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【ライフナビ通信 第94号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
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目次
◎今日のテーマ
【夫婦円満にはそれなりのワケがある】
◎編集後記
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◎今日のテーマ
【夫婦円満にはそれなりのワケがある】
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こんにちは。
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。
今日は春分の日。
三連休ということで、行楽地に出かけられている方も
多いのではないでしょうか?
春の陽気に誘われて。
実は私、先週末一足先に家内と京都に行っておりました。
向かったのは、京都の定番中の定番である
八坂神社⇒円山公園⇒石塀小路⇒花見小路⇒祇園
というコースで、つかの間の散策を楽しんだのですが、
やっぱり京都は良いですね。
ちょうど、3月14日(金)からあさっての23日(日)まで、
「京都花灯路」というイベントを東山界隈でやっているの
ですが、幻想的でしっぽりとした京都風情を家内と二人
で堪能して参りました。
この話の続きは編集後記で少しさせていただくとして、
さて、そろそろ今日の本題を。
ここのところ、投資やお金に関する少し硬い話が続いた
ので、今回はちょっと柔らかめの話をさせていただこう
と思います。
題して、
【夫婦円満にはそれなりのワケがある】
それでは、どうぞ。
■本日は、最近弊社と提携させていただくことになった
損保代理店のとあるご夫妻についてのお話をさせて
いただこうと思います。
夫婦仲がとても良く、それでいてお二人ともプロ意識が
高く、損保案件に関しては安心してご紹介できる代理店
さんなのです。
大阪市内で有限会社中央保険センターという損保代理店
を経営されている水田悦子さん和也さんご夫妻。
■悦子さんのお父様が創業された代理店を受け継ぎ、
現在はご夫婦で日夜仕事に励んでおられます。
「損保代理店というのは、いつ何時お客様が事故に逢うか
わからないので、24時間体制でいつでも事故現場に向か
える体制をとっています」と笑顔で話すご主人の和也さん。
夜になって、お酒を飲むときもどちらかは、お酒は飲まず
にいつでも車を出せるようにしているという徹底ぶりには
頭が下がります。
■話は変わりますが、先日弊社のお客様である病院の院長
から困った様子でこんな電話が入りました。
「先日、自動車事故を起こしてしまったのだが、搭乗者の
条件が契約と違っていたために保険会社は、保険金は
出せないの一点張りで、事故相手の示談対応も取り合っ
てくれない。」
「事故相手と交渉するのに何かいい知恵はないだろうか」
■弊社が生命保険を扱っているので、損保もやっている
だろうと思って、このようなご連絡をいただくことが
あります。
弊社では数年前に生命保険と資産形成に関するFP事業に
専門性を深めていくため損保は積極的に扱わない方針を
立てたため、こんなお問い合わせをいただいても
これまではお役に立てない状況でした。
水田さんご夫妻に相談するには、少し気が引けるところ
もあったのですが、思い切って和也さんに相談することに
してみました。
■「それはさぞかしお困りでしょうね。私が事故相手の方と
交渉してみましょうか」
ただでさえ厄介だと思える損保事故の示談交渉で、保険金
も出ないという案件で担当でもない水田さんが交渉に関わっ
てくれるとは。
通常では、ありえない申し出に有り難い気持ちで院長先生
におつなぎすると、もちろん院長先生は是非お願いしたい
とのご返答。
■それ以後のことの成り行きは、個人情報に関わることでも
あり、弊社ではタッチしませんでしたが、ほどなく示談が
ほぼまとまったという報告を水田さんから受けました。
あまりの手際の良さと、首尾よく双方が納得いく方向に
導けたことに何か秘訣はあるのですかと尋ねると、
水田さんから返ってきた答えは、
「交渉相手の方に最初に出来ることと出来ないことを
ハッキリ伝えて、あとは誠意をもって話をさせていただく
だけです」と、こともなげにやはり笑顔で話されました。
■今回の水田さんの対応に院長先生が喜んでいただけた
ことは、言うまでもありません。
ちょうど、法人で所有している数台の車の保険が更新を
迎えるタイミングだったので、その自動車保険はすべて
水田さんに任されたとのこと。
その一件に相前後して、なぜか弊社にお問い合わせを
いただく損保の案件が増えており、それらの話はすべて
水田さんご夫妻に紹介させていただくようにしています。
■このような仕事ぶりのため、水田さんご夫妻が経営する
損保代理店はどんどん紹介が舞い込み、経営は非常に順調な
様子なのですが、私の経験上仕事が忙しくなればなるほど、
家庭内のストレスが溜まり、夫婦仲が微妙な関係になる
ところも多いようです。
ところが、水田さんご夫妻に関しては、そんな様子は
感じられず、夫婦円満そのものという雰囲気が、お二人を
見ていると自然に伝わってきます。
そのワケを私なりに知りたいと思って、ご主人の和也さん
に色々話を聞いてみたのですが、なんとなくその理由が
わかったような気がしました。
■ご主人の和也さんは非常にマメな方で、人が喜ぶことを
して差し上げることが、自分の喜びであると感じられる
とても素晴らしい性格であること。
この性格は、お客様への気配りもさることながら、
奥様へも長年変わらずに向けられているようです。
結婚するまでイタリアンの料理人だった和也さんは、毎日の
夕食の支度は買い物も含めて、すべてご主人の役割として
やっているそうで、夕食後はまた仕事に戻ることもしばしば
であるとのこと。
■もちろん、それ以外の様々なことは夫婦で分担されて
いるようですが、ただでさえ忙しい仕事をこなしながら、
夕食の支度を奥様のために作られている姿を想像するだけ
でも夫婦が円満になる秘訣が見えてきたような気がしました。
水田さんご夫妻はまだお若いですが、夫婦も熟年期に入ると
老後の生活に向けて、円満な日々を送れるようにお互いへの
心遣いがとても大切だということを最近特に感じています。
そのためには、夫から妻へ、もしくは妻から夫へ、日頃の
感謝やねぎらいが言葉や態度にあらわれているかどうかが、
とても重要なポイントになるかもしれませんね。
いや、これは何も夫婦間の人間関係だけに言えることでは
ないようにも思いますが、いかがでしょうか?
ということで、本日のところはこの辺で。
では、次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。
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◎【編集後記】
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先週末に家内と京都に行ってきた目的はというと、月に1度
を目標にしている二人で外食をするというささやかな贅沢を
果たすため。
水田さんのように自分で夕飯を作るという芸当は、私には
到底できそうにないので、外食で許してもらっています。
家内が友人からの口コミで知った祇園にある和風フレンチ
のお店。
「祇園おくむら」というお店でしたが、ゆったりとした時間と
美味しい食事を味わうことが出来ました。
毎年、正月に家内と月に1度は外食をしようと言っては、
1回きりで終わって、家内に呆れられているのですが、
今年はまずは3月まで続いています。
三日坊主ならぬ、三か月坊主にならぬよう、来月も家内の
奥さんネットワークの口コミ情報を頼りに新規開拓をしようと
思っています。
2014年3月7日【第93号】投資の世界で負けない秘策があるとしたら?
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【ライフナビ通信 第93号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
■□■□■□■□■□■□■□<2014年3月7日>
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目次
◎今日のテーマ
【投資の世界で負けない秘策があるとしたら?】
◎編集後記
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◎今日のテーマ
【投資の世界で負けない秘策があるとしたら?】
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こんにちは。
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。
3月と言えば、確定申告や多くの企業の決算月と何かと
慌ただしい時期ですね。
まだ、少し肌寒さが残りますが、日増しに春の気配が感じ
られる今日この頃。
巷では、ビットコインなるものの消失問題が騒動になって
いますが、金融の世界の仮想と現実。
この世界に携わる人間として、実態を伴ったわかりやすい
情報を提供する責任と重要性をあらためて感じています。
特に投資や運用といった話は、お客様の大切な資産に関わ
るものですので、慎重にお伝えしなければなりません。
投資を「儲け話」として話をするか「資産形成の合理的手法」
として話をするかで、大きくスタンスが変わってきます。
そこには、投資という言葉が持つ心理的な要素も含めて
考える必要があると思います。
ということで、そろそろ今日の本題を。
本日は、前々回のこのメルマガで取り上げた投資の世界の
「負けない戦術」についてのお話をしたいと思います。
題して、
【投資の世界で負けない秘策があるとしたら?】
それでは、どうぞ。
■投資の世界で一代で名を成したウォーレン・バフェット氏
はあまりにも有名ですが、みなさんはピーター・リンチ氏と
いう人をご存知でしょうか?
彼はアメリカで伝説のファンドマネージャーと謳われた人で、
フィディリティの株式投資信託「マゼラン・ファンド」の
運用を担当し、驚異的なリターンを挙げました。
当初2,000万ドルだった預かり資産を1977年から
90年の13年間で140億ドルと、なんと700倍にまで
押し上げ、基準価格でも約25倍にまで成長させたのです。
■ただ、興味深い話はこれからで、13年で25倍の価格に
高騰したファンドなので、さぞかし多くの人が儲けただろう
と思いきや、事実はそうではありませんでした。
このファンドで儲かったのは、たった2割の人で残りの
8割は負けてしまったというから、不思議なものです。
そこに一体どういうカラクリがあったのでしょうか?
■答えは単純明快。
負けた人は、買った時より売った時の方が価格が低かった
ということだけなのです。
13年間高騰を続けたマゼラン・ファンドも一本調子で
上がり続けたわけではなく、相場に応じて上げたり下げたり
を繰り返して長期的には大きく上昇しましたが、それでも
相場に負けた人の方が圧倒的に多かった。
■人間の心理というのは、相場では損をするようにできて
いるという定説があり、実際多くの人が投資で失敗して
います。
人間誰しも損はしたくないという心理が働き、損切りの
判断が遅れがちになり、一方で利益は確実に手に入れたい
ので早めに手仕舞いをして利益を確定したがる傾向がある
ようです。
この心理ギャップの差が8対2のアンバランスを生み、
結果的には、多くの人が相場で損失を被ってしまう。
■また、投資の世界で多くの人が結果的に負けてしまう
要因がもう一つあります。
投資で百戦百勝はあり得ません。たとえ99連勝していた
としても、最後の1戦で大負けを喫したら結果的に負けて
しまうことが往々にして起こるということです。
投資とギャンブルは似たような性質があり、勝てば勝つほど
負ける気がしなくなり、投資額が膨らんでいき、どこかの
タイミングで相場が暴落すると、最終的に大損失を被って
しまう。
■1985年の初版以来、投資家のバイブルとして読み継がれ
ているチャールズ・エリス氏の名著「敗者のゲーム」。
この本のなかでエリス氏は、上述したような「敗者のゲーム」
を繰り返す投資家に対して、敗者にならないための秘策を
伝えています。
それはどんなことかというと、
人生の終盤で成功するために時間を味方につけ、市場の
相場に連動するようなインデックスファンドなどで長期分散
投資を行ない、投資で負ける可能性を最大限に減らしなさい
という考え方なのです。
■一般的には、投資で儲ける=勝つ投資という風に投資を
捉えがちですが、エリス氏は負けない投資に徹して失策を
防ぎながら、資産を形成していくことに重点を置いています。
長期分散投資を行なうことで、インフレリスクに対抗し、
老後に備えるという手法は、我々FPが推奨する資産形成
の考え方と基本的に同じです。
積立型でコツコツ長期国際分散投資をすることは、今や投資
の王道と言われています。
■実際、私も以前から積立型の長期分散投資を行なっており、
一定の成果が上がっています。
自分がやっているからということで、お勧めするということ
でもありませんが、資産形成の第一歩はやはり積み立て投資
がとても有効だと思います。
ただ、私は最近それ以外の「負けない投資」について、他に
大変注目しているものがあります。
その話も今日させていただきたいのですが、文字数の都合で
日を改めて、次回以降とさせていただきます。
ということで、本日のところはこの辺で。
では、次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。
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◎【編集後記】
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春になると、なぜか何かを始めたくなる心理が働くものなの
ですね。
実は私、来週あたりからいくつかのセミナー企画を始める
ことにしています。
来週はある社団法人さんと共同で「終活セミナー」を2本。
また、4月に入ればFP向けに「相続コンサル養成講座」の
全4回シリーズを大阪と東京で開催します。
それと昨年からの引き続きで、とある企業様との共催で
「相続セミナー」も継続開催が決まっています。
できれば、弊社セミナールームを使って、みなさま向けに
FPセミナーも再開させていただきたいと思っています。
内容や日程が決まれば、このメルマガでもご案内させて
いただきますので、よろしければご参加くださいね。