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    執筆いただいているのは、相続・事業承継案件を数多く手がけ現場を知り尽くしている先生方です。

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    2010年10月創刊号から2018年7月までは代表石野が、以降はコンサルタントやスタッフが持ち回りで執筆しました。

2017年6月2日【第145号】顧客に見捨てられる金融機関にならないために

■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□
【ライフナビ通信 第145号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2017年6月2日>

☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【顧客に見捨てられる金融機関にならないために】
◎編集後記
☆______________________★

========================
◎今日のテーマ
【顧客に見捨てられる金融機関にならないために】
=======================

こんにちは。

先週から、アメリカに嫁いだ家内の妹が
数年ぶりの里帰りということで、帰国して
います。

滞在期間は3週間。

その間に淡路島、伊豆、道後温泉と3度の
国内旅行を計画しているようです。

今は、家内と家内の両親との水入らずで
淡路島の温泉旅館で1泊。

温泉につかって、美味しい料理を食べて、
ほっこりとした時間を過ごす。

日本人に生まれて良かったなあと、思える
瞬間かも知れませんね。

そういえば、ここ数年日本各地の温泉地
ではインバウンド(来日外国人)による
空前の温泉ブームだとか。

先日、とある法人顧客のコンサルティングで
北陸の温泉地に出向いた際、駅の案内所
に外国人専用のツアーデスクが新たに設置
されていました。

今後、少子高齢化がさらに進み国内経済の
縮小が不安視されるなか、日本の良さを
外国人に理解してもらうことで日本経済の
起爆剤になれば良いですね。

では、そろそろ今日の本題へ。

今回は、昨年来金融業界に激震が走った
と言われているとあるキーワードについて
触れてみたいと思います。

一般の方には、まだ馴染みがない言葉かも
しれませんが、金融業界に身を置くものには、
とても重要な言葉になっています。

ということで本日のテーマ、
【顧客に見捨てられる金融機関にならないために】

それでは、本文に入ります。

■「フィデューシャリー・デューティ」
という言葉を聞かれたことがありますか?

直訳すると「受託者責任」という言葉で表され、
資産運用の担い手が受託者としての責任を
果たし、受益者(投資家等)の立場に立った
業務遂行を徹底するという意味で主に投資
信託など、運用の世界で使われていました。

それを一昨年7月に就任した金融庁長官が、
「真の意味での顧客本位の業務運営」と定義
しなおし、金融機関各社への指導を徹底する
キーワードとして、注目されています。

■その内容について詳しく書かれているのが
「捨てられる銀行2 非産運用」という本。

金融界だけでなく、一般の人たちの間でも
最近話題になっているようです。

共同通信社経済部記者である橋本卓典氏が
独自の取材によって書かれたもので、現状の
銀行を中心とした金融機関の問題点があぶり
出されています。

■橋本氏は、この本のなかで象徴的な表現と
して、このように語っています。

顧客のカネを高い手数料で奪い、「悲惨運用」
「非産運用」を繰り返す銀行・証券・生保・運用
会社は金融庁によって「見える化」され、自然
淘汰に追い込まれる!

「フィデューシャリー・デューティ」のない金融
機関は、絶対に生き残れないのだ。

■日本では、金融ビッグバンの名のもとに
1998年に投資信託、2001年に生保の一部、
そして2002年には年金保険の銀行窓販が
解禁されました。

当時不良債権処理で苦境に陥っていた銀行
にとっては、これらの販売手数料が格好の
収益源であったことは想像に難くなく、これ
らの金融商品の販売が急拡大したようです。

もともと銀行は、顧客の資産状況が把握でき
る立場にあり、超低金利の預金に置いておく
より、時として投資信託や生命保険商品を
提供した方が顧客にとっても有利であると
いう判断が働いたのかも知れません。

■それが、10年20年という時を経るごとに
顧客本位の視点より、営業優先の視点が
先に立つ傾向が強まり、それを金融庁が
問題視しているということです。

前述の本の冒頭、著者の橋本氏がある銀行
の窓口に出向いた折、受付の担当者から
突如、こんな話を振り向けられたというくだり
がありました。

「お客様、資産運用のお考えはございませ
んか。貯蓄性の保険商品などご興味あり
ますか」

■最近、金融機関の店頭でよく見かける光景
になりつつありますが、橋本氏は読者に向け
次のように語っています。

これは、金融商品を窓口で「買っている」の
ではなく、「売られている」のだと。

さて、そんな金融機関の体制を金融庁がどの
ように指導していくというのでしょうか?

■今年の3月30日、金融庁から顧客本位の
業務運営に関する原則が公表され、金融に
関わる事業者が今後どのように顧客に向き
合っていくかの道筋が示されました。

その中心的な骨子は、顧客本位の業務運営
に関する方針を策定し、それを顧客に対して
公表していくこと。

そして、その方針の取り組み状況を定期的に
発表することを第一課題として掲げています。

■つまり、顧客本位を競い合う金融機関と
それに背を向け、変化に対応できない金融
機関が明確に選別され、顧客をないがしろ
にするような金融機関は、生き残りが難しく
なるような行政運営をしていくという金融庁
の意思の表れだということが出来ます。

顧客本位と事業者側の利益の追求という
一見相反する問題を金融事業者がどの
ように向き合っていくべきか?

これからの金融事業者のあり方について、
業界環境が大きく変わっていく予兆を強く
感じます。

今後、金融業界の話題もこのメルマガで
取り上げていきたいと考えていますが、
今日のところは一旦このくらいにさせて
いただきます。

では、次回の「ライフナビ通信」をお楽しみに。

========================
◎【編集後記】
========================

フィデューシャリー・デューティという名の
顧客本位の業務運営。

金融商品を扱う弊社にとっても、決して
他人事ではありません。

弊社において、何をもって顧客本位と
するのか。

我々が最も大切にしている価値基準は、
顧客のライフプラン全般に関わり、長い
期間にわたる信頼関係を築くこと。

顧客にとっての様々な問題解決をする
にあたり、最適な提案は何なのか?

それは、場合によっては金融商品である
こともあり、その他の商品紹介や士業
などの専門家の紹介ということもあります。

弊社では顧客との信頼関係を大切にし、
じっくり聞かせていただくことから始
めるコンサルティングのスタイルを
取っています。

弊社の企業理念には、「顧客本位」という
言葉は出てきませんが、それが弊社に
とっての「顧客本位」の姿勢であると確信
しています。

By キーストーン | 公開日:2017年6月2日 |
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