Web版キーストーン通信あなたにとっての要石でありたい

ホーム
My Life Work
月刊メルマガバックナンバー
ニュースレターより

みなさまからのメッセージ
キーストーンのお気に入り
お客様ご紹介
ひとことコラム

株式会社キーストーン

業務内容や方向性、様々なジャンルの専門家との全国ネットワークのご紹介等、(株)キーストーンの全容をお伝えしています。

ホーム > ニュースレターより > 2004年 海外研修レポート in デンマーク

キーストーンのお気に入り

2004年 海外研修レポート
「クォリティ・オブ・ライフ(人生の質)について考える旅」
福祉先進国のデンマークの視察に行って参りました

〜キーストーン通信2004年春号より


デンマークの特級保険コンサルタントのイヤンセン氏による生命保険の講義風景。デンマークでは、遺族年金制度等が充実しており、夫婦共働きが基本なので保険の内容は死亡保障より医療・年金保険が中心とのこと。

 去る3月29日から4月4日までの7日間の行程で、昨年ソニー生命の資格制度でエグゼクティブライフプランナーの認定を受けたメンバー20名と共に、社内研修として福祉先進国のデンマーク視察に行って参りました。

 視察の内容としては、福祉国家といわれるデンマークのお国事情や年金制度、さらにはデンマーク人のライフプランにあった生命保険を知るセミナーなどのレクチャーに始まり、 ペンショニストと言われる年金受給高齢者の交流センターでの活動内容や介護施設の見学、小学校での教育現場の視察、一般家庭訪問など盛りだくさんで、今までほとんど馴染みの無かったデンマークの人の国民性や文化を知ることができ、大変有意義な一週間であったと思います。



コペンハーゲン郊外にある一般家庭訪問時のひとコマ。中央のお二人が今回ホスト役をしていただいたモーンズさんご夫妻。

 そのなかでも特に私にとって印象深かったのは、デンマーク人がいかに自分の「老い」について考え、老後の人生を生きていこうとしているのかについて、触れられたことでした。
 デンマークでは、基本的に教育や医療・介護などにかかわる費用は国が全額負担するという手厚い福祉を受けられる代わりに、所得税率で平均50%、日本で言う消費税に当たる付加価値税率がなんと25%という重税のなかで、国民生活のバランスが保たれているようです。
 また、子供の教育は託児施設等の問題も含め国が面倒を見る環境が整っているため、結婚後も夫婦共働きというのが一般的で、子供に早い段階から自立を促す教育をほどこし、だいたい二十歳前後になると親元を離れ、アルバイトをしてでも一人で生活していく自立心旺盛な国民性が培われており、いつまでも親離れ子離れが進まないと言われる日本人との違いを強く感じました。


市立の高齢者交流センターでの風景(市が趣味のサークル活動の場を提供)合唱サークルの方々と“蛍の光”を大合唱しました。

 そして、その自立心は老年期まで失われず、デンマークの老齢者は子供に自分の老後の面倒を見てもらうという発想は全くないようです。その理由のひとつには、たとえ老後に要介護状態になったとしても、国の介護施設に入ることができ、医療費の心配も基本的にはしなくても良いという事情がありますが、それよりもデンマーク人の多くは自分の人生の質すなわち「クォリティ・オブ・ライフ」に強いこだわりを持って生きていくという姿勢があるからだという風に私には思えました。
 人生の最後まで自分の生き方は自分で決め、臨終に際しては無用な延命措置をすることなく、尊厳を持った死に方を選ぶ。これは、日本の健康保険の医療費支出の多くが高齢者医療のとりわけ延命にかかわる費用に出ているという実態からすると、非常に考えさせられることのように思いました。



介護施設での送迎風景。

 これからますます急速に高齢化社会を迎える日本にあって、いかにより良く老後を過ごすかというテーマについて、深く考えさせてくれた今回の研修であったように思います。
 この経験をもとに、また違った角度からお客様のライフプランの相談に役立てていきたいと思った次第であります。

▲上へ


Copyright by Ishino Tsuyoshi. All Rights Reserved.