• グローバルナビゲーションへ
  • コンテンツへ

株式会社キーストーン FPコンサルタンツ ホームへ

相続・事業承継を支援するファイナンシャル・コンサルティング・オフィス
お問い合わせ・ご相談は0120-140-439 infoアットマークkanameishi

  • 事業承継対策
  • 相続対策
  • ライフプランニング
  • パートナーネットワーク
  • 会社情報
  • ホーム > キーストーン通信

  • キーストーン メールマガジン 原則毎月第3金曜日配信

    ■キーストーン通信
    相続や事業承継対策をお考えの方に知っていただきたいテーマを取り上げ、税理士・司法書士がわかりやすく解説しています。
    執筆いただいているのは、相続・事業承継案件を数多く手がけ現場を知り尽くしている先生方です。

    愛和税理士法人 代表税理士 岡田 隆先生

    杠(ゆずりは)グループ 代表/司法書士 川原田 慶太先生
    ※2022年10月、司法書士法人おおさか法務事務所から、
     杠司法書士法人及び司法書士法人ゆずりは後見センターへ改組しました。



    ■ライフナビ通信
    事業承継・相続対策・ライフプランニングにまつわるお話し、その時々に思うこと・感じること・伝えたいことを各人のことばで綴っています。
    2010年10月創刊号から2018年7月までは代表石野が、以降はコンサルタントやスタッフが持ち回りで執筆しました。

投稿者別アーカイブ:キーストーン

Page 10 of 19« First...«89101112»...Last »

2014年3月7日【第93号】投資の世界で負けない秘策があるとしたら?

■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□
【ライフナビ通信 第93号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2014年3月7日>

☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【投資の世界で負けない秘策があるとしたら?】
◎編集後記
☆______________________★

========================
◎今日のテーマ
【投資の世界で負けない秘策があるとしたら?】
========================

こんにちは。
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

3月と言えば、確定申告や多くの企業の決算月と何かと
慌ただしい時期ですね。

まだ、少し肌寒さが残りますが、日増しに春の気配が感じ
られる今日この頃。

巷では、ビットコインなるものの消失問題が騒動になって
いますが、金融の世界の仮想と現実。

この世界に携わる人間として、実態を伴ったわかりやすい
情報を提供する責任と重要性をあらためて感じています。

特に投資や運用といった話は、お客様の大切な資産に関わ
るものですので、慎重にお伝えしなければなりません。

投資を「儲け話」として話をするか「資産形成の合理的手法」
として話をするかで、大きくスタンスが変わってきます。

そこには、投資という言葉が持つ心理的な要素も含めて
考える必要があると思います。

ということで、そろそろ今日の本題を。

本日は、前々回のこのメルマガで取り上げた投資の世界の
「負けない戦術」についてのお話をしたいと思います。

題して、
【投資の世界で負けない秘策があるとしたら?】

それでは、どうぞ。

■投資の世界で一代で名を成したウォーレン・バフェット氏
はあまりにも有名ですが、みなさんはピーター・リンチ氏と
いう人をご存知でしょうか?

彼はアメリカで伝説のファンドマネージャーと謳われた人で、
フィディリティの株式投資信託「マゼラン・ファンド」の
運用を担当し、驚異的なリターンを挙げました。

当初2,000万ドルだった預かり資産を1977年から
90年の13年間で140億ドルと、なんと700倍にまで
押し上げ、基準価格でも約25倍にまで成長させたのです。

■ただ、興味深い話はこれからで、13年で25倍の価格に
高騰したファンドなので、さぞかし多くの人が儲けただろう
と思いきや、事実はそうではありませんでした。

このファンドで儲かったのは、たった2割の人で残りの
8割は負けてしまったというから、不思議なものです。

そこに一体どういうカラクリがあったのでしょうか?

■答えは単純明快。

負けた人は、買った時より売った時の方が価格が低かった
ということだけなのです。

13年間高騰を続けたマゼラン・ファンドも一本調子で
上がり続けたわけではなく、相場に応じて上げたり下げたり
を繰り返して長期的には大きく上昇しましたが、それでも
相場に負けた人の方が圧倒的に多かった。

■人間の心理というのは、相場では損をするようにできて
いるという定説があり、実際多くの人が投資で失敗して
います。

人間誰しも損はしたくないという心理が働き、損切りの
判断が遅れがちになり、一方で利益は確実に手に入れたい
ので早めに手仕舞いをして利益を確定したがる傾向がある
ようです。

この心理ギャップの差が8対2のアンバランスを生み、
結果的には、多くの人が相場で損失を被ってしまう。

■また、投資の世界で多くの人が結果的に負けてしまう
要因がもう一つあります。

投資で百戦百勝はあり得ません。たとえ99連勝していた
としても、最後の1戦で大負けを喫したら結果的に負けて
しまうことが往々にして起こるということです。

投資とギャンブルは似たような性質があり、勝てば勝つほど
負ける気がしなくなり、投資額が膨らんでいき、どこかの
タイミングで相場が暴落すると、最終的に大損失を被って
しまう。

■1985年の初版以来、投資家のバイブルとして読み継がれ
ているチャールズ・エリス氏の名著「敗者のゲーム」。

この本のなかでエリス氏は、上述したような「敗者のゲーム」
を繰り返す投資家に対して、敗者にならないための秘策を
伝えています。

それはどんなことかというと、
人生の終盤で成功するために時間を味方につけ、市場の
相場に連動するようなインデックスファンドなどで長期分散
投資を行ない、投資で負ける可能性を最大限に減らしなさい
という考え方なのです。

■一般的には、投資で儲ける=勝つ投資という風に投資を
捉えがちですが、エリス氏は負けない投資に徹して失策を
防ぎながら、資産を形成していくことに重点を置いています。

長期分散投資を行なうことで、インフレリスクに対抗し、
老後に備えるという手法は、我々FPが推奨する資産形成
の考え方と基本的に同じです。

積立型でコツコツ長期国際分散投資をすることは、今や投資
の王道と言われています。

■実際、私も以前から積立型の長期分散投資を行なっており、
一定の成果が上がっています。

自分がやっているからということで、お勧めするということ
でもありませんが、資産形成の第一歩はやはり積み立て投資
がとても有効だと思います。

ただ、私は最近それ以外の「負けない投資」について、他に
大変注目しているものがあります。

その話も今日させていただきたいのですが、文字数の都合で
日を改めて、次回以降とさせていただきます。

ということで、本日のところはこの辺で。

では、次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。

========================
◎【編集後記】
========================

春になると、なぜか何かを始めたくなる心理が働くものなの
ですね。

実は私、来週あたりからいくつかのセミナー企画を始める
ことにしています。

来週はある社団法人さんと共同で「終活セミナー」を2本。

また、4月に入ればFP向けに「相続コンサル養成講座」の
全4回シリーズを大阪と東京で開催します。

それと昨年からの引き続きで、とある企業様との共催で
「相続セミナー」も継続開催が決まっています。

できれば、弊社セミナールームを使って、みなさま向けに
FPセミナーも再開させていただきたいと思っています。

内容や日程が決まれば、このメルマガでもご案内させて
いただきますので、よろしければご参加くださいね。

By キーストーン | 公開日:2014年3月7日| パーマリンク

2014年3月21日【第94号】夫婦円満にはそれなりのワケがある

■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□
【ライフナビ通信 第94号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2014年3月21日>

☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【夫婦円満にはそれなりのワケがある】
◎編集後記
☆______________________★
========================
◎今日のテーマ
【夫婦円満にはそれなりのワケがある】
========================

こんにちは。
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

今日は春分の日。

三連休ということで、行楽地に出かけられている方も
多いのではないでしょうか?

春の陽気に誘われて。

実は私、先週末一足先に家内と京都に行っておりました。

向かったのは、京都の定番中の定番である
八坂神社⇒円山公園⇒石塀小路⇒花見小路⇒祇園

というコースで、つかの間の散策を楽しんだのですが、
やっぱり京都は良いですね。

ちょうど、3月14日(金)からあさっての23日(日)まで、
「京都花灯路」というイベントを東山界隈でやっているの
ですが、幻想的でしっぽりとした京都風情を家内と二人
で堪能して参りました。

この話の続きは編集後記で少しさせていただくとして、
さて、そろそろ今日の本題を。

ここのところ、投資やお金に関する少し硬い話が続いた
ので、今回はちょっと柔らかめの話をさせていただこう
と思います。

題して、
【夫婦円満にはそれなりのワケがある】

それでは、どうぞ。

■本日は、最近弊社と提携させていただくことになった
損保代理店のとあるご夫妻についてのお話をさせて
いただこうと思います。

夫婦仲がとても良く、それでいてお二人ともプロ意識が
高く、損保案件に関しては安心してご紹介できる代理店
さんなのです。

大阪市内で有限会社中央保険センターという損保代理店
を経営されている水田悦子さん和也さんご夫妻。

■悦子さんのお父様が創業された代理店を受け継ぎ、
現在はご夫婦で日夜仕事に励んでおられます。

「損保代理店というのは、いつ何時お客様が事故に逢うか
わからないので、24時間体制でいつでも事故現場に向か
える体制をとっています」と笑顔で話すご主人の和也さん。

夜になって、お酒を飲むときもどちらかは、お酒は飲まず
にいつでも車を出せるようにしているという徹底ぶりには
頭が下がります。

■話は変わりますが、先日弊社のお客様である病院の院長
から困った様子でこんな電話が入りました。

「先日、自動車事故を起こしてしまったのだが、搭乗者の
条件が契約と違っていたために保険会社は、保険金は
出せないの一点張りで、事故相手の示談対応も取り合っ
てくれない。」

「事故相手と交渉するのに何かいい知恵はないだろうか」

■弊社が生命保険を扱っているので、損保もやっている
だろうと思って、このようなご連絡をいただくことが
あります。

弊社では数年前に生命保険と資産形成に関するFP事業に
専門性を深めていくため損保は積極的に扱わない方針を
立てたため、こんなお問い合わせをいただいても
これまではお役に立てない状況でした。

水田さんご夫妻に相談するには、少し気が引けるところ
もあったのですが、思い切って和也さんに相談することに
してみました。

■「それはさぞかしお困りでしょうね。私が事故相手の方と
交渉してみましょうか」

ただでさえ厄介だと思える損保事故の示談交渉で、保険金
も出ないという案件で担当でもない水田さんが交渉に関わっ
てくれるとは。

通常では、ありえない申し出に有り難い気持ちで院長先生
におつなぎすると、もちろん院長先生は是非お願いしたい
とのご返答。

■それ以後のことの成り行きは、個人情報に関わることでも
あり、弊社ではタッチしませんでしたが、ほどなく示談が
ほぼまとまったという報告を水田さんから受けました。

あまりの手際の良さと、首尾よく双方が納得いく方向に
導けたことに何か秘訣はあるのですかと尋ねると、
水田さんから返ってきた答えは、

「交渉相手の方に最初に出来ることと出来ないことを
ハッキリ伝えて、あとは誠意をもって話をさせていただく
だけです」と、こともなげにやはり笑顔で話されました。

■今回の水田さんの対応に院長先生が喜んでいただけた
ことは、言うまでもありません。

ちょうど、法人で所有している数台の車の保険が更新を
迎えるタイミングだったので、その自動車保険はすべて
水田さんに任されたとのこと。

その一件に相前後して、なぜか弊社にお問い合わせを
いただく損保の案件が増えており、それらの話はすべて
水田さんご夫妻に紹介させていただくようにしています。

■このような仕事ぶりのため、水田さんご夫妻が経営する
損保代理店はどんどん紹介が舞い込み、経営は非常に順調な
様子なのですが、私の経験上仕事が忙しくなればなるほど、
家庭内のストレスが溜まり、夫婦仲が微妙な関係になる
ところも多いようです。

ところが、水田さんご夫妻に関しては、そんな様子は
感じられず、夫婦円満そのものという雰囲気が、お二人を
見ていると自然に伝わってきます。

そのワケを私なりに知りたいと思って、ご主人の和也さん
に色々話を聞いてみたのですが、なんとなくその理由が
わかったような気がしました。

■ご主人の和也さんは非常にマメな方で、人が喜ぶことを
して差し上げることが、自分の喜びであると感じられる
とても素晴らしい性格であること。

この性格は、お客様への気配りもさることながら、
奥様へも長年変わらずに向けられているようです。

結婚するまでイタリアンの料理人だった和也さんは、毎日の
夕食の支度は買い物も含めて、すべてご主人の役割として
やっているそうで、夕食後はまた仕事に戻ることもしばしば
であるとのこと。

■もちろん、それ以外の様々なことは夫婦で分担されて
いるようですが、ただでさえ忙しい仕事をこなしながら、
夕食の支度を奥様のために作られている姿を想像するだけ
でも夫婦が円満になる秘訣が見えてきたような気がしました。

水田さんご夫妻はまだお若いですが、夫婦も熟年期に入ると
老後の生活に向けて、円満な日々を送れるようにお互いへの
心遣いがとても大切だということを最近特に感じています。

そのためには、夫から妻へ、もしくは妻から夫へ、日頃の
感謝やねぎらいが言葉や態度にあらわれているかどうかが、
とても重要なポイントになるかもしれませんね。

いや、これは何も夫婦間の人間関係だけに言えることでは
ないようにも思いますが、いかがでしょうか?

ということで、本日のところはこの辺で。

では、次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。
========================
◎【編集後記】
========================

先週末に家内と京都に行ってきた目的はというと、月に1度
を目標にしている二人で外食をするというささやかな贅沢を
果たすため。

水田さんのように自分で夕飯を作るという芸当は、私には
到底できそうにないので、外食で許してもらっています。

家内が友人からの口コミで知った祇園にある和風フレンチ
のお店。

「祇園おくむら」というお店でしたが、ゆったりとした時間と
美味しい食事を味わうことが出来ました。

毎年、正月に家内と月に1度は外食をしようと言っては、
1回きりで終わって、家内に呆れられているのですが、
今年はまずは3月まで続いています。

三日坊主ならぬ、三か月坊主にならぬよう、来月も家内の
奥さんネットワークの口コミ情報を頼りに新規開拓をしようと
思っています。

By キーストーン | 公開日:2014年3月21日| パーマリンク

2014年4月4日【第95号】お客様の要望から生まれた運用商品とは?

■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□
【ライフナビ通信 第95号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2014年4月4日>

☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【お客様の要望から生まれた運用商品とは?】
◎編集後記
☆______________________★

========================
◎今日のテーマ
【お客様の要望から生まれた運用商品とは?】
========================

こんにちは。
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

先週末から一斉に咲き始めた桜の花びら。

この週末あたりが満開の見ごろとなりそうですね。

私は今週の始めに、ある人と清水寺の夜桜拝観に行って
きましたが、ライトアップされた清水の舞台、そして夜桜が
なんとも幻想的で、古都の春の風情を堪能しました。

京都、やっぱりいいですね。

いにしえから続く日本文化の奥深さが、京の街並みに
感じられ、「日本人であること」への誇りのようなものが、
そこはかとなく湧いてくるから不思議です。

さて、本日のメルマガはその夜桜見学をご一緒した
松田達彦さんという方のお話です。

松田さんは、証券業界で約40年の大ベテラン。

その松田さんが、顧客サイドの要請で開発したファンドに
ついてのお話をさせていただこうと思います。

題して、
【お客様の要望から生まれた運用商品とは?】

それでは、どうぞ。

■「そんなに大儲けはしなくていいので、元本割れのリスクが
少なくて、定期預金よりは有利な運用先はありませんか?」

私たちFPは、お客様からよくこのような要望をいただきます。

現在、メガバンク各行の1年定期の金利が0.03%。

消費税が5%から8%に上がり、消費支出が増えていくのに
このままでは資産を増やすどころか、目減りしてしまいかね
ません。

■定期預金と投資の中間の位置づけで堅実な運用実績が
出せるファンドの開発。

そんなコンセプトでファンドの開発にあたったのが
キャピタル・パートナーズ証券の松田達彦さん。

松田さんは慶応大学卒業後、大手銀行系の証券会社で
約30年にわたり支店勤務を経てファンドマネージャー
支店長を歴任。

■バブル崩壊以降、顧客に損をさせながらも売り買いに
よって生じる手数料のノルマを課す証券会社の体質に疑問を
感じ、10年ほど前に転職。

債券を中心としたファンドマネージャーの経験を活かし、
今では顧客資産を長期的に保有してもらうことで、
堅実に資産を増やすコンセプトのファンドの組成及び販売に
携わっています。

そもそも松田さんが、そのようなファンド組成に携わる
きっかけになったのは、会計事務所や我々のようなFPの
顧客層からの要望からでした。

■「元本割れリスクをできるだけ無くして、銀行預金よりは
利息の良い運用商品は無いのか?」

日頃から忙しい経営者やドクターで投資に目を向ける暇など
ない人たちからの要望に応える形で開発されたファンド。

今から4年半ほど前に、私募(少数特定の投資家向け)
ファンドという形からスタートしました。

■投資対象に選んだのは、世界で名だたる銀行が発行する
高利回りの債券の一種。

それも新しく発行されるものばかりではなく、既発でも
条件のいいものがあれば組み入れています。
債券自体は、デフォルトが起きない限り約束された利回りで
償還される仕組みのため、最小限のリスクで一定の成果が
上がるファンドになっています。

具体的な投資先の銘柄や利回りは、ここでは控えさせて
いただきますが、今まで償還を迎えた私募ファンドは
十数本あり、すべて元本割れせず、当初の想定利回りを
確保しているようです。

■私が松田さんと知り合ったのは、今から約3年ほど前のこと。

私が代表を務める全国のFPグループ、キーストーン
アライアンスの勉強会で講師を務めていただいた時からの
ご縁です。

当初、このファンドの内容を聞いて仕組みはよく理解できた
のですが、想定利回りの数字が国内のファンドとしては
少し高すぎるのではと感じたのが、むしろ懸念材料でした。

■それから3年が経過し、我々キーストーンアライアンスでも
このファンドの実績を注意深く注目してきましたが、やはり
想定利回り通りの結果が出ており、今では私募ファンドから
オープンで誰でも購入できる投資信託へと姿を変えています。

そのオープン投信は昨年4月から販売を開始しており、
日経新聞の投資信託の欄などで毎日基準価格が確認できる
のですが、こちらも今のところ想定以上の成果が上がっています。

ここまで書くと、読者のみなさんはひとつの疑問が湧いている
かも知れませんね。

■「そんなに良い商品なら、他の証券会社でも同じような
運用商品が出ていてもいいはずではないのか?」と。

私もこの3年間、その疑問を持ち続けていました。

しかし、通常の証券会社は、このような投資信託を積極的に
売りたがらない理由があることを、私自身今ではよく
理解できるようになりました。

その理由とは・・・

■そのあたりについての話を含め、松田さんに弊社主催の
セミナーで語ってもらうことにいたしました。

しばらく、弊社でのマネーセミナーをしておりませんでした
が、今回は私石野が前半のパートで堅実に資産を殖やす
手法の全体的な話を、後半のパートで松田さんにこのファンド
を開発した経緯などの話をしていただこうと思っています。

具体的な日時や詳細は、下記にてご案内させていただき、
参加ご希望の方は、弊社Webサイトからお申込みいただけます。
http://www.kanameishi.com/seminar/

セミナーの開催は2回ですが、会場の都合で各回16名限定とさせて
いただいています。

参加希望の方は、どうぞお早めにお申し込みください。
http://www.kanameishi.com/seminar/

というところで、本日の話はこの辺で。

この続きは、次回のメルマガでお伝えさせていただきます。

では、次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。

========================
◎【編集後記】
========================

今週始めに京都・大阪の資産運用のご相談をさせていた
だいている数名のお客様に松田さんを紹介いたしました。

松田さんの話を聞いたお客様の反応は、私が3年前に感じ
たように「運用の仕組みは理解できたけど、実際にこれか
らも実績が出続けるのかどうかが少し気にかかる」といった
方もおられました。

リスクを最大限抑えた運用商品といっても、そこはやはり
投資運用の世界。

リスクがまったくゼロというものではありません。

私たちが3年間検証し続けているように、長いスパンで
しっかり運用実績の検証や運用内容の理解を深めて
いく必要があります。

そういった意味でも、今回のセミナーはご自身の資産形成
について、考えを深める良い機会になると思います。

よろしければ、この機会にセミナー参加をご検討ください。

By キーストーン | 公開日:2014年4月4日| パーマリンク

2014年4月18日【第96号】投資運用の世界で陥りやすいワナとは?

■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□
【ライフナビ通信 第96号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2014年4月18日>

☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【投資運用の世界で陥りやすいワナとは?】
◎編集後記
☆______________________★

========================
◎今日のテーマ
【投資運用の世界で陥りやすいワナとは?】
========================

こんにちは。
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

今週のはじめ、待ちに待った連絡が届きました。

昨年末来、準備を進めていた金融商品仲介業の認可が
やっと近畿財務局よりおりたのです。

これでまたひとつ、お客様の資産形成のための選択肢を
増やすことができるようになりました。

我々の目的は、あくまで長期間にわたってお客様との信頼
関係のなかで堅実に資産を増やし守っていくことにあります。

これからもじっくり着実にお客様のライフプランに沿った
資産形成のお手伝いをさせていただくべく、金融商品の
研究を進めておりますので、資産形成のご相談もぜひ
お気軽に弊社にお声掛けください。

ではそろそろ今日の本題に。

今日は、投資運用で多くの人が失敗してしまう原因について
考えてみたいと思います。

題して、
【投資運用の世界で陥りやすいワナとは?】

それでは、どうぞ。

■最近、私は40代以上からシニアにかけてのお客様と
資産形成の話をすることがことに多くなっているのですが、
そこであらためて気づかされたことがあります。

40代以上になると、多くの方がそれまでに何がしかの
資産形成をされてきており、その貯まったお金をどこか
の金融機関に託しているということになるのですが、

その金融機関がどんな金融商品を勧めているかというと
これが以前とは、少し様変わりしているようなのです。

■昨年来、弊社ではFP相談や相続対策の相談をさせて
いただく際、お客様の要望によって資産一覧を作成する
ようにしており、金融資産は、「預貯金」、「投資商品」
「年金・生命保険」の3つにグループ分けしています。

従来であれば「預貯金」=銀行、「投資商品」=証券会社
「年金・生命保険」=生命保険会社というすみ分けが
できていたのですが、今では必ずしもそうとは言えなく
なってきているのです。

銀行では年金や生命保険、そして投資信託も扱うように
なっていますし、証券会社も一部では年金・生命保険も
扱うようになっています。

■まさしく、金融業界内での「仁義なき戦い」の様相を
呈してきた感があり、銀行・保険・証券という垣根も
なくなってきているようなのです。

ただ、お客様の資産一覧を作成させていただいてとても
気になるのは、そうした金融機関が果たしてお客様の
本来的な要望に応えた金融商品を提案しきれているか
ということです。

高齢者の方がブラジルのレアルやトルコのリラといった
通貨リスクのある投資信託を購入していたり、途中解約
すると元本割れする年金保険に加入している状況を見る
につけ、それらのリスクについて十分説明したうえで
契約に至ったかどうか、いささか疑問が残ります。

■また「投資商品」については、投資した金額に対して
どれくらいのリターンがあったのかという検証をする必要
があると思いますが、こちらもほとんどのお客様に対して
適切なフォローがされていないのが現状のようです。

日本では、毎月配当金が出るといった分配型の投資信託
の人気が総じて高いようですが、それが投資元本に対し
税引き後でどれくらいの利回りで儲かったのか、損をした
のかもなかなかわからない。

そんな実態にもかかわらず、投資運用をしている多くの
方々は、金融商品の選定を営業担当者の情報に頼ら
ざるを得なかった。

■そんななか、弊社で資産一覧を作成し、様々な角度から
資産全体に対する資産配分の円グラフを描き、全体的な
バランスを見てもらうことで、どこを改善すべきかが
比較的わかりやすくなるのです。

例えば、「預貯金」と「年金・生命保険」と「投資商品」
のバランスは適切であるか、資産のなかで為替の分散は
ある程度考えられているかなど。

全体をグラフなどで客観的に見ると、おのずと改善すべき
点が俯瞰でき、次の対策が取りやすくなります。

■改善すべき点が見えてくると、今度はあるべき資産配分
の仮説を立て、その資産配分に組み替えるための最適な
金融商品の選定に入るのです。

全体バランスがお客様の意に沿わず投資性の高い商品に
偏っているようならば、年金や生命保険のような保守的な
金融商品に組み替えるとか、円資産に偏っているよう
ならば適正比率で外貨建ての金融商品を組み入れるとか。

ここで大切なことは、全体の資産内容を把握してから
具体的な金融商品の選定に入るという、全体から部分へ
ものごとを見ていくということなのです。

■ところが、従来の金融機関担当者のセールストークは
どちらかというと、「今、この商品が売れていますよ」
とか、「こんな新しい商品が出ましたよ」といった
商品先にありきの話に終始するきらいがあるように思います。

これではまさしく「木を見て森を見ず」の部分的な発想と
なってしまい、結果的に投資運用の世界で陥りやすい
ワナにはまってしまいかねません。

投資運用の世界でも、ものごとの考え方と同じようにまず
全体を把握し、そこから部分的な金融商品の話へと進めて
いくことが肝要なのではないかと思います。

以上、今回は日頃のFP相談のなかで感じていることに
ついてお伝えいたしました。

というところで、本日の話はこの辺で。

では、次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。

========================
◎【編集後記】
========================

この春スタートを目指して、金融商品仲介業の認可申請の
手続きを進めてきましたが、晴れて認可がおりました。

これからは、より一層みなさまの資産形成のお手伝いに
注力していきたいと考えています。

その第一弾として、キャピタルパートナーズ証券松田部長
を招いて、私とのコラボセミナーを下記開催いたします。

今回は資産形成について、かなり具体的な話をさせて
いただきたいと思っていますので、よろしければぜひ
ご参加ください。

☆詳しくはこちらから(PDFで開きます)
https://argo-navi.net/ju/url.aspx?c=3cc0sv1ichoxyh7nlm37

 ☆お申込はこちらから
http://www.kanameishi.com/seminar/
 

みなさまとお会いできることを楽しみにしております。

By キーストーン | 公開日:2014年4月18日| パーマリンク

2014年5月2日【第97号】自宅で家族を看取るということ

■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□
【ライフナビ通信 第97号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2014年5月2日>

☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【自宅で家族を看取るということ】
◎編集後記
☆______________________★

========================
◎今日のテーマ
【自宅で家族を看取るということ】
========================

こんにちは。
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

新緑の5月に入り、世の中ではゴールデンウィーク真っ只中。

この週末は、行楽の予定を立てている方も多いことと思い
ますが、私はというと、ほとんど仕事モード。

明日あさってと東京で「相続資産コンサルタント養成集中
講座」の講師を務め、その夜から夜行でシンガポールへ
飛んで、久しぶりにシンガポールとマレーシアの
ジョホールバルを視察し、水曜日未明の夜行で日本へトンボ
帰り。

五十の齢を過ぎたこの身には、いささかハード過ぎる
きらいがありますが、わずかな時間の合間を縫ってでも、
海外の鼓動を定期的に感じておくことは、とても重要な
ことだと思っています。

そちらの模様は次回のこのメルマガでお伝えさせていただく
つもりですが、今回は先週福岡で行なわれたとある生命
保険会社主催の研修会で聞いた話について、少し触れて
みたいと思います。

人間誰しもが「いつか迎える死」について、自分なりに
どう向き合うか、考えさせられるものでした。

題して、
【自宅で家族を看取るということ】

それでは、どうぞ。

■金子哲雄さんの事はご存知の方も多いのではないでしょうか。

流通ジャーナリストであり、『ホンマでっか!?TV』など
数々のテレビのコメンテーターとして活躍されていた方です。

今回、講演を聞かせていただいたのは、その金子さんの
奥様である金子稚子(わかこ)さんによる夫の闘病生活
をどのように支え、どのように看取ったかというお話。

■2012年10月に41歳の若さで肺カルチノイドという難病と
闘い、この世を去った金子哲雄さん。

実は、その闘病生活の後半は、治療の術がないと医師から
見離されたあと、ターミナル(終末)ケアでいかに死と
向き合うかという過酷な闘いだったと稚子さんは語って
くれました。

金子さんご夫妻が終末医療で選んだのは、在宅で死を
迎えるという選択でした。

■通常、死期が迫った8割方の患者は、住み慣れた自宅で
死を迎えることを望むようです。

でも、それができないのは、自宅には医療設備もなく、
医師や看護師が常時いてくれる訳ではないからという
理由によるものが大きいようです。

ましてや、在宅で家族が四六時中重篤な病人の世話をする
ということは、計り知れないほどの心身的な負担がかかる
ことでしょう。

■そういう風に一般的には考えがちですが、稚子さん
からは意外な言葉が返ってきました。

「実は在宅で死ぬことは、そんなに難しくはないのです。」

「死ぬまでの間に、どんなことが起こるのか事前にわかって
いれば、その怖さを乗り越えるために勇気が持てる。」
ということでした。

■実際のところ、病院と在宅で、行われる緩和ケアに
ほとんど違いはないそうです。

死が間近に迫ってきた時、医療者ができることは、病院
でも自宅においても、ほとんど同じなのだそうです。

点滴などの医療行為は、当然家族ではできませんが、
看護師の訪問や医師の往診時に管理してくれ、それ以外の
ことは、家族でほぼまかなうことができるようなのです。

■そんななかで稚子さんが、とても大切だと強調されたのは、
看護師や医師の方々とつながっているという安心感だったと
いうことでした。

何かあった時にメールや電話でコミュニケーションが取れる
という状況が患者や家族をどれだけ勇気づけ、苦しみを軽減
してくれたことか。

在宅医療を担う看護師や医師の方々と病気のことだけでは
なく、メンタルケアを含めた相談ができる人間関係を築く
ことができたことは、金子さんご夫妻にとって大きな幸せ
だったと語ってくれました。

■一方、世界最速のスピードで高齢化が進む日本の医療の
現場で、今大きな問題が起こっているそうです。

施設のそろった大きな病院では、患者を受け入れる医師や
看護師の数が慢性的に不足しており、国も政策的に在宅医療
を推し進めようとしているようです。

特に終末ケアに関しては、地域密着のホームドクターと連携
を取りながら、今後在宅で死を迎える比率が高まりそうです。

■家族の死、そして自分の死といかに向き合うか?

身につまされる問題ですが、日本の医療制度の現実も直視し
ながら、これからしっかり考えていかないといけないですね。

以上、本日は金子稚子さんの講演の内容をポイントを絞って
お伝えさせていただきました。

というところで、本日の話はこの辺で。

では、次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。

========================
◎【編集後記】
========================

ホームドクターという言葉。

普段良く使われてはいるようですが、医療制度としては
まだまだ日本で根付いているとは言い難いようです。

欧米ではしっかり国の制度として、機能しているところも
あるようで、一家にひとり、かかりつけのホームドクター
を登録し、長年にわたって初期の病気から終末医療の
方針まで、じっくり相談に乗ってくれるようです。

2時間3時間待って、診療時間はたった3分という大病院
の医療体制では決してできない、きめ細やかな対応から
患者と医師との間に深い信頼関係が築かれるのでしょう。

家計のホームドクター、ライフプランのホームドクターを
標榜する我々にとっても、とても参考になる事例です。

いかに生きるか、そしていかに死んでいくか、それぞれの
人生の伴走者として、まだまだやることが一杯あるような
気がします。

By キーストーン | 公開日:2014年5月2日| パーマリンク

2014年5月16日【第98号】ジョホールバル・シンガポール見聞録

☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【ジョホールバル・シンガポール見聞録】
◎編集後記
今夜放送のTBS系「ぴったんこカンカン」でお客様のお店が
紹介されます。
☆______________________★

========================
◎今日のテーマ
【ジョホールバル・シンガポール見聞録】
========================

こんにちは。
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

消費税増税後、1か月半が経ちますが、新聞紙上などの
報道では、その反動は限定的とされているようですね。

百貨店などの売り上げを見ても、消費増税後の落ち込み
は比較的少なく、大阪などのホテルの稼働率はむしろ
活況との報道があるくらいです。

ここにきて、景気回復の兆しが少しずつ現われてきている
のか、東南アジアなどからの来日観光客が消費の底上げ
をしているのか、いずれにしても明るい話題が目立ち始め
気分もちょっと前向きにさせてくれているような気がします。

さて、前回号のメルマガで案内させていただいたように
先週マレーシアのジョホールバルとシンガポールに行って
来ました。

久しぶりの訪問でしたが、いやはやジョホールバルの発展
ぶりには目を見張るものがありますね。

新興アジアは、今がまさしく高度成長期といった勢いを
感じ、私もとても刺激を受けて帰ってきました。

ということで、今回は久しぶりに海外視察の見聞録を
お伝えしたいと思います。

題して、
【ジョホールバル・シンガポール見聞録】

それでは、どうぞ。

■5月5日午前5時、我々を乗せた飛行機は予定より少し早く
シンガポールのチャンギ空港に到着。

さすがにこの時間はガラガラの入国審査を早々に終え、
事前に手配していたタクシーで隣国マレーシアのジョホール
バルへ。

うつらうつらしながらタクシーに乗っていると、ほどなく
ジョホール海峡の通関所に着いたのですが、まだ6時前と
いうのに反対の車線は、シンガポールに向かう車やバイクで
すでに大渋滞。

■ここ数年でジョホールバルからシンガポールに通勤する人が
さらに急増しているようで、平日は年々通勤ラッシュが早朝の
時間帯にまで広がっているようです。

また、週末になると、今度は逆にシンガポールから物価の安い
ジョホールバルへの買い物客が大挙押し寄せ、ジョホール海峡
の通関所の大渋滞は慢性的な問題となっています。

橋ひとつ隔てただけで、経済ギャップの激しいふたつの都市の
ジョホールバルとシンガポール。

■経済的なメリット(利便)を得るために、交通渋滞という
デメリット(不便)を引き換えにしないといけないという
ことのようです。

しかし、4年後の2018年には、両都市間にMRT(地下鉄)が
開通予定で、交通渋滞も緩和され、その頃になると両都市間
の経済格差はかなり縮まっているかも知れません。

そんな予感をさせる今回のジョホール及びシンガポールの
視察となりました。

■さて、今回の両都市の訪問の目的はというと、ひとつは
定期的に両都市を訪れ、その変化のスピードとそこで何が
起こっているかを見届けることであり、もうひとつは
昨年お子さんの教育のためにジョホールに移住したSさんに
お会いするためです。

ジョホールに訪れてすでに3年半になりますが、街の景色は
まったく違った装いになりつつあります。

最初にジョホールの開発エリアを訪問した時は、広大な
ジャングルのなかに整備された道路が通っていただけという
印象でしたが、昨年、英国の名門学校の姉妹校やいくつかの
インターナショナルスクールが開校。

レゴランド、キティランドといったテーマパークや商業施設も
順次開業し、街全体が計画化された近代都市にまさに変貌を
遂げようとしています。

■思えば、シンガポールという国も50年ほど前にマレーシア
から独立した小国に過ぎなかったのが、特にここ10年ほどで
世界有数の経済成長を遂げるまでに発展し、今では国際競争力
でスイスに次いで世界2位の座を占めるにいたっています。

そのシンガポールの都市計画をお手本に、シンガポール政府と
マレーシア政府が手を組んで、ジョホールバルの都市計画を
している訳ですから、これからどんなことが起こるのか?

私は、ジョホールバルを訪れた際、帰りにシンガポールにも
立ち寄るようにしているのですが、数年先にジョホールの
開発地域もこんな街並みになっているのかと想像するだけで、
高揚感のようなものが湧いてきます。

■また、ジョホールバルでは、今ちょっとした教育移住
ブームが起こっているようです。

今までは、その教育水準の高さからシンガポールへの
教育移住が人気だったのですが、限られた国土ゆえすでに
飽和状態になった感もあり、昨年あたりからジョホールバル
で続々と開校している名門校への入学希望が急増している
とのこと。

日本からも子供の教育環境を海外でと考える父兄が
増えており、ジョホールバルへの教育移住がここのところ
目立っているようです。

■実は、Sさんは早い段階で教育移住を決断して早々にそれを
実行された方なのですが、実際に母子で異国の地に来てみると、
いくつもの難題が待ち構えていたようです。

そのひとつは、不慣れな街での生活で、やることなすこと
日本での感覚がまったく通用しないということ。

例えば、現地での必需品である自動車の購入に10ヶ月も待た
されたかと思ったら、納車早々2か月で走行中にパンク。
女性の細腕で頼れる人もおらず、この時ばかりは苦労した
という話をしてくれました。

■また、Sさんによると、こちらの教育環境はとても良いけれど、
教育の水準は日本に比べるとまだまだ遅れているようだという
率直な感想をいただきました。

英語圏でのびのびとした教育環境を取るのか、教育水準を
優先して考えるのか、親としてはとても悩むところだけど、
今のところは精一杯子供たちと共にジョホールバルでの
生活を前向きに生きている様子を明るく語ってくれました。

子供さんの教育のことを考えて、人生の大きな選択をされた
Sさん。

でも、どんな選択にもメリット(利便)とデメリット(不便)
はつきものなのですね。

経済・文化・教育と様々な分野で急成長を遂げている
ジョホールバル。

都市の発展というのは、いくつものチャンスを生んでいる
のとともにいくつかの犠牲も覚悟する必要があるということも
理解しておくべきなのでしょう。

というところで、本日の話はこの辺で。

では、次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。

========================
◎【編集後記】
========================

今夜7時56分からTBSテレビの「ぴったんこカンカン」で
学生時代からの友人であり、お客様である尾崎浩之さん
のお店が紹介されます。

尾崎さんは、地元宝塚の人から長年愛され続けている
お好み焼き店「うろこ」の店主で、ここの味を忘れられ
ないタカラジェンヌも数知れず。

今回、ゲストとしてTBSの安住アナ、女優の高島礼子さん
とともにこの店を訪れたのは、元タカラヅカトップスター
の一路真輝さん。

取材の内容は、テレビを観てのお楽しみではありますが、
この店のお好み焼きは、一度食べたら忘れられない
ふっくらホクホクの柔らか生地が特徴で、実は私も高校
時代からの大ファンのひとりでありまして。

阪急今津線「逆瀬川」駅前のアピア1階で営業しています
ので、タカラヅカの観劇など、お近くにお越しの際など、
ぜひ一度ご賞味ください。

【宝塚 うろこ】で検索していただくと、グルメサイトに
ヒットすると思います。

By キーストーン | 公開日:2014年5月16日| パーマリンク

2014年6月6日【第99号】相続対策、生命保険を有効に活用する

■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□
【ライフナビ通信 第99号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2014年6月6日>

☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【相続対策、生命保険を有効に活用する】
◎編集後記
☆______________________★

========================
◎今日のテーマ
【相続対策、生命保険を有効に活用する】
========================

こんにちは。
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

ここのところすっかり暑くなってきたかと思ったら、
順次全国的に梅雨入りしているようですね。

ここからしばらくは、傘が手放せない時期に入り
ますが、通勤の車中などで、うっかり傘など置き忘れ
のなきようお気を付け下さいね。

さて、来年からの税制改正を控え、このところ特に
相談件数が増えてきた相続対策について、生命保険を
活用した事例をワンポイントセミナー形式でさせて
いただこうと思います。

ちょっとしたことを知っているかどうかで、相続税の
額が変わってくるということがあります。

参考にしていただければ幸いです。

題して、
【相続対策、生命保険を有効に活用する】

それでは、どうぞ。

◇その1.相続税の生命保険非課税枠を活用する

私のところに相続対策のご相談に来られるのは、
ほとんどが60代から80代のご夫妻や未亡人の方。

ご自身の現在ある資産が、相続税の課税対象に
なりそうだけどどうすればいいかというのが、
中心の関心事。

でも、意外と多いのが、ご自身は若いうちに多額の
生命保険に入っていたけど、今は保障が終わってしまって
ほとんど残っていないという方や、生命保険嫌いで
もとから入っていないという方。

そんな方々で、老後の資金的な不安がなく、金融資産が
一定以上あるようなら、相続税の生命保険非課税枠を
活用して、ご本人を契約者・被保険者、そして保険金
受取人を相続人とする生命保険に加入する方法があります。

生命保険非課税枠=500万円×法定相続人の数

例えば、配偶者と子供二人が相続人であるとしたら、
1,500万円の非課税枠を保険金とする生命保険に
加入すれば、その分の金融資産が減り、課税財産が
圧縮されることになります。

最近は、最長90歳まで無診査で加入でき、保険料と
保険金額が同額の一時払い終身保険を扱っている
生命保険会社等もありますので、健康に不安の
ある方も相続対策として有効と言えます。

◇その2.非課税枠生命保険金の受取人は配偶者より子供に

配偶者は相続税法上の特典があり、法定相続分もしくは
1億6千万円の多い方の額まで、相続税が非課税になります。

もし、生命保険金の受取人を配偶者にしていたら、
上記その1の生命保険非課税枠と配偶者の相続税法上の
特典非課税枠が重複することになり、非課税枠を有効に
使えない場合があります。

相続税の課税対象となるくらいの財産があることを前提に
配偶者が生命保険金の受取人でなくても老後資金に不安が
ないようなら、生命保険非課税枠は子供を受取人にした方が
相続対策としては、有利と言えるでしょう。

◇その3.孫への生前贈与と生命保険を組み合わせ活用する

一般的に相続税と贈与税の税率とのバランスを見ながら
計画的に一定の親族に生前贈与をすることは、
オーソドックスな相続対策であると言われています。

ただし、配偶者や子供など相続人への相続開始前3年以内の
贈与については、その間に贈与した金額は相続税の課税財産
に繰り戻されるというルールがあるので注意が必要です。

そこで、相続人でない孫への計画的な贈与をおこない、
その資金を貯蓄性の高い生命保険の支払い原資に充てる
ことで、おじいちゃんおばあちゃんから孫たちへの将来の
学資金や結婚資金としてプレゼントすることが可能です。

この贈与のお金は、間接的には孫たちの親である子供たち
へも生活援助していることになるので、親族みんなが
ハッピーになれる相続対策と言えます。

以上、今日のところは3つの内容についてお伝えさせて
いただきました。

生命保険を活用した相続対策は、争族を避けるための遺言
代わりのプランや分割しにくい不動産などの対策としての
代償相続プラン、納税資金を生命保険金で捻出するプラン
など、様々なものがありますが、また機会があればご紹介
させていただきます。

ということで、今回はいつもと違ったスタイルでの
メルマガ配信とさせていただきました。

では、本日の話はこの辺で。

次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。

========================
◎【編集後記】
========================

今回は、今までにみなさまからお寄せいただいたご意見
などを参考に、実験的にワンポイントセミナー形式での
内容とさせていただきました。

一言で相続対策と言っても、百人百様で相談者のこれ
までの人生がぎっしり詰まった話を聞かせていただくに
つけ、この仕事へのやりがいを日々感じているところです。

相続は、もちろん生命保険での対策だけではなく、
法務、税務、社会保障制度などの専門知識の深掘りも
必要でそれぞれの分野の専門家の方々との連携も広げて
います。

また、金融や不動産、そして介護施設や後見人制度など、
まだまだ勉強しないといけない分野が目白押しですが、
それだけに興味は尽きません。

さらに精進して、相続の分野を突き詰めていきたいと
思っているところです。

生命保険に限らず、相続に関することで気になることが
あれば、お気軽に石野までご連絡ください。

By キーストーン | 公開日:2014年6月6日| パーマリンク

2014年6月20日【第100号】感情のトラブルを解消してくれる魔法の質問

■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□
【ライフナビ通信
第100号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2014年6月20日>

☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【感情のトラブルを解消してくれる魔法の質問】
◎編集後記
☆______________________★

========================
◎今日のテーマ
【感情のトラブルを解消してくれる魔法の質問】
========================

こんにちは。
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

先週から始まったワールドカップブラジル大会。

地球の裏側でのサッカーの祭典に寝不足気味の方も
多いのではないでしょうか?

初戦のコートジボワール戦、悔しい結果でしたね。

試合の展開が、後半の相手主力選手の交代から
大きく変わったようでした。

緊張の糸が張りつめた大舞台での勝負事というのは、
その場の空気感というか、試合の流れをつかめるか
どうかが雌雄を決する分かれ目のような気がします。

2戦目のギリシャ戦の結果も惜しくもドロー。

3戦目のコロンビア戦に向けて、結果はどうあれ、
選手のみんなには、悔いなく力を出し尽くせたと
思えるように頑張ってもらいたいですね。

さて、今回のメルマガは、人間関係その他ストレスが
かかるような状況で、どのように展開を打開していくか
ということについて、お伝えしたいと思います。

題して、
【感情のトラブルを解消してくれる魔法の質問】

それでは、どうぞ。

■人生のなかで、今までまったくストレスなく生きてきたと
いう人など、まずいないはず。

それが人間関係の問題であったり、何かの理由で大きな
ストレスがかかる状況であったり、悩みの質はそれぞれ
違うかもしれませんが、その場から逃げ出したいと思う
ような経験をしてきた人も多いのではないでしょうか?

しかし、そのストレスの本質的な問題は、各人の心の
あり方によるものだと心理学的には言われています。

■たとえば、あなたがワールドカップの日本代表選手
だったとします。

あり得ない話かも知れませんが、ちょっと想像してみて
ください。

何万人もの観衆の前で、ピッチに立っているあなたは、
試合開始直前に、どんなことを考えるでしょう?

■「もし、自分がこの試合でミスをしたらどうしよう。」

と、プレッシャーを感じてしまう。

それとも、自分がシュートを決めているシーンをイメージ
し、自分を鼓舞して比較的リラックスした状態に身を置い
ている。

■とても極端な二者択一の質問ですが、このふたつの
心の状態が、結果に及ぼす影響がおのずと違ってくる
ということは、容易に想像がつくと思います。

実は、このふたつ、心理学の一種であるNLPという理論
でいうと、心の状態のスイッチの入れ方がまるで違って
いるということなのです。

このNLPという理論、とても興味深い内容なので、
山崎啓支氏が書いた「ほんとうに役立つNLP」という
本を参考に少し解説させていただきます。

■上の例で、試合でミスしたらどうしようとストレスを
感じている自分は、アソシエイトの状態と言って、
当事者としての感覚に浸ってしまい、視野が狭くなり
自己コントロールを失う傾向が強いようです。

これに対し、シュートを決めているシーンをイメージして
いる自分というのは、ディソシエイトの状態と言って、
自己を客観視し、広い視野を持ち、ストレスから解放され
やすい状況であるので、良い結果が得られやすい傾向に
あるようです。

そういえば、試合前にイメージトレーニングをしている
選手をよく見かけますが、あれは自分を客観視して
ストレスから解放する手段だったのですね。

■そういうことを知っていると、いろんなことにも
応用が効いてきます。

実は私、数年前から厄介な問題が起こるたびに
ある質問を自分に投げかけるようにしています。

それは、どんな質問かと言うと、「今起こっている状況は、
自分に何を学ばせようとしてくれているのだろうか?」
というもの。

■以前の自分であれば、大きな問題が起これば感情が乱れ
て、良い対処法を見出すことが難しかったのですが、

この質問をするようになって、問題を前向きに捉えられる
ようになり、問題が起こっても、事なきを得るケースが
多くなったと思います。

今起こっている自分の状況を客観視して、冷静にものごと
を対処するのと、感情に囚われてものごとを対処する
のでは、結果も大きく変わってくるように思います。

人生の様々な節目で起こってくる多種多様な問題に
どのような心持ちで対処するか、とても重要なことだと
思います。

■特に人間関係に悩んで、強いストレスを感じているとき
などには、この質問はかなり効果を発揮してくれます。

「今起こっている状況は、自分に何を学ばせようとして
くれているのだろうか?」

一度だまされたと思って、試してみてください。

きっと、心の負担が少しは軽くなると思いますので。

ということで、本日はこの辺で。

次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。

========================
◎【編集後記】
========================

相続の相談をさせていただいて、一定の割合で出てくる
のが、人間関係のトラブル。

親族間の相続問題は、骨肉の争いと言われるように
問題の質が根深いことが多いです。

そんなとき、さすがに相談者の方に、「今起こっている
状況は、あなたに何を学ばせようとしてくれていると思い
ますか?」とは、訊けません。

まずは、相談者の感情的なストレスの部分をしっかり
受け止め、思いのたけを吐き出していただくことが、
大事なステップだと言えます。

その次に私がよくさせていただく質問は、「あなたの
お気持ちは本当によくわかりますが、同時に相手の
方は今どんな気持ちでいると思いますか?」と、立場
を変えた視点で考えていただくようにしています。

すると、今まで感情的に話される傾向が強かったのが、
客観的な視点が入るようになり、問題点の整理がしや
すくなり、問題解決に向けての方向性が見いだせる
ケースが増えてきます。

人間関係の機微というのも、立場を変えてちょっと
俯瞰してみることで、モヤモヤとしたストレスが軽く
なり、ある程度ストレスから解放されるようですね。

By キーストーン | 公開日:2014年6月20日| パーマリンク

2014年7月4日【第101号】コンサルタントは、胡散臭い職業なのか?

■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□
【ライフナビ通信 第101号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2014年7月4日>

☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【コンサルタントは、胡散臭い職業なのか?】
◎編集後記
☆______________________★

========================
◎今日のテーマ
【コンサルタントは、胡散臭い職業なのか?】
========================

こんにちは。
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

そろそろ夏本番に向かう7月。

2014年も半年が終わり、後半がスタートしました。

ここのところ、世の中の流れが速いので、わたしは今年から
4半期ごとに自分なりのテーマを設けて活動しています。

小説で言えば、「起・承・転・結」の4章構成のような感じ
なんですが。

そういう意味で言うと7月から9月は、第3クォーターの
「転」の章。

今までの出来事が、いろんな意味で転がり始める時期に
差し掛かってきてるという実感がしています。

実は、今日と明後日は、4月から私が講師を務めている4回
シリーズの「相続資産コンサルタント養成講座」の最終回を
大阪と東京で開催することになっています。

受講者は、大阪・東京会場に直接来てくれている人とWebで
聴講する全国のFPのメンバーで100名以上。

今回のこの講座。

当初は、実験的に開催しようと思ったものだったので、
大阪と東京の会場で40~50名も集まれば御の字とタカを
くくっていたのですが、反響の大きさに私自身驚いています。

この講座も回を重ねるごとに受講生から、「実際に相続相談
の場面で成果がでています」と、うれしい報告を受ける機会
が増え、「相続」というテーマがいかに時代の要請にマッチ
したものかということを今さらながらに強く感じています。

ということで、そろそろ本題に入りますが、今回は
「コンサルタント」という職業のイメージと実際の仕事の
内容について、触れてみたいと思います。

題して、
【コンサルタントは、胡散臭い職業なのか?】

それでは、どうぞ。

■みなさんは、初対面の人と名刺交換をして、その人の名刺
に「コンサルタント」という肩書きが入っていたとすると、
どんな印象を持たれるでしょうか?

なんだか立派な仕事をされている人なんだろうと、肯定的な
印象を持つでしょうか。

それとも、ちょっと胡散臭い人なんじゃないだろうかと、
どちらかというと警戒心を持つでしょうか。

■もちろん、初対面で会った時のその人の印象というは、
肩書きだけで判断できるものではありませんが、少なくとも
私は、後者の「胡散臭い」という偏見で「コンサルタント」
という肩書を見てしまうきらいがあります。

かく言う私の名刺を見てみると、肩書きこそ、「代表取締役」
となってはいますが、社名は
「株式会社キーストーンFPコンサルタンツ」と、ご丁寧に
「コンサルタント」の複数形の標記がされています。

自分では、「コンサルタント」という職業に偏見を持って
いると言っておきながら、自分の会社に「コンサルタンツ」
という名前を付しているという自己矛盾。

■なんともお恥ずかしい話ではありますが、「コンサルタント」
という語感には、それだけ「よくわからない仕事」という印象
がついてまわっているのではないかと思っています。

コンサルタントの仕事がよくわからないと思わせてしまう理由
は、仕事の成果が見えにくく、支払う費用に見合った顧客満足が
得られないケースが散見されるという点にあります。

そういう意味で、コンサルタントの価値は、いかに顧客から
満足度の高い評価がいただけるかが勝負になります。

■では、コンサルタントが、顧客から満足度を得られるかどうか
の分かれ目になるのは、どこにあるのでしょうか?

辞書には、「コンサルタントとは、顧客からの依頼を受け、
顧客の抱える課題を把握・分析し、そのための解決策を提案し
その提案の導入・運用・実施支援を行う職業のこと」とあります。

私が思うに、コンサルタントが顧客満足を得られるかどうかの
最大のポイントは、顧客の抱える課題を的確に把握・分析
できているかどうかにかかっているように思います。

■逆に言うと、コンサルタントが、顧客満足を得られない原因
は顧客の状況把握ができきっていない状態で解決策をミスリード
してしまうこと。

顧客の本質的な悩みやお困りごとが、顧客とコンサルタントの
間で共有できていないうちに解決策を提案したとしても、
顧客としては消化不良を起こしてしまい、今ひとつ解決案を
受け入れる気持ちにはなれない。

偉そうなことを書いていますが、実は私もこんな過ちを過去に
何度か経験して、そのたびに反省することもしばしばでした。

■一方、顧客から様々な話を聞ききれて、顧客の方から
「おかげで頭の整理ができました」と言っていただけるときは、
むしろ課題解決の提案もすんなり受け入れてもらえ、顧客との
信頼関係も非常に高まっているように感じます。

こんな時は、顧客満足ということもさることながら、自分自身の
満足感が得られる瞬間であるとも言えます。

でも、相続に限らず様々な場面でFP相談をさせていただいて
感じることは、「答えはすべて顧客のなかにある」ということです。

■私たちは、あくまでお客様の潜在的な不安や悩み事を質問に
よって整理して差し上げることで、自分で解決すべき方向性を
見つける手助けをしているに過ぎないと感じています。

「コンサルタント」という肩書きをつけるかどうかは別にして、
お客様のお困りごとを解決する仕事と言うのは、みんな
そういう側面を持っているのではないでしょうか?

ということで、本日はこの辺で。

次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。

========================
◎【編集後記】
========================

今回は、「コンサルタント」という職業について、考えて
みましたが、私自身も人生上の悩みごとは尽きません。

そんな時、頼りにするのは、人生の先輩や各業界の専門家や
スピリチャリストの人たちだったりします。

でも、よく考えてみると、相談しているようにみえて、実は
話しているうちに自分のなかで答えを見つけ出そうとして
いるのかも知れません。

「すべての答えは、自分のなかにある」ということを最近
つくづく考えるようになった今日この頃です。

By キーストーン | 公開日:2014年7月4日| パーマリンク

2014年7月18日【第102号】一見真逆と思える情報から何を読み取るか

■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□
【ライフナビ通信 第102号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2014年7月18日>

☆______________________★
目次
◎今日のテーマ
【一見真逆と思える情報から何を読み取るか】
◎編集後記
☆______________________★
========================
◎今日のテーマ
【一見真逆と思える情報から何を読み取るか】
========================

こんにちは。
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。

先週末から週明けにかけて、とある金融機関の研修旅行で
5日ほど海外に出かけていたのですが、帰国の関西空港で
夏の訪れを感じることがありました。

ジィージイージィーと鳴く蝉しぐれ。

そう言えば私、海外で蝉しぐれを聞いたことがありません。

蝉しぐれと言うのは、日本特有の夏の気配を感じさせて
くれる風物詩なんでしょうね。

さて、今回の海外での日程は、比較的自由時間が多かった
ので、本を数冊買いこんで、機中とホテルで読書三昧の
時間を過ごしておりました。

その中の2冊の本が、とても対照的なものだったので、
今回はその内容について、少し触れてみたいと思います。

題して、
【一見真逆と思われる情報から何を読み取るか】

それでは、どうぞ。
■先週、お客様とFP相談をさせていただいているときに
お客様が、不意にこんな話を切り出されました。

「最近、藤巻健史さんの『迫り来る日本経済の崩壊』という
本を読んだのですが、これからの日本はほんとうに大丈夫
なのでしょうか?」

藤巻氏の本については、このメルマガでも過去に紹介させ
ていただいたことがあったのですが、この本はまだ私も
読んでいなかったので、早々に読ませていただいて私なり
の意見をお伝えさせていただきますと言って、その場の
話は切り上げさせていただきました。
■そして、その翌々日。

話は変わって、弊社が取り扱いを始めた投資信託の担当
ファンドマネージャーT氏を招いて商品勉強会をした折の話。

このファンドマネージャーの投資・運用、そして金融全般の
見識の高さに感銘を受けた私は、思わず次のような質問を
してみました。
■「最近の金融に関する本で、Tさんが読んでお勧めの本が
あれば、ご紹介いただけませんか?」

そこでT氏、しばし考えたうえで、

「そうですね。私が注目している人で言うと、金融アナリスト
としても定評があり、シティグループ証券副会長でもある
藤田勉さんなんですが、その人の近著『2020世界のマネー
は東京に向かう!』という本はお勧めです。」
との答え。
■というわけで、T氏との面談後、上記2冊と何冊かの本を
まとめ買いをして、旅行に携えて行ったという次第です。

ここでは、上記2冊以外の本の言及は避けるとして、この
2冊の本に絞って少し内容に触れてみたいと思います。

かたや、元金融ディーラーでジョージ・ソロス氏の
アドバイザーも務めたことがあるという、現参議院議員
藤巻健史氏が書いた『迫り来る日本経済の崩壊』(幻冬舎)
という本。

そして、もうひとつは、日経アナリストランキング日本株
ストラテジスト部門5年連続1位の実績を持った藤田勉氏が
書いた『2020世界のマネーは東京に向かう』(毎日新聞社)
という本。
■お二方とも金融の世界では、かなり名をあげた実績の持ち主
ですが、今後の日本経済に対する見解で言うと、真逆の考えを
お持ちのように見えます。

このまま赤字国債を発行し続けて、国の累積赤字を増やし続け
れば、財政破綻しないわけがないとまで言い切る藤巻健史氏に
対し、オリンピックとアベノミクス効果で世界のお金が日本株や
東京の不動産に集まり、経済は成長していくという藤田勉氏。

どちらの本を読んでも、とても説得力のある論拠が示されて
いるので、どちらの言葉を信じて、自分たちがどんな行動を
とるべきか、とても判断に迷ってしまいます。
■一見相反するふたつの意見。

それぞれの意見をどのように解釈して、自分たちの行動に
つなげていけば、良いのでしょうか?

私なりの見方としては、まず両者の共通項を探ってみて、
そこから見えてくるものを手掛かりに行動の仮説を立てる
ということ。
■具体的には、藤巻氏の財政破綻説で想定されることは
ハイパーインフレによる超円安であり、藤田氏の説も世界的な
カネ余り現象のなか、円安を基調とした日本へのマネーの流入
という構造があると考えられます。

そういう意味では、今後自分たちの資産を守っていく有効な
手立てとしては、将来にわたる円安に備えるという意味で、
円だけで資産を持つのではなく、ある程度通貨分散も心がけて
おく必要があるのではないかということです。

実際、藤巻氏も結論で資産を防衛するには世界で強い存在感を
示している米ドルを持つことを勧めています。
■このふたつの本を読んで、「円資産から外貨資産へ一定比率
ポートフォリオを組み替えること」に結論付けるのは、いささか
論理が飛躍しすぎているかも知れません。

しかし、様々な情報が交錯する中で、今世の中でどんなことが
起こっており、それに対して自分がどのように対処する方策を
持つべきなのかという仮説を持っておくことは、とても重要な
ことだと思います。

これからの時代、いつ何時、何が起こっても決して不思議では
ない流れにあると個人的には感じています。
■実は、1年ほど前にも日本経済、そして世界の動きについて、
このメルマガでお伝えしたことがありました。

前回は、2号にわたってもう少し突っ込んだ記述をしています。

もし、お時間が許すようであれば、参考にしていただければ
幸いです。

【第74号】アベノミクスはどこに向かっていくのか?
http://www.kanameishi.com/blog/mailmag/action/1719.html

【第75号】仕掛けられたバブルが日本を襲う
http://www.kanameishi.com/blog/mailmag/action/1725.html
ということで、本日はこの辺で。

次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。
========================
◎【編集後記】
========================

前回号のこのメルマガで、コンサルタントの仕事について
触れさせていただきましたが、先日10年来の友人であり
経営コンサルタントをしている和仁達也さんから、久しぶり
にメールをいただきました。

和仁さんとは、ある経営者の勉強会で1年ほど一緒に
学ばせていただいた仲ですが、頭脳明晰で誠実な人柄、
コンサルタントとしての能力、人格共にとても尊敬して
いる方です。

その和仁さんが、自身10冊目となる新刊を上梓された
とのこと。

本の題名は、
『決定版 年間報酬3000万円超えが10年続く
コンサルタントの教科書』(かんき出版)

和仁さんは、この市場はそれを望んでいる潜在顧客は
たくさんいるにも関わらず、サービス提供できるコンサル
タントが未だ少ないため、同志を増やすことでそのマーケ
ットを広げたいと考え、この本を執筆されたそうです。

また、今回特別に7月16日~25日までの10日間、
出版記念キャンペーンとして、この期間にAmazonや書店で
購入された方に、3時間のセミナー動画

「価格競争に巻き込まれず 高額報酬で契約が5年以上
続くコンサルティング・ビジネスの着眼点」

を無料プレゼントしていただけるそうです。

詳細はこちらです→ http://wani-mc.com/consulcam

私も早速この本を読ませていただきましたが、同じ志を
持つ仲間でともに成長していきたいという和仁さんの想い
にとても共感を覚えました。

よろしければ、ぜひこの本をお手に取ってご覧ください。

By キーストーン | 公開日:2014年7月18日| パーマリンク
Page 10 of 19« First...«89101112»...Last »
  • キーストーンメールマガジン

    「キーストーン通信」

    相続や事業承継対策をお考えの方に知っていただきたいテーマを取り上げ、税理士・司法書士がわかりやすく解説しています。
    月1回お届けします。

    購読を申し込む

    バックナンバーはこちら

    • キーストーン相続相談専門サイト
    • セミナー・研修開催案内
    • メディア
    • マネジメントゲーム(MG®)研修
  • 最近のエントリー

    • 【キーストーン通信2023年4月号】 令和5年度税制改正のポイント解説
    • 【キーストーン通信 2023年3月号】 相続時に爆発する「怪しい預金」の実態
    • 【キーストーン通信 2023年2月号】 相続税の延納制度
    • 【キーストーン通信2023年1月号】「誰にも頼めない」お葬式や 残った荷物の整理
    • 【キーストーン通信2022年12月号】原則的評価が適用できない財産評価

ページの先頭へ

  • ホーム
  • 事業承継対策
  • 相続対策
  • ライフプランニング
  • パートナーネットワーク
  • 会社情報
    • 会社概要
    • Keystone Philosophy
    • 代表&スタッフ紹介
  • お問い合わせ
  • ライフナビ通信
  • What's New
  • 初めてのお客様
  • キーストーンのお客様
  • キーストーンメールマガジン
    • 購読の申し込み
    • バックナンバー
  • セミナー
  • メディア
  • メッセージ
  • 用語集
  • 個人情報保護方針・勧誘方針

株式会社キーストーンFPコンサルタンツ・株式会社キーストーン

〒531-0072 大阪府大阪市北区豊崎3-9-7 いずみビル5階 TEL:0120-140-439 FAX:06-4802-1141

Copyright (C) KEYSTONE CO,.LTD. All Rights Reserved.