■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□
【ライフナビ通信 第84号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2013年10月18日>
☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【幸せなリタイアメント生活を迎えるために!】
◎編集後記
☆______________________★
========================
◎今日のテーマ
【幸せなリタイアメント生活を迎えるために!】
========================
こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。
前回号のメルマガで、いつもと内容の違う内輪ネタを披露させ
ていただきましたが、意外にも多くの方々に反応をいただき、
素直に嬉しく思いました。
我が家で子ネコを飼い始めたという他愛のない話だと思った
のですが、たくさんの方からメールで感想もいただきましたし、
あのあとお会いした方々と、猫の話で盛り上がったりして。
毎回メルマガを書くとき、どのように皆さんの心に届く内容を
伝えようかと、一文一文結構苦労しながら書いているつもり
ですが、前回はあまり考えずに浮かんできた文章をそのまま
表現させていただきました。
やはり自然体で飾らない文章というのが、一番受け入れやす
く、共感を得やすいということなのかなと、またひとつ勉強に
なりました。
特に前回のメルマガは、子ネコたちに対する素直な感情が
そのまま出ていたので、そこが読んでいただいている人にも、
感じ入ってもらえたのかも知れませんね。
さて、本日は、我々の本業に少し戻って、老後問題に関する
お話を少しさせていただこうと思います。
題して、
【幸せなリタイアメント生活を迎えるために!】
それでは、どうぞ。
■ここ数年来、ライフプランニングのご相談をお客様とさせて
いただいて、ことに感じていることがあります。
それは、「このままだと、日本人の老後はとても危ない状況に
なるのではないか?」ということ。
いきなり不安を煽るような表現をして、とても恐縮ではあります
が、これは「日本人の老後」というより、先進諸国全体について
あてはまることかも知れません。
■実は私は、十数年前より生命保険やFP業の優績メンバーが
集まる会に参加するために、ほぼ毎年アメリカに出向いている
のですが、特にここ数年来アメリカのFPたちの合言葉になって
いるフレーズがとても気になっていました。
それは、「ベビーブーマーを救え!」というメッセージ。
アメリカのベビーブーマー世代というのは、第2次世界大戦後の
高度成長期にあたる1946年から1964年生まれの人たちを
指すのですが、日本でいうところの団塊世代(1947年~49年)
よりかなり広い年代にあたります。
■まさしくベビーブーマー世代というのは、アメリカの人口
構成においても、大きな影響力を持つ層にあたるのですが、
その世代がまさしく今から老後を迎えようとしているのです。
一般的にアメリカ人は、堅実で貯蓄好きと言われる日本人と
比べると、浪費性向が高くあまり貯蓄には熱心ではないと言わ
れることがあります。
これは、アメリカがカード社会になっており、財布の中に現金
が入っていなくても、簡単に買い物ができるという環境が少な
からず起因しているのかも知れません。
■実は、アメリカ人のそんな消費性向が1990年代に住宅バブル
を引き起こしたサブプライムローンの問題に発展し、ひいては
世界経済を混乱させたリーマンショックにつながったとも言われ
ています。
そんなアメリカ人の消費気質があるなかで、長期的な老後の
資産設計の必要性をFP業に携わるメンバーが啓蒙していこう
ということで、「ベビーブーマーを救え!」という言葉が
生まれたのでしょう。
そんななか、アメリカ上院議会では、債務上限引き上げ問題で
期限ぎりぎりの17日、暫定案で合意したとの報道がありました。
■一見、アメリカ人の老後問題と米国債務に関する問題は
直接的な関係は無いようにも感じられるかもしれません。
ただ、この米国債の債務上限を引き上げる合意が期限までに
なされなかったら、米国債はデフォルト(債務不履行)を
起こすという事態になり、そうなればリーマンショックどころ
ではない影響を世界経済に与えることになりかねないのです。
実はこの債務問題を日本の状況に置き換えてみると、少し
イメージがしやすくなるかもしれませんので、以下日本国債の
債務問題ついて、考えてみることにします。
■奇しくも今週号の週刊ダイアモンドの特集で、
『日本国債のタブー~誰も言えない新たなリスク~』と題した
とても気になる記事が載っていました。
三十数ページに及ぶ特集記事だったのですが、その内容を
敢えて簡潔にお伝えさせていただくと、
「財務省、金融機関、日銀の談合で買い支えられている国債は
いくつかの時限爆弾を抱えて、暴落するリスクを大きくはらんで
いる」ということでした。興味がある方は記事をご覧ください。
■そもそも、日本国債の大半を保有している金融機関の財源は
そこに預け入れをしている国民の個人資産であり、ひとたびその
国債の価値が暴落またはデフォルトを起こすようなことになると
国民生活に大きな影響を及ぼすことは必至です。
まず、国債が暴落すれば、円に対する信用が下落して急激な
円安に見舞われ、輸入物価が急騰することでハイパーインフレ
が起こるだろうと言われています。
また、金融市場では債券安と円安、株安が同時進行し、市場の
混乱を抑えるため、日銀は金融引き締めを行わざるを得なくなり、
金利の引き上げ政策をとることが予想されます。
■ひとたび金利上昇が起こると、変動型の住宅ローンを組んで
いる人に大きな影響が及び、住宅ローンが返せなくなる日本版
サブプライム問題が発生する可能性がにわかに高まります。
なんだか物騒な話になってしまいましたが、日本国債にしても
米国債にしても、実際にデフォルトを起こすかどうかはともかく
いつそんな事態になってもおかしくないという状況に向かって
いるということだけは、認識しておいた方がよさそうです。
そもそも、日本や米国が発行している国債は、その多くを高齢化
にともなう年金・医療などの社会保障費の財源に充てられている
実情から言うと、国の財政問題と国民の老後の問題は、切っても
切れない関係があると言えるのです。
■米国の債務上限引き上げ問題については、ここのところ
毎年の恒例行事のようになっており、期限ぎりぎりに国債の
デフォルトが回避されるという政治的駆け引きに使われている
きらいを感じずにはいられませんが、米国もいつまでも国の
借金を増やし続けるわけにはいかないはずです。
ましてや、日本においては、もう待ったなしの状況まで国の
借金が増えてしまっています。
そんななか、自分たちの老後を守るためにどんなことを
していけばいいのでしょうか?
■「幸せなリタイアメント生活を迎えるために!」
私たちFPができることを、知恵を絞ってみなさんにお伝え
していきたいと思っています。
次回号からしばらく、先が見通せない日本や世界の状況の
なかで、私たちがどのように資産形成をしていけばいいかに
ついて、考えていきたいと思います。
では、本日はこの辺で。
次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。
========================
◎【編集後記】
========================
以前のメルマガで少し触れさせていただいたかと思いますが、
この夏から約4か月にわたって、弊社では企業理念やビジョン
の再構築を行ない、『キーストーン・フィロソフィー』を
策定いたしました。
『キーストーン・フィロソフィー』は、弊社がお客様や社会に
対してどのような形で貢献していくのか、またどんなことを
大切にし、何を目指し、どこに向かっていくのかを明文化した
ものです。
このたび、弊社のWebサイトをリニューアルして、
『キーストーン・フィロソフィー~キーストーンのこころ~』
というページを設けましたので、よろしければご一読ください。
http://www.kanameishi.com/outline/philosophy.html
また、毎年秋の恒例となっております、キャンペーンを
今日から開催していますので、こちらも奮ってご応募ください。
今年も、日頃のご愛顧に感謝の気持ちを込めていくつかの
プレゼントをご用意させていただいています。
『あなたとつながりたいキャンペーン』特設サイト
PCの方:https://www.kanameishi.com/campaign/201310/
スマホの方:https://www.kanameishi.com/sp/campaign/201310/
そして、もうひとつ。
私石野が、このたび「相続対策のコンサルティング」の業務を
開始させていただくことになりました。
夏より開催させていただいたいる提携先様との「相続セミナー」。
おかげさまで、とても好評をいただき、毎月10件くらいのペースで
個別相談をさせていただいております。
相続に対するご相談については、初回90分を無料で承って
おりますので、まずは気になることがありましたら、お気軽に
ご相談ください。
『相続対策のご相談』サイト
http://www.kanameishi.com/inheritance/
2013年10月4日【第83号】我が家に家族が増えました!
■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□
【ライフナビ通信 第83号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2013年10月4日>
☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【我が家に家族が増えました!】
◎編集後記
☆______________________★
========================
◎今日のテーマ
【我が家に家族が増えました!】
========================
こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。
10月に入り、朝夕涼しくなりすっかり秋めいてきましたが、
みなさんいかがお過ごしでしょうか?
私はというと、ちょっと“寂しい思い”がある反面、毎日帰宅
するのが楽しみな日々を過ごしております。
“寂しい思い”というのは、日曜夜のお楽しみ『半沢直樹』が
終わってしまったこと。
たぶん、数年ぶりにテレビドラマというものを本腰を入れて
観てましたが、痛快でしたね。
「やられたらやり返す。倍返しだ!」っていうセリフ。
特にドラマ前半のパートは、ロケ地がなじみ深い大阪や
自宅からも近い夜景の名所だったりで、ミーハーな私と
してはそれだけで結構楽しめました。
また、このドラマの見どころは、半沢直樹を演ずる堺雅人の
独特の演技力もさることながら、悪役陣の個性が際立って
おり、高視聴率に一役かっていたように思います。
聞くところによると、このドラマは勧善懲悪の時代劇の展開
をベースにしているらしいです。
いつの時代も理不尽さに耐え忍んで、ヒーローが最後に悪役に
復讐を果たすという展開は、日本人の心に刺さるんでしょうね。
このドラマ、続編がありそうなので、今からとても楽しみです。
そして、“寂しい思い”の反面の毎日帰宅が楽しみな理由。
今日の本題は、そのことについて話をさせていただきます。
題して、
【我が家に家族が増えました!】
それでは、どうぞ。
■今年の盆休みに自宅でくつろいでいる私に、不意に家内が、
「うちでネコを飼いたいと思うんだけれど、いいでしょ。」
と、半ば決まりごとのように一方的に話しかけてきました。
生まれてこの方、自宅でペットなど飼ったことがない私には、
家にネコが居ることなど想像したこともなく、思わず咄嗟に
「ダメ」と言ってしまいました。
その言葉に家内が少し不機嫌になった雰囲気を感じ取った
私は、「ネコを飼いたいって、どういうこと?」と気を取り直して
あらためて理由を聞いてみたところ、
■「友達が近くの動物愛護施設で、ネコを貰い受けて最近飼い
だしたそうだけど、そのネコがとってもかわいいんだって」
「その話を聞いて、私もこの前その施設に行って、ネコを見て
来たんだけど、やっぱりかわいくて」
「ねえ、飼っていいでしょ。」
■ほとんど、押し切られモードに入ってしまっている私が、ここで
「やっぱりダメ」と言おうものなら、老後の夫婦生活にまで支障を
きたすのではと危機感を覚え、
「じゃあ、今からその施設に行ってみよう」ということになり、早速
車を走らせ、その施設に行くことになりました。
その施設には、飼育員のおじさんに育てられた生後1年くらいまでの
子ネコが10匹ぐらいいたでしょうか。
■「ほら、あの真っ白い子ネコ、とってもかわいいでしょ」
生後4か月のその子ネコは、片目が金目、もう一方の目が銀目の
オッドアイと呼ばれる日本ではとても縁起が良いとされる目の色を
した、おとなしそうなメスネコでした。
ペットの扱いに慣れていない私は、目の前にいるその白い子ネコと
どう対峙していいかわからず、ほとんど触れることもなく、「キミが良い
と思うネコにすれば」と、判断を家内に任せることにしました。
■家内もどの子ネコを貰い受けるか、迷っていたようですが、ほぼ
その白い子ネコにすることに決めたようで、飼育員の方に仮申請の
書類を提出していたようです。
帰りしな、前回家内がこの施設に来た時に対応してくれた飼育員に
ばったり出くわし、いろいろ話しているなかで、ほんの数日前去勢
手術をしたばかりのオスの子ネコもいるという話を聞きつけ、
その子ネコにも会わせてもらうことになりました。
人懐っこくて愛らしいまなざしの茶トラ模様のこのネコを見た瞬間、
インスピレーションでこのネコを貰い受けようという夫婦共通の意見
が一致しました。
■ということで、結局我が家に白のメスネコの“いくら”と茶トラの
オスネコの“ブンブン”の2匹を迎え入れることになったのです。
ちなみに2匹のネコの名前は、すでに家内が決めていたようで、
命名の由来は私はよく知りませんが、今では“いくら”と“ブンブン”を
中心に我が家がまわっています。
当初はペットとの付き合い方にもぎこちなかった私ですが、いざ
“いくら”と“ブンブン”がうちにやってくると、まるで我が家で子供が
生まれたかようにかわいいこと、かわいいこと。
■赤ん坊を抱きかかえるようにして、首筋のところをなでてやると
のどをゴロゴロ言わせながら放心状態でご満悦の表情を浮かべ、
そんなさまを見るだけでこちらが癒されます。
身体のまだ小さい甘えん坊の“いくら”は、ちょっと困ったことや
何かを訴えたいときなど、それこそネコなで声を出して、男ごころ
ならぬ飼い主ごころをくすぐります。
ふたりともエサの時間になり、自分の食器にエサを入れている
音が聞こえるだけで、一目散に駆け寄ってくきて、お利口さんに
所定の場所で食事をしている姿を見ていると、わが子が生まれた
ときに感じた「この子を守ってやりたい」というような親ごころが
芽生えている自分に気づきます。
■よく、「イヌは人につき、ネコは家につく」と言わているようですが、
それぞれの習性をうまく表現しているように思います。
しつけをしっかりして、面倒を見れば見るほど忠誠を尽くすイヌに
対して、ネコは自由奔放でどちらかというと気まぐれな性格。
イヌは、エサやりから下の世話、毎日の散歩が欠かせないなど、
かなり手間がかかるようですが、きれい好きなネコはトイレの場所
を決めてやれば、自分で用を足しますし、一日中放っておいても
基本的には大丈夫。
■そういう意味でいうと自立心旺盛というか、なんでも自分のことを
自分でやれるネコの方が、家を空けることが多く四六時中面倒を
見れない事情がある我が家には向いているように思います。
それにしても、ネコたちの様子を観察していると、飽きませんね。
和室の窓側でちょこんと座って庭を見ながら日向ぼっこをしている
のが好きな“ブンブン”。
ネコのおもちゃで遊んでやると、好奇心いっぱいでジャレついてくる
育ちざかりの“いくら”。
■こうしている間でもリビングで、「ブンブン、お利口ちゃんでちゅねえ」
と言っている家内の声が聞こえます。
いやはや、親バカならぬ我が家のネコ自慢バカの戯言のような話に
今回はなってしまい、誠に申し訳ありません。
今まで仕事一筋のような生活を送っていた私ですが、仕事のことを
忘れ、ホッと息が抜ける時間や空間を持つ重要性が、今さらながら
わかったような気がします。
人生、どんなことでもバランス感覚が大切ですものね。
ということで、今日のところはこのあたりにさせていただきます。
大変失礼をば、いたしました。
次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。
========================
◎【編集後記】
========================
『半沢直樹』が終わった今、実はうちの家内とひそかなブームと
なっているテレビ番組がありまして。
『0655』っていう番組、みなさんご存知ですか?
まあ、知らないでしょうね。
ちゃんとした地上波なんですけど、月曜から金曜日の朝6時55分
から5分間、NHKのEテレで放映しているペット自慢の番組。
その番組の冒頭で、1分程度の投稿写真を紙芝居のように
「おれ、ねこ」というシンプルな歌とともに流しているのですが。
これが、なんともかわいくて、毎日家内と観ています。
我が家に2匹の子ネコがやってきて、ほぼ1ヶ月。
少し夫婦仲が良くなったように私は感じてます。
「子はかすがい」と言いますが、我が家では「ネコはかすがい」
となって、おかげさまで平穏な日々を過ごせているような気が
します。