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02年12月分
__経済まめ知識___________________________
「個人国債」がクローズアップ
年末を迎え、そろそろ来年を展望しているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。来年は明るい年にしたいものですが、国際情勢をみても不安材料が多く、しばらくは予断の許されない状況となりそうです。資金の運用難も続きそうですが、来年は安定運用先として「国債」が一段とクローズアップされるかもしれません。
第1弾として、来年早々にも新しい個人国債が売り出されます。これは満期が10年で発行額は3000億円程度。買い入れ単価はこれまでの5万円から1万円と低く設定し、買いやすくしたのがポイントです。
「国債といってもピンとこない」という声が聞こえてきそうですが、皆さんが銀行や郵便局に預けたお金の一部は「国債を中心とした債券」で運用されています。個人国債は、このように間接的にではなく、「直接」、個人の投資家に購入してもらおうというのが主旨です。つまり、個人の金融資産を預貯金などから債券にシフトさせるのが狙いといえます。
株式から債券へのシフトは金融市場の大きな流れになっており、「国が発行する債券」、すなわち国債を巡る話題が来年の目玉のひとつになりそうな気配です。ちなみに国債は借り換えも含めて年間130兆円が発行されており、発行残高は現在約470兆円に上ります。保有比率は政府と金融機関が其々40%、日銀が15%、対する個人は2.5%となっておりますが、これは米国の半分程度の水準だそうです。
__マネジメント___________________________
不況で「心の豊かさ」がUPした?
日本が現在置かれている「不況」もまんざら悪いことではない__などと言ったら怒られてしまうかもしれません。しかし、カルフォルニア大学バークレー校のスティーブン・ボーゲル准教授が中心となって行われた討議をまとめたレポート「日本は復活するか」が、実はそういった論調で占められているそうです。一部を抜粋してご紹介いたします。
「高度成長期、男性社員は銀座で接待をしながら高価なウイスキーを飲んでいた。ところが近年、残業をしなくなったサラリーマンは早めに帰宅し、奥さんと食卓を囲み家庭でワインを楽しむなど生活パターンが変わってきた」__。ちなみに、その証拠の一つとして、1990年代に入ってウイスキーの消費量が激減し、逆にワインの消費量が伸びていることを挙げています。確かに、女性を中心にワインはなおブームですが、いずれにしろ、こうしたことに「当てはまる」とおっしゃる方も少なくないのではないでしょうか。また、残業減などにより、家族と接する時間や趣味の時間がより多く取れるようになったことを、密かに実感しているという方もいらっしゃるかも知れませんね。
金銭的な意味では昔よりも苦しくなったけれど、反対に「心の豊かさ」は数段アップしているということでしょうか。そうした見方をしますと、最初に書いたように「不況」もまんざら悪くない__ように思えます。さらには、現在の状況をもっと楽しむのが得策であるという意見も頷けるものがあります。皆さんはいかがお感じでしょうか。
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