「クールビズ」
京都議定書(二酸化炭素などの放出量制限)を締結したこともあり、今年の夏は、政府肝いりで軽装が推奨されています。「クールビズ」がそれで、新聞紙面などでは、最近このキーワードを目にしない日がないくらいです。
「冷房温度を少しあげても、それに耐えられる服装をしましょう」というのが クールビズのひとつのポイントです。「ノーネクタイ」と「ノー上着」が推奨されていますが、ネクタイをはずせば耐えられる人はネクタイなしで良いし、 上着ネクタイ着用でも問題ない人はそのままでよい、というスタンスです。
政府肝いりの軽装化キャンペーンといえば、70年代の省エネルックを思い出します。当時は省エネルックと称した半袖の上着が考案されましたが、あまり受け入れられませんでした。衣服は文化や風習を抜きには語れませんから、「夏は半袖の上着」と言われても、号令一下一斉に切り替えというわけにはいかないということかもしれません。
前回の経験を教訓としてでしょうか、今年のテーマは「より自然に。それぞれのできる範囲でゆるやかに。」ということのようです。押しつける姿はどこにもありません。まさにクールですね。
今回のクールビズ活動は、一度挫折したテーマに再挑戦するときのお手本にもなりそうです。思うような成果を上げられなくて、いったん撤回したとしてもあきらめず、前回の経験をきちんと整理し、弱点をクリアした上で、機を見て再挑戦すればよいのです。
世界に約束した以上、政府としては「ダメだった」で終わるわけにはいきません。その一環としての「クールビズ」。キーワードは「クール」ですが成否を巡る戦いは熱いものになりそうです。
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