• グローバルナビゲーションへ
  • コンテンツへ

株式会社キーストーン FPコンサルタンツ ホームへ

相続・事業承継を支援するファイナンシャル・コンサルティング・オフィス
お問い合わせ・ご相談は0120-140-439 infoアットマークkanameishi

  • 事業承継対策
  • 相続対策
  • ライフプランニング
  • パートナーネットワーク
  • 会社情報
  • ホーム > キーストーン通信

  • キーストーン メールマガジン 原則毎月第3金曜日配信

    ■キーストーン通信
    相続や事業承継対策をお考えの方に知っていただきたいテーマを取り上げ、税理士・司法書士がわかりやすく解説しています。
    執筆いただいているのは、相続・事業承継案件を数多く手がけ現場を知り尽くしている先生方です。

    愛和税理士法人 代表税理士 岡田 隆先生

    杠(ゆずりは)グループ 代表/司法書士 川原田 慶太先生
    ※2022年10月、司法書士法人おおさか法務事務所から、
     杠司法書士法人及び司法書士法人ゆずりは後見センターへ改組しました。



    ■ライフナビ通信
    事業承継・相続対策・ライフプランニングにまつわるお話し、その時々に思うこと・感じること・伝えたいことを各人のことばで綴っています。
    2010年10月創刊号から2018年7月までは代表石野が、以降はコンサルタントやスタッフが持ち回りで執筆しました。

投稿者別アーカイブ:キーストーン

Page 3 of 19«12345»10...Last »

2011年7月29日【第23号】今から10年後の豊かな生活を想像してみると・・・

■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□■□■□   
 【ライフナビ通信 第23号】 
 ~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□■□<2011年7月29日>

☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【今から10年後の豊かな生活を想像してみると・・・】
◎編集後記
☆______________________★

========================
◎今日のテーマ
【今から10年後の豊かな生活を想像してみると・・・】
========================

こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

先週木曜日に発売された「日経マネー9月号」に
私のインタビュー記事が掲載されました。

“家族丸ごと海外へ 実現可能か、夢で終わるか・・・”
『海外移住大計画』

という特集記事の中で、海外での教育について、少し触れさせて
いただきましたが、私が教育について物申すのは少し
おこがましいような・・・(汗)

全体の構成としては、

「超少子高齢化、経済縮小、年金問題に原発問題の発生と
何かと生きにくくなっている日本から家族丸ごと脱出し、
海外移住するとしたらどこの国が良いか?」

といった切り口で、6ページ構成で記事が展開されています。

ちなみにこのメルマガでも紹介させていただいた
私の友人、杉野さんもこの記事に登場しています。

さて、取材記者が選んだ海外移住最適国とは?

今も書店の店頭に日経マネー9月号が並んでいると思います
ので、よかったら一度手に取ってご覧になってみてください。

日経マネー9月号
http://www.nikkeibp.co.jp/article/mon/20110720/278202/?ST=mon

では、今日のテーマ
【今から10年後の豊かな生活を想像してみると・・・】
をどうぞ。

■今から10年後の西暦2021年7月のとある昼下がり。

40代半ばの主婦A子さんは、プールサイドでアイスティを片手に
近所の奥様方と子供の教育について、井戸端会議中。

「うちの子供には、早いうちから自分がやりたいことを見つけられる
そんな環境に置いてあげたいと思うの。」

「勉強が出来る出来ないということじゃなく、人の役に立って自分の
人生が輝いていると思える、そんな生き方をさせてやりたい。」

■ここは、A子さんが住む高級住宅区専用のクラブハウス。

プール、ジャグジー、フィットネスはもとより、
スパ、エステ、レストラン、ティールームなども併設され、
ここの住人はいつでもこの施設を使うことができます。

■今から10年前、つまり2011年にA子さん一家は子供の教育、老後の
生活設計などを考え、一念発起してマレーシアのジョホールバルに
移住してきました。

■当時、ローンを組んで2,000万円足らずで購入したメイド部屋付き
5LDKの家は、この国の経済成長とともに今では数倍に跳ね上がり、
近くの金融街に勤めるビジネスマン家庭の間でとても人気の物件と
なっています。

■またこのエリアの近くには、インターナショナルスクールや欧米の
有名大学の姉妹校も数多く集まっており、子供を国際感覚豊かな
人材に育てる絶好の教育環境が整っています。

■旧英国領であったマレーシアの公用語は主に英語とマレー語。
そして華僑の人達も多いので、中国語も日常的に耳にします。

そういう環境で教育を受ける子供たちは、自然に英語と中国語が
話せるようになり、これからの国際社会で生きていくには、とても
有利になると言えるでしょう。

■日本で大震災があった2011年からこの10年間で、世界の情勢は
大きく変わりました。

世界経済の中心が欧米からアジアに移り、ビジネス面でも中国や
インド、そして東南アジアが大きく躍進。

A子さんのご主人も10年前、リストラの嵐にあった日本での仕事に
見切りをつけ、ここマレーシアで転職先を見つけたのですが、
それが功を奏し、年収も日本で勤めていた頃の水準以上。
マレーシアでは相当豊かな生活レベルであると言えます。

■日本にいた頃は、企業戦士として昼夜を問わず働いていたご主人も
今では毎日必ず家族と夕食を取る習慣が定着し、
夫婦や親子の会話の機会も増えました。

■陽が長いマレーシアでは、夕刻に夫婦でゴルフに出かけることも可能
ですし、週末には家族で隣町のシンガポールにショッピングや観劇や
食事に出かけることもしばしば。

また、年に何度かは家族で海外旅行のプランを立て、オーストラリアや
近隣のリゾート地に出かけ、家族の思い出づくりにも余念がありません。

なにせ航空代金が驚くほど安く、海外旅行と言ってもとっても手軽なのです。

■そんなA子さんが唯一気がかりだったのが、両親の老後の世話の問題。

しかし、その問題も2年前にすんなり解決しました。

A子さんのご両親が、A子さんの生き生きした暮らしぶりに刺激され、
マレーシアに移住してきたのです。

■マレーシアには、外国人の移住を受け入れるMM2Hという制度があり、
ある程度の資金と収入(年金収入も可)があれば、比較的簡単に長期滞在
ビザを手に入れることが可能なのです。

■ここ数年、A子さんのご両親のように日本人の高齢者がマレーシアを
老後の生活の場として、移住してくる現象が起こりつつあります。

■その背景には、超高齢化の日本では自分の老後の世話をしてくれる
施設や人が圧倒的に不足しているという現実があります。

■マレーシアでは、2021年現在でも世代別人口構成がきれいな
ピラミッド型を保っています。

そのうえ、メイドや介護の仕事を求めてインドネシアやフィリピンから
若い女性達が出稼ぎに来るので、人材にはこと欠きません。

■そう考えると、マレーシアで日本人向けに介護付きで老後の世話を
してくれる施設が出来ても、おかしい話ではありません。

・・・・・・

おっとっとっと。

また、うちのスタッフから「文章が長い」とダメだしが出そうですので、
今日のところはこの辺で。

でも、この話は私がここ数ヶ月マレーシアのジョホールバルを見て来て、
まんざら実現不可能な話ではないと思っています。

それだけ、日本の停滞感とマレーシア(ジョホールバル)の将来の
可能性とのギャップが大きいということなんですが。

あなたは、どうお感じになられましたか?

では、次号【ライフナビ通信】をお楽しみに。

========================
◎【編集後記】
========================

私の夢物語にお付き合いさせてしまい、すみません。

たぶん、この夢物語を読んで、二とおりの感情を持たれた
方がいるのではないかと推察しています。

そのひとつは、
「ホオッ~、マレーシアに行けばそんな夢のような生活が
あるのか? もう少し詳しく話を聞いてみたいな。」

もしくは、「ぜひ、そんなところを訪れてみたいものだ!」

という、肯定的感情。

そして、もうひとつは、
「日本全体が大変な状態なのに、何が海外だ!」

「そんなこと言って、日本人が日本を捨てて海外に
出て行ってしまったら、日本はどうなるのか?」

という、否定的もしくはお叱りの感情。

実は、私もこの二つの感情を同時に持ちながら、
このメルマガを書いています。

二つ目の感情に対してスッキリした答えを見出すことは
なかなか難しいですね。

それは、日本が抱える閉塞感そのもののように感じます。

そんな閉塞感のなか、私は今の日本が抜け出すことの
できない決定的な問題が二つあると思っています。

その二つとは、「若者の教育」と「いかに老いるか」
という問題。

「日本の未来を明るいものにしようという若い人材をいかに育てるか」
そして
「自分の老後設計をしっかり考えることができる環境づくり」
がとても大切だと痛感しています。

今のところ、そのキーワードがやはり「海外に出てみる」
ということに、私の中ではなってしまうのですが・・・

By キーストーン | 公開日:2011年7月29日| パーマリンク

2011年8月5日【第24号】SMAPのCMで一躍脚光を浴びたシンガポールの魅力

■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□■□■□   
 【ライフナビ通信 第24号】 
 ~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□■□<2011年8月5日>

☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【SMAPのCMで一躍脚光を浴びたシンガポールの魅力】
◎編集後記
☆______________________★

========================
◎今日のテーマ
【SMAPのCMで一躍脚光を浴びたシンガポールの魅力】
========================

こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

今週の火曜日、世界経済に大きなダメージを与えかねない
米国の債務上限引き上げ法がなんとか可決されました。

もしこの法案が可決されていなかったら、米国債がデフォルト
(債務不履行)を起こしていたかも知れなかったとか。

米国債といえば、国債の中でも最も信用力のある金融商品。
それがデフォルトを起こす危機に瀕しているのですから、
今の世の中何が起こっても不思議ではないということ
なのでしょうか。

「まさか!」の事態が、今では「またか!」
という頻度で起こっているような気すらしてきます。

いつ起こってもおかしくない「まさか!」に備え、
日頃より良質な情報を仕入れ、
早い時期から対策を考えておく必要性を
ここのところ特にに感じます。

皆さんは、さまざまな分野の「まさか!」に対して、
対応できるような備えをしていますか?

さて今回は、「オトナも子供も夏休み♪企画」として
【SMAPのCMで一躍脚光を浴びたシンガポールの魅力】
をお届けします。

■今年の夏は、節電などの影響もあり、
長期休暇を海外で過ごす人が多いようですね。

特に今年は、シンガポールに注目が集まっているそうです。

やはり、テレビCMのSMAP効果が大きいのかも知れません。

■57階建ての3棟のビルの上に横たわる巨大な船型の建築物。

シンガポール国際空港から車で15分ほど行くと、高層ビル群の
なかでもひときわ異彩を放つ建物が現れます。

■そこは、カジノやショッピングセンター、国際会議場を併設した
「マリーナ・ベイ・サンズ」という一大リゾートホテル。

■なんといっても圧巻なのは、
屋上にあるサンズ・スカイ・パークの全長150mのプール
でしょう。

SMAPのメンバーが水着姿のモデル達に囲まれ颯爽と歩いている。

そう、あのシーンに出てくるプールです。

プール越しにシンガポールの金融街の高層ビル群を見ていると、
まるで自分が天下を取ったような気分にさせてくれるから不思議です。

■また、ここのカジノも凄い人気のようで、ギャンブル好きな中国人など
の観光客でごった返し、開業1年でラスベガス全体の売り上げを抜こうか
という勢いだとか。
今のシンガポールの繁栄を象徴しているかのようです。

夜中の12時過ぎのタクシー乗り場には200~300mの長蛇の列。
タクシー乗るのも一苦労でした・・・

この風景、まるで1990年のバブル絶頂期の日本のようでしたね。

■シンガポールは、淡路島と同じくらいの面積の島国で人口507万人。

前回までこのメルマガで紹介したマレーシアのジョホールバルからも
海峡を越えてすぐのところにある、街並みがとてもきれいな近代都市です。

■国民の75%が華僑、14%がマレー系、9%がインド系という人口構成。
資源はこれと言って何もないのですが、国家をあげて教育に力を入れ、
医療や知的産業であるIT系、そして金融がとても発達しています。

特に昨今、中国、ロシア、イスラムなどからも大きな資金が流れ込み、
一大金融国家としてますます成長しています。

■そんなシンガポールの成長の原動力のひとつは、税金を低く抑え、
世界の優秀な企業や富裕層達をこの国に誘致しているというところ
にあるようです。

法人税の最高税率は17%で、日本の41%と比べると格段に低く、
個人の最高所得税率も20%で、日本の40%と比べると半分です。

これは、世界の優良企業、富裕層達にとっては、とても魅力的ですね。

■それでいて、税収はとても潤っているようで、シンガポール全体の税収は
年間約4兆2千億円。

シンガポールの人口は、日本の約20分の1ですので、この税収を単純に
20倍すると84兆円となり、日本の税率よりかなり低いにもかかわらず、
税収は日本のほぼ倍の水準であると言えます。

ちなみに日本の平成23年度の国家予算は90兆円を超え、
税収は40兆円そこそこ。
約50兆円を赤字国債等の発行で何とかしのいでいる現状を考えると、
何ともうらやましい限りです。

■もうひとつシンガポールで特徴的なのが、国民の所得水準の高さ。

2009年度のあるデータによると、シンガポールの世帯別の億万長者の
比率は11.4%となっており、9軒に1軒の割合で億万長者(ミリオネア)が
誕生しているそうです。

今年のデータになると、国民の15%以上の世帯で既に
億万長者の水準に達しているというから、凄いですね。

他の多くの国では、一部の大金持ちが国民の平均所得を押し上げる構造に
なっているのに対し、シンガポールでは平均的に国民が豊かになっている
ことを、このデータは物語っています。

■先日、私は数名の経営者の方々とシンガポールに訪れる機会があり、
現地の人達の暮らしぶりや不動産などの状況を視察してきました。

通勤15分圏内に高層マンションが建ち並び、80平米程度の物件が1億円
(日本円換算)をゆうに超える価格で当たり前のように販売されています。

また、市内から車で30分程度のセントーサ島。
一部の外人富裕層の居住区になっているのですが、
個人所有のヨットを停泊させている邸宅区があり、
ここの物件価格は数億円から数十億円と言われています。

■これをバブルと見るかどうかはともかくとして、
「同じアジアでも、まだまだ元気でこれからますます成長していく
可能性を秘めた国々がある」という事実を知っておくことは、
とても重要だと思います。

■シンガポールは、日本と同じ島国で資源に恵まれない小国。

それでもやり方によっては、これだけの繁栄を極められる
とても良いお手本に感じられました。

これからも、機会を見つけてシンガポールの現状やその他の国々について
継続的に私が見て感じたことをレポートさせていただこうと思っておりますので、
どうぞお楽しみに。

次回【ライフナビ通信】は8月19日(金)配信予定です。
オトナの皆さんの夏休みは終っている頃でしょうか・・・

========================
◎【編集後記】
========================

今年の年初あたりからシリーズでお伝えしてきたアジアの
躍動感のある話の数々。

いかがでしたでしょうか?

私は、弊社のミッションを
「顧客にとっての良きライフナビゲーター役でありたい」
ということに置いています。

そのためには、自分自身がこれからどのような生き方をして、
どのように資産形成をし、「まさか!」に備えたリスクマネジメント
を考え、どのようなセカンドライフを過ごしていけばよいのかを
それなりに考えてきたつもりです。

でも、その結論が「海外に移住すること」かというと
今のところは、実は定かではありません。

むしろ海外に出れば出るほど、ちょっとした心の機微を感じられる
日本人特有の“和のこころ”や“大和魂”を大切にしたいという
感情が、痛烈に湧いてきたりします。

これから日本が、いや世界が大変革期を迎えるにあたり、
ますます混迷を極めていくことになるだろうと個人的には
思っています。

変化というのは、「大きなピンチである」と考えられると同時に、
「限りないチャンスを与えてくれるものだ」と捉えたいですね。

幕末から明治維新にかけて、そして戦前から戦後、
日本人の価値観が大きく変わり、奇跡の大復興を遂げたように、
次の10年で日本の姿が大きく変わっていくことを期待したいです。

そんな願いを抱きつつ、このメルマガは当面続けていきたいと
思っています。

今後とも、ご支援どうぞよろしくお願いいたします。

By キーストーン | 公開日:2011年8月5日| パーマリンク

2011年8月19日【第25号】憂鬱でなければ、○○じゃない

■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□■□■□   
 【ライフナビ通信 第25号】 
 ~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□■□<2011年8月19日>

☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【憂鬱でなければ、○○じゃない】
◎編集後記
☆______________________★

========================
◎今日のテーマ
【憂鬱でなければ、○○じゃない】
========================

こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

お盆も終わり、オトナのみなさんはそろそろ平常の生活に
戻っている頃でしょうか?
お休みは、いかがお過ごしでしたか?

私は、読まずに会社に置いていた数冊の本を自宅に持ち帰り、
先週末、読書三昧の時間を過ごしていました。

いくつかの本を読了し、そのなかで特に感銘を受けたのが、
『憂鬱でなければ、仕事じゃない』という本。

今回は、この本の内容について、少し触れてみたいと
思います。

まあ、夏休みの読書感想文といったところでしょうか。

題して、
【憂鬱でなければ、○○じゃない】

それでは、どうぞ。

■『憂鬱でなければ、仕事じゃない』

題名と装丁の写真にかなりインパクトがあったので、
思わず書店で手に取ってそのまま買って帰ったのですが、
読み進めるうちに、私の心にずっしり響きました。

http://goo.gl/ssR1d

■この本、出版界とIT業界でそれぞれカリスマ経営者と
言われている注目のふたりの共著。

■ひとりは、幻冬舎代表取締役社長 見城徹氏。

見城氏は、角川書店の有力編集者として活躍後
1993年に独立し、幻冬舎を設立。

五木寛之氏をはじめ村上龍氏、北方謙三氏など、
当代の人気作家が見城氏の仕事ぶりを見込んで
幻冬舎設立早々から話題作を次々出版。

一躍ヒット作品を世に出す出版会社として急成長し、
見城氏は業界の革命児として、脚光を浴びています。

■もうひとりは、サイバーエージェント社
代表取締役社長 藤田晋氏。

藤田氏は、大学卒業後一旦就職するも1年で独立。

1998年サイバーエージェント社を立ち上げ、
2000年史上最年少26歳で東証マザーズ上場。

こちらもIT業界の寵児として、特に
若い世代の希望の星として、注目を集めています。

■このふたり、ビジネス界の先輩後輩として日頃より
交友を深めているようで、このたび共著での出版と
あいなったとか。

本の内容は、経営者の先輩格である見城氏自身の
経験からくる珠玉の言葉の数々を、両氏が解説を加える形で
互いのビジネス観、人生観を綴る形式になっています。

■そのなかで、見城氏が特に気に入っているフレーズが、
『憂鬱でなければ、仕事じゃない』という言葉。

■その言葉が、そのまま本の題名となっている訳ですが、
「憂鬱」という一見ネガティブに捉えられがちな言葉が、
両氏の解釈ではむしろ前向きな意味に感じられます。

■「小さなことにくよくよしないで、大きな仕事ができるわけがない。」

「憂鬱」になる感情は、むしろその物事に本気に取り組んで
いるかどうかのバロメーターと見ることもできるのですね。

■そういう意味で言うと、

「憂鬱でなければ、恋愛じゃない」とか、

「憂鬱でなければ、受験勉強じゃない」とか、

「憂鬱でなければ、就活じゃない」とか、

「憂鬱でなければ、子育てじゃない」など、

自分なりに置き換えてみると、むしろ勇気を奮い立たせて
くれるパワーフレーズになるかも知れません。

■私などまだまだ修行が足りない経営者は、
日々の仕事のなかで小さな「憂鬱」によく出くわします。

海外出張に行っている時も、
「部下がしっかり会社を守ってくれているか?」とか、

このメルマガを一生懸命書いたとしても、
「誰も見向きもしてくれていないのではないか?」など、

考えても仕方がないと思えることも、気が付けば
ついつい、くよくよ思い悩んだりしていることがあります。

■私の場合、「憂鬱でなければ、経営者じゃない」と
置き換えてみてもいいかも知れませね。

■世界が、なにかと「憂鬱」な気分に包まれがちな昨今。

みなさんも、「憂鬱」な気分を前向きに置き換えられる
パワーフレーズを考えてみられてはいかがでしょうか?

今回は少し短めですが、この辺で留めておきますね。
では、次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。

========================
◎【編集後記】
========================

先日、数年ぶりにお会いしたある経営者の方と会食する
機会がありました。

その社長、よっぽど不思議に思っていたのでしょうか。

真顔で私にこう切り出されました。

「石野さん、
たいへん失礼な質問かもしれませんが、石野さんの会社、
“本当は”今何をやって、儲けているのですか?」

確かにその社長から見ると、年中私が海外に飛び回っていて
メルマガを見ても特に何かを売ろうとしている様子もなく、

最近は、以前から本業としていた生命保険のこともあまり
話題にすることもないし、

「どこかで、しっかり売り上げが上がるしくみがあるんと
ちゃうやろか?」

そう思われたのかも知れません。

もしくは、
「海外かどっかでよっぽどヤバいことをやって、儲けとんのと
ちゃうやろか?」
(この関西弁、なんかリアリティがあったりして・・・)

「実は、・・・」

私は、おもむろにそれに答えるべく、話を始めました。

この続きは、次回号の【ライフナビ通信】でお話させて
いただきますね。

By キーストーン | 公開日:2011年8月19日| パーマリンク

2011年9月2日【第26号】人生のミッションとビジョンについて

☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【人生のミッションとビジョンについて】
◎編集後記
☆______________________★

========================
◎今日のテーマ
【人生のミッションとビジョンについて】
========================

こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

前回号のこのメルマガで、ある経営者の方から
「石野さんの会社は、本当は今何をやって儲けているの?」
という質問をされたという話をさせていただきました。

実は、日頃親しくさせていただいている経営者の方々からも
こういう質問をされることが最近しばしばあります。

頻繁に海外に出かけているようだし・・・

とりたてて生命保険の営業をしているようにも見えないし・・・

さりとて、商売替えをしたという話も特に聞いていないし・・・

アイツ(石野)は、一体何をやっているのか?・・・

なんだか、謎めいた話しぶりになってしまいましたが、
今回から数回にわたって、弊社が今どんな仕事をやっているか、

そこに至った経緯も含めて、お伝えさせていただければと思います。

それでは今日のテーマ
【人生のミッションとビジョンについて】
をどうぞ。

■「あなたは、何のために生まれて、
これからどんな生き方をしたいと思われますか?」

いわゆる人生の「ミッション」と「ビジョン」ということになると
思いますが、あなたならどのように答えられますか?

意外と多くの方々はご自身の人生の「使命」や「目的」に
ついて、じっくり考える時間を持たれることが、あまり
なかったのではないでしょうか。

■これは、私がFPという立場でお客様のライフプランを
聞かせていただいて、実感として思ったことのひとつです。

しかし、かく言う私も実は、生命保険業界に転職するまでは
そういうことを考えることはあまりありませんでした。

むしろ、「自分のミッションやビジョンを考えることの重要性を
気づく機会がなかった」というのが、正しい表現かも知れません。

■1997年3月。私はあるご縁がきっかけで、生命保険の
営業職として、ソニー生命という会社に転職しました。

当初は、自分がやった分だけ稼げるフルコミッション・セールス
という職種に魅力を感じ、「自分がなんぼのものなのか?」を
試してみたいという気持ちが強かったように思います。

おかげさまで、何とか順調に成績を残すことができ、
収入も徐々に上がっていきました。

■ただ、収入が上がっていくにつれ、自分の関心が年収という
物質的なものから、違うものへと変わっていったように思います。

■「石野さんのおかげで、人生を考えるきっかけになりました」

商談を終え、生命保険の契約をお預かりする際にお客様から
そのような言葉をいただくことが多くなり、

「この仕事は、自分の天職だ」と思えるようになったのです。

■お客様の人生設計のお手伝いをさせていただく仕事。

いつの頃からか、自分のセルフイメージが
“生命保険の営業職”から“人生の伴走者”というふうに
変わっていきました。

■いろんな人生と出会い、

様々な人生を追体験し、

たくさんの人生設計についてヒアリングし、

そこから得た経験を「別の、多くの人の人生設計をお手伝いすること」に
生かしていく。

■そういう意味から言うと、私がやっている仕事は、
“人とひと”もしくは“人と情報”をつなげる架け橋役のようなもの
なのかも知れません。

■ひと、モノ、情報をつなげるカナメイシ(キーストーン)であること。

それが今では、私(弊社)の“ミッション”となり、

「お客様にとってのライフナビゲーター役(人生の道先案内人)と
なること」

それが、私(弊社)の“ビジョン”となりました。

■お客様のライフプランをお客様と一緒に考えるにあたって
まずは、自分がどんなライフプランを描くのか?

■多くのお客様の人生観や生き方を間近で垣間見させていただく
ことで、日々様々な気づきをいただき、ぼんやりしていた自分の
ライフプランが、かなりクリアに見えてきたような気がします。

■自分が生涯心豊かに生きていくために、何を大切にすべきか

・自分は何のために働き、どれだけ収入を得るのか。

・資産形成をどれくらいしておけば、自分の描いたセカンドライフを
つつがなく過ごしていけるのか。

・お客様や仲間や家族とどんな関係を築いていけば、
幸せな気持ちでいられるのか。

■ひとつひとつ自分に問い直し、その答えを探っていくと
様々な問題意識に出くわし、
「今、自分が何をしておかないといけないのか」ということが
明確に見えてくるようになりました。

■例えば、日本人の老後設計について。

今後の日本の経済状況、国家財政・年金問題などを考えれば、
国や会社に頼らずに済むような対策を一刻も早く、
個人レベルで打っておく必要があるということ。

その対策を日本国内だけで考えているだけでは、もはや限界が
あるのではないかということ。

■あれっ?

うちの会社が何をやって儲けているかという話が、
まだ出てきそうにありませんね。

この続きは、次回以降でお伝えさせていただこうと思います。

では、次回の【ライフナビ通信】をお楽しみに。

========================
◎【編集後記】
========================

昨日は、月に2回開催している社内定例ミーティングの日。

名付けて、「未来創造会議」。

自画自賛で恐縮ですが、ちょっと良いネーミングだと
思いませんか?

このネーミング、実はこのメルマガの編集担当をしている
野田によるもの。

社長の私が言うのもなんですが、なかなか良いセンスを
しているなと思っています。

その「未来創造会議」の今回の議題は、9月から11月までの
期間で毎年行っている社内プロジェクトのキックオフ会。

今年のプロジェクトのテーマは、
『石野イズムを吸収して、違う次元の目標を目指す!』
(目標値は、差しさわりがあるので伏せておきます)

会議のなかで、個々人から自分の目標や「石野イズムの
何を吸収したいか」という発表があったのですが、

自分の役割や会社の方向性が少しずつ共有できてきて
いる実感を持て、社員のこともとても頼もしく思えました。
(またしても自画自賛でスミマセン。)

ちなみに私のこのプロジェクト期間の目標は、
「石野イズムをキーストーンイズムに昇華させること」

そして、このプロジェクトが終わる頃には、
社員全員が、「うちの会社が何をやって儲けているか」
をしっかりお客様に伝えらるようになっていると思います。

「えっ?
それって、社員もわかってへんということかいな?」

と、関西弁で突っ込みを入れられそうですが、これは関西人
特有のジョークですので、くれぐれもお気になさらずに・・・

By キーストーン | 公開日:2011年9月2日| パーマリンク

2011年9月16日【第27号】私たちが日頃お客様と話していること(個人編)

■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□■□■□   
 【ライフナビ通信 第27号】 
 ~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□■□<2011年9月16日>
☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【私たちが日頃お客様と話していること(個人編)】
◎編集後記
☆______________________★

========================
◎今日のテーマ
【私たちが日頃お客様と話していること(個人編)】
========================

こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

今週の月曜日は、仲秋の名月でしたね。

私も翌日の明け方ではありましたが、
満月をしっかり拝ませていただきました。

最近、どうも夜が弱くなったというか、
朝がめっぽう早くなったというか。

夜中の4時ごろに目が覚めて、ごそごそ起きだして
西の空を見てみると、ぼんやり満月が・・・

なんとなく幻想的な気分になったので、思わず月に
向かってそのパワーをもらうべく瞑想しちゃいました。

そのご利益があったのか、今週の面談はすこぶる好調です。

ということで、今回は私たちが日頃どんな感じで仕事をして
いるのか、ちょっとお話させていただこうと思います。

題して、
【私たちが日頃お客様と話していること(個人編)】

今まで、私たちの仕事について、あまり具体的な話をして
いませんでしたので、少し面談の雰囲気を感じていただけ
たらと思っています。

それでは、どうぞ。

■私たちがお客様と面談をさせていただいて、どんな話をし、
どんな解決策を導き出しているのか?

ご相談相手や内容により、アプローチの手法は少し異なりますが、
今回は一般的な個人のお客様のご相談内容の事例で
お話しさせていただこうと思います。

■個人のライフプランのご相談をさせていただく場合、
弊社ではライフプランのシミュレーションソフトを使って、まずは
お客様のライフプランについてお伺いするようにしています。

お客様の年齢や家族構成によって、将来のライフプランは
千差万別ですが、このシミュレーションをさせていただくと
多くの気づきを持っていただけるようです。

■子供さんがおられる方であれば、子供の教育費が
総額でどれくらいかかるのか?

他には

・住宅ローンは変動型か固定型か、そして
そのローンを繰り上げ返済した方が良いのか、そのままが良いのか?

・厚生年金や国民年金から、老後どれくらいの年金がもらえ、
老後の資金がどれくらいかかるのか?

そして、

自分が長寿をまっとうすれば、どれくらいの資産が残せるのか、
はたまた残せないのか?

■ライフプランの組み方によって、将来の収支計画は
大きく変わってきます。

ご自身の夢を大きく描くのか、堅実な生活をするのか。

それだけで、生涯でかかる資金は数千万円単位で変わる
かも知れません。

■でも、まず大切なことは、ご自身が将来かかるであろう
資金について、大枠だけでもしっかり認識しておくこと。

そして、

自分の人生設計をしっかりイメージして、それにどう対処するか
具体的な行動を決めていくということにあるのです。

■多くの方々が、漠然と自分の将来に不安を感じ、
それゆえに前向きにアクションを起こすことに躊躇し、内向きになり、
行動したり思考することを制限してしまう。

今の日本の経済全体が、そうやって縮小していっているよう
にも思えます。

■具体的に自分の将来をイメージしてみることで、
さまざまな気づきが得られます。

ご自身のライフプランをイメージし、それに合わせた収支計画を
入れていくと、ライフステージごとに具体的にどれくらいのお金が
かかるのかがわかります。

そして、将来のライフプランにかかる必要資金がわかれば、
その資金をどう準備するかを考える必要が出てきます。

■住宅購入の頭金、子供の学資、車の買い替え、老後資金などなど。
それぞれの資金をいつまでにどれくらい貯める必要があるのか?

また、住宅資金については、ローンを組むにあたり

・今後の収入などを考えるとどれくらいまでであれば、返済可能なのか?
・子供の成長も考えながら、奥様の収入をどこまで見込むのか、
見込まないのか?

子供の教育資金についても

・子供が今後どのような進路を歩むのか?
・その資金は学資保険だけで事足りるのかどうか?

■将来のライフプランを考えていけば、それぞれのライフステージで
さまざまな選択肢を考える必要に迫られます。

特に老後資金にいたっては

・ご自身及び配偶者(おられれば)の余命をどこまで見込むか
・病気や介護のリスクについてどう対処すべきか

などを考えていけば、資金計画は大きく変わってきます。

■そして、最後にリスクマネジメント。

ご自身が余命をまっとうした場合だけでなく、途中でご自身や家族に
何がしかリスクに見舞われた場合の資金的な裏付けも必要となります。

人生半ばで万が一が起きたとき、もしくは
大病や事故で働けなくなってしまった場合、
どれくらいの資金を用意しておくべきか。

その資金準備の手立てについても考えておく必要があるのです。

■通常、これだけのことを考えようと思っても、一般の方々はどのように
ご自身の将来を想定していいかわからないことが圧倒的に多い。

それを私たちは、ひとつひとつヒアリングしていき、約2時間程度でひとつの
ライフプランシートにまとめ上げる仕事をしています。

■自分で言うのもなんですが、これは一種の職人技のようなものだと
思います。

お客様が漠然としか考えていなかったご自身のライフプランについて、
我々の経験知を総動員し、将来の方向性をナビゲートしていく。

そして、それぞれの資金計画の解決案を、何千何万とある生命保険や
金融商品の中から選択し、お客様とともに最善策を決定する。

■それで、私たちはどうやって収益を得ているのか?

それについては、編集後記でお話させていただくことにいたします。
本編はこの辺で。

では、次回の【ライフナビ通信】をお楽しみに。

========================
◎【編集後記】
========================

お客様にとって、最適な金融商品の提供。

それが私たちのベースになる収益源であることに
間違いはありません。

ただ、私たちの価値をお客様に感じていただける一番の
ポイントは、むしろ私たちのコンサルテーション力にあると
考えています。

そういう意味で言うと、本来はそのコンサルテーション
そのものに代金を頂戴するべきかも知れません。

しかし、現在のところお客様からいわゆる「相談料」と
いった類のものは、受け取っていません。

例えるなら、お医者さんが診察料を受け取らずに
薬代で儲けているような感じでしょうか。

我々の仕事とドクターの仕事を一緒にするのは、
甚だ僭越だとは思いますが、ニュアンスをお汲み取りいただ
ければ幸いです。

まあ、あえて言うなら、お医者さんが特定の薬を売りたいが
ために患者(お客様)に向けて営業活動を行っていない
ように、我々も特定の金融商品を売るための営業行為は
行っていない、という点は共通しているかも知れません。

我々は、信頼関係をベースにした仕事をしているので、
既顧客やご紹介が中心。

お客様との長いお付き合いの中で、お会いしてお話させて
いただくことで、むしろ私たちの勉強にもなっています。
もしかしたら相談に対する代金は、こちらが払わないといけ
ないかも知れませんね。(笑)

By キーストーン | 公開日:2011年9月16日| パーマリンク

2011年9月30日【第28号】私たちが経営者の方々に提供できるもの

■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□■□■□   
 【ライフナビ通信 第28号】 
 ~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□■□<2011年9月30日>

☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【私たちが経営者の方々に提供できるもの】
◎編集後記
☆______________________★

========================
◎今日のテーマ
【私たちが経営者の方々に提供できるもの】
========================

こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

先週末の3連休、社会人になって6度目の引っ越しをしました。

ちなみに私の引っ越し遍歴は、

独身サラリーマン時代のワンルーム
           ↓
結婚とともに転勤で移った横浜の2DKの借り上げ社宅。
           ↓
関西に戻って長男が乳児期を過ごした思い出の2LDK。
           ↓
次男の誕生とともに中古ながら念願のマイホーム3LDK。
           ↓
子供の成長にともない4LDKへの住み替え。
           ↓
そして、今回長年の夢であった仕事部屋を兼ねて建てた
書斎付きの家。

ライフステージの変遷とともに住環境も少しづつアップグレード
した感がありますが、それとともに増えたモノの数々。

もう着ることがない衣類、目を通すことがないであろう
本や書類、子供のおもちゃに食器や雑貨類。
出てくるわ、出てくるわ・・・

今回、思い切ってかなり処分しました。

おかげで、身も心もかなりスッキリした感じです。

モノや情報が溢れる今の世の中で、自分に必要なものだけを
厳選し、シンプルな生き方をする。

そんな生き方のほうが、意外と快適に過ごせそうですね。
最近、つくづくそう感じます。

さて、今日は前回に引き続き私たちの仕事の内容についての
ご紹介です。

今回は、経営者の方々と日頃私がどんな話をしているかに
ついてのお話です。

題して、
【私たちが経営者の方々に提供できるもの】

それでは、どうぞ。

■経営者の方々は、日頃どんなことに悩んでいるのか?

日々多くの経営者とお会いし、話をさせていただいていると
だいたい次の3つの領域に集約されることに気付かされます。

それは

「ヒト」「モノ」「カネ」

■「ヒト」に関わる問題。

・社員がなかなか育たない。

・いい人材が採用できない。(採用できても、辞めてしまう)

・組織をどのように作っていくべきか。

・自分の事業をいつ誰に引き継がせるか。

■「モノ(売上げ)」に関わる問題。

・昨今の経済環境の中で、商売がどんどん厳しくなって
きている。(国内市場の縮小・空洞化)

・新しい商品(サービス)や新規のお客様がなかなか創れない。

・海外に活路があることはわかっているけど、
どうしていいかわからない。

■「おカネ」に関わる問題。

・会社が儲かっても、なかなか会社にお金が残らない。
(「勘定合って銭足らず」の状況)

・銀行から借り入れをしないと資金繰りが苦しい。

・税金や社会保険料が会社経営に重くのしかかっている。

・そもそも会社の資産状況がどのようになれば健全と言えるか
誰に聞いていいかわからない。

■かく云う私も経営者のはしくれとして、ヒト・モノ・カネに関する
悩みは尽きないのですが、お話を伺っていると、
なんとこの問題に悩んでおられる経営者の多いことか。

些細なお困りごとも、突き詰めていくと結局この3つの問題に
集約されていくと言っても過言ではありません。

■本来私たちの仕事は、「おカネ」の領域について、
問題解決をさせていただく立場ですが、この仕事をしていくうちに、

・実は、それぞれの問題は単独で存在するのではなく
複雑に絡み合っている、

・ゆえにそれぞれの現状を整理し、解決していかないことには、
経営者の方々の本質的な問題解決にはつながらない

ということが、かなりクリアに見えてきました。

■そこで、「弊社なりにお役に立てることはないか」と考え、
一見本業とは関係なさそうなさまざまな動きをしているのです。

■「ヒト」の問題に関しては、
社員もしくは経営者の方々へ教育・研修の必要性をお伝えして、
私たちの人脈から研修会社をご紹介したり、時には私たちが
研修をさせていただくこともあります。

■「モノ(売り上げ)」の問題については、
営業力を高めるための研修をご紹介したり、
仕事上でつながりそうな経営者をご紹介させて
いただけないかと気を配っています。

■また、ここ数年縮小・空洞化する日本の市況動向を踏まえ、

・海外(特に新興アジア)の状況を知ること、
・海外で活躍する日本人の経営者とのネットワークづくり

に私自身、精力的に動き回っています。

そこで私が見聞きし、感じたことを日頃お世話になっている経営者
の方々にお伝えし、時には海外でのキーマンをご紹介させていただく。

また最近は、現地の視察ツアーを開催させていただくことも頻繁に
なってきました。

■そして、最後に私たちの専門領域である“おカネ”に関して。

ここで私が経営者の方々にお伝えしていることは、
個人のライフプランニングと同じように、事業経営にもしっかりとした
ライフプランニング(事業計画)がとても重要であるということ。

■社長もいつかは歳をとり、引退する時が来ます。

■ご自身がどんな事業をしようと考え、
いつ事業を後継者に引き継ぎ、
リタイア後にどんな生活をしようとイメージされているか。

そして、それぞれの時期(年度)にどれくらいの売り上げと利益を
得たいと考えるのか。

■ここで大切なことは、それが出来るか出来ないかということより、
「将来こうしたい」というイメージを具体的に描くことにあると思います。

■「将来こうしたい」というイメージが描ければ、
具体的に今何をしておかなければならないかということを
考えるきっかけになります。

■例えば、ご自身が○歳でリタイアしたいと考えたとするなら、

企業としては

・リタイア時にいくらの退職金を用意する必要があるのか
・それをどんな形で貯めていくべきか

について対策を検討しなければならないという風に
具体的になってきます。

※実は、今の税制や社会保険制度のことを考えると毎年の報酬額を
増やすより、その額を積み立てて退職金でもらった方が圧倒的に
有利だったりするのです。

■また、経営者としては

・誰を後継者候補として考えるのか
・リタイア時の会社の財務体質がどのようであれば健全なのか
・リタイア後の生活や事業承継相続のことまで考えると、
退職金以外にどれくらいの資産形成をしておく必要があるのか

についても考えなければならない。

■このように、経営者が「リタイア」という自らの事業ゴールとリタイア後の生活を
イメージすることで、結果的にご自身のライフプランを考えると
いうことにつながります。

■そういう意味で言うと、私たちが本来やりたいことの究極は、
やはり皆さまの『ライフナビゲーター役』を担うことなのです。

個人であれ、企業経営者であれ、ライフプランを考える
ことは、とても領域が広く深い問題だと思います。

今回は、紙面の都合もありこれくらいに留めさせて
いただきますが、今後もライフプランについては、
ことあるごとに触れさせていただこうと思います。

では、次回の【ライフナビ通信】をお楽しみに。

========================
◎【編集後記】
========================

「私たちがお客様に提供できるものは何なのか?」

生命保険や金融商品のご紹介が表面的には、我々の
提供できるものとなるかも知れませんが、

それはあくまで「ライフプラン(事業計画)を全うするための
ひとつの手段」と考えています。

本当にお客様に我々の価値を感じていただけるとする
ならば、それは
「提供する情報」であり
「ネットワーク(人脈)」であり、
「コンサルテーション(問題を引き出し解決する)力」
にあると私は思っています。

あまり大仰な話をしてしまうと、弊社の力量不足(底の浅さ)
を露呈することになりかねませんが、弊社の社員全員が
そんな気概を持って、仕事に取り組んで行かねばと決意を
新たにしているところです。

私を含め、まだまだ未熟なメンバーではありますが、
日々の実践で鍛えられながら、成長していきたいと
思っていますので、

どうぞみなさん、今後も一層のご指導ご鞭撻のほど、
よろしくお願いいたします。

By キーストーン | 公開日:2011年9月30日| パーマリンク

2011年10月7日【第29号】日本の世代間資産格差を是正するには

■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□■□■□   
 【ライフナビ通信 第29号】 
 ~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□■□<2011年10月7日>

☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【日本の世代間資産格差を是正するには】
◎編集後記
☆______________________★

========================
◎今日のテーマ
【日本の世代間資産格差を是正するには】
========================

こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

みなさんは見られたでしょうか?

今週号の週刊ダイヤモンドの特集記事。

『日本を見捨てる富裕層』
あなたにもできる!
資産&家族を賢く“海外疎開”させる全ノウハウ公開

http://dw.diamond.ne.jp/

かなりショッキングな見出しなので、新聞の広告や
電車の中刷りなどで、もうすでにチェックされた方も
多いかも知れませんね。

記事の内容を見ると、
日本の逼迫した財政状況や震災・原発事故をきっかけに
“ジャパンリスク”がより一層顕在化し、海外脱出を図る
お金持ちの実態が浮き彫りにされています。

私も海外に出かけてみて特に感じることですが、日本の
税制は諸外国と比べても突出して重税感があります。

税金が高くても、それに見合う社会保障などの国民への
サービスが行き届いていれば納得も得られるでしょう。
しかし、残念ながらわが国は、税制も社会保障制度も
お粗末な状態と言わざるをえません。

お金持ちほど、そんな日本の状況に敏感で自己防衛のために
対策を打ち始めているということなのでしょうか・・・

続きは編集後記にゆずることにして、
まずは、今回のテーマ、日本の資産格差にかかわる話を
少しさせていただきます。

題して、
【日本の世代間資産格差を是正するには】

それでは、どうぞ。

■私たちが、お客様とライフプランニングのご相談をさせて
いただいて、どんな方でも必ず考える必要があるのが、
「自分の死後の整理をどのようにするか」

老後を誰と暮らし、誰に介護などの面倒を見てもらい、
そして誰に最期を看取ってもらうのか。

日本人として、今後特に真剣に考えておかないといけない
問題のように思います。

■長寿に備えて老後資金をしっかり形成しておくことと、
自分の人生の終末期をどのように迎えるかについては、
これからの日本全体の重要なテーマになるかも知れません。

■最近、弊社のお客様から、ご自身及びご家族の“相続”の
問題についてご相談いただく機会が特に増えています。

ひと昔前までは、“相続”と言えばいわゆるお金持ちの方に
限られた問題のように思われていましたが、今では多くの方が
身近なこととして、“相続”を考えるようになってきているようです。

■「家計の金融行動に関する世論調査」(金融広報中央委員会調べ)
によると、1,500兆円と言われる日本の個人金融資産のうち、
60歳以上の世帯が全体の約60%を保有しており、逆に45歳以下の
世帯の保有率は、全体の約6%にすぎないという結果が出ています。

■しかしながら、年金・健康保険などの社会保障の構造を考えると、
60歳以下の勤労世代がせっせと保険料を払い、
今のお年寄りのための年金や医療費にそれが回っているという
何とも皮肉なかたちになっています。

■また、お年寄りは将来の不安のために支出を抑えて
しっかり貯め込み、勤労世帯は、子育てや住居・生活費に
出費がかさみ、なかなか貯蓄ができないという
世代別資産格差が鮮明になっているようです。

■この世代別資産格差の問題を解決する方法があるとすれば
それはどんなものなのか。

■日本政府は、税収の穴埋め策として、
全体の60%を占める老齢世代の金融資産に焦点を当て、
「相続税増税」の方針を打ち出しています。

この増税案が通れば、相続税を支払う必要のある世帯が一気
に増え、それなりの対策を打たないと、国庫に老齢世代の
ある一定の資産が召し上げられることになりそうなのです。

■日本の国のことを思うと、相続税の増税は財政再建に微力
ながら一役買う効果はあるかも知れませんが、日本経済の
直接的な活性化にはあまりつながらないかも知れません。

■むしろ、日本全体の経済に好影響を与える方法があるとすれば、
それは「資産の世代間移転」ではないかと私は思っています。

■老齢世代の親から子へ、もしくは孫へ、贈与税の
年間非課税枠110万円を活用するなどして生前に資産移転をはかり、
勤労世代の家計を助けていく。

これも相続対策のひとつとして考えられるのではないでしょうか。

■今の老齢世代は、平均寿命をまっとうすると、
公的年金の生涯収支がプラスになる世代。

現状の生活収支を見ても、住宅ローンの負債などがなければ、
公的年金である程度の生活の確保ができる場合が多く、
若年世代と比較するとかなり恵まれていると言える
かも知れません。

■ここのところ、親世代から子世代そして孫世代へ、
世代間の資産移転をする事例がいくつかありましたので、
今回はその話に少し触れさせていただきました。

今日はちょっと短めにさせていただいてこの辺で。
次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。

========================
◎【編集後記】
========================

週刊ダイヤモンドの特集記事に「富裕層が海外脱出
してどこの国を目指すのか?」というものがありました。

ここ数年来、新興アジアを中心に海外に出かけている
私としては、とても興味がある内容でした。

ありました! ありました!

やっぱり。

海外脱出の一番人気はシンガポール。

その隣国であるマレーシアも注目されています。

・暮らしやすさ、英語圏で教育水準が高いこと。
・地震や台風といった天災もなく、経済成長も高い。

そして、何よりも富裕層が注目する点は、税金の
安さのようですね。

“海外脱出”という表現は少し過激な感がありますが、
これから日本人のセカンドライフを考える上でも
「海外に拠点を持つ」という発想はもっと一般化する
かも知れません。

そういえば、日経ビジネスの特集記事にも
世界で今後成長しそうな都市のランキング100で
マレーシアのジョホールバルが選ばれているようです。

年内にまたマレーシア、シンガポールに行く機会が
出来そうですので、またどこかでその報告もさせて
いただこうと思っております。

By キーストーン | 公開日:2011年10月7日| パーマリンク

2011年10月21日【第30号】日本の年金制度を考える

■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□   
 【ライフナビ通信 第30号】 
 ~人生百年時代を豊かに生きる~

☆応募者全員プレゼント!のキャンペーン実施中☆
(PC) https://www.kanameishi.com/campaign/201110/
(携帯) http://www.kanameishi.com/m/campaign/201110/

■□■□■□■□■□■□■□<2011年10月21日>
☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【日本の年金制度を考える】
◎編集後記
☆______________________★

========================
◎今日のテーマ
【日本の年金制度を考える】
========================

こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

昨年の10月15日。

一念発起の思いでこのメルマガ【ライフナビ通信】を
配信させていただき、あれから1年。

創刊時、ためらいながら発信した日本の財政危機や年金
問題の実情が新聞や雑誌の報道で次々に明るみになり、

「もう、待ったなし」の状況になりつつあることをあらためて
感じさせられる今日この頃です。

特に今年3月の震災以降、日本人が受けた将来の不安に
対する心理的影響は大きく、

そこにギリシャの債券問題に端を発した欧州危機で
国債の信用力不安も高まり、

「今後どうなっていくのか?」
予断を許さない流れが加速しているようにも思えます。

そのうえ、先週厚生労働省が発表した「年金支給開始年齢の
引き上げ検討案」は、老後設計を根底から考え直さなければ
ならない内容となっています。

さて、今回はそんな年金問題のゆくえについて、
少し検証していきたいと思います。

題して、
【日本の年金制度を考える】

それでは、どうぞ。

■いきなりの質問で恐縮ですが、本年度国家予算(一般会計)の
日本の税収の予算はいくらかご存知ですか?

・・・

答えは、40.9兆円。

■では、本年度の借金(赤字国債)の予算はいくらでしょう?

・・・

答えは、44.3兆円。

■えっ、それって、税金の収入より借金の方が多いってこと?

■そうです。日本の予算の構造は、歳出予算(92.4兆円)を賄うために
税収より赤字国債の発行に頼る部分が大きいということになるのです。

毎年増え続ける国の借金総額は、今や1,000兆円に迫る勢い。

■ではこの借金、主に何に使われているのでしょうか?

■本年度の歳出予算の額の多い順に紹介すると、

1位 社会保障関係費 28.7兆円
2位 借金返済    21.5兆円
3位 地方交付金   16.8兆円

以下、教育費(5.5兆円)、公共事業(5.0兆円)、防衛費(4.8兆円)
となっており、1位の社会保障関係費は、実は年金や医療の財源の
一部として充てられているのです。
※3位の地方交付金の一部も地方の社会保障関係の費用として
使われています。

■つまり、私たち勤労世代が払っている厚生(国民)年金・健康(介護)保険
などの社会保険料だけでは、今の年金や医療の財源が足りない実態があり、
それを国家予算の一部から賄っているということなのです。

そういう意味でいくと、国の借金の多くは、年金や医療の社会保障給付の
財源のために使われていると言えなくもありません。

■そして、この社会保障給付費の今後の見通しはというと、

2011年度 105兆円(年金54兆円、医療32兆円、福祉その他18兆円)
2015年度 116兆円(年金59兆円、医療37兆円、福祉その他21兆円)
2025年度 141兆円(年金65兆円、医療48兆円、福祉その他28兆円)
※厚生労働省「社会保障の給付と負担の見通し」より

という膨大な額に膨れ上がっていくという予想があります。

■少子高齢化で勤労世帯から徴収する社会保険料の伸びが望めない中、
上記のように大幅に増え続ける社会保障給付費の財源を賄うためには、

①税収を伸ばす(大規模増税をする)
②借金(赤字国債)を増やす
③年金などの社会保障給付費自体を削減する

しか手立てはないということになります。

■そんな中、厚生労働省から出てきた今回の年金支給開始年齢の
引き上げ検討案。

「段階的に65歳に引き上げていく」から
「68歳もしくは70歳まで引き上げていく」というのですから
国民の老後設計に与える影響は甚大です。
※現在の支給開始年齢は60歳

■特に若年層になるほど、自分が支払う社会保険料と年金受給額の
バランスがマイナスになる可能性が高く、

若者は年金自体を当てにしなくなり、社会保障制度自体が立ち
いかなくなる可能性すら出てきます。

■また、定年が60歳もしくは65歳までとした場合、年金支給年齢が
68歳~70歳に延びれば、無収入の時期をどう過ごすかという問題も
考えないといけません。

これからの日本を生きていくには、自分の老後設計をしっかり早い段階
から準備しておく必要があるのかも知れませんね。

次回の【ライフナビ通信】では、老後設計についてもう少し深く話を
進めていきたいと思います。
どうぞお楽しみに。

========================
◎【編集後記】
========================

「老後設計」とひとくちに言っても、自分にとっての老後が
いつからなのか?

具体的に引退年齢をイメージしながらライフプランを考えた場合、
現役時代にどれくらいの資産形成をしておけばいいのか?

それ以外にライフプラン上の各ステージでどれくらいの
資産があればいいのか?

現在弊社では、「〇歳までに〇万円貯めよう」キャンペーン
を実施しています。

これは、今までお世話になった方々や、本メルマガ読者の皆さまに
日頃のご愛顧に感謝の気持ちを込めて、弊社らしい何かメッセージに
なるようなものはないかとスタッフが考えて企画したキャンペーンです。

豪華とまで言えるものではありませんが、
心ばかりのプレゼントを用意しております。
よろしければ応援メッセージを添えてご応募いただけると、
とてもうれしく思います。

キャンペーンの詳細はこちら↓
(PC) https://www.kanameishi.com/campaign/201110/
(携帯) http://www.kanameishi.com/m/campaign/201110/

By キーストーン | 公開日:2011年10月21日| パーマリンク

2011年11月4日【第31号】正しい老後の過ごし方

■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□   
 【ライフナビ通信 第31号】 
 ~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2011年11月4日>
☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【正しい老後の過ごし方】
◎編集後記
☆______________________★

========================
◎今日のテーマ
【正しい老後の過ごし方】
========================
こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

ここのところ、「相続・事業承継」の悩みを持った経営者と
お会いし、その対策について相談させていただく機会が
かなり増えています。

この悩み、いくつかの問題が複雑に絡み合っていて、
どれから手を付けていいか当人もわからない
ケースがほとんどと言えます。

相続・事業承継で多くの場合問題となるのは、

●せっかく会社を大きくしてきたのに、あとを託したいと思える
適任の後継者が見つからない。

●自社株の評価が思いのほか高くなっていて、株の大半を
持っている社長(会長)に万が一のことがあった時、
相続税が多額にかかってしまう。

●事業承継者(息子)にその株を引き継がせたいが、
株価が高くて、株を買い取る資金が捻出できない。

などなど。

そして、社業に専念してきた経営者に意外と多いのが、
「自分がリタイアしたあと、どう老後を過ごしたらいいかわからない」

高度成長期、一生懸命働いてお金はそこそこ稼いできたけど、
老後の過ごし方についてはあまり考えてこなかったということが
原因のようです。

さて、今回はそんな方々に向けて老後の過ごし方について、
少し考えてみたいと思います。

題して、
【正しい老後の過ごし方】

それでは、どうぞ。

■「正しい老後の過ごし方」って・・・?

今日のテーマを見て、そう疑問に思った方も少なくないかも
知れませんね。

老後の過ごし方に正しいも正しくないもないハズ。

ごもっともです。

■では、少し角度を変えてこんな質問を受けたら
あなたはどう答えられますか?

質問:あなたの老後は何歳からですか?

・・・ ?

■具体的な年齢をイメージできたでしょうか。

お仕事をされている方は、現役引退の年齢をイメージ
されたかもしれませんね。

また、年金の受給年齢をイメージされた方も
多いかも知れません。

■この問題についても、もちろん正解があるわけではありません。

まずはご自身の老後を具体的にイメージするために、
自分のライフプランに「老後生活」のスタート時点を明記してみましょう。
面白い気づきが得られることがあります。

☆その老後生活に入るまであと何年あるのか?

☆老後生活開始から寿命をまっとうするまでの年数を
どう想定すればいいか?

☆その年数を老後生活期間と設定するとしたら、
その期間のためにどれくらいのお金を準備しておけば
いいか

などなど。

■自分の寿命をどう考えるかというのは、なかなか難しい
問題ではあります。

弊社では超高齢化の日本の現状も考えて、このメルマガの
副題でも掲げている

~人生百年時代を豊かに生きる~

にもとづいて、百歳を寿命とするライフプランを
考えることをおすすめしています。

■また、老後生活を考えるにあたっては、次のふたつのことも
想定する必要があるかも知れません。

「老後生活を自分の力で元気に過ごせる時期」

「病気や介護が必要になり、誰かの助けを必要とする時期」

■病気や介護のことまで考えて老後設計するとなると、
少し気が重くなると思われるかもしれませんが、

多くの場合、人は終末期は誰かに面倒を見てもらわないと
死ねない時代になっているという現実もあるのです。

■ちなみに、厚生労働省の調査によると、日本人の介護期間の
平均は、女性で6.5年、男性で3.0年というデータがあるそうです。

ちょっと目をそむけたくなるデータですが、将来かなりの可能性で
起こるであろう現実もしっかり踏まえながら、
早い段階からなにがしかの準備をしておかないと、大変なことに
なってしまうかもしれません。

■そのために、今から少しずつでも自分の老後のライフプランに
ついて、様々な状況を想定しながら具体的にイメージすることは、
とても大切なことだと思います。

その時あなたにとっての「正しい老後の過ごし方」とは、
どんなものになるのでしょうか?

■日本の現状を考えると、老後設計は今後ますます重要なテーマに
なってくると思われます。

これからもみなさんとご一緒にこのメルマガで「正しい老後の過ごし方」
について、考えていければと思っています。

また、みなさんからの老後設計に対するご意見やご感想なども
お聞かせいただければ幸いです。

それでは、今日のところはこのへんで。

次回、【ライフナビ通信】をお楽しみに。

========================
◎【編集後記】
========================

今、弊社で実施している「〇歳までに〇万円貯めよう」
キャンペーン。

アンケートにお答えいただき、個別相談に弊社にお越し
いただく方も徐々に増えてきております。

そこで、私たちはライフプランニングソフトを使って、
家計の収支を計算しながら、将来の資産設計をさせて
いただいていますが、

多くの方は、ライフプランニングを具体的にイメージすることで
「今やっておかないといけない課題が理解でき、スッキリした」と
喜んでいただいています。

特に学資や老後のための資産形成について
しっかり対策しておくのとそうでない場合では、

20年30年の期間で、5百万円、1千万円の単位で
資産状況が変わってくることに驚かれるようです。

「将来のことはなんとかなるだろう」と問題を先送りにして
いざとなった時に慌てるか、

様々な状況を想定して、いざというときのために早い段階
から備えをしておくか。

個人レベルだけではなく、日本が、いや世界が、刻々と
その決断を迫られているような気がします。

そんな中、あなたが今やっておくべきことがあるとすれば、
それはどんなことでしょうか?

By キーストーン | 公開日:2011年11月4日| パーマリンク

2011年11月18日【第32号】素敵なリタイアメントライフを過ごすために

■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□   
 【ライフナビ通信 第32号】 
 ~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2011年11月18日>

☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【素敵なリタイアメントライフを過ごすために】
◎編集後記
☆______________________★

========================
◎今日のテーマ
【素敵なリタイアメントライフを過ごすために】
========================

こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

先週、旧友のN君に久々に会うために佐世保に行ってきました。

N君は、私の前々職のアパレル時代の同期で30歳にして独立。

地元佐世保に帰って学習塾を始め、今では地域で8教室を展開、
地元NO1の学習塾に成長させ、立派な経営者となっています。

今回は、業績拡大にともなって以前加入してもらった生命保険の
見直しということでの再会となったのですが、そんな話も
そこそこに酒宴となって、気が付いたら夜中の3時。

久しぶりに深酒をしてしまいました。

でも、気の許せる旧友っていいものですね。

話題は仕事のこと、家族のこと、そして将来のことと広がって、
この続きは近いうちに夫婦ぐるみで語り合う時間を持とうという
ことになりました。

N君も私もこれからは日本国内だけでなく、海外にも目を向けないと
いけない時代だということで、意見が一致。

近い将来、夫婦連れでシンガポールやマレーシアにロングステイなど
できたらいいねという話にはなったのですが・・・

さて、いつのタイミングでその約束が果たせることやら?

ということで、今回はふたりで素敵なリタイア後の生活をしている、
とある夫婦のお話をお届けしたいと思います。

題して、
【素敵なリタイアメントライフを過ごすために】

それでは、どうぞ。

■私が今まで出会った人のなかで、素敵なリタイア生活をされて
いる方を挙げるとするならば・・・

まず最初に思い浮かぶのがこのご夫婦。

■ともに70歳を少し越したあたりの年齢で、
仲良くセカンドライフを愉しんでおられます。

大阪郊外の自然に恵まれた環境で、日頃は相続で譲り受けた
田畑でほぼ自給自足に近い生活を送り、

年に3・4回は海外旅行に出かけ、世界各国の観光地や文化遺産などを
見て回る生活をもう10年以上続けています。

年に3・4回の海外旅行と言うとかなり贅沢な生活で、相当のお金持ち
かと思われるかも知れませんが、それがそうでもないのです。

■実を言うとこのご夫婦とは、私の家内の両親。
海外旅行も時期を選んで探せば、結構格安のものが見つかるようで。

欧米の1週間程度のツアーでも、ひとり20万円程度出せば食事つきで
十分満足度の高い旅行を楽しむことができるとか。

■仮に3か月ごとに夫婦で20万円ずつの予算で海外旅行に出かける
として、20万円×二人÷3ヶ月で月額に直すと約13.3万円。

年金がふたりで月額25万円程度はもらえるということなので、
海外旅行分の費用を差し引いても、10万円余りは毎月の生活費に
回せる計算が成り立ちます。

そもそも日頃は田畑での農作業と早寝早起きの健康的な習慣で、
お金もそんなに使うことがなく、毎月10万円もあればそれなりの
生活ができている様子。

■そんな家内の両親がここ数年ハマっているのは、豪華客船で
行くクルーズツアー。

こちらも最近は、クルーズに特化した旅行会社が格安ツアーを
催行しているようで。

10日間程度でも、オフシーズンならやはり20万円程度の予算で
掘り出し物があるそうで、結構頻繁にクルーズにも出かけている
ようです。

■「船の旅って楽しいわよ!」

「一見、船の中はやることがなさそうでつまらないと思うかもしれないけど、
全然飽きることがないくらいスタッフが楽しませてくれるし、
イベントも多くてむしろ一日が早く過ぎていく感じ」

「一日中、特別のもの以外は好きなものを食べられて、
しかも食事代はツアー代金に含まれているから、意外と割安感があるわ」

■家内のお母さんが特にクルーズツアーが気に入っているようで、今では
常連のツアー客同士がとても仲良くなって、ツアー参加中に次回の予定を
決めてしまうこともあるようです。

人間、ワクワクするような楽しみがあると、それを張り合いに元気で
いられるようで、おかげさまで家内の両親は今でも仲良く、しかも
健康な毎日を送っています。

■素敵なリタイアメントライフを過ごすためには、何か張り合いになる
“愉しみ”を見つけ、それをパートナーや仲間と分かち合える環境を
作っていくことが大切なのかも知れませんね。

それでは次回、【ライフナビ通信】をお楽しみに。

※ちなみに今回ご紹介したクルーズツアー専門の旅行会社は、
HISグループ「クルーズプラネット」。
世界中のクルーズツアーの情報が満載です。
http://www.cruiseplanet.co.jp/

========================
◎【編集後記】
~海外ロングステイ人気NO1~
『マレーシア不動産投資・ロングステイセミナー』のご案内
========================

ついにこのセミナーをご案内ができる日がやってまいりました。

このメルマガでも何度となく取り上げたマレーシアのジョホールバル。

シンガポールと隣接した立地で、国家プロジェクトの都市開発計画
「イスカンダル計画」が急ピッチで進行中。近代都市の姿がかなり
明らかになってまいりました。

今回、当地ジョホールバルで不動産の紹介・斡旋を行っている
セントラル不動産代表の杉野哲朗氏が、マレーシアでのロングステイ
不動産投資に関心がある人向けに緊急来日。

基本的には、一般向けセミナーの開催は予定していなかったの
ですが、キーストーンのお客様並びにこのメルマガの読者向けに
特別に杉野氏がセミナーを開催してくれることとなりました。

私自身が何度も現地に足を運び、そのプロジェクトに大きな夢を感じ、
感動した理由がセミナーを受講いただくとご理解いただけると思います。

ジョホールバル情報の詳細は、【ライフナビ通信21号、22号、23号】を
ご覧下さい。
http://www.kanameishi.com/blog/mailmag/date/2011/07

日程:12月11日(日)14時~17時30分(セミナー終了後懇親会あり)

場所:大阪市営地下鉄御堂筋線「中津駅」近く
ハートンホテル北梅田 3階会議室「萌黄」

参加費:おひとり5,000円

セミナー詳細、参加お申込みは↓でご確認ください。
http://argo-navi.net/mielca_kfc/PublicSeminar.aspx?gId=1&sId=1&eId=176

By キーストーン | 公開日:2011年11月18日| パーマリンク
Page 3 of 19«12345»10...Last »
  • キーストーンメールマガジン

    「キーストーン通信」

    相続や事業承継対策をお考えの方に知っていただきたいテーマを取り上げ、税理士・司法書士がわかりやすく解説しています。
    月1回お届けします。

    購読を申し込む

    バックナンバーはこちら

    • キーストーン相続相談専門サイト
    • セミナー・研修開催案内
    • メディア
    • マネジメントゲーム(MG®)研修
  • 最近のエントリー

    • 【キーストーン通信2023年4月号】 令和5年度税制改正のポイント解説
    • 【キーストーン通信 2023年3月号】 相続時に爆発する「怪しい預金」の実態
    • 【キーストーン通信 2023年2月号】 相続税の延納制度
    • 【キーストーン通信2023年1月号】「誰にも頼めない」お葬式や 残った荷物の整理
    • 【キーストーン通信2022年12月号】原則的評価が適用できない財産評価

ページの先頭へ

  • ホーム
  • 事業承継対策
  • 相続対策
  • ライフプランニング
  • パートナーネットワーク
  • 会社情報
    • 会社概要
    • Keystone Philosophy
    • 代表&スタッフ紹介
  • お問い合わせ
  • ライフナビ通信
  • What's New
  • 初めてのお客様
  • キーストーンのお客様
  • キーストーンメールマガジン
    • 購読の申し込み
    • バックナンバー
  • セミナー
  • メディア
  • メッセージ
  • 用語集
  • 個人情報保護方針・勧誘方針

株式会社キーストーンFPコンサルタンツ・株式会社キーストーン

〒531-0072 大阪府大阪市北区豊崎3-9-7 いずみビル5階 TEL:0120-140-439 FAX:06-4802-1141

Copyright (C) KEYSTONE CO,.LTD. All Rights Reserved.