| 最近人気の「職人」さん
繊維大手のクラレが新小学1年生を対象に実施した職業希望調査によると、男の子のトップはダントツで「スポーツ選手」、2位は「(電車、バスなどの)運転手」になりました。ここまでは、ある程度予想通りとも言えそうですが、3位はなんと「職人」。なかでも、大工や左官屋などの人気が高いようです。「リストラ」など世の中の不況が、子供の世界にもやはり微妙に影響しているのでしょうか。
そうした「職人」はやりの傾向、実は子供の世界だけに留まっているわけではありません。「大学出たのに職はなし」――。就職氷河期と言われる時代が長く続いていることもあり、靴や腕時計、伝統工芸、洋菓子、染付け――など多種多様な職人養成学校が若者のあいだで人気を集め始めています。実際に、数年前までは定員割れだったものが、いきなり募集人員の2倍以上の申し込みがあった、などと嬉しい悲鳴を挙げている技術者養成学校もあるそうです。
それも興味深いのは、男子に限ったことではなく、女子のあいだでも「職人」人気がかなり高まっていることでしょう。また以前のような高校卒業後に入学といったケースだけでなく、有名大学を卒業後あるいは一旦就職した会社を辞めて入り直すこともいまでは珍しくありません。
無論のこと、見た目以上に厳しい仕事が多く、どの職人も一人前になるのはそう簡単ではありません。とは言え、長らく後継者不足に悩んできた業種が少なくないだけに、伝統を受け継ぐと言う意味においては明らかに好材料、朗報と言えそうです。
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