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■キーストーン通信
相続や事業承継対策をお考えの方に知っていただきたいテーマを取り上げ、税理士・司法書士がわかりやすく解説しています。
執筆いただいているのは、相続・事業承継案件を数多く手がけ現場を知り尽くしている先生方です。
愛和税理士法人 代表税理士 岡田 隆先生
司法書士法人おおさか法務事務所 代表社員 川原田 慶太先生
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事業承継・相続対策・ライフプランニングにまつわるお話し、その時々に思うこと・感じること・伝えたいことを各人のことばで綴っています。
2010年10月創刊号から2018年7月までは代表石野が、以降はコンサルタントやスタッフが持ち回りで執筆しました。
2018年4月6日【第155号】ニッポンの良さを再発見する!
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【ライフナビ通信 第155号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
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目次
◎今日のテーマ
【ニッポンの良さを再発見する!】
◎編集後記
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◎今日のテーマ
【ニッポンの良さを再発見する!】
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こんにちは。
今年の桜は、早咲きでしたね。
私が住んでいる関西地区では、先週末が
花見の見ごろでしたが今年花見はされましたか?
我が家の花見は、先週の土曜日。
自宅前の坂道が200メートルに及ぶ桜並木
となっているので、今年も満開の桜を借景に
自宅で花見と洒落こみました。
毎年恒例となっている家族と家内の両親、
私の母と母の幼稚園時代からの親友が
集まってのお花見会。
年に一度のイベントということで、家内も
この日ばかりはと張り切って、ご馳走を
準備してくれました。
付きだしから始まって、半日かけて十数品
の料理を次々と出してくれる手際のよさは、
さすが主婦歴30年近くのキャリアがなせる
技なのかと、いつも感心させられます。
日頃バタバタ走り回っている私も、おかげ
さまで春のうららかな陽気のなかでの花見
をのんびり楽しませてもらいました。
こんなとき、ふと感じます。
「日本人に生まれてきてよかった!」と。
四季折々の風情を感じながら過ごす生活。
何気ない日常のなかから幸せを感じ取れる
時間を大切にしたいものですね。
というところで、そろそろ今日の本題を。
今回は、見過ごしがちになっている日本の
良さについて考えてみたいと思います。
題して、
【ニッポンの良さを再発見する!】
それでは、本文に入ります。
■最近、何気なくテレビを見ていると来日
外国人の目線で、日本の良さを検証する
ような番組が目立っているように思います。
外国人観光客に聞いた、日本で行って
良かったと思う観光地ベスト100とか。
空港で来日観光客にインタビューして、
その外国人が向かう先まで帯同する
バラエティ番組とか。
■ここ数年、インバウンドと言われる訪日
観光客が急増し、昨年1年間で2,869万人
の外国人が日本を訪れたとのこと。
2011年の訪日観光客数が622万人という
ことなので、この7年間でその数がなんと
4.6倍に増えた計算になります。
確かに最近日本中いたるところに外国人
が見かけられ、もはや観光が日本の主要
産業にあげられてもおかしくないのではと
思えるほどの勢いを感じます。
■実際、一昨日大阪から九州に新幹線で
出張に出かけたのですが、私が乗った
車両をざっと見渡したところ、約半数が
外国人という昔では考えられない光景が
そこにありました。
ほんの数年前まで、国内線の飛行機に乗る
たびに、客室乗務員が機内放送を日本語で
話したあと、英語で同じ話をするのを聞いて、
「外国人なんて誰も乗ってないのになんで
英語で話す必要があるの?」と違和感を感じ
た頃と比べると隔世の思いがあります。
さて、ではどうしてこれほど外国人が日本に
観光に来るようになったのでしょうか?
■ここ数年で、急に外国人が日本観光に
注目しだしたのには、いくつかの理由がある
と思います。
まずは、中国や韓国、台湾、香港など近隣の
アジアの国の人々がどっと日本に押し寄せる
ようになったから。
これは、旅行代理店や日本の観光に携わる
各方面の方々の努力の賜物でもあると思い
ますが、格安航空会社の参入やクルーズ船
などで、日本への団体ツアーなどが人気と
なったことが大きいように思います。
■その流れがタイやマレーシア、シンガポール
など東南アジア諸国の人々にも波及しており、
一大日本観光ブームが起こってきているよう
な気配を感じます。
これは、ちょうど日本が経済的にも豊かになり
始めたときから、ハワイなどへの海外旅行に
注目が集まったのと似たような現象なのかも
知れません。
また、そこに従来から日本に観光に来ていた
欧米の人達も、以前にもまして訪日するように
なっている。
■そして、ここ数年のインバウンドブームの
大きな要因が、リピーターで来る外国人が
圧倒的に増えてきているということ。
それは、とりもなおさず日本ファンの外国人が
多くなってきているということを物語っており、
日本人としても今一度日本の良さについて
考えてみるいいきっかけになるのではと、
個人的に思っています。
では、外国人から見た日本の良さとはどこに
あるのでしょうか?
■富士山、京都や東京浅草や大阪道頓堀
などに代表される日本的な観光スポットが、
まず全国に点在していること。
最近では、全国の温泉地や地方の田舎暮らし
にも注目が集まっているということですから、
日本的な風情を理解しようとする外国人が
間違いなく増えてきている現われでしょう。
また、旅の楽しみのひとつでもある食べ物が
バラエティ豊富で、どれもとてもおいしいこと。
■そして、食文化をはじめとする日本文化へ
の評価の高さもさることながら、日本人特有の
性格や感受性も外国人から大いに評価されて
いるのではないでしょうか?
日本人は親切でまじめで謙虚(控えめ)という
のが、多くの外国人に共通する意見のように
思います。
裏を返せば必要以上に自己主張しないという
ことで、それを良しとするかどうかは意見が分か
れるところでしょう。
ただ、それを日本人特有の美徳のひとつで
ある「奥ゆかしさ」という表現に変えてみると
外国人にとって、そこがクール(かっこいい)
と感じられるポイントかも知れませんね。
今回は、ニッポンの良さについて、ごく一面的な
お話しさせていただきましたが、これはあくまで
個人的な意見ということでご了承下さい。
では、次回の「ライフナビ通信」をお楽しみに。