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■キーストーン通信
相続や事業承継対策をお考えの方に知っていただきたいテーマを取り上げ、税理士・司法書士がわかりやすく解説しています。
執筆いただいているのは、相続・事業承継案件を数多く手がけ現場を知り尽くしている先生方です。
愛和税理士法人 代表税理士 岡田 隆先生
司法書士法人おおさか法務事務所 代表社員 川原田 慶太先生
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事業承継・相続対策・ライフプランニングにまつわるお話し、その時々に思うこと・感じること・伝えたいことを各人のことばで綴っています。
2010年10月創刊号から2018年7月までは代表石野が、以降はコンサルタントやスタッフが持ち回りで執筆しました。
2016年3月4日【第130号】人生の質を決めるもの
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【ライフナビ通信 第130号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
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目次
◎今日のテーマ
【人生の質を決めるもの】
◎編集後記
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◎今日のテーマ
【人生の質を決めるもの】
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こんにちは。
今は、空前の猫ブーム。
メディアによると、昨年飼い猫の数が飼い犬の数を
初めて上回り、ペット人気NO1になったとか。
そういえば、最近テレビを見ているとCMでもバラエティ
番組でも、猫が出てくるシーンがやたらに多い。
かく言う私も家内も猫が出てくる番組があると、思わず
テレビに見入ってしまいます。
最近は、リビングのソファーに座っていると、我が家の
飼い猫オスのブンブンが私の膝の上に、メスのイクラが
家内の膝にちょこんと乗ってくるのが定番になりました。
膝の上で気持ちよさそうに丸くなって寝ている姿を見て
いると、この上なく癒された気持ちにさせてくれます。
何気ない日常の風景ではありますが、互いの心が通じ
合っていると思える瞬間は、人と動物のふれあいであれ、
人間同士のコミュニケーションであれ、満ち足りた感覚に
なれるものですね。
というところで、そろそろ今日の本題へ。
今回は、「人生の質」について、少し考えてみたいと
思います。
題して、
【人生の質を決めるもの】
それでは、本文に入ります。
■最近、クォリティ・オブ・ライフ「人生の質」という
言葉をよく耳にします。
この言葉、医療上の扱いでは、主に、重病治療後の患者
さんの生活の質を意味していますが、今回私が取り上げ
るのは、通常の生活シーンにおける「人生の質」。
さて、あなたは質の高い人生を送られていますか?
■失礼しました。
いきなりこんな質問をされても、簡単に答えが出せる
ものではありませんよね。
では、質問を変えてみましょう。
そもそも質の高い人生とは、どのような人生のことを
指すのでしょうか?
■経済的や物質的に満たされた豊かな人生。
やりがいのある仕事や趣味の世界に没頭できる
充実した人生。
コミュニケーションが円滑におこなわれ、人間関係が
良好でストレスがない人生。
自分らしく生き生きと暮らせる幸せな人生。
■どうでしょう。これらの人生がすべて手に入れば、
申し分ないですね。
でも、「人生の質」を語るうえで、実はこれらの要素
の表面的な部分だけでは、見えてこないものが残さ
れています。
それは、どんなことかというと、それぞれの要素に
自分なりの具体的な価値基準やイメージが持てて
いるかどうかということ。
■例えば、経済的や物質的に満たされた豊かな人生
というのは、収入や資産がどのくらいあれば質の高い
人生を送れていると思えるのか。
ある人は、年収1,000万円以上で外車や高級品を
所有しないと豊かさを感じられないのかも知れません
し、ある人は年収600万円あれば満ち足りた生活を
送れると感じるかも知れません。
しかし、物質的豊かさというのは、一旦手に入れて
しまうと際限なく欲求が高まり、いつまでたっても
心が満たされないということも起こりえます。
■また、自分らしく生き生きと暮らせる幸せな人生と
いうのも、どんな生き方が自分らしいと思えるのか
具体的なイメージを持たないことには、自分らしさ
を追求することもできません。
つまり、「人生の質」を考えるということは、自分の
人生の価値基準を具体的に考えるということに
実はつながっているように思います。
そして、自分の価値基準を人生のさまざまな分野で
考えるということが、ライフプランを考えるということ
につながっていく。
■自分の生きがいとなる仕事や趣味の分野で何を
目指せば、質の高い人生を送ることができるのか。
いつまでも健康を保てるようにどんなことをすれば、
幸せに生き生きと暮らすことができるのか。
自分にとって、経済的な豊かさや心の豊かさを実感
できるのは、どんな水準の生き方をすることなのか。
■どうでしょう?
こんなことを考えると、自分の人生の枠組みが
おぼろげながらでも見えてくる気がしませんか?
「人生の質」を考えるということは、即ち人生そのもの
について、考えるということなのかも知れませんね。
というところで、今日はこの辺で。
では、次回の【ライフナビ通信】をお楽しみに。
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◎【編集後記】
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「質の高い質問が、質の高い人生を創り出す!」
ビルクリントン元大統領やレディガガのコーチも
務めたコーチングの世界でNO1と言われる
アンソニーロビンスの言葉です。
かのアインシュタインもこんな言葉を残しています。
「もし、絶体絶命の状況で1時間の時間しか残されて
いなかったら、最初の55分は適切な質問を探すのに
費やすだろう」
最近、質問力という言葉も出てくるくらい、質問から
得られる効果は絶大であるということなのでしょう。
ということは、自分に対して良質な質問を投げかける
習慣を身に着けることで、良質な人生を手に入れる
チャンスが大いに広がるということなんですね。
う~ん。質問力、恐るべし!