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    ■キーストーン通信
    相続や事業承継対策をお考えの方に知っていただきたいテーマを取り上げ、税理士・司法書士がわかりやすく解説しています。
    執筆いただいているのは、相続・事業承継案件を数多く手がけ現場を知り尽くしている先生方です。

    愛和税理士法人 代表税理士 岡田 隆先生

    杠(ゆずりは)グループ 代表/司法書士 川原田 慶太先生
    ※2022年10月、司法書士法人おおさか法務事務所から、
     杠司法書士法人及び司法書士法人ゆずりは後見センターへ改組しました。



    ■ライフナビ通信
    事業承継・相続対策・ライフプランニングにまつわるお話し、その時々に思うこと・感じること・伝えたいことを各人のことばで綴っています。
    2010年10月創刊号から2018年7月までは代表石野が、以降はコンサルタントやスタッフが持ち回りで執筆しました。

投稿者別アーカイブ:キーストーン

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2011年2月18日【第11号】豊かさを引き寄せるタイムスリップビジネスとは?

☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【豊かさを引き寄せるタイムスリップビジネスとは?】
◎編集後記
☆______________________★

========================
◎今日のテーマ
【豊かさを引き寄せるタイムスリップビジネスとは?】
========================

こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

2月に入って、世の中が大きな鼓動とともに
動き出して来た感じですね。

エジプトの独裁政権崩壊。

30年続いたムバラク政権が、民主化運動の波に
飲み込まれる格好となってついに幕引き。

その主役を演じたのが、インターネットを通じての
名もなき活動家達からの市民への呼びかけというから
ネットの威力、まさしく恐るべしです。

今後、この流れが他の国々の政治体制を脅かす
ことになるかも知れませんね。

有識者のなかでも、ここ数年で世の中全体の構造が
変わる大変革期となるいう人もあるようで・・・

今年1年、ますます世界の動きに
目が離せなくなってきました。

それでは、本日のテーマ。
【豊かさを引き寄せるタイムスリップビジネスとは?】
をどうぞ。

■大富豪“兄貴”が、バリ島での大きな可能性を
実感した3つの要素というのが、

①(発展)途上国であるということ。

②世界有数のリゾート地で、しかも限られた面積の
小さな島だということ。

③外貨獲得高が多いこと。

■また、バリ島の特徴のひとつとして挙げられるのが、
「建物の高さが椰子の木以上の高さに立てられない」
という建築規制。

そのため、バリ島のホテルの多くは、プライベートヴィラ
という戸建て別荘のような造りになっているところが多く、
ハワイなどの高層ホテルと比べると、それだけで広い
土地が必要になるのです。

■そのうえ、バリ島でも近年の経済発展とともに現地の
住民の所得水準も年々上がり、最近では個人での
住宅取得意欲も旺盛になってきているようです。

限られた面積で、世界中からリゾート客が
押し寄せ、ホテルの数も増え、現地の人たちが
住宅取得を進めていくとすると何が起こるのか?

■なおかつバリ島のあるインドネシアは、2億3千万人を
数える世界第4位の人口を誇る新興国。

人口分布は、かつての日本がそうであったように、
年代別の構成が綺麗なピラミッド型。
そして、今後の成長も十分期待できる状況だとしたら…

■1970年当時、日本では大阪万博に沸き、
国民は「所有すること」「消費すること」に
“豊かさ”を感じ始めた時代でした。

戦後復興から高度成長を経て、
1990年のバブル崩壊まで、
日本が辿ってきた道筋を振り返ってみると、
さまざまな気づきが得られます。

■都市開発、道路建設などが始まると、
まずは建設業が栄え、住宅取得のブームが起こって
地価が上昇し。

景気が上向くと、消費が刺激され、製造業・流通業が
発展し、その後消費はサービス業へと向かっていく。

■まさしく、東南アジアを中心とする新興諸国では、
日本の辿ってきたそんな道を、今歩み始めたところ
なのかも知れません。

兄貴をはじめ、私が新興諸国で知り合った日本人たちは
成熟しきった日本からタイムスリップしてきたように、
「次に何が起こるか」を予見しながらビジネスを進めています。

まさしく、「タイムスリップビジネス」

■広大な土地を取得し、開発を進めて
不動産としての価値を高めて売却する。

兄貴は、経済発展がまだまだ見込まれるバリ島で、
この不動産の黄金法則で大成功されています。

■そして、このタイムスリップビジネスは、
他の新興国でも通用することを知りました。

次回号では、
「日本人の老後を明るくしたい!」という情熱を胸に
フィリピンを舞台に活躍している二人の若き経営者を
ご紹介させていただきます。

では、次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。

========================
◎【編集後記】
========================

ここのところ新聞紙上で、
毎日のように新興国で好業績を上げている日本企業の
記事を見かけます。

まさしく、高度成長期に栄華を極めた日本企業が、
「この世の春ふたたび」とタイムスリップしたかのように。

高度成長期の日本は、エスカレーターにたとえると
「昇り」エスカレーターに乗っていたようなもので、
そこに乗ってさえいれば、自動的に企業業績や所得も上がり、
豊かさを実感することができました。

しかし、今ではバブル崩壊を経て少子高齢化問題が重く
のしかかり、エスカレーターが「下り」に転じているようで、
流れに身を任せているだけではずるずる下がっていくしか
ないような状況にも思えます。

この現状を打破するには、日本国内だけでものごとを
考えるのではなく、海外とりわけアジアを中心とする
新興国に目を向ける。そしてそこに活路を見出すことが
企業でも求められているのでしょう。

でも、もしかしたら日本人ひとりひとりが自分の今後の
人生設計を考えるにあたって、「海外にも目を向けておく」
ことが大変重要になってきているようにも思えます。

「島国に住む日本人が、どのように海外との接点を
考えたらいいのか?」
と思われる方も多いかもしれませんね。

実はそんな方にこそ、これからしばらくシリーズでお届け
しようと思っている「海外で活躍する日本人経営者達」の
視点を参考にしていただけるのではないかと考えています。

海外の話となると、少しハードルが高いとお感じになる
かもしれませんが、私も肩肘張らずにお伝えしていきたいと
思っていますので、これからもどうぞお付き合いください。

長文のメルマガをお読みいただき、ありがとうございます。

感謝の気持ちを込めて。

By キーストーン | 公開日:2011年2月18日| パーマリンク

2011年3月18日【第13号】今、私達ができること

■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□■□■□
【ライフナビ通信 第13号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□■□<2011年3月18日>

このたび、東日本巨大地震及びその他の地域の災害で
被害に遭われた方々、ご家族、ご関係者の皆様に心より
お見舞い申し上げます。

また、被災地で懸命に救援・復旧・ボランティア活動に
あたっておられる方々に心から敬意を表しますとともに
これ以上災害が拡大せず、一日も早く復興の道筋に
明かりが見えることを祈願しております。

今回の【ライフナビ通信】は、当初予定の内容を変更し、

【今、私達ができること】と題して、お送りします。

お時間の許す範囲で、ご一読いただければ幸いです。

では、本日のテーマ
【今、私達ができること】をどうぞ。

■刻々と伝えられる被災地の惨状を目のあたりにして、
私達にできることはどんなことなのでしょうか?

一瞬にして、町や村全体を飲み込んでしまった大津波。

ライフラインや道路が寸断され、物資の確保や移動の
手段がままならない現状で孤立化する被災者の方々。

その中で起こっている原発の脅威。

■私は、阪神淡路大震災を経験(被災)し、
一生涯でこれ以上の惨事を経験することはないだろうと
考えていましたが、まさかこれほどの事態が起ころうとは
思いもよりませんでした。

今回の災害は、桁違いな規模や津波による被害、
放射能の今後の影響などが複雑に絡み合い、
問題を一層難しくしているように思います。

そういう意味で今回の巨大災害は、被災地だけでなく
もはや日本全体に及ぶ大きな試練と考えるべきなの
かも知れません。

■このように様々な困難な問題に直面したなかで、
私達が出来ることとは、どんなことなのか?

そんなテーマで一昨日、弊社で会議を開き、
社員全員で意見を出し合いました。

これだけの大きな問題ですので、一回の会議で
すべての結論を出すことはできませんでしたが、
真剣に議論し、とても意義ある時間が持てました。

■被災地への支援は、どういう形でするべきか?

その支援は、一時的なもので終えるのではなく、
継続的に続けられるようなもので考えられないか?

支援を義捐金というかたちでやるとすれば、
どれくらいの額をどこに対してやるのがいいのか?

■また、違う角度で社会に貢献できるとすれば、

被災地に影響を与えるような買占めはしない。
⇒過剰反応はパニックを起こす原因となる。

省エネ・節約で有限物資を分かち合う心を持つ。
⇒節約分の資金を義捐金にまわせる。

今回被害が軽微な西日本での経済活動を停滞させない。
⇒自分の仕事を全うし、収益の一部を被災地に還元。

我々の専門である資産運用・保全の知識を役立ててもらう。
⇒来るべきリスクに備えた資産形成・分散法の開示。

などなど。

■そして、会議のあと、私はささやかながらまず家庭での
省エネ・節約から始めています。

ストーブは片付け、電気・水道・トイレットペーパーは
最小限に使うことを心がける。

ここ数日の寒の戻りでストーブがないと確かに少し寒い
ですが、被災地のことを思うと、むしろ感謝の気持ちが
沸いてきます。

■まだ、始めて2日ほどですが、意識して節約生活を
してみると、必要最低限のものがあれば、意外と
不自由なくやっていけることに気づきました。

まさに「足るを知る」ですね。

そうすれば、必要以上の買占めをすることもなくなる
ような気がします。

■日本人の美徳は、礼節と分かち合いの精神。

それが今、世界から驚きと尊敬の念を持って
注目されています。

頑張ろう、ニッポン!

愛と感謝と勇気の気持ちを胸に!!

========================
◎【編集後記】
========================

今日は月に一度の全国のFP仲間である
キーストーンアライアンスメンバーのミーティング日。

今回の会場は名古屋で、テーマのひとつはまさに
「今回の大災害に遭って、キーストーンアライアンスとして
できること」についての討議です。

既に義捐金募金活動やFP業界向けのチャリティセミナー
の開催など、メーリングリストで案が出てきています。

内容が決まりましたらこのメルマガで報告させて
いただきます。

また、ご意見、ご希望、そしてお困りごとやご相談など
あれば、お気軽にこちらのメールにご返信下さい。

皆様のお声をお待ちしております。

By キーストーン | 公開日:2011年3月18日| パーマリンク

2011年4月17日【第15号】日本の常識は世界の非常識

☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【日本の常識は世界の非常識】
◎編集後記
☆______________________★

========================
◎今日のテーマ
【日本の常識は世界の非常識】
========================

皆さん、こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

東日本大震災から早いもので1ヶ月。

この震災は様々な意味で、日本人の価値観を
一変させたように感じます。

特に「危機管理」の領域で、不測の事態に備える
重要性がクローズアップされました。

欧米の経営者の間では、「ネバーセイ“ネバー”」
(“たぶん起こらないだろう”と決して言うな)
と言って、危機管理の意識が特に強いようです。

今回の震災は、
・自然災害や原発の脅威、
・食の安全性やライフライン(水・電気・通信)の確保、
そして、そこから起こり得るありとあらゆるリスクへの対応。

そんなことを考えさせられる大きなきっかけとなりました。

しかし、今回のような震災が無かったとしても将来かなりの
可能性で起こるであろう日本人にとってのリスクがあります。

今回の【ライフナビ通信】では、そんな「リスク」にフォーカス
して、お届けいたします。

題して、【日本の常識は世界の非常識】

それでは、どうぞ。

■様々な意味合いでのリスク管理について。

ほとんどの人が将来起こり得るリスクに対して、
何がしかの対策を考えていると思います。

例えば、損害保険や生命保険。

保険は、まさしく“万が一”のときの備えとして
とても重要であるということ言うまでもありません。

■一方、“万が一”が起こらず、つつがなく人生を
まっとうした場合のリスクについては、日本人は
今まではあまり考えてこなかったように思います。

■つまり、「長生きのリスク」。

■戦後、日本は高度成長に支えられ、自分の老後は
国の年金制度と会社の退職金でまかなっていける
という一種の神話がありました。

■しかし、今の日本は少子高齢化と終身雇用制の
事実上の崩壊により、老後のリスクがひたひたと
迫っています。

企業が雇用を守れなくなり、国が年金制度の見直し
を迫られる中、日本人は自分の老後のリスクに
対してどのようにしていけばいいのでしょうか?

■この日本人の老後問題を考えるにあたって、
日本の公的年金制度について少し触れておく
必要があると思います。

■日本の公的年金制度の一番の問題点。
それは、「賦課(ふか)方式」にあると言われています。

■一般的に公的年金制度は「積立方式」と「賦課方式」
の2種類があります。
それぞれの仕組みをここで簡単にご紹介しておきましょう。

■「積立方式」とは、積み立てたお金をそれぞれ自分の
ために運用し、将来の自分の年金原資として積み立て
をするという方式のこと。

■それに対して「賦課方式」というのは、
勤労世代から徴収した年金原資を、
そのまま今のお年寄りの年金給付に充てる
自転車操業的な方式なのです。

■この「賦課方式」。
国の人口構成がピラミッド型の場合であれば、
勤労世代と老人世代の受給バランスが保て、
うまく機能していきます。

■しかし、現在の日本のように急速に少子高齢化が進み、
人口構成が逆ピラミッド型のようにになっていくと、
年金制度そのものがもたなくなってしまうと言われています。

■実は、世界の先進諸国でも「賦課方式」を採用している
国は多いのですが、そのほとんどが「積立方式」との
併用を取っています。

■では、「積立方式」に問題がないかと言うと、
もちろんそうでもありません。

■「積立方式」の最大の問題は、長期にわたって各人の
年金運用をするので、運用に失敗すると将来の年金が
目減りしてしまうというリスクがつきまとうということです。

そのため、「積立方式」を採用している国々では、
国民に対して、さかんに投資教育を行っています。

■日本の近隣地域で投資教育が盛んな国が香港。

■香港には、強制積立年金制度(MPF)という100%
「積立方式」を取っている公的年金制度があります。

■このMPF。労使がそれぞれ給与の5%づつを拠出し、
その原資を各人が自己責任で、民間の金融機関で運用していく
制度なので、当然運用リスクが発生します。

■ただ、香港の国民は小さい時から投資教育を
受けてきているので、この運用リスクは「当然取るべき
リスク」と考えているようです。

■「投資は怖いもの」と多くの日本人が考えるのに対し、
「投資は老後資金準備のために必要なもの」と考え、

むしろ「リスクを取らずにお金を寝かせておくことの方が
将来のリスクが高い」と香港並びに投資教育を受けてきた
欧米人は考えるようです。

■まさに、こと投資に関しては日本の常識は、
海外では非常識と写っているようです。

■「今リスクをとらないことで、将来起こり得る老後のリスク」

次回【ライフナビ通信】では、このあたりのことについて、
私が香港に行って実際に見聞したことをお伝えしたいと
思います。

では、次回【ライフナビ通信】もどうぞお楽しみに。

========================
◎【編集後記】
========================

今回号、そして【ライフナビ通信】創刊号からしばらく
シリーズで書かせていただいた海外の金融事情。

実はその内容は、現在懇意にさせていただいている
香港の現地法人グローバルサポート社のセミナーや
直接聞いた話をかなり参考にしています。

このグローバルサポート社は、もともとはとある日本の
保険代理店が香港に進出し、その後、
現地に住む日本人のグローバル化のお手伝いをする会社として
独立しました。

現在は、香港の他に上海やタイ、バンクーバーなどにも
支店展開し、文字通り金融・投資の世界での「日本の
常識が海外の非常識」となっていることなどについて、
わかりやすく日本でもセミナーを開催しています。

特に今回号で触れさせていただいた世界の公的年金に
ついては、グローバルサポート社の「年金セミナー」で
更に詳しく話をお聞きいただくことができます。

私も受講しましたが、現状の日本の年金制度の問題点を
世界の年金制度との比較の中で考えられるので、
とても理解しやすく、勉強になりました。

セミナーの詳細は、下段で案内させていただいていますので、
是非受けてみられることをお奨めします。

次回号もグローバルサポート社や香港で直接見聞した
「海外の常識」について、私なりの意見も交え配信いたし
ますので、ご参考にしていただければ幸いです。

By キーストーン | 公開日:2011年4月17日| パーマリンク

2011年4月29日【第16号】香港流投資の成功法則とは

☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【香港流投資の成功法則とは】
◎編集後記
☆______________________★

========================
◎今日のテーマ
【香港流投資の成功法則とは】
========================

こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

今日からゴールデンウィーク。
皆さんは、いかがお過ごしですか?

私はこの連休を使ってちょっとワクワクする
ような構想を練ろうと考えています。

それは構想というより空想に近いかも知れませんが、
是非実現したい夢でもあります。

いい歳して、こんなこと書くのも少し恥ずかしいですが、
人間いくつになっても夢を見られるというのは
幸せなものです。

恥ずかしついでにその夢をちょっと紹介させて
いただくと…

「幸せで豊かさを実感できる、
理想郷のようなコミュニティを作ること」

老後の不安や心配が無く、
それぞれが自分の生きがいを持って充実した
人生を送っている人達のコミュニティ。

なんだか大仰な話かも知れませんが、
「そんな理想郷があったら良いなあ」と
真剣に考えています。

そして、そのコミュニティの人たちに、
資産形成のお手伝いをさせていただく。

当面の私たちの使命は、そこにあると考えています。

その私たちが資産形成手法の参考にしているのが
香港で学んだ、分散投資のプロである「IFA」の考え方。

本日はそのあたりのことについて
お伝えしようと思います。

では、本日のテーマ
【香港流投資の成功法則とは】
をどうぞ。

■前回号のメルマガで、香港では自分の老後資金を
準備する術を知るために、小さい時から投資教育を
受けていることをお伝えしました。

■しかし、投資にリスクはつきもの。

香港の人たちはどのようにリスクと向き合い、
どのような投資をしているのでしょうか?

■リスクに対処するためのキーワードは「分散」

■まずは投資のリスクを軽減するために、
「投資の対象」を分散することが大事です。

主な投資先としては、株式や債券、投資信託のような
金融商品や不動産(ファンド)などが考えられます。

また最近では、金や石油などの「コモディティ」と言われる
商品ファンドなども、投資先として注目されています。

■このようなそれぞれの投資商品の特性を理解し、

株⇔債券
金融商品⇔コモディティ

といった、相場が相反する動きを示す投資先に
バランスよく分散投資することが寛容とされています。

■次に考えておくべき分散は、「投資する国や地域」

■自国の通貨や運用商品だけでなく、

先進国⇔新興国
東南アジア⇔南米

といった対照的な国や地域に
投資を分散することを心がけます。

また、投資対象国の信用格付けなどを
しっかり注視しておくことも、とても重要です。

■そして、「時間の分散」という観点も大切な要素です。

多額の運用資金を、一括で一時期に投資するのではなく、
毎月積立てやタイミングをずらして投資する。

そうすることで、相場が暴落した時の損失を
できるだけ小幅に抑える効果があります。

■以上の「商品」「国・地域」「時間」を分散しながら
安定運用を心がける。

それが、投資・運用の鉄則であり、王道とされています。

■しかし、「商品」「国・地域」「時間」を分散しながら
安定運用を心がけると言っても、
これは並大抵のことではありません。

■そもそも、膨大な数の投資商品の専門知識や世界情勢、
相場のタイミングを見る目を一般の人が持つことは
大変難しい。

ましてや、分散投資のポートフォリオ(適正配分)を組む
ということは、いくら投資教育を受けた香港の人でも
容易にはできないでしょう。

■そこで登場するのが、金融のプロフェッショナル、
IFA(インディペンデント・ファイナンシャル・アドバイザー)

■IFAは、刻々と変化する世界経済を見ながら
顧客の投資・運用のポートフォリオ管理をしており、
運用実績に応じた成果報酬制をとっています。

■さて、ここで問題です。

香港で活躍しているIFAたちは、一体どの程度の
運用実績を挙げているのでしょうか?

■IFAによって実力差が分かれるところではありますが、

優秀と言われるIFAたちは、直近数年の年平均利回りが
10%を越えている人も少なからずいるようです。

「えっ、それほんと?」
と思われるかも知れませんね。

■もちろん、投資・運用の世界の過去の実績の話ですので、
市況によってマイナス実績になった年もありますし、
将来の運用利回りを約束するものでもありません。

■でも彼らIFAは、10年20年といった長期間で
リスクを最小限に抑えながら分散投資をしていくことで、

「平均的に10%前後の運用をすることは、
決して難しい数字ではない」

と考えているのです。

■10%台の運用が今後も永続的に出来るかどうかは
わかりません。

ただ香港の人たちは、老後の資産形成のために
自らの年金積立ての運用先のアドバイザーとして
IFAと契約している。

そういう実態があるようです。

■自分の老後資産形成のために、
長期的にコツコツと毎月定額積立てを行う。そして、

プロのアドバイスを受けながら、分散投資を心がけて
複利の効果を活用する。

そうすれば、きっと老後の不安の多くは解消されるはず。

■次回号の【ライフナビ通信】では、そのあたりのことを
もう少し詳しくお伝えさせていただこうと思います。

では、次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。

========================
◎【編集後記】
========================

私がはじめて香港の金融や投資に関する状況を知った時、
とても大きな衝撃を受けました。

まずは、IFAたちが挙げているという運用実績について。

「本当に10%という利回りが出せるものなのか?」

でも、実際香港の街の活気やアジアの経済発展を
目の当たりにすると、それも納得できなくはないと
率直に思えました。

よくよく考えると、日本もかつての高度成長時代には
GDPが二桁に達し、金融の世界も今の香港のような
ことを経験していたのですから。

今後、どこまで中国や東南アジア諸国が発展し続けるかは、
世界情勢を見守らなければなりません。

ただ、少なくとも日本だけでものを見ていると、
世界で起こっている非常に重要な事実を見逃してしまう
リスクをとても感じました。

それと海外に出てみると、今まで見えなかった日本の
状況が違った角度で見えてくる。

まさしく、これからはますます“情報の質”が問われる
時代になると確信しています。

みなさまには、日本では得にくい情報を少しでも織り交ぜて
お伝えしていきたいと思っています。
今後ともご愛読のほど、どうぞよろしくお願いします。

By キーストーン | 公開日:2011年4月29日| パーマリンク

2011年5月6日【第17号】リスクを取らないことで起こる将来のリスク

■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□■□■□
【ライフナビ通信 第17号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□■□<2011年5月6日>
☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【リスクを取らないことで起こる将来のリスク】
◎編集後記
☆______________________★

========================
◎今日のテーマ
【リスクを取らないことで起こる将来のリスク】
========================

こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

1週間は早いもので、GWももうあと少し。

皆さんは、この連休しっかり休まれましたか?

私はというと、いつもと変わらず事務所で
来客&デスクワーク。

社員にも家内にも呆れられています。

べつに家に居場所がないと言う訳ではないのですが。
(かなり、言い訳モード)

ついつい事務所の居心地がいいもので。
(かなり、ホンネモード)

休日でも、朝気がついたらフラフラと夢遊病者のように
出社して、デスクの前に座っていたりします。

相当の重症かも知れません。

あえて病名をつけるとすると、
“仕事と遊びの境がつかない”症候群とでも言いましょうか。

FP事務所と言いながら、結構な頻度で仕事を
スタッフに任せて海外に飛び回り、

ある日突然、「幸せで豊かさを実感できる理想郷の
ようなコミュニティを作るんだ」
と訳のわからないことを言い出す始末。

こんな社長のもとで働く部下の身になったら
たまったものじゃないですね。

社員のみんな、

感謝していますよ。
(と、いきなりゴマすりモード)

では、本日のテーマ
【リスクを取らないことで起こる将来のリスク】
をどうぞ。

■香港の人たちは、
老後の資産形成のために働いて得た収入の一部を
MPFという強制積立年金制度を使って投資・運用を
行っている。

そして、その投資・運用の指南役として「IFA」という
金融のプロが存在し、優秀なIFAの運用実績は
年平均の利回りで10%を超えている。

そういうことを前回及び前々回の【ライフナビ通信】で
お話させていただきました。

■運用実績が毎年10%ずつ挙げられるとしたら、

例えば月3万円を30歳から60歳まで30年間こつこつ
積み立てていくと、

元本1,080万円(3万円×360ヶ月)が、

複利の効果で6,780万円になります。

■10%の運用実績を仮説としておくかどうかは、
ともかくとして、

時間を味方に付け、自分の老後資金を計画的に
貯めるために「投資」をすることの必要性を
小さい頃から学ぶ香港人。

お金に関する教育(投資教育)は、香港のみならず
欧米でも当たり前のように行われており、
「投資」の必要性を理解しています。

■それに対し、日本ではどうでしょう?

■「投資」はギャンブル的要素が強く、「怖いもの」との
先入感があり、日本人は「投資」のリスクを嫌います。

そして、「元本保障される」ということで、
銀行や郵便局等にほぼゼロ金利で長期間預けていて
平気でいたりします。

■こういう事実は、むしろ欧米人や香港の人たちには
奇異に写るようです。

私は、アメリカのFPビジネスの現場や香港の金融の
世界を視察して、この感覚の違いをまさに実感しました。

■「リスクを取らず、実質ゼロ金利で長期間資産が眠っている」
というリスク

■退職金や公的年金制度が将来保障されないかも
知れないリスクが高まっている中で、

老後の資産形成の具体的な対策を早い段階から打た
なければ、

将来にとても大きな問題残すことになりかねません。

■では、一体何から始めればいいのか?

「投資教育」というものを一切と言っていいほど受けて
いない日本人が何を学べばいいのか?

それをどこで学べるのか?

■銀行や証券会社に行って相談しようと思っても、
なんだか「飛んで火に入る・・・」のような感じだし。

書店に行って、「投資」に関する本や雑誌を見ても
結局どうしたら良いかわからないし。

チラシなんかで出ている「資産運用セミナー」などは、
とても敷居が高そうだし。

■結局、何もしないでそのままにしているという状態。

多くの日本人は、結構そういう状況だったりするのかも
知れません。

■あるいは、そういうこともあまり考える機会がなく、
老後の不安だけがただ漠然とあるという人たちが
大半なのではないでしょうか?

■ここ数年、FPとして私はそんな日本人のお金に関する
感覚を変えていく必要性を強く感じていました。

また、今の日本の金融業界の環境だけでは
日本人の老後資金を充分につくることは難しい、という
ある種の“限界”を感じていたのも事実です。

■そこで目を向けたのが、

「海外の投資・運用に関する実情を知って、

それを参考に問題解決の方法を見つけ出し、

多くのお客様にその方法を伝授させていただくこと。」

■さすがにこのメルマガで具体的な解決法を誤解なく
伝え尽くすことは至難の技です。

もったいぶった表現で恐縮ですが、金融に関する問題は
各人それぞれ状況が異なりますので、相談にはやはり
フェース to フェースのコンサルティングが必要です。

■ですので、もしよかったらご自身の資産設計について、
弊社に一度ご相談してみてください。

きっと、

「そんな手があったか!!」

という問題解決の方法を伝授させていただくことができると
思います。

相談してみようかなと思われた方は、
こちらをクリック↓
https://www.kanameishi.com/inquiry/

ご相談は無料で対応させていただきますので。
(最後は、なんだか営業モード)

では、次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。

========================
◎【編集後記】
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先週、この【ライフナビ通信】で、

「連休中にワクワクするような構想を練ろうと
考えています」

と、お伝えしました。

そして、出来上がりました!!

A3の無地の紙1枚にまとめたマインドマップ(※)。

「日本人が幸せで豊かさを実感できる、楽園のようなコミュニティ」

いったい、そんな世界があるのか?

次回以降の【ライフナビ通信】でその正体を徐々に
明らかにさせていきたいと思っております。

また、もったいぶった表現をしてしまいました。

どうもスミマセン。

※マインドマップとは、自分の心の中にあるキーワードを
脳のシナプスのようにつなげて、全体像を多くの人と
共有していく手法のこと。
ご興味のある方は、こちらをご覧ください
http://www.mindmap.or.jp/howto/

By キーストーン | 公開日:2011年5月6日| パーマリンク

2011年5月20日【第18号】引き寄せの法則でいざ中国本土へ

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 【ライフナビ通信 第18号】 
 ~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□■□<2011年5月20日>

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目次
◎今日のテーマ
【引き寄せの法則でいざ中国本土へ】
◎編集後記
◎6月開催セミナーのご案内
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◎今日のテーマ
【引き寄せの法則でいざ中国本土へ】
========================

こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

いつも【ライフナビ通信】をお読みいただき
ありがとうございます。

さて、ここのところ弊社にご来社いただくお客様の
相談内容が少し変わってきているように感じます。

今までは、生命保険の見直しや住宅ローンの
返済計画のご相談などが中心だったのですが、

最近はそれに加え、老後設計を視野に入れた
「資産計画」の相談が特に多くなっています。

もちろん、このメルマガの影響もあるでしょうが、
その背景には、日本の将来に対する漠然とした
不安があるようで、

特に震災以降、さまざまな意味での日本の
カントリーリスクを感じている人がとても増えて
いるように感じます。

そんななか、今週16日発売の週刊東洋経済誌に

「それでも円を信じますか ~海外投資のススメ~」

という特集記事が掲載されていました。

「低成長、低金利、膨らむ財政赤字――。
円だけの運用では資産を防衛できない。
国債暴落への備えと、豊かなマネーライフ
実現のために、海外投資を始めよう」

というような内容です。

私は、海外投資だけをお奨めする訳ではあり
ませんが、

老後資産形成のために長期的に分散を心がけ、
積立投資を推奨している点など、
かなり共感できる部分がありました。

一度、週刊東洋経済誌のサイト
http://www.toyokeizai.net/shop/magazine/toyo/

を覗かれて、

興味をもたれたら今週号の週刊東洋経済を
是非ご一読ください。

(週刊東洋経済誌は、大きな書店ならバック
ナンバーも置いているところが多いです)

私が、このメルマガで「海外」の話をしている
理由をご理解いただけると思いますので。

では、今日のテーマ
【引き寄せの法則でいざ中国本土へ】
をどうぞ。

■香港の金融事情を勉強するために香港に
行き始めた一昨年2009年の12月。

前職のソニー生命時代の同期であった友人から
久しぶりに突然メールが届きました。

うちの会社のホームページをたまたま見て、
懐かしく思ってメールをくれたそうです。

■メールには、

「私は以前より念願であった海外移住を、
約3年前に実現出来ました。」

「現在は、以前より個人的に投資していた中国深セン市で
政府機関との合弁企業として、不動産会社を経営しています。」

とありました。

■「へえ、海外移住に中国で投資。
それに中国深セン市の政府機関と合弁で不動産会社の経営か~。
彼も大したもんだなあ!」

■メールをもらった瞬間は、彼がなんだか遠い存在の
ように思えて、他人事のようにそのメールを見ていました。

・・・

「ところで、深センってどこにあるんだっけ?」

■そんな疑問を持ちながらも、
地図を確認するでもなく、まあ中国つながりで

「自分も最近香港に行く機会が出来たので、
またどこかで会えれば良いですね。」

と、なかば儀礼的な返信メールを送りました。

■すると、彼からすかさず

「深センは香港の隣町で、電車で1時間の距離なので
是非香港に来る際は連絡下さい。」

という、メールが届いたではありませんか。

■なんという偶然。

広い世界の中で、香港に行きだした途端に
隣町に住んでいる旧友からメールが届くとは・・・

■これはまさに「引き寄せの法則」???

むしろ、これは「必然の再会」かも知れない。

そんな思いが、頭をよぎりました。

■たまたま、年明けの1月に全国のFP仲間である
キーストーンアライアンスのメンバーで香港の視察に
行く予定があったので早速メールをして、
1月に香港で彼と再会することになりました。

■彼の名は、杉野哲朗氏。

10年前から、「これからは中国の時代になる」と予見し、
中国での不動産投資を始め、

3年前から中国に移住し、

社団法人中日経済文化交流促進機構 主幹
深セン市セントラル不動産 CEO

という役職に就いて、中国(深セン市)と日本(企業)の
橋渡し役を務めているということでした。

■そして、年が新たまった2010年1月。

香港のとあるホテルのロビーにて、
久々に杉野氏との再会を果たしました。

■杉野氏と相対するのは、
私を含めたキーストーンアライアンスメンバー約10名。

およそ2時間にわたり、杉野氏はいかに深セン(中国)が
凄まじいばかりの発展を遂げ、まだまだ大きな可能性を
秘めているかを、様々な事例を交えて話してくれました。

■「まずは深センに行って、その成長ぶりを自分の目で
確かめてみよう」

杉野氏の話が終わる頃には、ほぼすべてのメンバーが
深センに行くことを決めていました。

■そして3月に第1陣で、深センの視察ツアー催行決定!

好奇心旺盛というか、根が単純というか、
キーストーンアライアンスのメンバーは
とにかく行動が早いのが取り柄なのです。

■こうして、香港とともに「中国の深セン詣で」が
始まったのです。

次回【ライフナビ通信】では、そんな中国深センの
驚愕の成長秘話について、お伝えしたいと思います。

では、次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。

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◎【編集後記】
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このメルマガでは、約半年にわたって海外の話題、
それも新興アジアの話を中心に送ってまいりました。

「海外の話題など自分にはあまり関心がない」
と、お思いの方も少なくないかも知れません。

しかし、日本の将来(それもそんなに遠くない将来)を
考えると、もはや日本国内だけでものを見ていては、

「幸せな人生を描くための様々な課題を解決することが、
大変難しい時代になった」

と言わざるを得ないことも事実です。

そんななか、私そしてキーストーンアライアンスのメンバーは、

海外に活路を見出すべく、3年前から“海外詣で”に
いそしんでいるという訳です。

問題意識を持って、自ら行動して体験することで
見えてくる世界や様々な気づきは、問題解決の
ための大きな糸口になる。

漠然とした表現で恐縮ですが、3年間の海外視察の
経験でそんな感慨を持つにいたりました。

そんな私が得た気づきをお伝えすることで
皆さんの生きるうえでの何がしかのヒントに
していただければと考えています。

特にこれからの世界を見る上では、中国や新興アジア
を知っておくことがとても重要だと思っていますので。

By キーストーン | 公開日:2011年5月20日| パーマリンク

2011年6月3日【第19号】今、中国では“何か”が起こっている!?

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 【ライフナビ通信 第19号】 
 ~人生百年時代を豊かに生きる~
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目次
◎今日のテーマ
【今、中国では“何か”が起こっている!?】
◎編集後記
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◎今日のテーマ
【今、中国では“何か”が起こっている!?】
========================

こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

いきなり私事で恐縮ですが、今日6月3日は
私と家内の21回目の結婚記念日。

月日が経つのは早いもので、まだまだ若いと思って
いるのですが、あと4年で銀婚式ということになります。

ふたりの息子も19歳と16歳となり、子育ての期間も
もう終盤といったところ。

最近の話題は、子供の話から夫婦ふたりのこれから
についての話が多くなってきたように思います。

ちなみに家内の将来の夢は、日本と海外を半々で
過ごすデュアルライフという生活スタイル。

家内の妹がアメリカ人と結婚して、ニューメキシコ州の
アルバカーキという町に住んでいることもあり、
海外生活にも抵抗がないようです。

ちなみに私たち夫婦の英語力は、家内が中二程度で
私は中一程度といったところ。

それでも海外で何とかやっていけるという妙な度胸だけは
一人前で、実際海外に行くと何とかなるものです。

でも、これからはもう少し英語、そして中国語もちょっとは
勉強しておいたほうが良いかなと思っている今日この頃です。

このふたつの言語が話せると、今後間違いなく
大きなチャンスに恵まれるだろうという実感がありますので。

それでは、今日のテーマ
【今、中国では“何か”が起こっている!?】
をどうぞ。

■中国は広東省の深セン市。

香港から電車で1時間もかからないこの町は、
今から30年ほど前の1980年頃までは、
人口1万人にも満たない漁村だったそうです。

それがこれほどの発展を遂げるとは、
一体何が起こったのでしょうか?

■昨年の3月、私が初めて深センを訪れ、
街行く地元の人々を見ていると、

日本の生活で忘れかけていた“何か”を
思い出させてくれたような気がしました。

それが“何か”というのが、しばらくは上手く
思い出せなかったのですが、

ふ~っと思い出しました。

■「そうか、あの感覚か!」

■あの感覚というのは、私が小学生の頃感じていた
ある種の高揚感というか明るい未来の予感というか。

私が小学校4年のとき、地元大阪で万博が開催され、
子供ごころに「日本がこれから大きく変わっていく」という
ワクワク感があった、あの感覚に似ているように思いました。

■昨年というと、ちょうど中国の上海で万博があった年。

そして、今年は深センでユニバーシアードが開催されるということで、
急ピッチで巨大なスタジアムの建設が進められていました。

■街頭を歩いていても、人の多いこと多いこと。

平日の夕刻、ちょうど東京の表参道のような遊歩道を
歩いたのですが、人を掻き分けて前に進むといった状態。

街中が活気に溢れかえっていて、しばらく日本では
このような光景にはお目にかかっていないなあと、
妙な感慨に浸ってしまいました。

■街を案内してくれたのは、前号で紹介させてもらった
深セン市政府の仕事をしている杉野哲朗氏。

「30年前まで人口1万人の漁村だった深セン市が、
今では人口がどれくらいに増えたと思います?」

・・・

■「さあ・・・、200万人くらい?」

当てずっぽうで答えた私の言葉にすかさず杉野氏は、

「いやいや、そんなもんじゃあ・・・
たぶん1,300万人くらいにはなっていると思います。」

■「えっ?それって東京の人口と同じくらいということ?
それに、たぶんというのはどういうことなんですか?」

■杉野氏の説明によると、人口の急激な増加で人数が
把握できないうえに、地方からの出稼ぎの人は住民票を
移していないので、実態がつかめないということのようです。

そして、これは後日談ですが、
私が昨年秋4度目に深センを訪れた時は、
人口は1,400万人になったと聞いた覚えがあり、
今では、既に1,500万人を突破したとも言われています。

■「この町では、まだまだ“何か”が起こりそうですよ」

■杉野氏は、これからの期待感を表現するときに
「“何か”が起こりそう」と言うのが口癖になっているようです。

■片道3、4車線ある道路ではベンツやBMWなど高級外車が
いたるところで走っており、

市街では、50階建てクラスの高層ビルが立ち並び、
100階を超える超高層ビルも続々建設中とのこと。

街角の一等地にはルイ・ヴィトンやシャネルなどの
高級ブランドショップが立ち並び、お隣の香港となんら
遜色がないほどの都会的な町に変貌を遂げている。

■そんな深センの大きな特徴は、急成長によって誕生した
30代40代の若手経営者の富裕層が多いこと。

もともと深センは出稼ぎの人達が集まって出来た新興都市。

平均年齢も約30歳とこれからの消費を支える年代が中心。

■高級スーパーの食品売場では、「日式」と書かれた一角に
りんごや果物、カップめんやレトルト食品など日本製品が
並べられ、地元の食材よりかなり高めにもかかわらず、
とても人気で売れているとか。

■中国の富裕層は、食の安全性と「日式」というブランドに
こだわり、金に糸目はつけずにスーパーでも“おとな買い”
をしているようでした。

■私が深センに初めて行った昨年3月頃と言えば、
日本に観光でやって来る中国の富裕層の“おとな買い”が
注目を集めていた時期です。

タイムスリップのように、日本が歩んできた高度成長の道を
深セン(中国)の人たちが今歩んでおり、
しかも日本に中国の富裕層が大挙して押し寄せている。

■「これは、きっと何かが起こる!」

そう確信した私は、ある行動を起こしました。

その行動とは・・・

その話は、次回ご紹介させていただきます。

では、次回の【ライフナビ通信】をお楽しみに。

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◎【編集後記】
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私は、香港や深セン、そして様々な国を訪れて
思ったことがあります。

それは、海外では「日本の品質に対する信頼度」はまだまだ
健在で、日本人はそこにもっと自信を持つべきではないか
ということです。

品質とは、「製品のクォリティ」ということもありますが、
「人間としてのクォリティ」も同じように見ることができると思います。

きめ細やかで、まじめで、謙虚。

そして、時間に正確で、言ったことはきちっと守る。

もちろん、海外の他国の人々がそうではないと言っている
わけではありませんが、特にビジネスのシーンやサービス業
のクォリティなどを見ると、それを思うことがあります。

今回の震災で、食の安全や被災地の工場被害で
製品の信頼が揺らいでいるところもありますが、

製品的なハードの問題は、人としての想い(心)の部分、
すなわち「ソフト」できっとカバーできると私は思います。

政治のゴタゴタで国際的な信用を損ねていることが
日本人としてさびしい限りですが、

明治維新、第2次世界大戦後のこの150年で
2度の奇跡的な復興を遂げた日本人。

今こそ、個人ひとりひとりが日本人としての強い心を持って
難局に立ち向かえば、きっと明るい未来の希望が見えて
くると信じています。

がんばろうニッポン。

海外から見た日本の輝きは、まだまだ失われていないから。

By キーストーン | 公開日:2011年6月3日| パーマリンク

2011年6月17日【第20号】日本と中国を結ぶビジネスを考えてみる

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 【ライフナビ通信 第20号】 
 ~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□■□<2011年6月17日>

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目次
◎今日のテーマ
【日本と中国を結ぶビジネスを考えてみる】
◎編集後記
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◎今日のテーマ
【日本と中国を結ぶビジネスを考えてみる】
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こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

先週、生命保険及び金融業界の優績者が集うMDRTの
年次総会に弊社の原田と森本とともに米国アトランタに
行っておりました。

その年次総会の帰路に立ち寄ったロサンゼルス郊外の
トーランスという町の話をここで少し。

現地で金融・不動産を扱っている日系FP事務所の訪問が
主な目的だったのですが、この町がとても印象的でした。

トーランスは、ロサンゼルス空港から南に車で20分ほど行った所にあり、
西海岸沿いの閑静な住宅地と企業がほどよいバランスで混在する、
人口14万人ほどの小都市。

その特徴は、日本人比率が非常に高いこと。

トヨタとホンダの北米本社があり、それぞれの関連企業や
その他日系企業が数多くあるため、人口の約1割を日本人で
占めているそうです。

そのため、いたるところに日本語の看板、日本食のお店、
日系のスーパーや病院などもあり、英語がそんなに話せなくても
生活にはほとんど困ることがなさそうなのです。

それに日本人コミュニティもしっかり出来上がっているようなので、
いざというときも心強い。

年中気候もよく、開放的で住宅事情も日本と比べてもそう高くない。

実際、こちらで働く多くの日本の方達と話してみましたが、
この町をとても気に入っているようで、将来的にも
トーランスにずっと住み続けたいというのが大方の感想。

そう考えると、海外での生活というのも、そんなに敷居が
高いものでもないかなあと思えてしまうものです。

将来の夢である海外居住先のひとつとして、
トーランスも候補として考えられるかなあと…

まあ、夢を描くことはタダで出来ますからね(^^)

それでは、今日のテーマ
【日本と中国を結ぶビジネスを考えてみる】
をどうぞ。

■前回号のこのメルマガで、中国の深センという大都市で
とんでもないほどの急成長が起こっていることをお伝えしました。

その急成長の寵児として30代40代の経営者が大成功し、
チャイニーズドリームを手に入れていること。

そして、そんな超富裕層を中心とした消費者が
消費活動を活発に行っていること。

また、その消費先のひとつとして、昨年の春くらいまでの話では
安全(食)・精密(工業製品)・カッコいい(ファッションその他)という
“日本ブランド”が持てはやされていたということもお伝えしました。

■そういうことを実感した私は、その実情を日頃からお付き合いの
ある経営者の方々にぜひ知ってもらいたいと思いました。

「今の中国には、いたるところにビジネスチャンスがある!」

まさに「百聞は一見に如かず」です。

■実際のところ、不景気風が吹き荒れる日本経済の荒波を
乗り越える手立てとして、多くの経営者は海外の、それも
高い成長率を保っている中国への関心を高めていました。

そこで、弊社並びに全国のFP仲間であるキーストーンアライアンス
メンバーが、付き合いのある経営者の方々に呼びかけ、
深センへの視察ツアーを開催することにしたのです。

■ツアーの開催は、今からちょうど1年前の2010年6月。

東京から沖縄までのキーストーンアライアンスメンバーならびに
経営者の方々約40名が集まってのちょっとした視察団となりました。

■深セン側の案内役は、すでにこのメルマガで紹介させて
いただいている、深セン市中日経済文化交流促進機構主幹の
杉野哲朗氏。

杉野氏は、3日間の視察行程のアレンジをすべて引き受けてくれ、
深セン市政府要人への表敬訪問、深セン市日本商工会での晩餐会、
深センで活躍している日本人経営者の基調講演など、通常では
なかなか実現することが難しい会を、事も無げにセッティングしてくれました。

■特に圧巻だったのは、深セン市役所を訪れ、
貿易担当局ナンバー2への表敬訪問をした時。
警備の物々しさと、次々と表敬訪問に来る海外訪問団が多様だったこと。

我々視察団のあとには、アフリカ系の訪問団数十人が待っており、
さながら何かの陳情団のような様相を呈していました。

その時、世界に影響を与える中国のパワーを今さらながら感じるとともに、
杉野氏が深セン市政府のなかで存在感ある立場にいることへの
敬意の念が湧いてきました。

■そして、もう一つ印象深かったのは、深セン市歴史博物館という
何とも巨大な建物に収められていた展示物。
深セン市の30年の成長を物語る写真の数々や都市開発計画の広大な模型、
そして大スクリーンに映るプロモーション映像。

30年前までは本当に何もなかった漁村が、刻々とその町の姿を変え、
今もその発展のスピードは留まるところを知らないようにも見える。

本当に中国には多くの可能性がまだまだ残っているということを
実感させられる歴史博物館でした。

■奇しくも杉野氏の立場は、中日経済文化促進機構主幹。

日本と中国のビジネスや文化の橋渡し役をすることにあり、

日本企業を深センに誘致する、もしくは

日本へ観光に向かう中国人(富裕層)に、日本の良さを
知ってもらうプロモーションをおこなうことが主な業務。

■中国進出を目指す経営者が深センを視察することで、
日本と中国を結ぶビジネスチャンスの可能性を見出し、

その可能性を広げるために中国側への橋渡し役を
杉野氏が担ってくれれば。

そんな期待を膨らましつつ、その後も何名か中国進出に
関心のある経営者を深センにお連れしたのですが、
“ある事件”を契機にその気運が一気に意気消沈して
しまいました。

■そう、あの“尖閣問題”が発生して以降は…

■しかし、実は杉野氏との出会いの意味は、
ここからが本番だったのです。

次回の【ライフナビ通信】で、それからのことを
お話させていただきます。

どうぞ、お楽しみに。

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◎【編集後記】
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生命保険を中心にFPビジネスをしている私が、
なぜ深センに何度も訪れたのか?

深センに行っている頃は、明確な理由は見出せませんでした。

あえて言えば、深センに行くことでワクワク感があり、
中国で今起こっていることをしっかり自分なりに
感じておきたかったということでしょうか。

そして、杉野氏とのご縁をつなげていくことで、
何かが生まれるような気がしたから。

人間五十路を数えると、正しいかどうかは別として、
理性より感性の赴くままに行動した方が、
納得できる人生を生きられるような気がします。

そして、感性で決めて行動すると、なぜか“引き寄せ”
が起こりやすくなる。

本当は、このあたりのことを理論的に言語化しないと
説得力に欠けてしまいますね。

すみません。

今後は、“このあたりのこと”について、手を変え
品を変え、お伝えしていこうと思っておりますので。

By キーストーン | 公開日:2011年6月17日| パーマリンク

2011年7月1日【第21号】マレーシアで展開される壮大な国家プロジェクトとは?

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 【ライフナビ通信 第21号】 
 ~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□■□<2011年7月1日>
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目次
◎今日のテーマ
【マレーシアで展開される壮大な国家プロジェクトとは?】
◎編集後記
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◎今日のテーマ
【マレーシアで展開される壮大な国家プロジェクトとは?】
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こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

さて、先週の週末、東京で凄いセミナーを受講してきました。

このセミナー、私がこれまでに数々受けたセミナーのなかでも
かなり(もしかしたら一番)得心のいく内容でした。

もう10年近い付き合いになる、研修会社グレヒスを経営する
友人川井忠史さんから久しぶりにFacebookに案内が届き、

「人生をひっくり返すくらい、凄い内容です」と
絶賛していたので、彼の言葉に導かれての参加となりました。

「いやあ、確かにこれは凄い!」

2日間(実際は3日分の内容)のセミナー受講後、
率直にそう思いました。

何が凄いかというと、
「自分の思いが一瞬にして桁違いのレベルで叶えられる」
という実感が持てるものだったからです。

このセミナー、「シータヒーリング」という考え方に基づいた内容で、
脳波をシータ波にした状態で思いを描くというものだったのですが、
私にはとても理にかなったもののように思えました。

言うなれば、ヨガで瞑想状態に入っているような。

もしくは、僧侶が邪念を取り払うために“無”の境地に入って
行くような、そんな感じに近いのかも知れません。

また、私がこのセミナーのなかで一番気づきが大きかったことは、

「人は1日のうちに何万回という思考を巡らすが、多くの場合8割は
マイナスのイメージのもので、実はプラスの思考は2割程度である」

ということなのですが、

この「シータヒーリング」を重ねることで、2:8の法則の
プラスとマイナスのイメージバランスを変えることができ、

そうするだけでも、人生が激変するというくだりでした。

「世の経営者の多くは、成果を倍にしようとプラスイメージを倍に
するように努力しているが、実は2:8の法則で思考が縛られて
いると、負の遺産も倍になり結局自分の人生を疲弊させてしまう」

なるほど!

「思考のバランスを2:8から4:6に出来れば、同じ努力(時間)で
成果も倍になり、人生を楽に過ごすことができるのです」

なるほど!なるほど!

「これが、10:0の世界にまで到達すると、きっとキリストや仏陀の
境地に行けるのでしょうけど、人間には煩悩がまだまだ多くて・・・」

うーん、深~い話だなあ!

それ以来、事務所でも「シータヒーリング」の瞑想をしている機会が
多くなり、将来のプラスのイメージをしっかり持つようにしています。

というわけで、社員諸君!

わたしは、決して疲れ果てて居眠りしているのではありませんので。
念のため。

それでは、今日のテーマ
【マレーシアで展開される壮大な国家プロジェクトとは?】
をどうぞ。

■「マレーシアのジョホールバルという都市で、
きっとこれから何かが起こりそうですよ」

■昨年9月、私自身4度目の訪問となる深センでのこと。
杉野氏はプロジェクターにある資料を写し出し、
笑みを浮かべながら私にこう伝えました。

■杉野氏は、これからの期待感を表現するときに、
よくこの「何かが起こりそう」という言い方をします。

■赤道直下に位置する人口2,800万人の国。

面積は日本の90%程度で、年中温暖。
地震・津波・台風などの自然災害の心配はなく、
政権が安定しており治安も良い。

マレーシアの人はおだやかで人柄もよく、しかも親日的。

そんなマレーシアは、2006年以降ロングステイ希望滞在国の
NO1を続けています。※ロングステイ財団調べ

■「実は今、マレーシア最南の都市ジョホールバルで
大きなプロジェクトが進められています」

「そのプロジェクトの名は、イスカンダル計画」

・・・

そう切り出されても、なんと答えていいかわからなかった私は、
とりあえず杉野氏が写し出したプロジェクターのマレーシアの
地図を見ながら、

「そのマレーシアのジョホールバルと深センにいる杉野さんと
どういう関係があるんですかね?」

そう私が聞くと、杉野氏はすかさず答えました。

■「実は、深センとジョホールバルには大きな共通点があります」

・・・

■「深センは香港から車で小1時間程度の距離で、中国政府が1997年の
香港の中国返還を見越して、香港と深センの経済圏を一体化するため
都市開発を進めた街です」

「そうでしたね」

「一方、ジョホールバルはというと、シンガポールの中心地まで車で
小1時間の距離で、深センと香港との位置関係にそっくりなのです」

■地図を見ると確かにジョホールバルというマレーシア最南の都市は、
琵琶湖ほどの面積しかないシンガポールを半分飲み込んでいるかの
ような地形をしており、

ジョホールバルから海峡の橋を車で5分程度渡ると、
そこはもうシンガポール。

むしろ深センと香港の距離よりも近い感じです。

■「そのジョホールバルが、深センの都市開発計画をモデルにして、
イスカンダル計画という国家プロジェクトを2005年に立ち上げました」

「そして、深センは自らの成功体験をジョホールバルに提供すべく、
このプロジェクトをバックアップしているのです」

・・・

「実は来月、私は深セン市の視察団として、ジョホールバルに行くことに
なっています。面白い土産話があれば、また連絡させてもらいますね」

■そんなやり取りをして、私は深センから帰国の途についたのですが、
翌月に杉野氏から届いたメールを見て、私は即決しました。

「自分もこの目でプロジェクトを見に、マレーシアのジョホールバルに行こう!」

■そして、12月。

私は、キーストーンアライアンスメンバー2名と共に
ジョホールバルへ旅立ちました。

はたして、その結末は…

この続きは、次号【ライフナビ通信】にて
お話しさせていただきます。

どうぞ、お楽しみに。

========================
◎【編集後記】
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いやはや、なんというか。

このメルマガをお読みいただいている読者の方々は、

「仕事に直接関係あるかどうかわからないマレーシアに
なんでそんなに簡単に行こうと思えるのか?
訳が分からない…」

とお思いになられるかも知れませんね。

ただ、私はこの段階では、ある種の確信に近いものが
心の中にありました。

「我々日本人が、今後間違いなく向き合わないといけない
多くの問題解決の糸口が、ここマレーシアにあるのではないか」
ということを。

少子高齢化による老後の生き方や子供の教育の問題。

人口動態と経済成長との切っても切り離せない関連性。

待ったなしで解決しなければならない日本の財政問題と
社会保障の制度改革が、遅々として進まない現状。

日本人として、やり場のない問題を国内だけで解決しようと
思っても、もうどうにもならないところまで差し掛かっている。

そんな思いをここ数年来抱きながら、
海外視察にいそしんできたように思います。

そして巡り合ったマレーシア、ジョホールバルという土地。

私は、この半年間でもう既に5回ジョホールバルとシンガポールを
訪れていますが、行けばいくほど「ある種の夢」が広がっています。

その夢については、今後の【ライフナビ通信】でお伝えしていきたいと
思っていますが、ここでみなさんにご案内があります。

来る7月14日(木)福岡、16日(土)大阪、17日(日)東京で、
深センから杉野哲朗氏を迎え、

マレーシア、ジョホールバルのイスカンダル計画について、
夢のある話をセミナー及び懇親会でお伝えしたいと思います。

By キーストーン | 公開日:2011年7月1日| パーマリンク

2011年7月15日【第22号】マレーシアで見つけた夢のある世界

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 【ライフナビ通信 第22号】 
 ~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□■□<2011年7月15日>

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目次
◎今日のテーマ
【マレーシアで見つけた夢のある世界】
◎編集後記
☆______________________★

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◎今日のテーマ
【マレーシアで見つけた夢のある世界】
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こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

今日は、新聞記事の話から。

2週間ほど前の6月30日、日経新聞朝刊の1面に
2010年の国勢調査に関する記事が載っていました。

少子高齢化や、社会保障の財政問題が深刻であることを裏付ける
様々なデータが紹介されていましたが、
この記事のなかで私が特に注目したのは、
「医療・福祉」の就業者がこの5年で8.7%から
10.6%に増えているという調査報告でした。

今後さらに高齢者が増え、労働人口が減っていくなか
「医療・福祉」の就業者比率だけがどんどん増えていけば、
日本の経済はどうなっていくのでしょうか?

日本の高齢化と介護の問題を解決するには、海外からもっと多くの
「医療・福祉」従事者を受け入れることが急務なのかも知れません。

せっかく多くのインドネシアやフィリピンの人が、
介護士を目指して来日しているにもかかわらず、
漢字の筆記試験が難しいために試験に受からず本国に返されて
しまっている現状が、個人的には残念です。

いっそのこと、帰国した彼ら彼女らを海外で雇用し、
日本人向けにケアを行う施設を造って、日本人のロングステイを後押しするという
発想があっても良いのかも知れませんね。

それでは、今日のテーマ
【マレーシアで見つけた夢のある世界】
をどうぞ。

■アジア大陸最南の都市、マレーシア ジョホールバル。

私がこの地を初めて訪れたのは、昨年の12月。

シンガポールのチャンギ空港に降り立ち、タクシーを
乗り継いで走ること約1時間。

■「ようこそ。ジョホールバルへ」

深セン市の視察団として昨年10月に初めてジョホールバルに
訪れ、彼自身まだ2回目の訪問のはずの杉野氏が、すっかり
この地に馴染んでおり、明るく出迎えてくれました。

「お腹がすいたでしょう。まずは夕食に行きましょう」

■彼が連れて行ってくれたのは、地元のマレーシア料理のお店。

露店に円卓テーブルを無造作に並べてあるだけのマレーシアで
よくあるタイプのレストラン(?)でしたが、味はなかなかの美味。

海外に出ると「その国の食べ物が自分の口に合うかどうか」が
旅の満足度の多くを決めると言えなくもありませんが、
マレーシア料理は十分満足できるものでした。

■翌日、今回の目的地であるイスカンダル計画の新開発都市
ヌサジャヤ地区に向かいました。

我々が泊まった旧市街地からは、一般道で約30分程度かかりましたが、
来年にはここに高速道路が開通し、10分ちょっとでこの距離を行き来が
できるとのこと。

今後の発展が楽しみです。

■到着して驚いたのは、その広大な開発スケール。

最初に行ったのは、一番南のウォーターフロントのプテリハーバー。

既に高級ヨットハーバーができており、シャングリラホテル系列のリゾートホテルと
日本でおなじみのキャラクター「キティランド」の建設が着々と進められていました。

■また、その港から来る風を一身に受けるような形で新市庁舎と宮殿が
度胆を抜く景観で建てられており、来年には旧市街地の庁舎から
職員ごと移転してくるとのことでした。

今回の新都市開発には華僑系の人達が大いに関わっているので、
街の開発の多くは「風水の考え」に基づいて設計されているそうです。

■官庁街の奥にあるのが、金融特区のビジネス街メディニ地区。

その隣には、いくつかの欧米の大学誘致が決まっている
教育地区エデュシティも造成が進められていました。

■ちなみにマレーシアは旧イギリス領であった影響もあって、
国策として医療・教育にも非常に力を入れており、
世界水準からみても医療・教育共にとても高いレベルを保っています。

■そして、その教育地区にもほど近いエリアには
高級住宅地区の開発が進められており、欧米人を中心に
既に一部では居住が始まっています。
とてもクォリティの高い生活感を感じることが出来ました。

それがどんな様子かというと、

・・・

実はその詳細も書いていたのですが、
スタッフから「文章が長すぎます」とダメ出しがでました。

なので、最後にひと言だけ。

■「ここジョホールバルの新都市計画地区は、日本人にとっての
夢の生活が詰まっている」

医・食・住そして教育とビジネス、さらには物価の安さ。

リゾートライフとアーバンライフがほど良いバランスで両立し、
日本人のロングステイの候補地としても申し分ないのではないか。

私はそう感じています。

次回の【ライフナビ通信】では、今回お伝えできなかった内容も含め、
ジョホールバル新都市開発の夢のある将来像をさらに掘り下げて
お届けしたいと思います。

では、次回号をお楽しみに。

※石野の原稿にダメ出しをしたスタッフ野田より
「そこ、知りたいのに」と思われた皆さま、大変申し訳ございません。
でも、本当に長かったんです…
(本人の名誉のために申し添えますと、「伝えたい」という思いが
とっても強いからなんですけどね)
そして、「次号まで待てないよ」という方に朗報が!
後出コーナー「7月・8月・9月開催セミナーのご案内」を
是非ご確認ください!!

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◎【編集後記】
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個人的には、このマレーシアのジョホールバルという地は
行きつくべくして行き着いたという感すら持っています。

バリ島の不動産投資で大富豪になった兄貴の話から
始まり(メルマガバックナンバー第9・10・11号)、

フィリピンで日本人タウンの建設を夢見て、ついにその夢を
実現させた若きふたりの日本人経営者に出会い(第12・14号)、

香港では、世界のお金の常識が必ずしも日本人の常識とは
なっていない現実を日本人に知らせ、老後のための資産形成
の正攻法を伝えることをミッションとしている会社の存在を知り
(第15・16・17号)

その香港と目と鼻の先の距離にある中国深センで、凄まじい
ばかりの成長を目の当たりにしながらビジネスに取り組んで
いる前職の同僚との再会を果たし(第18・19・20号)、

その前職の同僚に導かれ、今ジョホールバルとシンガポール
にかなりの頻度で足を運んでいます。

私のなかでは、それ以外の北米、ハワイ、オーストラリアなどの
視察体験も踏まえ、いつ何時どんな形で見舞われるかもしれない
日本のカントリーリスクへの対処法についても、

どうしていけば良いかという判断基準が見えてきた感があります。

今後も私の国内・海外での体験をもとに、豊かなライフプランを
描けるナビゲート情報をお届けしていきたいと思っています。

皆さんからのご意見やご感想もお待ちしていますので、どうぞ
お気軽にこのメールに返信いただくか、弊社までご連絡ください。
※メルマガバックナンバーはこちらでお読みいただけます。
http://www.kanameishi.com/blog/mailmag/

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