木村圭吾(キムラケイゴ)の登場です。
「チコちゃんに叱られる!」で出題されてもいいような
質問だと思うのは私だけでしょうか。
ぜひお読みいただき、チコちゃんに言われましょう。
「つまんねー奴だなぁ」
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◎5月の質問
【信用と信頼の違いって何?】
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最近、おいっこ(3歳)がしきりに『信頼関係構築タイムー!』
などと言いながら、抱きついてきます。
む、、、3歳だというのにその言葉のチョイス、、、
そしてかわいらしい声とフォルム。。。
「こいつ大人の喜ぶことを知っとるな、誰に教えてもらったんや、、、」
と思いながらもそのかわいさになんでも許してしまいます。
■「信頼」という言葉を耳にすると常に浮かんでくるのが
対(?)なのか「信用」という言葉。
両者の違いは何だろう?
普段何気なく使っている「信用」と「信頼」
意味の違いをご存知でしょうか。
■広辞苑には、以下のように書いてあります。
信用:信じて任用すること。
信頼:信じて頼ること。
んー。文字を分けただけじゃん。
違いが判らんが、みんな知らず知らずのうちに
ちゃんと分けて使ってますよね。
「信用照会」という言葉はあるけど、
「信頼照会」という言葉はない。
また、
「信頼関係」という言葉はあるけど、
「信用関係」という言葉はありませんね。
そこで、むりくり整理してみました。
【1】過去を「信用」する、未来を「信頼」する
信用とは、何らかの実績や成果物を作成して、
その出来栄えに対しての評価のことをいいます。
そのため「信用」するためには、実績や成果物が
必要不可欠なわけです。この実績や成果物といった
過去の業績に対して「信用」するのです。
一方「信頼」は、そうした過去の実績や業績、あるいは
その人の立居振舞を見たうえで、
「この人ならこの仕事を任せてもちゃんとしてくれるだろう」
とか
「この人なら私の秘密を打ち明けても大丈夫だろう」などと、
その人の未来の行動を期待する行為や感情のことを指します。
もちろん「信頼」するためには何らかの根拠が必要ですが、
その根拠を見たうえで、未来を「信頼」するというわけです。
そう考えると、「信頼」してもらうためにはまず「信用」が
必要です。「信用」なしには「信頼」を勝ち取るのは難しい
でしょう。
【2】物理的に「信用」する、精神的に「信頼」する
先ほど述べたとおり「信用」は何らかの実績や成果物を必要
とします。その人の過去の行為(事実)や作り上げてきた作品
といった物理的なモノに対して「これは大丈夫だ」と信用する
わけですね。
ですから「信用」は、モノを評価する人から、そのモノを作った
人に対する片方向になるのです。
一方「信頼」は、その人の実績や過去の振る舞いを見たうえで、
その人の人間性や習慣、クセ、感覚といった目に見えないもの
に対して期待し、その期待に応えてくれるだろうという気持ち
の表れです。
気持ちに気持ちで応えるのが「信頼」です。「信頼」は気持ちと
気持ちのつながりですから、双方向です。
仕事にしてもプライベートにしても、気持ちよく活動をするため
には双方向の信頼関係を構築することが欠かせません。
以上が、木村が考える「『信用』『信頼』分類」です。
我々の仕事はお客様との信頼関係を基に成り立っています。
信頼関係を築くために信用を得る。得続ける、、、
これが大事だと思います。
そんなことを心に留め、木村は今日もお客様のところにお伺い
します。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
木村圭吾より
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◎「平成」と記載された書類の日付の記入方法について
~生命保険会社の手続き書類編~
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令和元年が始まりました。
とはいうものの、まだまだ「平成」と印字された書類は
世の中にたくさん出回っています。
・入院・手術をした分の保険金を請求する
・結婚等に伴う改姓手続き
・保険金受取人の変更
・保険料引落口座やクレジットカードの変更
などなど、生命保険会社の手続き書類がお手元に
残っているという方はいらっしゃいませんか?
平成の頃に発送された書類には、日付記入欄に「平成」
と印字されているものが少なくありません。
また、令和への切り替えが完了しておらず、「平成」と
印字されたものがしばらく使われることも十分想定され
ます。
もしお手元にそのような書類がある場合は、お手数ですが
ご自身で「平成」を二重線で消し、その近くに「令和」と
書いて日付をご記入ください。
ここで気になるのが
「平成31年5月7日と書いた」
「平成を消さずに2019年と書いた」
「二重線で平成を消したけど、訂正印(サイン)はしていない」
※通常、二重線で消した場合は訂正印(サイン)が必要です
等で既に書類を返送したという場合です。
そこで弊社で取り扱っている生命保険各社に確認しました。
殆どの会社が「想定される日付記入は、一定期間中そのまま
受け付けます」とのことでした。
なので、上記例のようなものであれば、ひとまずご安心いた
だいて大丈夫かと思います。
残念ながら何事も「100%OK!」と言い切れないところも
ございますので、場合によっては再提出を求められることも
あるかもしれません。その点はご了承くださいませ。
いずれにしろ、この数ヵ月間は日付記入の際には少し注意して
いただいたほうがいいですね。(私どもの自戒の念を込めて)
令和がみなさんにとって平和で穏やかな時代でありますように。