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    ■キーストーン通信
    相続や事業承継対策をお考えの方に知っていただきたいテーマを取り上げ、税理士・司法書士がわかりやすく解説しています。
    執筆いただいているのは、相続・事業承継案件を数多く手がけ現場を知り尽くしている先生方です。

    愛和税理士法人 代表税理士 岡田 隆先生
    司法書士法人おおさか法務事務所 代表社員 川原田 慶太先生

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    事業承継・相続対策・ライフプランニングにまつわるお話し、その時々に思うこと・感じること・伝えたいことを各人のことばで綴っています。
    2010年10月創刊号から2018年7月までは代表石野が、以降はコンサルタントやスタッフが持ち回りで執筆しました。

2016年9月2日【第136号】人はお金がどれだけあれば、幸せになれるのか?

■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□
【ライフナビ通信 第136号】
~人生百年時代を豊かに生きる~

☆相続相談専門サイトを開設しました☆
http://souzoku-keystone.com/
■□■□■□■□■□■□■□<2016年9月2日>

☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【人はお金がどれだけあれば、幸せになれるのか?】
◎編集後記
☆______________________★

========================
◎今日のテーマ
【人はお金がどれだけあれば、幸せになれるのか?】
========================

野田さん、こんにちは。

 
今週あたりから、めっきり涼しくなってきましたね。
 
夜、窓をあけて寝ていると、布団をかけていないと
肌寒くて、思わず目覚めることもあるくらい。
 
蝉の声から草むらの虫の声に変わり、秋の気配を
感じる季節になりました。
 
日本は、四季の移り変わりがはっきりしていて、
季節の風情を感じながら過ごせる、とても良い国
だなと、最近ことに感じるようになりました。
 
そういえば、外国人観光客もリピーターが増えて
いるようで、日本文化の素晴らしさを海外の人達
もとても評価してくれているようですね。
 
さて、今日のメルマガでは私が最近読んだ本から、
お金と幸せの関係について、私なりに思うところを
お伝えします。
 
題して、
【人はお金がどれだけあれば、幸せになれるのか?】
 
それでは、早速本文に入ります。

 
■先日、新聞広告に出ていた内容が気になり
『プライベートバンカー カネ守りと新富裕層』と
いう小説を購入し、一気に読み終えました。
 
著者は、読売新聞記者から読売巨人軍代表に
まで登りつめ、退職後ノンフィクション作家と
なった清武英利氏。
 
シンガポールで実在したプライベートバンカーの
取材をもとに、当地に移住している日本人富裕層
の実態とその資産管理を任されたプライベート
バンカーの姿を描いたノンフィクション小説。

■私も数年前、海外を飛び回っていた時期があり、
シンガポールや香港のプライベートバンカーや金融
のプロたちとも面談する機会がありましたが、実に
リアリティのあるストーリー展開に引き込まれました。
 
とりわけ、私が関心を持ったのが、シンガポールに
移住している富裕層の人達の生活感が生々しく
描かれているところ。
 
退屈でどちらかというと空虚な日々を過ごしている
感じが、絶妙に表現されていました。

■もともとシンガポールに移住した彼らは、所得税、
法人税、相続税といった日本の税制の重税感から
タックスヘイブン(租税回避地)と言われるこの国の
税率の低さに魅力を感じ、日本を飛び出した人たち。

そこで、プライベートバンカーが資産の運用・管理を
してくれれば、億万長者である彼らはあくせく働か
なくても、毎年運用だけで十分に暮らしていけると
いうなんとも羨ましい話のハズなのですが。

また、シンガポールは物価の高さを別にすれば、
都会の洗練された雰囲気と植林などの自然が調和し、
とても美しい町並みで、欧米人やアジアの金持ちも
住みやすいとこの国にこぞって移住をしています。

■そんな、世界のお金持ちにとってはパラダイスの
ような場所でも、日本の富裕層たちが退屈な暮らし
ぶりをしているというのがなんとも興味深い。

理由は、言葉の壁と日本人は日本人同士で集まり
たがるという島国気質があって、なかなか現地の
コミュニティに溶け込みにくいという現実があるよう
です。

実際、小説の中でも現地の日本人たちの溜まり場
となっている日本人経営の焼き鳥屋で、税金逃れ
のためにこちらに移住してきているが、本当は日本
に帰りたいという富裕層の本音がチラつくシーンが、
象徴的に描かれています。

■この小説、最後はそんな日本人の富裕者が、
詐欺及び殺人未遂事件にまで巻き込まれるという
展開になっていくのですが、有り余るほどのお金が
あるが故の悲劇とでも言うのでしょうか。
 
日本でビジネスに成功し、巨額の富を手に入れ、
収入や資産が大きくなっていくほどに、累進課税の
重税感にさいなまれ、日本から離れていく富裕層
の現実を垣間見たような気がします。
 
はてさて、人は何を持って人生の価値基準をおく
べきなのか?

■こと税金に関しては、合法か否かという論点
と善か悪かという倫理観、そして取る側と取ら
れる側の立場の違いで、まったく見方が変わっ
てくるものかも知れません。
 
富を得て税金を払う側の感情としては、ただで
さえ多額の税金を払っているのだから、できる
だけ抑えたいと思うのも人情でしょう。
 
また、徴収する側の国や行政の立場としては、
財政収支が苦しいなか、税収の財源を富が集中
している企業や富裕層に多くを求めるのも無理
もないことといえるでしょう。

■さて、この矛盾をはらんだ構造的な税金の
問題にどこで折り合いをつけるのか?
 
私は、今回この小説を読んで、税金に関して
納税者の価値基準を考えるうえで、大きな示唆
を与えてくれているように感じました。
 
それは、人生の大事な意思決定の基準は、
その根底に精神的な幸せにつながっているか
どうかを考えることが、とても大切なことなの
ではないかということです。

■人は、とかく数字で表れやすい金銭的な損得に
目を奪われがちですが、それで多くの節税効果が
あった、もしくは税金を払わなくて済んだとしても、
結果的に自分もしくは家族の幸せを損なうことに
なっては、本末転倒と言わざるを得ません。
 
人生にとって大切なのは、お金の「勘定」の部分と
人の気持ちの「感情」の部分。
 
両方のバランス感覚がとても重要なのですね。
 

ということで、今日のところはこの辺で。

次回の【ライフナビ通信】をお楽しみに。

========================
◎【編集後記】
========================

ここ数年、私の仕事の大半は、相続・事業承継の相談
業務となっていますが、その中で大きなテーマになるの
が、税金の問題について。
 
税務の問題は、必ず提携している税理士の先生の助言
を得ながら相談を進めていくのですが、数値的な根拠を
示しながら税金のことに話が及ぶと、ほとんどの人が、
その税金の額に興味を示されます。
 
日頃、給与明細の源泉で税金を徴収されている分に
は、納税者としての意識があまり湧かないのに、いざ
自分が申告するとなると、まったく意識が変わるもの
なのですね。
 
かく言う私も自分の給与明細に書かれているの源泉の
額なんて、ほとんど見ることはありませんが。
 
アメリカでは、給与所得者であっても自分で納税申告を
するので、税金に関する意識が高いと言われています。
 
日本でも、税金の問題は相続の問題と同じように今や
一部のお金持ちの問題だけではなくなっています。
 
特にこれからは、税金や社会保険など、自分のお金に
直結する制度について、しっかりと知識や理解を深め
ていかなくてはいけません。
 
弊社でも、これからことあるごとに税金や社会保険制度
について、情報発信を心がけていきたいと思っています
ので、ぜひ気に留めておいてくださいね。

By キーストーン | 公開日:2016年9月2日 |
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