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04年9月分
□■経済まめ知識■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

「M&Aの最新事情」

プロ野球の合併問題が話題です。企業の合併・買収(M&A)でもそうですが 、合併は人、モノ、金のすべてに深くかかわるだけに議論が沸騰するのは当然といえるでしょう。産業界では成長戦略としてM&Aを仕掛けるケースが多く、常にどこかでM&Aの話が持ち上がっています。しかし、M&Aは収益力を上げるのがひとつの大きな目的であり、リストラなどの合理化を伴うだけに一筋縄ではいきません。

ひところM&Aでは「外資系企業による日本企業の買収」が相次ぎましたが、今は「日本企業による海外企業の買収」が増えているのをご存じでしょうか。
野村証券(金融経済研究所)がまとめた2004年1-6月期のM&A統計によると、「日本企業による外資系企業の買収」は前年同期比22.6%増の114件。「日本企業同士」や「外資系企業による日本企業の買収」を合わせた総数は前年同期比5.4%減の956件でした。半期ベースの総数では2002年上期がピークで、全体としては減少傾向にあります。

M&Aでは、かつての名門企業が新興企業を買収したり、技術力を持つベンチャー企業を大手企業が買収したりと多種多様です。また、M&Aの専門家は「互いに単独ではどうしようもならないジレンマを持っているときに話がまとまりやすい」とも指摘しています。M&Aは株価上昇の好機ですが、トップシークレットだけに合併交渉は極秘で進められます。一般投資家がM&A案件を当てるのはほんど無理ですが、「ジレンマ」をキーワードにさまざまなケースを想像してみると、企業を見る視点が変わるかもしれません。


□■マネジメント■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

レンタルスペース

「レンタルスペース」といわれるサービスが広がりを見せています。会議や研修会場として、あるいは各種パーティー、絵画などの展示場(ギャラリー)、習い事の教室など、借り手側の利用方法も多様化しています。特に都心では、遊んでいる空きオフィスなどを有効利用しようという動きから、競争が激しくなりつつあります。金額面も当然ですが、安全面や警備面での充実をうたう所も少なくありません。

少しユニークな「レンタルスペース」としては、バンドの練習用として防音を施したスタジオ風のものも、いまでは珍しくはなくなってきました。やはり若い人たちによる利用が中心のようですが、なかには例えば「発表会の前に踊りをビデオに撮ってチェックをしたい」と、お一人で利用される御年配の方もいらっしゃるようです。

上述したものとは少し性格が異なりますが、「収納空間のレンタル」も注目を集めています。こちらも、従来は、社内で使用することの少なくなった過去の伝票類などを保存するため、といった法人利用が主流でしたが、最近では一般家庭にも利用が広がっています。これには、他社との差別化を図るため「ダンボール1箱」など少量の荷物でも受け付けるサービスを一部の会社が始めたことが大きいようです。

「将来的には判らないがしばらく使わない」ものを「レンタルスペース」に一旦預けると、「自宅が一部屋増えたように感じる」「自宅を広く使うことができる」として、利用される方が少なくないようです。

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