カレンダー
2024年12月 日 月 火 水 木 金 土 « 1月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 カテゴリー
-
最近の投稿
アーカイブ
- 2021年1月 (1)
- 2020年1月 (1)
- 2019年7月 (1)
- 2019年1月 (1)
- 2017年12月 (1)
- 2014年12月 (1)
- 2013年4月 (2)
- 2012年8月 (1)
- 2012年4月 (1)
- 2011年11月 (1)
- 2011年10月 (1)
- 2011年9月 (2)
- 2011年8月 (3)
- 2011年7月 (2)
- 2011年6月 (3)
- 2011年5月 (1)
- 2011年4月 (1)
- 2011年3月 (2)
- 2011年2月 (2)
- 2011年1月 (1)
- 2010年12月 (4)
- 2010年11月 (4)
- 2010年10月 (3)
- 2010年9月 (4)
- 2010年8月 (1)
- 2010年7月 (5)
- 2010年6月 (1)
- 2010年5月 (3)
- 2010年4月 (4)
- 2010年3月 (4)
- 2010年2月 (4)
- 2007年6月 (3)
- 2007年5月 (1)
- 2006年3月 (4)
-
バナーエリア
2011年8月12日表現する言葉を持った時、オトナになる
いつもスタッフブログをお読みいただき、ありがとうございます。
まりん♪こと野田真由美でございます。
8月は、子供たちにとってワクワクドキドキな季節。
林間学校、キャンプ…親から離れてどこかに泊まる。
友達と協力して作るごはんは、見た目は全然だけど、とってもおいしい!
そんな経験をして、「仲間」という言葉を子供は覚えるのではないでしょうか。
ということで、キーストーンのFPがお届けする8月のテーマは「仲間」
先頭バッターはまたまた私が務めさせていただきます。
「仲間」と聞いて私が思い浮かべたのが「高校野球」
小学校から高校卒業するぐらいまで、母から言わせると
「ちょっとアブナイ」ぐらいの高校野球ファンでした。
特に、箕島高校が1979年に春夏連覇を果たした頃などは、
同校の校歌が唄えるほどの箕島高校ファン♪
尾藤監督の、どんなにピンチの時でも絶えることのなかった
「尾藤スマイル」は、当時中学生だった私でも
「すごいなぁ」と思っていました。
そして、大好きでした。
テレビであの笑顔を見る度、私も「大丈夫、大丈夫」と
言ってもらっているような気になっていました。
明らかに一方的な思い込みなんですけど(笑)
先日、尾藤監督を追ったドキュメンタリー番組が
NHKで放送されていました。
在りし日の監督のお姿を見た瞬間、泣けて泣けて…
私の青春そのものだったですね、あの頃。
その中で紹介されていたエピソード。
今でも「名勝負」と語り継がれている1979年8月16日の
箕島-星陵戦。
延長18回、箕島高校がサヨナラ勝ちしたあの試合です。
箕島のキャプテンでセカンドを守る上野山選手が、40度あまりの高熱をおしての出場。
もちろん選手もそのことを知っているので、ピッチャーの石井投手は二塁方向に打たれないようなピッチングを行い、ファースト、ショート、ライトの選手は、彼にできるだけ負担がかからないように守っていました。
しかし、12回表、上野山選手のエラーで1点を奪われてしまいます。
後がない裏の攻撃。打席がまわってきた嶋田選手が監督に言いました。
「ホームラン打っていいですか」
その時のことを、番組内で嶋田さんがお話しになられていました。
『ベンチを見ると、みんな、あきらめムードだった。
だから、みんなに聞こえるように言ったんですわ。
「まだ試合は終ってない。諦めたらあかん」と自分は思っていたから、
みんなにもその気持ちを持ってほしかった』
そして、奇跡の同点ホームランが生まれた…
今でもはっきり覚えています。
この回ぐらいから、私は試合終了までずっと泣きながら
テレビを観ていました。
自分でも何に対して泣いているのかわからなかった。
でも、涙が止まらなかった。
あれから32年。
今ならその理由が少しわかるような気がします。
あの頃は心のままに、素直に感情を出していた。
そして、
自分の気持ちをうまく表現できる言葉を持ち合わせていなかった。
今は、表現する言葉を持っている。
ただ、
あれほど純粋に泣けない…
「自分の気持ちを表現する言葉を持った時、オトナになる」
私はそんな風に思っています。
あれ?
テーマの「仲間」からずいぶん遠ざかってしまった?
いえいえ、私はあの試合の色んなシーンが「仲間とはどういうものか」を
物語っていると思うのです。
「それ、ちゃんと文章にしてくれないとわからないよ」
ごめんなさい、
まだ私は、うまく表現する言葉を持ち合わせていないんです。
オトナになりきれていないので…