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    ■キーストーン通信
    相続や事業承継対策をお考えの方に知っていただきたいテーマを取り上げ、税理士・司法書士がわかりやすく解説しています。
    執筆いただいているのは、相続・事業承継案件を数多く手がけ現場を知り尽くしている先生方です。

    愛和税理士法人 代表税理士 岡田 隆先生

    杠(ゆずりは)グループ 代表/司法書士 川原田 慶太先生
    ※2022年10月、司法書士法人おおさか法務事務所から、
     杠司法書士法人及び司法書士法人ゆずりは後見センターへ改組しました。



    ■ライフナビ通信
    事業承継・相続対策・ライフプランニングにまつわるお話し、その時々に思うこと・感じること・伝えたいことを各人のことばで綴っています。
    2010年10月創刊号から2018年7月までは代表石野が、以降はコンサルタントやスタッフが持ち回りで執筆しました。

投稿者別アーカイブ:キーストーン

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2012年4月20日【第43号】はたして私たちは年金をもらえるのか?

■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□   
 【ライフナビ通信 第43号】 
 ~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2012年4月20日>

☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【はたして私たちは年金をもらえるのか?】
◎編集後記
☆______________________★

========================
◎今日のテーマ
【はたして私たちは年金をもらえるのか?】
========================

こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

先日、弊社にライフプランの相談に来られたお客様より、
あるご質問をいただきました。

「うちの娘が二十歳になったので、本来なら国民年金に加入
しないといけないと思うのですが、これって本当に加入すべき
ものなのでしょうか?」

「娘はまだ学生なんですが、娘の友達の間でも将来年金は
あてにできないので、加入する必要はないんじゃないかって
言ってるようで…」

「娘を国民年金に加入させるよりは、むしろ娘の老後のことを
考えて、個人的に違う貯蓄をさせたほうが良いようにも思うの
ですが…」

さて、こういう質問に対し、FPとしてどう答えるべきなのか。

とても難しい問題ですが、今日はみなさんと一緒に日本の
公的年金について、少し考えてみたいと思います。

題して、
【はたして私たちは年金をもらえるのか?】

それでは、どうぞ。

■『日本国内にお住いの20歳から60歳までの方は、公的年金に
加入することが法律で義務付けられています。』

20歳を迎える人に日本年金機構から届く国民年金加入案内の
手紙には、確かにそのようにうたわれています。

ということは、20歳から60歳までの人は基本的に公的年金に加入
しないといけないということなのでしょうが、実態はどうもそうは
なっていないようです。

■厚生労働省発表の2010年度の国民年金の納付率は59.3%。

なんと4割の人が、何らかの理由で国民年金を納付していないと
いうことになります。

ただ、この納付率59.3%という数字は、今回のご相談者のような
ケースの学生や低所得(無収入)を理由に納付を免除や猶予されて
いる人を除く数字ということなので、実情はさらに深刻です。

■国民年金の納付率は、ここ10年来60%をわずかに上回る程度の
数字で推移してきましたが、2010年度についに60%を割り込み、
今後この数字はさらに下落傾向が強まるとの懸念もぬぐえません。

その理由のひとつとして挙げられるのは、日本の雇用形態の変化
にあると言われています。

雇用側の企業が景気の先行きを不安視し、更に年々上がっていく
社会保険料の負担を抑えるために非正規労働者の比率を上げて
おり、企業防衛をはかっているという実態があります。

■これから更に社会保険料負担は増加の一途をたどり、2025年度
には会社員の社会保険料(労使折半)負担は今の水準のほぼ倍の
なんと年収の3割を超える見通しのようです。

正規雇用の会社員の場合、自動的に給与天引きされるため、社会
保険料の負担増は、ある種の「見えない増税」とも言えなくありません。

一方、非正規労働者は、低い賃金に抑えられる傾向にあり、公的な
社会保障制度も自己負担となる場合が多く、結果的に国民年金も
払えない状況に陥っている、もしくは将来の年金制度をあてにでき
ないと年金の支払いを自主的に止めているとも考えられます。

■このような状況が進めば、

企業側 ⇒ 正規雇用から非正規雇用へのシフト(又は海外での雇用)

正規雇用者 ⇒ 社会保険負担増 ⇒ 手取り所得の減少

非正規雇用者 ⇒ 年金が払えない、もしくは自主的に未納 
(非就労者)
 
という構図に拍車がかかり、公的年金制度自体が立ちいかなくなる
危険性をはらんでいます。

■ましてや団塊の世代が今年から順次65歳となって、現役世代から
年金受給世代となる2012年問題も表面化し、年金の納付者と受給者
のバランスもどんどん悪くなっていくことは既に明白です。

日本の公的年金制度の最大の問題点は、現役世代が納付した年金
原資をそのまま年金受給者に自転車操業的にまわしていく「賦課方式」
を取っていることだと言われています。

ただでさえ少子高齢化で働き手が減るうえに年金の納付率が下がり、
今後はむしろ年金受給者が飛躍的に増え続けていくとすれば…?

■はたして、現役世代の我々は将来公的年金をどれだけもらうことが
出来るのでしょうか?

私が、お客様にファイナンシャルプランニングのシミュレーションをさせて
いただくとき、今の年金制度でもらえる年金額を前提に老後設計をする
ことは非常に危険だということを常々お伝えしています。

公的年金がもし最悪受け取れない状況となったとしても、老後生活が
安心して過ごせるようにするためにしておくべきことは何なのか?

もしかしたら、それくらいのつもりで自分のライフプランをしっかり考えて
おかないと、大変なことになる時代がもうすぐそこに来ているのかも
知れません。

■どう考えても、自分の将来を国や他人まかせですませられる時代は、
既に終わっているように感じます。

次回、【ライフナビ通信】では、今のような将来を見通せない時代に
どのように資産形成をしていけばいいかの具体的なお話をさせて
いただこうと思っています。

では、次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。

========================
◎【編集後記】 
========================

先週、仕事の合間に2時間ほど時間が空いたので、久しぶりに
映画を観に行ってきました。

観た映画は、『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』

名優メリル・ストリープがアカデミー主演賞をとった心にしみる
とても良い映画でした。

マーガレット・サッチャーと言えば、このメルマガ第2号の
【今、日本がお手本にすべき、とある国とは?】でも紹介させて
いただいた財政赤字を立て直し、瀕死の英国を救った名首相。

映画では、その栄光の日々と晩年認知症を患ったサッチャー女史
の孤独を描いていますが、その生涯で彼女が何を大切にしてきたか
について、とても共感できる部分がありました。

「夢を抱くこと」 

「どんな時も揺るがない確固たる自分の信条」

「強いリーダーシップと人への優しさ」

「家族(特に夫)への愛情と仕事への情熱」

そして、「孤独」

これは、あくまでも私の主観ですので、本当のサッチャー女史の
人生はご自身にしかわかるものではないと思います。

でも、人間どんなに脚光を浴びた人生を過ごしているように見えても、
必ず「光」と「影」の部分があるものだと、多くの方々の人生を見守る
仕事をさせていただいて、私自身つくづくそう思うことがあります。

そして、その「影」の部分もその人を構成する重要なファクターで、
その「影」の部分といかにうまく付き合っていくかを知ることが、
人生を豊かに過ごしていくひとつのコツのようにも思えます。

最後に“わかったようなこと”を書いてしまいまして、すみません。

いい映画を観たあとの余韻に浸った勘違い男の「戯言(たわごと)」
と、お許しのほどを。

By キーストーン | 公開日:2012年4月20日| パーマリンク

2012年5月7日【第44号】資産形成のための具体的な方法について

■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□   
 【ライフナビ通信 第44号】 
 ~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2012年5月7日>

☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【資産形成のための具体的な方法について】
◎編集後記
☆______________________★

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◎今日のテーマ
【資産形成のための具体的な方法について】
========================
こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

あれっ?

今日は、【ライフナビ通信】の配信日だったかな?

そう思われた方もおられたかも知れませんね。

この【ライフナビ通信】は、通常は毎月1・3・5週の金曜日
配信としているのですが、先週はGW真只中でしたので、
連休明けの本日配信とさせていただきました。

昨年までであれば、GWであろうと土日であろうとほとんど
フル回転で仕事モードのようなところがありましたが、ここ最近
仕事への自分のスタンスが少し変わってきたように思います。

そのきっかけは、家庭やプライベートなこと、年齢のこと、
会社全体を通して自分がどんな仕事をしていくべきかについて
考える機会が増えてきたことなどが挙げられます。

そして、最近ことに「幸せに生きること」や「人生を愉しむ」という
ことの意味を自分で問い直しているようなところがありました。

そんなこともあって、このGWは比較的ゆったりとした時間を
過ごさせていただきました。

特にこの連休で家族との時間、それも子供たちとの会話の時間を
少しではありますが、持つことができたのが最大の収穫でした。

長男は長男なりに、次男は次男なりに自分の進路を考え、
自立に向けて歩みだしている姿を感じることができ、親バカながら
息子ふたりの成長を頼もしく思えた機会でもありました。

日頃父親らしいことを何一つしてこなかったツケが、親子の距離感を
つくってしまっていたように思うのですが、自分のスタンスが変わると
子供の対応も変わるものだなあとつくづく気付かせてくれました。

実はこれって、人間関係すべてにあてはまることかも知れませんね。

さて、身内話はこれくらいにして、そろそろ今日の本題に入りたいと
思います。

今日は、前号に続きの「公的年金をあてにしないで自分年金を作る」
というお話です。

題して、
【資産形成のための具体的な方法について】

それでは、どうぞ。

■公的年金がもし受け取れない状況となったとしても、老後生活を
安心して過ごせるようにするためにしておくべきことは何なのか?

前号で、そんな話を最後にさせていただきました。

そして、将来を見通せないこんな時代にどのように資産形成を
おこなっていけば良いか、今号でお話させていただくことに
なっていましたね。

■実は昨年のGWの時期にこの【ライフナビ通信】で自分年金を作る
正攻法について、香港の強制積立年金制度(MPF)という公的年金
制度を例にあげて、お話させていただいたことがありました。

少しおさらいをすると、この香港のMPFというのは、労使がそれぞれ
給与の5%づつを拠出して、その原資を任意の金融商品で積み立て、
自分のための年金を自己責任で運用していくというものでした。

ただ、自己責任で運用すると言っても、どのように金融商品を選定して
全体のポートフォリオを組んだらいいかがわからないので、香港では
金融のプロであるIFAという専門家に全体の運用を任せる仕組みが
あるということもお話させていただきました。

■また、これも以前にお話させていただいたことですが、
資産運用の王道はなんと言っても、長期国際分散投資。

投資先(国やエリア、先進国と新興国など)の分散。

投資商品(株式、債券、不動産、金・原油など)の分散。

そして、時間(定期積立や投資時期をずらすなど)の分散。

■これらの要素を踏まえて、刻々と変化する世界マーケットを
タイムリーに見極め、ポートフォリオを組み変えていく。

海外では、高度な情報やデータを分析し、金融商品を常に組み替えながら、
高いパフォーマンスをあげているIFAが実際に活躍しています。

また、最近は様々な情報を書籍やインターネットで手に入れることができる
ので、日本人でも香港や海外の金融のプロたちに資産運用をお願いする
方法が紹介されていたりします。

■確かに将来の日本のカントリーリスクや運用環境を考えると、自分年金
づくりのために、円資産から外貨に資産を分散し、投資・運用のプロである
IFAに自分の資産運用を任せるという選択肢はとても有効のように思えます。

ただ、海外で資産運用をしようとすれば、少なくともその国に実際に出向く
行動力と長期的な視点、そして自らの責任でリスクを取るある種の決断
が必要になります。

また、海外と国内の税務や商品特性の違いなども知ったうえで、海外投資を
考えないと大きな代償を負うことになりかねませんので、実際に海外投資
をするハードルはそれなりに高いのも事実です。

■そこで今回、国内である程度資産形成に向いた貯蓄として、私なりに最近
注目している金融商品を少しご紹介させていただこうと思います。

国内では比較的貯蓄性が高く、将来の日本のカントリーリスクにも
備えられ、しかも柔軟性に富んでいる。

具体的に言うと、一部の外資系生保会社が出している外貨建ての保険商品が
個人的には面白いと思っています。

■一概に外貨建ての保険商品と言っても、米ドル・豪ドル・ユーロなど通貨の
特性やその時々の利率、そして満期設定のある養老保険や年金保険、満期
設定のない終身保険など、目的に応じて商品選定をする必要があります。

現在、例えば外資系A社のUSドル建てIS終身保険の場合、国内生保の多くが
1%台半ばまで積立利率が下がってきているなか、積立最低利率3%
を保証しています。

また、このUSドル建てIS終身保険は積立利率が高いため、死亡保障も円建て
の終身保険に比べ非常に高く取ることができるので、貯蓄&保障での両方の
側面で商品としての優位性があります。

■私が資産形成を考えるうえでこだわるポイントは、
資産を円だけで保有するのではなく、外貨建て商品に分散しておくことです。

将来の日本のカントリーリスクすなわち円の価値が暴落するようなことが、
あってもリスクヘッジが多少はできるということです。

特にここ1年ほど、円は海外通貨の中で史上最高水準の高値圏に置かれており、
円資産を他の通貨に分散しておくには、良いタイミングと言えるのでしょう。

■以上、本日は資産形成のための具体的なお話の第一回目とさせていただきます。
お分かり難い点がございましたら、お気軽に弊社FPまでお問い合わせください。

なお、毎月開催している下記セミナーでも詳しいお話をさせて頂きますので、
併せてご案内します。

★夢探しから始めるライフプランセミナー
★経営者のための戦略的資産形成術セミナー
http://www.kanameishi.com/seminar/

では、次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。

========================
◎【編集後記】 
========================

このGW、駅ナカの書店である一冊の本を手に取りました。

ニュース番組の司会などでおなじみの辛坊治郎氏著の
『この国で起きている本当のこと』
http://goo.gl/tAQ8v

その第1章「年金の恐ろしい真実」の出だしの文章が、
「公的年金は破綻しています」

これは、この間まで年金問題担当だった前厚生労働副大臣が
辛坊氏が司会を務める報道番組で明言したというからかなり
ショッキングな内容だと思います。

この本では、年金、原発、日本の財政やTPPの問題まで、
まさしく『この国で起きている本当のこと』が赤裸々に書かれて
いました。

パラパラパラと1・2時間でざっと読める内容でしたが、
この本の内容がまさしく『本当のこと』であったとすれば、
日本の状況も「もはや、待ったなし」の段階になりつつある
ことをしっかり認識する必要がありそうです。

今、備えるべきことは何なのか?

これからもしっかり考えていきたいと思います。

By キーストーン | 公開日:2012年5月7日| パーマリンク

2012年5月19日【第45号】人生は出逢いとご縁によって決まる

■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□   
【ライフナビ通信 第45号】 
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2012年5月19日>

☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【人生は出逢いとご縁によって決まる】
◎編集後記
☆______________________★

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◎今日のテーマ
【人生は出逢いとご縁によって決まる】
========================

こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

先日、午後と夜に2件のアポイントがあり、久々に神戸の
お客様のところに車で行ってきました。

その2件のアポイントの間に2・3時間、時間が空いたので
私の原点ともいえる縁(ゆかり)の地を巡って来ました。

子供の頃、父に連れられてよく行った春日野道の伯父の家。

物心ついたころに住んでいた六甲のアパート。

生保会社に転職して、飛び込み営業でよく話を聞いて
もらった住吉商店街の電気屋さんやラーメン屋さん。

そして、同じく飛び込み営業から仕事が軌道に乗るのきっかけとなった
摂津本山駅近くの某企業の神戸営業所。

残念ながらどれも今は跡形もなく、時代の流れを感じ
ましたが、同時に懐かしさとある感情が湧いてきました。

それは、これまでご縁をいただいた方々への言葉にできないほどの
感謝の気持ち。

今でこそ小さいながらFP事務所の代表として、仕事をさせて
もらっていますが、そのひとつひとつの出逢いがなかったら
間違いなく今の自分はあり得なかった。

そう思うと、あらためて人のご縁の大切さを感じずには、
いられません。

そして、昨日またひとつある出逢いがありました。

今日は、そんな話を少しさせてもらおうと思います。

題して、
【人生は出逢いとご縁によって決まる】

それでは、どうぞ。

■昨日は、毎月開催している私が代表を務めるFP仲間の
勉強会「キーストーンアライアンス」ミーティングの日。

7年前の5月からFPビジネスのスタンダードを作ろうという
理念のもと、全国各地からFP仲間が情報交換の場として、
参集しています。

ちなみに今月の開催場所は、大阪の弊社セミナールーム。

■「スミマセン、ちょっと話が・・・」

会議が始まる直前に弊社スタッフが私にちょっと遠慮がちに
小声で耳打ちをしました。

「今日は、確かメルマガ配信の日だと思うのですが・・・」

■「えっ???」

「メルマガ配信は来週じゃなかったの?」

「いえ、今日は第3金曜日の5月18日ですが。」

「あっ、いや~あ~ やっちゃった。(汗)」

■通常、このメルマガは1・3・5週目の金曜日の朝、何とか
書き上げ、スタッフに原稿を渡し、配信してもらっているの
ですが、私が勝手に来週配信と勘違いしていました。

というわけで、今週号は今5月19日の夜中にこの原稿を
書いています。

読者のみなさま、どうぞお許しのほどを。

■さて、話をもとに戻しましょう。

今回のキーストーンアライアンスミーティングのゲストとして、
参加してくれたKさん。

その人こそ、まさしく「引き寄せの法則」で出逢うべくして、
出逢った人のように思えてなりません。

■このKさん、私が懇意にさせていただいている若手実業家の方
からご紹介いただいた社労士さんで、全国ネットの社労士組織を
立ち上げ、その代表を務めるなど精力的に活動しています。

そのKさんが、現在大きな問題意識として、活動の中心に考えて
いるのが、日本企業の海外進出の支援をすること。

Kさんは、とても気さくな人柄で、初対面の私たちにも自分を飾ること
なく、ご自身の夢について語ってくれました。

■「今年の3月に上海とマレーシアのジョホールバルに行ってきて、
ジョホールバルほど企業進出に向いた地はないと確信しました。」

「現在、関与先で新興国での海外進出を検討している企業が複数社
あり、ジョホールバルへの進出を助言しているところです。」

「ただ、ジョホールバルの現地でのネットワークをもっと広げたいと
思っているところでしたので、今回のキーストーンさんとの出逢いは
とても心強いです。」

■この【ライフナビ通信】で、マレーシアジョホールバルのイスカンダル
計画については、何度となく紹介させていただいていますが、現地を
見た人はその将来の大きな可能性を異口同音に言及されます。

実は、私は明日から久々にジョホールバル(JB)の視察に出かけ、
Kさんは来週の後半にJB入りすることになっています。

さて、これからどんな展開が待っているのか。

■折に触れてこの【ライフナビ通信】でご紹介させていただこうと
思っています。

もしかしたら、数年先にジョホールバルに日本人の大きなコミュニティ
ができているかも知れませんよ。

では、次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。

========================
◎【編集後記】 
========================

ここのところ、注意深くテレビや新聞・本などを見ていると日本でも
マレーシアやジョホールバルに関する話題が多く取り上げられて
いることに気づかされます。

例えば、5月7日(月)22時放映のテレビ大阪の「未来世紀ジパング」
という番組。

http://www.tv-tokyo.co.jp/zipangu/backnumber/20120507/

『日本脱出!? 日本の個人資産はどこへ行く?』というテーマで、
日本のカントリーリスクについて危機感を感じたOLやシニア層が
マレーシアで不動産を購入するツアーを潜入取材していました。

この番組で紹介された不動産は、同じマレーシアでもクアラルンプール
に関するものでしたが、海外移住や不動産投資にはマレーシアが断然
注目されているということをいくつかの根拠を交えて説明していました。

また、日本や世界の政治・経済など幅広い分野で鋭い洞察で論評して
人気の高い副島隆彦氏の新刊「欧米日やらせの景気回復」という本。

欧米日の不穏な経済動向と将来予測をしたうえで、なぜか最終章では
新興アジアに目を向けて、マレーシア・ジョホールバルのイスカンダル
計画は有望かも知れないと締めくくっています。

そして、もう一冊。

米国公認会計士の資格を持ち、自らの投資経験を通じて出版や公演
活動を行っている午堂登紀雄氏の新刊「日本脱出 この国はあなたの
資産を守ってくれない」という本。

こちらも日本の国情を様々な角度から指摘・検証したうえで、日本脱出
の先をマレーシアのそれもジョホールバルの将来性に着目していると
かなり明確に謳っています。

私は、1年半前あるご縁でジョホールバルという土地に出逢いましたが、
世界では刻々と「何かが起こっている!!」ということを感じさせる事象が
次々に姿を現し始めています。

何かが起こってから慌てるのではなく、何かが起こったとしてもそれに備え
られるだけの情報を身に付けておく必要のある時代に私たちは生きている
のかも知れませんね。

By キーストーン | 公開日:2012年5月19日| パーマリンク

2012年6月1日【第46号】本場アメリカのFPビジネスについて

■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□   
【ライフナビ通信 第46号】 
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2012年6月1日>

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目次
◎今日のテーマ
【本場アメリカのFPビジネスについて】
◎編集後記
☆______________________★

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◎今日のテーマ
【本場アメリカのFPビジネスについて】
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こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

唐突ですが、今週の火曜日弊社FPの三佐々川(みささがわ)
とともに北陸の加賀に行ってきました。

目的はある法人経営者様の相続・事業承継についてのご相談。

近頃、法人様からいただくご相談は、相続・事業承継に
関するものがめっきり多くなっています。

高度成長期に起業された創業者や2代目社長も引退年齢に
差し掛かり、そろそろ事業承継を考える頃のようです。

さて、その法人様とのお話はとてもスムーズな運びとなり、
まずは半年間のコンサルティング契約に至りました。

面談終了後、三佐々川とともに良い仕事ができた(かな?)と
いうことで、ささやかなご褒美として、近くにある山代温泉の
古総湯という温泉につかり、暫しの充電タイム。

この古総湯、明治時代の総湯を復元して作られたものだそうで、
何とも言えないゆったりした空間の中でレトロな雰囲気が漂い、
しみじみと身も心も癒された気分になりました。

久しぶりに「日本人で良かった!」と感じれる時間だったように
思います。

日々の喧騒を忘れ、たまにはこのような贅沢なひと時を
意識的に作るのも良いものですね。

山代温泉の古総湯のWebサイトはこちら↓

http://www.yamashiro-spa.or.jp/souyu/index.html

では、そろそろ今日の本題に入ろうと思います。

今回は、私たちが海外のFPビジネスに目を向けるきっかけと
なった本場アメリカのお話をさせていただこうと思います。

題して、
【本場アメリカのFPビジネスについて】

それでは、どうぞ。

■前号でご紹介させていただいた、私が代表を務める
全国のFP仲間の勉強会組織「キーストーンアライアンス」

日本でのFPビジネスのスタンダードを追及しようという目的で
7年前から毎月勉強会を開催しています。

でも、最初の頃は、我々の本業であった(今もそうですが)
生命保険の商品勉強会とマーケティングの情報交換の
趣旨が強かったように思います。

■その展開が大きく変わったきっかけになったのが、5年前の
アメリカのFP事務所の視察訪問でした。

メンバーのひとりが、アメリカのFPビジネスに詳しいアメリカ人
女性とのネットワークがあり、彼女のアテンドで現地視察を
させてもらうことになったのですが、本当に勉強になりました。

今回はその折に見聞し、感じたことについて少しお話をさせて
いただこうと思います。

■視察先は、アメリカ南部の都市テキサス州フォートワース。

アライアンスメンバーの参加人数は、総勢8名。

ちょうど毎年6月に開かれる生命保険業界のトップセールス
が集まるMDRTの世界大会がデンバーであったので、
その参加を兼ねての視察となりました。

■我々が視察させてもらったFP事務所は、知性のなかにも
ユーモアのセンスが光る40代のナイスガイ、代表のショーン氏
率いる総勢7名のオフィス。

フォートワースの中心地から郊外に車で15分程度のオフィス
ビルに彼の事務所はあり、雰囲気はどちらかというと税理士や
弁護士事務所の感じに近かったように思います。

仕事ぶりも税理士や弁護士のそれに近い感じで、ショーン氏と
もう一人のFPがコンサルティング業務を行い、他のメンバーは
資料作成や顧客管理といったバックヤード業務を行っていました。

■まず、この視察を通して我々が一番興味深く勉強になったのは、
ひとりのFPが担当する顧客の数を一定範囲に限定しているという点。

アメリカのFP事務所では、平均的なFP1人当たりの顧客数は
だいたい200~300件程度ということで、今まで生命保険を中心に
扱ってきた我々にとっては、かなり少ない件数のように思えました。

つまり、アメリカのFPは200~300件の顧客の資産管理をしっかり
後々までフォローしていけばビジネス的にも成り立ち、長年にわたる
顧客との関係をじっくり深めていけるということなのだと理解しました。

■通常、生命保険業界では、既顧客のアフターフォローをしながら
新規の顧客を増やし続けないと、ビジネスが成り立っていかないという
矛盾と向き合うことになります。

そこが我々の最大の悩みであり、ジレンマであったのですが、本来の
FPビジネスをしっかり形にしていけば、やみくもに新規の契約を追い
続けなくても、今までの大切なお客様とのより深い関係がつくりだせる。

まさに我々が理想とするビジネスモデルに出会ったような気がしました。

■アメリカでは、FPというと弁護士や会計士といった職業と同等の
ステータスを持っており、顧客の資産管理をすることで日本で言う
一定の顧問料を得ることが一般的になっています。

また、FPが管理する顧客の総資産に対して一定割合(1~2%程度)の
アドバイスに対する管理手数料も発生します。

これは、顧客にとってより効果的な資産運用のアドバイスをし、適正な
金融商品の組み換えをして、運用成績を上げることで、成果報酬を
継続的に得ることができるということを意味します。

もちろん、FPが顧客の資産運用に失敗し、大きな損出を出すようなこと
になると、顧客を失うことになるので、資産管理のプロとしての腕前が
試されるという欧米的な合理主義が徹底されてもいるのです。

■ちなみにアメリカのFP事務所の相談業務の進め方についてですが、
基本は顧客側がFP事務所に定期的に訪問し、決まったテーマに沿って
相談をしていくという形を取っています。

相談するテーマは、①資産状況の現状把握と運用商品の組み換え、
②相続対策を含む老後設計、③生命保険の活用、④税務対策の
4つの項目。

ただ、ここでFPが一番重要視しているのは、顧客のライフプランに沿った
ファイナンシャルゴール(いくつまでにいくら資産形成するか)について、
しっかり顧客と話し込み、それに基づいた計画を組んでいくという点で、
これも我々にはとても参考になりました。

■また、我々が視察したショーン氏のFP事務所は、定期的にファミリー
パーティを開いたり、料理教室を開催したりと顧客との関係づくりに特に
力を入れているようでした。

このあたりは、家族ぐるみの長いお付き合いを前提とするFP事務所と
して、とても大切なことだと感じました。

これらのことが5年経った今、弊社のビジネスモデルの参考になり、また
アメリカを始め、ハワイ、バリ島、フィリピン、香港、シンセン、マレーシア、
シンガポールと多くのパートナーとのネットワークを広げるきっかけとなり
ました。

■日本と海外では、金融にまつわる環境や法的なルールも違い、アメリカの
FPビジネスと同じことが日本でできるかというとそうではありませんが、
FPとして本来やっていくべき人生の伴走者としての役割は、
弊社もしっかり全うしていきたいと思っています。

また、
折に触れて海外のFPビジネスの現状について、この【ライフナビ通信】
でも取り上げていきたいと思っていますが、まずは今日のところはこの辺で。

では、次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。

あっ、そうそう。

今回お話しさせていただいたアメリカのFPビジネスのレポートは、弊社が定期
発送させていただいているニュースレターのバックナンバーとして、ホームページ
にアップされています。

よろしければ、こちらをご覧ください。↓

http://www.kanameishi.com/tsu-shin/images/newsletter/2007sum_b.jpg

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◎【編集後記】 
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初めてアメリカのFP事務所を訪れて、あれから5年。

私たちの業務内容も大きくかわったような気がします。

当時私の事務所は、アシスタント業務をしてくれる女性2名と私の3名体制。

それが今では、私を含めFP5名とバックヤード4名の合計9名に増えました。

また、仕事の仕方も生命保険中心の相談にとどまらず、
ライフプランをベースにした資産形成や海外情報の提供まで広がり、
時にはお客様と海外視察にも行く機会が増えてきました。

先週もマレーシアのジョホールバルとシンガポールに経営者の方々と
視察に出かけ、来週末からはアメリカのアナハイムで開催されるMDRT
世界大会に弊社FP4名で参加してきます。

ちょうど再来週のこのメルマガ配信のタイミングは、アメリカに滞在して
いますので、アメリカのFP事情等旬な話題を提供させていただこうと
思っています。

また、せっかくのアメリカの機会でもあるので、MDRTの会議のあとは
プライベートな時間として完全オフの予定もしっかりゲット。

今までの仕事一筋の時間配分から人生を楽しむ時間もそろそろ増やして
いこうかと考えています。

人生何をするにもバランス感覚が大切かなと、人生の舵取りも少し遊びの
部分を取り入れるように意識しだした今日この頃です。

そんな遊び感覚を持ったメルマガも今後は配信していこうかと思っています
ので、どうぞお楽しみに。

By キーストーン | 公開日:2012年6月1日| パーマリンク

2012年6月15日【第47号】金融サービスのプロが集うMDRTの魅力ついて

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【ライフナビ通信 第47号】 
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2012年6月15日>

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目次
◎今日のテーマ
【金融サービスのプロが集うMDRTの魅力ついて】
◎編集後記
☆______________________★

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◎今日のテーマ
【金融サービスのプロが集うMDRTの魅力ついて】
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こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

今週は、生命保険及び金融サービスの世界の優績者が集う
MDRT年次大会出席のため、アメリカのアナハイムに来て
います。

思い起こせば、私が最初にMDRTの資格を得たのが1998年
ですので、早いものでMDRT会員を15年間続けてこられたこと
になります。

私がこの業界に入ったばかりの頃は、生命保険のプロの証として、
このMDRT資格獲得を目標に毎年頑張ってきたものでした。

そして、MDRT世界大会に参加するごとに、毎回大きな気付きや
モチベーションが得られ、この仕事をやることの意義を深めて
こられたような気がしています。

そこで、今回は私がMDRTで得た気付きや経験について、
少しお話させていただきたいと思います。

題して、
【金融サービスのプロが集うMDRTの魅力について】

それでは、どうぞ。

■まずは、MDRTという組織についてのご紹介から。

1927年にアメリカで100万ドル以上の生命保険を販売した優績者
32名が、プロとしての業界水準を高めるという目的で円卓を囲んで
会議を開いたのが、もともとのMDRTの始まりでした。

MDRTとは、Million Dollar Round Table の略で、文字通り
「百万ドル円卓会議」から由来しています。

■現在MDRTの会員は世界78ヶ国の国や地域で約36,000人が
登録され、毎年6月に北米のどこかの都市で世界大会を開催して
います。

会員資格は、世界共通で毎年1月から12月の1年間で一定以上の
卓越した成績を挙げたものに対して与えられます。

ちなみに日本のMDRTの会員数は、2011年度で3,153名。

生命保険募集人の登録者は約145万人(平成22年生命保険協会調べ)
と言われ、そのうち実質的に3分の1の人が生保営業に関わっていると
しても会員資格があるのは、上位1%未満ということになります。

■そのMDRTの今年の開催地が、アメリカ西海岸のディズニーランド
でおなじみのアナハイム。

今年は世界から約7,000名の会員が集まり、前夜祭を含め4日間熱い
会議が繰り広げられました。

会議の内容は、大きく分けると午前中のメインプラットフォームと言わ
れる全員参加の講演と午後の分科会に分けられます。

■そのなかでも圧巻なのが、大会初日のオープニングセレモニー。

コンベンション会場を埋め尽くした7,000人の会員の熱気も最高潮に
達したところで、参加各国の国旗の入場。

自国の国旗が紹介されると、会員が一斉に席を立ち、拍手や歓声を
上げ、ここに参加できたことの喜びをアピールします。

■そこからは、MDRTメンバーのなかでも際立った成果を挙げている
会員のスピーチや経済評論家、プロスポーツ選手、健康医学の専門家
など、まさしく生きがい・健康・お金に関わる関心深いテーマについての
講演があり、時には笑いや涙ありといった感動が生まれます。

そのなかでも私が長年このメインプラットフォームで感銘を受ける内容
というのは、ノウハウや知識・情報に関するものというより、
「心のあり方」に関するメッセージが伝わってくるものです。

■今年特に心に響いたのは、アフリカから英国へ移民し、13歳で最愛の
母を亡くし、失意の底から大きな成功を手に入れたMDRT会員の話です。

彼が話したテーマは、「目標設定をやめ、自分の標準を決める」という
内容でした。

彼は、心の持ち方の焦点を変えることで劇的に人生が変わり、
成果も大きく上向いたと言います。

■通常成功者と言われる人の特徴として、自らの目標を高く掲げ、
その目標に向ってストイックに走り続けることで、家族との大切な
時間を犠牲にし、結果的に幸福を見失ってしまいがちなのですが、
彼はそのパターンから抜け出すことができたそうです。

それは、将来達成しようという目標ばかりを追いかけ、今出来ていない
ことに囚われるのではなく、日々やることの質(標準)を高めて今に集中し、
毎日を後悔なく生きることに注力したことです。

例えば、仕事時間は何時から何時までしかやらないだとか、人との面談
も量より質に徹底的にこだわるとか。

■私自身振り返ってみると、日常業務に費やす時間を考えてみれば、
意外と些細なことに煩わされる時間が多かったことに気づかされます。

今回この話を聞けただけでも、はるばる米国まで出かけてきた価値が
十分あったと思えました。

このようにMDRTに行くと、しばしば「ハッとした気づき」があります。

■それは、会員相互にメントアリング(先輩から後輩への知識・ノウハウの
伝承)の精神とホールパーソン(全人格者)を目指すという長年培われて
きたMDRTの理念が宿っているからだと思います。

MDRT登録を何回も経てきた先輩会員は、ファーストタイマー(初回登録)
の会員を心から祝福し、自分の経験やノウハウ、そしてMDRTの精神を
伝え、それらは80年以上の伝統に脈々と受け継がれています。

これも弊社の組織作りを考えるうえで、とても参考になる点です。

■また、MDRTの良さは、会議が終わったあとでも、その余韻を残して
来年もこの会に来られるように頑張っていこうと思えるところにもあります。

今回は、少し業界よりの話となってしまいましたが、MDRT見聞録という
ことでお許しください。

では、今日のところはこの辺で。

次回、【ライフナビ通信】をお楽しみに。

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◎【編集後記】 
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今回のMDRTアナハイム大会。

私にとっては、少し感慨深いものになりました。

弊社が本格的にFP事務所を構えて3年になり、
毎年FPを増やしていますが、

一昨年のバンクーバー大会で原田が、

昨年のアトランタ大会では森本が、

そして、今年のアナハイム大会では三佐々川が、

それぞれMDRT基準を達成し、以降毎年大会に参加しており、
メンバー全員が大きな学びの機会となっています。

今年は、その4名でアナハイムのラストナイトとなる日に今回の
振り返りをおこないました。

日々の多忙な業務のなかでは、なかなか細かい部分の意思疎通が
難しいものですが、日常業務から離れたこういう機会にそれぞれの
素顔に触れることもとても大切なことだとあらためて感じました。

また、メンバーのなかから「ホールパーソンを目指す」という言葉
などが飛び交い始め、早速MDRTの効果が出てきているようです。

むかし、「ホールパーソン」のことを「穴が多い(欠陥)人間」と訳して
失笑をかったという笑い話がありましたが、うちのメンバーは、
くれぐれも「穴人間」にはならないように!

By キーストーン | 公開日:2012年6月15日| パーマリンク

2012年6月29日【第48号】幸福感につながる大切な要素について

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【ライフナビ通信 第48号】 
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2012年6月29日>

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目次
◎今日のテーマ
【幸福感につながる大切な要素について】
◎編集後記
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◎今日のテーマ
【幸福感につながる大切な要素について】
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こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

先々週のメルマガでは、MDRT年次大会出席のため、
アナハイムに行っていたというお話をさせていただきました。

実はあの後、体調を崩し、少し大変な状況になっていました。

どうも、風邪をこじらせたようで、アメリカ滞在の後半は、
三日三晩寝込んでしまい、ほとんどフラフラの状態。

せっかく完全オフの時間をつくって、家内とプライベート時間を
楽しもうと思っていたのですが。

まあ、15年間この業界で走り続けてきて、溜まりに溜まった
疲れというか垢(アカ)というものが、一気に噴き出したのかも
知れません。(苦笑)

おかげさまで、その溜まった垢もアメリカできれいさっぱり
デトックス(解毒)して、今は日本で元気に仕事をしています。
(やっぱり、仕事かとツッコミ入れられそうですが…)

今日は、そのアメリカで寝込んでいた三日間、夢うつつの中で
考えていたことについて、少しお話したいと思います。

題して、
【幸福感につながる大切な要素について】

それでは、どうぞ。

■ここは、アメリカ中南部の都市ニューメキシコ州アルバカーキ。

ロサンゼルスから飛行機で東に行くこと約2時間。

MDRTの年次総会を終え、私は暫しの休暇を取るために先入り
していた家内とそこで合流することになっていました。

■ニューメキシコ州アルバカーキと言われても、日本人には
あまり馴染みがないかも知れませんが、自然と都会が相まった
風光明媚なとても良いところです。

むかし、宮沢りえちゃんが写真集を出して有名になったサンタフェが
近くにあり、メキシカンな雰囲気のする砂漠地帯でありながら、
文化的な香りのするこの地域を気に入って芸術家や
ハリウッドスターなども数多く住んでいるようです。

当初の予定では、プエブロインディアンの原住民が住み、
パワースポットとして有名なタオスという町にも足をのばし、
ついでに女優のジュリア・ロバーツが住んでいる邸宅をこっそり
拝見してみたいというミーハーな計画を立てていたのですが、
私が風邪でダウンしていたため、あえなく断念。

私はほとんど外に出ることなく、ベッドの中で寝込んでいたと
いう状態でした。

■さて、私たち夫婦がアルバカーキを訪問した目的はというと
この地に住んでいる家内の妹夫妻と久しぶりに会うこと。

そして、私の個人的な関心としては、彼女たちの現地での暮らし
ぶりを拝見させてもらい、日本での生活様式との違いをじかに
感じてみたいということもありました。

ということで、今回のアルバカーキでの滞在は妹夫妻の自宅に
丸4日お世話になっておりました。

■妹は、京都の外国語大を卒業し、一旦社会人になったあと、
オーストラリアの大学に再度入学。

その後、日本に帰ってきていた時期があったのですが、オースト
ラリアの大学時代の同級生であるアメリカ人のところに遊びに
行った時に今の主人と運命的に出逢い、結婚することになった
のが、今から10年ほど前の話。

妹の主人は、アメリカ人でもともとIT系のエンジニアとして、長年
キャリアを積んでいたのですが、思うところあって仕事を辞め、
貯蓄を食いつぶしながらテキサス州の片田舎での新婚生活が
始まりました。

■いつまでもその日暮らし的な生活が続けられるはずもなく、
ふたりの貯蓄が数十ドルにまで減ったところで、このままでは
いけないということになり、新天地を求めてアルバカーキに移住。

当時、アルバカーキはIT系企業などの進出にともない、人口も
増えており、景気もまずまずの状況で、夫婦二人の再就職先にも
恵まれ、今では安定的な生活が送れているようです。

また、数年前に購入した家のローンもそろそろ終わるということで、
妹夫妻の収支バランスは一転プラスに転じているようです。

■さて、その妹夫妻のアルバカーキでの暮らしぶりですが、まず
なんといっても住環境が日本と違い、広々として快適なこと。

ふたりには子供がいないということもあり、多くの部屋を必要とは
しないのですが、それでも3ベットルームにバスルームがふたつ、
それにキッチンとダイニング、そしてリビングルームがふたつ。

これが平屋でゆったり建っていて、しかも庭も広くバーベキューが
できるスペース、ウッドデッキ、そしてガーデニングのエリアも十分
取れて、住宅の敷地の面積は150坪ほどはあるでしょうか。

■これがアメリカの一般的な中流家庭の住宅サイズのようで、
なんとも羨ましい限りです。

それでも、アルバカーキではこの程度の住宅が2,000万円くらい
では買えるということですので、家計における住宅費の支出割合は、
日本より軽微で、その分他の支出にまわせるということになります。

FP的なスタンスで、どうしてもそういうところに興味がいってしまうの
ですが、住環境(の費用負担)と人生の幸福度というのは、個人的
には、何がしかの相関関係があるように感じました。

■また、今回妹夫妻の自宅に滞在させてもらって感じたことですが、
“ゆとり度”と幸福感というものにも深い関係があるように思えました。

仕事だけに縛られない個人的な自由な時間が持てる“心のゆとり”
住環境のゆったりした空間からくる“心のゆとり”

そんな時間・空間を共有している妹夫婦は、とても幸せそうでした。

■そして、私は妹にアメリカで暮らすことと日本で暮らすことの
違いはどんなところにあるかということを率直に聞いてみました。

妹からは、「アメリカに来て、人目を気にせず自由に思ったように発言し、
自己責任で生きていけるので、とても充実感がある」というような答えが
返ってきました。

妹には、日本人は様々な人間関係において、人に気を使いすぎて
少し窮屈に写っていたのかも知れません。

■そういう意味では、人間関係においてもお互いフランクに話し合える
ユーモアや“心のゆとり”というものがとても大切なようにも思えます。

日々の慌ただしさにそういうことを考える“ゆとり”もなかったことを思い
返しつつ、アルバカーキのベッドの中でそんなことを考えていました。

あなたにとって、幸福感につながる大切な要素があるとすれば、
それはどんなことでしょうか?

一度、じっくり考えてみるのも良いかも知れませんね。

では、今日のところはこの辺で。

次回、【ライフナビ通信】をお楽しみに。

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◎【編集後記】 
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今回のアルバカーキでの滞在は、観光や仕事という観点ではない、
いち生活者の視点で日々を過ごせたことがとても新鮮でした。

滞在中、何度か外食にも出かけましたが、アメリカ人が好むビール
とハンバーガーという夕食にデザートはヨーグルトトソフトクリームの
計り売りの店など、アメリカンスタイルもとても楽しかったです。

でも、食生活はやはりアジアンフードの方が口に合ったかな。

ベトナム料理やタイ料理の店にも行きましたが、同じアジア人と
言うこともあり、接客対応などとても居心地の良さを感じました。

そう言えば、来週はタイに医療ツーリズムの体験ツアーに行く
ことになっており、本場のタイ料理も堪能してきたいと思います。

また、今回のアメリカ滞在では、海外で健康であることの大切さ
もあらためて感じました。

風邪をひいて、お医者さんで薬をもらいに行くだけでも、医療保険に
入っていなければ、何時間も待たされたうえに診察と薬代だけで
数万円もかかるということを妹の主人から聞かされました。

幸い病院に行くことなく風邪は治りましたが、幸福感につながる
大切な要素として、「健康」であるということもはずせませんね。

これからは、このメルマガで「食」や「健康」に関するテーマも
取り上げていきたいと思っていますので、乞うご期待のほどを。

By キーストーン | 公開日:2012年6月29日| パーマリンク

2012年7月6日【第49号】チームで人生設計のサポートをするということ

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【ライフナビ通信 第49号】 
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2012年7月6日>

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目次
◎今日のテーマ
【チームで人生設計のサポートをするということ】
◎編集後記
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◎今日のテーマ
【チームで人生設計のサポートをするということ】
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こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

今、タイに向かう機中でこのメルマガを書いています。

今回のタイ渡航の目的は、タイの医・食・住の現状を
視察することと仕事で親しくさせていただいているある
日本人男性の結婚式に参列させていただくため。

まず、今回の視察では、東南アジア最大級で最新式の
医療器具、そして日本人医師・スタッフまで整えている
医療センターで人間ドックを体験。

ここ数年、欧米や中東系そして日本など世界各国の人達が
最先端の医療技術を提供する東南アジアの病院で検診を
受ける「医療ツーリズム」が注目を集めているということで、
ミーハーな私は自分も体感してみることにしました。

また、旅の最大の楽しみである食事ですが、昼食は日本
のチェーン店である大戸屋さんで和定食。

そして、夕食の1日目は現地バンコクで有名な天ぷら屋さん、
2日目は日系企業の家族亭さんが経営する日本食レストラン
での晩餐となぜか日本食のオンパレード。

わざわざタイに来てなんで日本食と思われるかも知れませんが、
今アジアでは空前の日本食店の出店ブームだとか。

日本の外食産業が新天地でどのような成長物語を描いて
いるのかをつぶさに視察してこようと思っています。

そして、現地日本人の方の案内で邦人向けの不動産
物件を数件視察。

日本人が現地で暮らすための住宅事情もしっかりゲットして
くるつもりです。

今回の視察の模様は、またどこかの機会でお話させて
いただこうと考えていますが、そろそろ今日の本題を。

本日は、久々に弊社の仕事の内容について、少しお話を
させていただこうと思います。

題して、
【チームで人生設計のサポートをするということ】

それでは、どうぞ。

■そもそも私がこの仕事に入るきっかけとなったのは、
15年前にソニー生命に転職したことが始まりでした。

当初は、一社専属で生命保険を販売することに違和感は
なかったのですが、やがて一社の生命保険商品だけで
お客様のすべてのニーズにお答えすることに限界を感じ、
2005年9月に独立。

数十社の生命保険を扱える立場となりましたが、今度は
生命保険だけでお客様の資産設計全体をサポートすること
ができるかというと、これにも限界を感じるようになりました。

■そこで2009年春にFP事務所を設立し、生保だけでない
資産形成全般に関わる業務を開始。

国内証券会社の運用商品の取り扱いの検討やFP業務
としてのあるべき姿の模索の日々が続きました。

私は今のFP事務所(会社)を設立するにあたり、
次のような3つの問題意識を持っていました。

■その一つは、私一人ではFPとして手が回らなくなって
おり、私に続くFPの育成が急務であったこと。

当時アシスタントは2名おりましたが、お客様に対して
コンサルテーションができるのは私ひとりの状態。

チームとして、お客様にいつでも相対していけるという
仕組みづくりの必要性を感じていました。

■二つ目は事業承継の問題。

この仕事は、お客様の生涯の人生設計のサポートをして
いくことが求められるのに、私一代だけではそれは不可能。

そういう意味でも、次世代を担う若手FPに、
事業を継承していきたいという思いがありました。

■そして三つ目は、今の仕事の延長線として、新たにやりたい
仕事が出てきたこと。

それが今、多くの時間を費やしている海外にまで視野を広げた
資産形成、リタイアメントプラン、そして日本人経営者に対する
海外進出支援というプロジェクト。

これは、日本のカントリーリスクの問題に危機感を募らせたことと
海外に行けば行くほど、ワクワクするような可能性を感じずには
いられなくなったことが理由に挙げられます。

■そんななか、私が日本を不在にする機会がことに多くなってきています。

多くの国や地域をまわり、ネットワークを広げ、日本にいるだけ
では気付きもしなかった様々な情報を入手し、それを自分なりに
整理し、情報発信につなげていく。

ちょっとづつの進歩ではありますが、目指すべき方向がまた少し
見えてきたように思います。

■おかげさまで、こうして海外に出ている間でも、国内のFP事業を守ってくれる
スタッフも徐々に増え、私が不在でも業務を滞ることなく進めてくれています。

弊社の強みは、メンバーそれぞれの経験ノウハウが結集した
コンサルテーション力とキーストーンのお客様をチーム全体で
サポートしていく体制をとっている点にあると思います。

お客様とFP相談をさせていただくにあたって、場合によって複数の
FPで面談させていただくこともありますし、バックヤードメンバーは
提案書や書類作成全般を受け持って役割分担をしています。

■また最近は、既契約の方を含め、私が面談させていただく
お客様はほとんどの場合誰かが同席し、過去の経緯を含め
履歴が確認できるようにしています。

そうすることで、お客様も石野もしくは弊社のFPとの1対1の関係
ということではなく、キーストーン全体として関わらせていただいて
いるという意識を持っていただけるように努めています。

最近は私の古くからのお客様もライフプラン見直しや
ご紹介をしていただく際も私に直接ではなく、細かなフォローをする
女性FPの弊社小野にお声掛けいただくケースが増えてきており、
喜ばしいことだと思っています。

■もちろん、この仕事はお客様の個人情報を扱うとても繊細な部分
もありますので、顧客情報には特に気を配り、容易に社外に情報を
持ち出しできないように顧客情報の一元管理を行っています。

そうすることで、私を含めたFPが病気などで現場を離れないといけ
ない状況になったとしても、会社としてお客様のフォローができる
流れができています。

とはいえ、弊社もこのチーム体制を取りだしてまだ3年余りですので、
未熟な部分も多々あろうかと思います。

■今後も弊社では、お客様のライフプラン全般に関わる良きライフ
ナビゲーター役として、世界も視野に入れた情報発信もしつつ、
地道にお客様との良い関係を築いていきたいと思っております。

また、お気づきの点があれば、弊社の改善につなげていきたいと
考えていますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

以上、今日は弊社のチームとしての取り組みについて少し触れ
させていただきました。

では、今日のところはこの辺で。

次回、【ライフナビ通信】をお楽しみに。

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◎【編集後記】 
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弊社が主催している経営者交流会「キーストーン倶楽部」の
メンバーで、その中のお二人が、テレビ出演と電子書籍の
出版をされましたので、ここでご紹介させていただきます。

まず、テレビ出演を果たされたのは、大阪で一級建築士を
されているアトリエmの守谷昌紀さん。

朝日放送で毎週日曜日の19時58分から放送されるあの
「大改造!!劇的ビフォーアフター」の匠役で出演します。

http://asahi.co.jp/beforeafter/

姉妹二人暮らしの雨漏りのひどい家をどのように劇的に
ビフォーアフターされたのか?

今週の7月8日の日曜日、いよいよオンエアですので、
よかったらぜひご覧ください。

また、電子書籍の出版をされたのは、おおさか法務事務所
代表で司法書士の川原田慶太さん。

京都大学法学部卒で35歳の若さで所員20名を超える
法務事務所を経営されている優秀な司法書士です。

川原田さんは、現在日経新聞電子版のコラム記事
「司法書士が見た 相続トラブル百科一覧」を受け持っており、
その記事がこのたび電子書籍となりました。

日経新聞×日経BPから、題名は「相続はある日突然に」 

http://pr.nikkei.com/ebooks/list/book/index10.html

今や相続は、一部のお金持ちだけの問題ではありません。

よろしければ、600円で購入できますので、この機会に
相続について少し勉強されてみてはいかがですか。

By キーストーン | 公開日:2012年7月6日| パーマリンク

2012年7月23日【第50号】微笑みの国、タイの魅力 

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【ライフナビ通信 第50号】 
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2012年7月20日>

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目次
◎今日のテーマ
【微笑みの国、タイの魅力】
◎編集後記
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◎今日のテーマ
【微笑みの国、タイの魅力】
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こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

先々週はバンコク視察と人間ドック&知人の結婚式出席の
ためにタイへ。

そして、先週後半から今週のはじめにかけては、経営者の
方々とマレーシア~シンガポール~香港の視察ツアーに
出かけておりました。

マレーシアでは、もう何度もこのメルマガでご紹介している
ジョホールバルの国家プロジェクト「イスカンダル計画」の
新都市開発の発展ぶりの視察。

また、シンガポールでは、現地で日系企業向けに海外進出
支援のコンサルタントをしている方からシンガポール経済を
支えている強さの秘訣についてレクチャーを受けました。

そして、最後に中国本土から観光と買い物にやってくる中国人
のパワーと現地の活気を感じに香港に立ち寄り、視察を終え
たのですが・・・

香港からの帰路、視察に参加した方々から
「本当に今回の視察に来てよかった。とても視野が広がった。」
と大変喜んでいただきました。

やはり“百聞は一見に如かず”ですね。

話で聞いていて知っていたつもりだったことが、実際自分で見て
感じてみることで、スーッと腑に落ちることってあるものです。

私の場合、先々週に行ってきたタイに対する感想もそのひとつ。

今日は、そのタイでの見聞録を私なりに少しまとめてみたいと
思います。

題して、
【微笑みの国、タイの魅力】

それでは、どうぞ。

■タイは、「微笑みの国」と言われていますが、本当にタイの人は
穏やかな笑顔で人に接してくれる国民だと今回強く感じました。

タイでは胸の前で手を合わせて、お辞儀をして「サワディ(こんにちは)」
と微笑みかけてくれるタイ式の挨拶の習慣をよく見かけます。

多くの日本人(外国人)が、タイに来てまずこの礼儀正しさに触れ、
タイの虜になっていくようです。

■仏教の国で信仰心もあるでしょうが、タイ人気質として争いごとを
好まず、南国特有の楽天的な性格が人を許容する寛大さにつながり、
そういうところもタイ人の魅力であるように思います。

ちなみに南国の人々は楽天的でのんびりした性格だとよく言われるものです。
私はその理由が感覚的には分かったような気がしていたのですが、
今回初めてタイでこんな話を聞いて腑に落ちました。

南国は年中温ったかく、そこらじゅうに果物がなっているので、もし
ホームレスになったとしても、基本的に寝食に困ることが無いから
のんびりしていられるのだとか。

■日本では物質的に豊かになった代償として、心のゆとりが失われ、
いじめや鬱の問題など、人間関係に支障をきたしている事例を最近
多く見かけます。

勤勉さや真面目に努力すること自体を否定するつもりはありませんが、
人間気持ちの持ち方次第で、生き方自体がまるっきり
変わってくるように思います。

ちょっとしたことにクヨクヨせずにどんな時も、「何とかなるさ!」という
明るい気持ちで接していると、ほとんどのことは何とかなるような気が
します。

■さて、今回私が最初にタイを訪れたのは、バンコクの日本人駐在員
のほとんどが住んでいるというプロンポンというエリア。

行って本当にびっくりしたのですが、ここは完全に日本人村が出来て
いて、日本人学校はもとより、日本食レストラン、日系のスーパー、
更には日本語の古本屋まであるではありませんか。

■現在バンコクに住んでいる日本人は登録ベースで3万人ほどらしい
ですが、未登録の長期滞在者まで含めると10万人はいるのでは、
と言われています。

10万人というと、日本でもちょっとした地方都市の人口に匹敵します。

そんな訳で、日本語の看板なども街の至る所で見かけました。

■実際、私が街を散策している時も、日本人駐在員の奥様と思しき
人と何人もすれ違いましたし、視察したコンドミニアム(マンション)
一棟のほとんどの住人が日本人という物件もありました。

今回タイ視察のアテンドをしてくれた人に聞いてみると、ここに住んで
いる日本人は既に日本人のコミュニティが出来上がっているので、
日本語しか話せなくてもほとんど困ることはないとのこと。

また、タイでの暮らしをとても気に入って、なかには駐在期間を終えても
日本には戻らず、バンコクで再就職をしてタイに住みつく日本人も少な
からずいるそうです。

■そんなタイ・バンコクの人気の秘密は、まずは物価の安さと冒頭に
書いたタイの人の国民性にあるようです。

物価の面では、一般的な大卒の初任給が1万バーツ(約3万円)と言わ
れていますので、日本の5分の1から6分の1といったところでしょうか。

また、タイ人はとても優しく気さくな性格のうえに国全体としてかなり
親日的なところもあるようです。

■タイが国全体として親日的であるという背景は、早い段階から日本の
各業界の名だたる大手企業がタイに進出し、雇用創出と経済効果を
タイにもたらしてきたという事が挙げられます。

自動車、電機、精密機器など日本を代表するメーカーが工場進出した
ことで、その関連会社も近くに工場をつくり、タイ国内で企業城下町が
いくつも出来上がっているそうです。

そんなこともあって、タイの最大の輸入国は今でも日本であり、タイでの
日本ブランドの強さは、他のアジアの国々と比較しても群を抜いている
ような感じを受けました。

■ちなみに昨年大きな被害を出したタイの洪水の影響も既に収束し、
タイ経済自体は回復基調に入り、今年はかなりの経済成長を見込んで
いるようです。

また、前回も書きましたように今アジア各国、特にタイでは空前の
日本食ブームが起こっており、街中いたるところで日本食のレストランや
居酒屋、ラーメン店などを見ることができます。

とくにタイで大ブームとなっているのが、「SYABUSHI」という
しゃぶしゃぶと寿司がドッキングした回転しゃぶしゃぶのお店。

回転寿司の要領で、ひとりひとりの前に鍋があって、しゃぶしゃぶの具材が
まわってくるシステムで百貨店やスーパーの最上階のレストラン街には、
必ず2・3店舗の競合店がひしめき合っています。

■また、海外生活で気になる病気になった時の医療の問題も先進設備が
ある私立の大きな病院に行けば、日本人医師や看護師、スタッフがいる
ところも多く、日本語にまったく困らずサポートしてくれます。

タイには健康保険の制度がないということで、確かに医療費は少し高めですが、
医療技術はしっかりしており、日本との物価の差を考えると、病気になっても
タイで治療してもらうという選択肢も悪くないかも知れません。

ちなみに、今回私がタイの病院で人間ドックを受けている時に対応してくれた
50代くらいの日本人の女性スタッフの方に
「将来日本に帰るつもりはありますか?」と聞いてみたところ、

「タイの方が暮らしやすくてとても気に入っていますので、日本に帰るという
ことは今のところ考えていません。」という返事。

■いやまぁ、タイという国が本当に暮らしやすくて魅力的ということなのか、
少し複雑な心境ではありましたが、やはり海外に出てみるといろんな気づき
をもたらせてくれるものです。

今回のタイ紀行では、まだまだいろんなエピソードがありましたが、
今日のところはこの辺りとさせていただきます。

では、次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。

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◎【編集後記】 
========================

~『課長のためのお金塾』に私の記事が再掲載されました~

前回のメルマガ配信後に久しぶりに日経マネー副編集長の
羽生さんという女性からメールをいただきました。

私のこのメルマガを毎回読んでくださってるようで、近況を
含めたある報告の文章でした。

その報告の内容とは、先日日経マネーと日経ビジネスが
初めてコラボでムック本『課長のためのお金塾』を発売した
という内容。

http://business.nikkeibp.co.jp/nbs/books/okanejuku/index.shtml

実はこの本の中で、日経マネー昨年9月号に掲載した特集記事
「海外移住で人生大逆転!?」を再掲載しており、私のインタビュー
もそのまま載せてくれているということでした。

記事の内容は、家族そろって海外移住するとすればどこの国が
良いかについて、いくつかの角度から専門家が意見を述べると
いう構成になっており、私は教育の側面から発言をさせていた
だいています。(汗)

このムック本、ビジネスマンに向けた
「ビジネスリーダーとして役立つお金のノウハウが満載!
デキる男のための、お金のネタ帳」
というキャッチフレーズで、なかなか順調な出足だそうです。

今も書店の店頭もしくはネット上でも購入できるようですが、
もし私の記事を見てやろうという奇特な方がおられましたら、
まずは立ち読みでも結構ですので見てやってください。

By キーストーン | 公開日:2012年7月23日| パーマリンク

2012年8月3日【第51号】JAL再生に見るニッポン復活のキーワード

■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□   
【ライフナビ通信 第51号】 
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2012年8月3日>

☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【JAL再生に見るニッポン復活のキーワード】
◎編集後記
☆______________________★

========================
◎今日のテーマ
【JAL再生に見るニッポン復活のキーワード】
========================
こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

やってくれました!

内村航平選手。

ロンドン五輪体操男子個人総合で見事な金メダル。

日本中の期待を背負いながら、ここ一番の大舞台で日頃の
実力を十二分に発揮するというのは、メンタルな部分が相当
影響すると思いますが、そのプレッシャーを乗り越えての栄冠。

心より「おめでとう!」と言いたいですね。

今回の五輪でも、下馬評でメダル候補と注目されながら、
本番で結果を出せず悔しい思いをしている選手を見るにつけ、
勝敗を分けるほんのちょっとの差は何なんだろうと思います。

いわゆる“勝利の女神”が誰に微笑むのか?

まさしく「神のみぞ知る」と言うことなのでしょうか。

話は変わりますが、先日私が入塾させていただいている
盛和塾の世界大会参加のため、横浜に行ってまいりました。

ご承知の方も多いかも知れませんが、盛和塾は京セラ創業者の
稲盛和夫塾長が中小企業経営者育成のためにボランティアで
発足された会です。

今回、その世界大会で稲盛塾長よりの講話があったのですが、
そこで出てきたのがまさに“神の領域”のお話。

とても参考になるお話だと思いましたので、今回はその内容に
ついて、少し触れさせていただきたいと思います。

題して、
【JAL再生に見るニッポン復活のキーワード】

それでは、どうぞ。

■今から30年ほど前の1983年。

京都の若手経営者が京セラの稲盛和夫会長より、人としての生き方「人生哲学」
と経営者としての生き方「経営哲学」を学ぼうと自主勉強会
の形で始まったのが、盛和塾の前身だと言われています。

今では、その会が日本全国に広がり、さらにはアメリカ、ブラジル、
中国、韓国、台湾など世界の経営者7,400名余りが稲盛哲学を
学ぶため、各地の盛和塾に入塾しています。

■そして、年に一度その塾生が世界から集まり、選考のうえ選ばれた
塾生が自らの経営体験を発表し、塾長から総括のメッセージをもらい、
その年の優秀発表者を決定するというのが、世界大会の趣旨。

今回も8名の塾生から素晴らしい発表があり、経営者はみんな同じような
ことに悩んでいるのだなあと共感しつつも、それを克服する改善策を導き
地道な努力を続けることで、卓越した成果を挙げている同志に深い感銘
を受けた2日間でした。

その2日目の最後のパートで稲盛塾長が話された講話がまた素晴らし
かったので、以下その要旨をお伝えさせていただきます。

■今回、稲盛塾長は『人と企業を成長発展に導くもの』というテーマで
経営破綻したJAL再建のため、日本政府に請われて会長職に就き、
経営の指揮をとった2年間の歩みについてお話されました。

JALは2010年1月経営破綻した際、当時の経営体質では再建は不可能
だろうと言われていましたが、わずか2年で世界の航空業界でも類を見ない
収益体質の企業として見事復活を果たしました。

その復活に秘訣があるとすればということで、稲盛塾長がお話しされた
ポイントは次の3つでした。

■まずひとつ目は、全社員の意識改革。

会長就任早々、稲盛塾長が最初に手掛けたのが、社員全員に徹底して
JALフィロソフィー(経営哲学)を共有していったということです。

JALという会社が何を大切にし、どんなことを顧客に伝え、どんな価値を
社会に提供していくかということを明文化し、全社員の意識レベルにまで
浸透させていくことがとても重要だということを強調されていました。

■社員にフィロソフィーが徹底されれば、社員自らがそのフィロソフィーに
則って考え、行動するようになり、会社にとってどのようにすることが良い
のかという経営感覚が磨かれるようになる。

そうすることで、会社としての一体感や連帯感が生まれ、組織全体が強い
体質に生まれ変わる。

今回の大会には、多くのJAL社員の方々が会場誘導等のボランティアで
参加していましたが、これまで応援してくれた盛和塾生に感謝の気持ちで接し、
自分が会社のために出来ることを考えながら一生懸命動いている姿を見て、
私自身大きな感動を覚えました。

■次に稲盛塾長がJAL改革で手掛けたのは、採算意識の徹底でした。

これも稲盛経営哲学の根底にあるものですが、会社の採算構造を部門ごとに
徹底的に細分化し(これを稲盛塾長はアメーバ経営と呼びます)、収益の本質
に迫り、大鉈を振るって改善を進めていく。

今回JALでは路線別の採算を出し、不採算路線の見直しを図り、徹底的な
リストラをおこなった結果、収益が劇的に改善されたそうです。

■もちろん、リストラには社員削減や一次的には顧客に不便をかけるという
痛みを伴うことをしなければなりませんが、大局で物事を捉えるならば
痛みを先送りして、会社存続を危うくするよりは最善であると言えるでしょう。

稲盛塾長は、物事の決断を下す際、大局的に最善のことをやり遂げようと
思えば、目先の“痛み”は覚悟しなければならない時もあり、逆に目先で都合の
良いことだけをやっていると、いずれしっぺ返しが来るということを常々言われます。

「小善は大悪に似たり、大善は非情に似たり。」という諺がありますが、経営でも
国家の運営でもこの言葉を噛みしめる必要があるのかも知れません。

■そして、最後に稲盛塾長がお話しされたこと。

それはとてもシンプルではあるけれど、物事の真理をついた事柄のように
私には思えました。

塾長が幼少の頃、出身地である鹿児島では、旧島津藩の流れで「隠れ念仏」を
唱えるという信仰的な習慣があったそうです。

「ナンマン(南無阿弥陀仏) ナンマン(南無阿弥陀仏) アリガトウ」

ただひたすらその言葉を大人に交じって唱えさせられたそうですが、今でもそれが
習い性となって床に就くときに毎日その言葉が口をついて出てくるそうです。

■「私が今まで経営者として、人間として、成功と言えるものがあったとすれば、
それは純粋な心と感謝の気持ちを持って、ひたすら努力を続けて来れたから。」

「それを万物の神(サムシンググレート)が見ていてくれて、今回のJAL再建でも
後押しをしてくれたのだと思う。」

「善きことを想い、善きことをすれば、必ず善きことが訪れる。」

「まさしく、“天佑”(神の助け)がそこにある。」

■塾長は、子供に道徳を教えるように、この日参加した4,000名の塾生(経営者)に
向かって静かにそんな話をされました。

構造的にも体質的にも再生は不可能だと言われたJALをわずか2年で復活させた
稲盛塾長の話はとても分かりやすく、その実績ゆえ説得力が違います。

今回のJAL再生のお話は、私自身自社の経営に置き換えて聞かせていただき
ましたが、これをニッポン再生の話と置き換えて考えることもできるでしょう。

日本のリーダーが、そして日本国民が、
「善きことを想い、善きことをすれば、きっと日本にも善きことが訪れる。」

そんなニッポンにしていきたいものですね。

以上、拙いながらではありますが、盛和塾世界大会での稲盛塾長のお話を
お伝えさせて頂きました。

では、次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。

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◎【編集後記】 
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弊社セミナールームにて
~夢のハワイ不動産購入セミナー開催決定!~

先日、かねてより交流がありハワイで不動産業をされている
カイナハレ・ハワイの三田社長が弊社を訪問いただきました。

その際、次回来日にあわせ大阪でもセミナーを開催する予定
があるという話をいただきましたので、それならということで、
弊社セミナールームを活用いただくことになりました。

ハワイは、我々日本人にとってまさしく夢のリゾートアイランド。

私も何度かハワイを訪れていますが、世界の中でもこれほど
過ごしやすく快適な生活を約束してくれる地は他にはないと
思っています。

昔、トヨタの宣伝で「いつかは、クラウン」
という憧れの思いを表現したキャッチコピーがありました。

まさしく、生活やロングステイの場として、「いつかは、ハワイ」
という思いが日本人にはあるのではないでしょうか。

今回は、実際のハワイでの不動産事情を踏まえたうえで、
不動産購入に関する基礎知識をセミナー形式で開催します。

夢のハワイのリゾートライフに興味がある方大歓迎ですので、
是非この機会にご参加ください。

私もワンポイントアドバイスのコーナーで登場いたします。

日程は、9月2日(日)13:30~16:30 弊社セミナールームにて
参加費:おひとり1,000円、ふたりで1,500円

詳細案内及びお申し込みは、こちらから↓

http://argo-navi.net/mielca_kfc/PublicSeminar.aspx?gId=1&sId=1&eId=342

By キーストーン | 公開日:2012年8月3日| パーマリンク

2012年8月17日【第52号】たかが英語!されど・・・

■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□   
【ライフナビ通信 第52号】 
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2012年8月17日>

☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【たかが英語!されど・・・】
◎編集後記
☆______________________★

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◎今日のテーマ
【たかが英語!されど・・・】
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こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

このお盆休み、いかがお過ごしでしょうか。

私は出張先へ向う機中でこのメルマガを書いています。

まわりは海外旅行を楽しむ家族連れの日本人で満席状態。

搭乗しているのは、お盆限定でお目見えしたシンガポール航空
最新鋭機A380-800、通称『ナポレオンフィッシュ』。

世界最大の2階建て旅客機で、機首から操縦席にかけての
風貌がナポレオンフィッシュに似ていることからそう呼ばれて
いるようです。

前回のメルマガで話題にしたJALが採算の悪い大型機を
売却して再生をはかったのとは対照的で、シンガポールの
勢いというものを感じます。

ちょっと恥ずかしいですが、関空でこの飛行機が駐機している
姿を見たとき、なぜか子供の頃、飛行機を見て感じたあの
“ワクワク感”が蘇ってきました。

テレビっ子だった私が「アテンションプリーズ」(初代の)を見て、
飛行機に憧れを持ったあの感覚に似ています。

あれから約40年。

時流というものは、時を越え場所を変え、まさしく廻っていくもの
なのですね。

ということで、そろそろ今日の本題へ。

今回は今まで何度か書こうと思いつつ、書き出せなかったことに
ついて、触れてみようと思います。

題して、
【たかが英語!されど・・・】

それでは、どうぞ。

■以前よりずっと気になりながら読めずにいた本をアマゾンで
購入し、先日やっと読み終えました。

楽天の会長兼社長である三木谷浩史さんが書いた
「たかが英語!」という本。

いやはや、参りました。

■何が参ったかというと、通常自分で英語をマスターしようと
思っても、なかなか身につかない英語を7000人以上いる日本人
社員全員に2年間でマスターさせようというのですから。

そして公約通り今年7月、社員の90%以上がTOEICのターゲット
スコアをほぼクリアし、社内公用語を英語にしたようです。

さらに2~3年かけて、社員全員を日本語と英語を自由自在に
切り替えて話せるレベルまで持っていくということですから、
三木谷さんの英語に対する本気度がうかがえます。

■ちなみに、毎月のように海外に出かけている私はと言うと、
いまだに英語力は中学生レベル。

場数と要領でなんとかその場は凌いでいますが、いざという時の
コミュニケーションは、通訳してくれる人がいないと歯が立ちません。

今まで何度となく外国人の個人レッスンを受けたり、聞き流すだけの
教材で勉強してきましたが、いまだに身につかずじまい。

■英語に親しむ環境は、通常の人よりは多いはずなのに
なぜ英語が身につかないのか?

今回三木谷さんの本を読んで、その理由をはっきり思い知ら
された気がしています。

当たり前の話ですが、英語を習得しようと思えば、漫然とやって
いるだけではダメで、目標と期限を明確にし、それに向けた
具体的な行動を計画的に起こすことが必要なんですね。

■そして、その行動を起こさせる動機づけもとても重要。

楽天の三木谷さんの場合は、社業がインターネットという、世界を
相手にしたビジネスであり、もはや英語なくしては世界で戦うことは
できないという危機感が根底にあるようです。

また、日本人は元来勤勉で優秀な国民なので、英語さえ習得できれば
必ず日本は世界舞台で浮上すると三木谷さんは断言しています。

■そもそも、楽天に入社してくるインド人や中国人は日本に来て3ヶ月も
すれば、日本語がしゃべれるようになるそうで、人間必要に迫られると
やれば出来るということなのでしょう。

実際、私も日本語をはじめ複数の外国語を話せる何人かの外国人を
知っていますが、彼らには外国語習得のコツがあるようで、そのコツを
つかむと比較的短期間でも外国語はマスターできるようなのです。

では、そのコツは何かというと・・・

■これは、三木谷さんの本にも書いていることでしたが、日本人は英語を
習得しようと思うと、いちいち英語を日本語で訳しながら考えるという習性
があるようで、脳科学的にはこれはあまり良くないらしいです。

英語をマスターしようと思えば、英語のままで考えて、脳で処理するという
習慣を身に付ける。

それが、どうも英語(外国語)習得の早道のようなのです。

■また、三木谷さんは楽天に入社したインド人や中国人が一日10時間余り
日本語漬けの生活をして、3ヶ月程度で日本語をマスターしていることから
1000時間あれば語学は習得できるという仮説を立てました。

そこから逆算すると、毎日1時間半程度英語の勉強を続ければ2年間で
英語をマスター出来るだろうということで、2年という期限を切って全社
あげてのチャレンジが始まったということでした。

日本人は、少なくとも中学高校の6年間で試験勉強も含めると2000時間は
英語を勉強しているハズなのにほとんどの人が英語に苦手意識を持っている。

■これは、明らかに日本の英語教育に根本的な問題があると三木谷さんは、
指摘しています。

シンガポールやマレーシアが英語を公用語として、経済的台頭しているのを目の
当たりにして、隣国のインドネシアが国を挙げて英語教育に力を入れた結果、
ここ20年で国民の英語力が飛躍的に改善された。

三木谷さんは本のなかでこう紹介したうえで、日本が英語教育に本腰を入れる
こと、真の意味でのグローバル化をすることで、日本の産業界の衰退を防ぐこと
になると結んでいます。

■「たかが英語、されど英語」

日本人にとって、英語力をつけることは戦後教育の長年のテーマでありますが、
これも社会保障制度などと同じで、いつまでも国に頼らずそれぞれ個人で解決
していくべき問題なのかも知れません。

私もそろそろ英語が通訳なしで喋れるようにならないとと本気で考え始めている
ところです。

いつまでもやらないといけないことを先延ばししている場合ではないと、
三木谷さんのこの本を読んで、率直に感じた次第です。

では、本日はこの辺で。
次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。

========================
◎【編集後記】 
========================

下段のセミナー案内のところでも毎回ご紹介させていただいて
いるミッションナビゲーターの長谷川章子さん。

実は私、彼女に定期的に自分(会社)の今後の運気の流れを
つかむためにカードセッションという個別相談をお願いしています。

具体的には、スピリチャルカードを3枚ずつ、「現在」「課題」「未来」
の順で引いていき、計9枚のカードで現状の運勢について見て
もらっているのですが・・・

今回、相談させてもらっている時、「課題」の最初のカードのところ
で、出てきたんです。

『新しい挑戦“英語”』というキーワードが。

ちょうど、三木谷さんの本を読み終えたところで、セッションを受ける
その日の朝、英語習得のための良い教材はないかと、ネット検索を
していたところだったので、まさしくビンゴ!のタイミング。

長谷川さんにセッションをお願いすると、本当にこういう啓示のような
メッセージが出てくることがしばしばあります。

そのうえで、長谷川さんから出てきたのが、「私、英語が本当に話せる
ようになると評判の講師の方を知っているので、よかったらご紹介しま
しょうか?」という言葉。

なんだか出来すぎな話だと思われるかも知れませんが、早速来週から
この講師の方について、英会話の勉強を始めようと思っています。

さて2年後、私がどれほど英語力がついているか、今から楽しみです。

By キーストーン | 公開日:2012年8月17日| パーマリンク
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