| 「そろばん」
「そろばん」――と聞くと、今ではある種の郷愁や懐かしさを感じてしまう、という方も多いのではないでしょうか。2,30年程前までは、たくさんの子供たちがそろばん教室に通っていたものですが、電卓やパソコンの普及もあってか、そろばん「人口」は大きく減少し、時間とともに「そろばん」そのものにレトロなイメージがついてしまったのかもしれません。
最近、学校や幼稚園などで「そろばん」が学習の一貫として取り上げられるなど、そろばんの「復権」現象が一部で起こっています。「そろばん」を使用することによる効用は色々と指摘されていますが、話を「算数」に限定すると「目で見て判る」――、そしてゲーム感覚の学習ができるといった点が大きいようです。また、子供の集中力アップに繋がっている、とする先生たちの声も多く聞かれています。また、「ゲーム感覚」というポイントからなのでしょうか、埼玉県川口市のある中学校では「英語による読み上げ算」を授業に取り入れており、かなりの好評を得ているそうです。こうした試みを取り入れる学校は年々増加し、全国各地へと広がりを見せています。
子供ではなく、高齢者向けにそろばんを活用しようという動きも観測されています。こちらは、そろばんを弾くという指先をつかう行為が、ボケ防止によいのではと考えられていることが背景となっているようです。パソコンや電卓が社会の隅々に普及する中、一見古臭い感のあるそろばんですが、意外や意外、実際にそろばんの売り上げも、じわりと増えているそうです。
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