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じわりと広がる「オフィスでお菓子」
『富山の薬売り』は日本で古くから継承されている有名な営業方法です。このように、商品を先に配布しておいて、実際に利用した分だけ料金を別途徴収する販売手法を専門用語で「先用後利(せんようこうり)」といいます。最近、この手法を応用したオフィス専門の「置きお菓子」サービスが密かなブームになっているようです。
「リフレッシュボックス」と呼ばれる菓子箱をオフィスに設置し、食べたい人は代金ボックスにお金を入れ、中のガムやチョコレートを取り出すというサービスを、ある大手菓子メーカーでは顧客企業に対して提供しています。料金を判り易くするために全て百円に統一するといった工夫もされています。ちなみに、商品補充と代金回収は毎週行われます。「リフレッシュボックス」には自動販売機よりも商品の種類を増やせ、維持費がかからないというメリットもあるようです。
一方、東京の大手町では先用後利ではなく、「お菓子の宅配」タイプのサービスもじわりと広がりつつあるようです。例えば、「大手町からバイクで30分以内」「合計2000円以上」――などを条件に、カタログを見てお菓子を注文することが出来るサービスが出てきています。
こうした「オフィスでお菓子」、女性社員はもとより残業する男性社員からも「ちょっと空いた小腹の足しに」と好評なようです。お菓子業界の熾烈な新規需要掘り起こし競争が目に浮かんでくるようです。
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