| 「BRICs(ブリックス)」
最近「BRICs」という言葉を目にするようになりました。これは、ブラジル、ロシア、インド、中国の英語表記の頭文字を繋げた造語です。米系の大手証券会社が投資家向けにまとめたリポートで最初に用いられたとされ、その後一般的な言い方として定着しました。
「BRICs」は、今年2月初旬にロンドンで開催されたG7(先進7ヶ国財務相・中央銀行総裁会議)においても、南アフリカ共和国とともにゲストとして招かれるなど、その国際的な「地位」が飛躍的に上昇しています。
近年になり「BRICs」がこれほどまでに注目されるようになったのは、各国ともがかなり高い経済成長を続けているだけでなく、今後の世界経済地図を大きく塗り替えるだろうと予測されているためです。実際、上述の証券会社の予想では、2050年までに日本の経済規模はインドと中国に追い抜かれ、またその頃には日本を含むいわゆるG7全体の経済規模は、「BRICs」の後塵を拝することになるだろうと分析されています。
ご存知のように中国、ロシア、インドの3ヶ国は核保有国で、さらに中国とロシアは国連安全保障理事会の常任理事国になっています。この様に、色々な意味で国際的に認められた大国でありながら、これまでは経済成長や金融の部門でG7などに遅れを取ってきました。しかし、生産人口の多さなどを武器に今後十数年で大きく巻き返してくるであろうと考えられているのです。世界は現在の米国の一極集中型から「BRICs」など多様化・多極化へ、じわりと方向転換をしていくことになっていくのかもしれません。
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