| 「タンス株の扱いにご注意を。」
タンスの中に株券(タンス株)が眠っていませんか。「ひょっとして・・」と思い当たる方は要注意です。タンス株とは株券を証券会社に預けておくと、管理料がかかるなどの理由で、投資家自身が保管している株式のことです。いわば「タンス預金の株式版」ともいえますが、タンス預金のように自分で保管したままだと、のちのち面倒なことになる可能性があります。
実は、2009年度迄に上場企業の株券が電子化され、紙ベースの株券は無効となります。この時点で手元の株券が自分の名義になっていないと、株主の権利は失われ、タンス株はただの紙切れになってしまいます。タンス株をお持ちの方は、早めに証券会社に持ち込み、特定口座を利用されることをお勧めします。
その際に注意しなければならないのは株式の取得価額(買値)です。取得価額は取引報告書で確認するのが原則ですが、「昔のことで分からない」「取引報告書をなくしてしまった」などといったケースも少なくありません。証券会社に問い合わせて確認できる場合もありますが、12月末までならば「実際の取得価額」以外に「みなしの取得価額(2001年10月1日終値の80%)」を選ぶこともできます。
ではどちらを選べばよいのでしょうか。答えは取得価額が高い方がお得です。利益には税金がかかりますので、取得価額が低い方が売却時の利益が大きくなり、支払う税金が高くなってしまいます。1980年代後半のバブル期以降に購入した株式の場合は、みなしの取得価額では損になるケースもあります。詳しくは証券会社に相談なさってみてください。
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