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■キーストーン通信(2025年4月号~)
20年にわたり入院や手術をされた時の給付金請求やお亡くなりになった時の保険金請求など、生命保険に関わる手続きのお手伝いをしてきたスタッフが、「現場を知るからこそ伝えられる情報」をお届けしています。
また様々なジャンルの書籍を1冊取り上げ、日々を豊かにしてくれることばをご紹介しています。
■キーストーン通信(2020年4月号~2025年3月号)
相続や事業承継対策をお考えの方に知っていただきたいテーマを取り上げ、税理士・司法書士がわかりやすく解説しています。
執筆いただいているのは、相続・事業承継案件を数多く手がけ現場を知り尽くしている先生方です。
Goofice税理士法人 会長 岡田 隆先生
Goofice税理士法人 社員税理士 戸﨑 健志先生
※2025年10月1日 愛和税理士法人から社名変更
杠(ゆずりは)グループ 代表/司法書士 川原田 慶太先生
※2022年10月、司法書士法人おおさか法務事務所から、
杠司法書士法人及び司法書士法人ゆずりは後見センターへ改組しました。
■ライフナビ通信
事業承継・相続対策・ライフプランニングにまつわるお話し、その時々に思うこと・感じること・伝えたいことを各人のことばで綴っています。
2010年10月創刊号から2018年7月までは代表石野が、以降はコンサルタントやスタッフが持ち回りで執筆しました。










2025年6月20日【キーストーン通信2025年6月号】契約者のご家族が生命保険の契約内容を 知る方法
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【キーストーン通信 2025年6月号】
契約者のご家族が生命保険の契約内容を知る方法
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1985年8月、兵庫県加古川市にカウンター10席の炭火焼き鳥居酒屋が
オープンしました。
トリドール3番館。いかにも「3店舗目」という感じですが・・・
キーストーンメールマガジン編集担当野田です。
このお店、第1号店なんです。「こんなお店を3軒持ちたい」の
願いを込めた店名。自分で書いた看板は今でも本社に飾っているそうです。
その本社とは?
トリドールホールディングス。
製麺する職人の姿と麺を切る音。毎日ひいているだしの香り。ずらりと並ぶ
揚げたての天ぷら。五感に訴える臨場感で「うどんの楽しみ方」の選択肢を
広げてくれた丸亀製麺をはじめ、国内で11ブランド、世界28の国と地域で
約20の飲食ブランドを展開。
店舗数は国内外あわせて1,979。東証プライムに上場し、年間売上収益
約2,300億円超(2024年6月時点)。
その始まりが冒頭のお店だったのです。
今回は株式会社トリドールホールディングス代表取締役社長兼CEO
栗田貴也著「感動体験で外食を変える」からご紹介させていただきます。
創業当初の「トリドール3番館」には閑古鳥が鳴いており、
3店舗どころか1店舗を続けていけるかどうかもわからない有り様。
「この苦労が忘れられず、私には今でも『焼き鳥屋のおやじ』マインドが
染み付いています」
「閑古鳥が鳴く店で過ごす辛さはいつまでも記憶に残っていて、いまだに
その頃の夢を見ることがあります」と同著で語っています。
一方でこうも言っています。
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しかし、創業期に「どうしたらお客様に来ていただけるか」を死に物狂いで
考えたからこそ、手間暇かかってもお客様に来ていただくことが一番大切だ
という、トリドールの発展を支える価値観が醸成されました。
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栗田貴也著「感動体験で外食を変える」より
栗田氏はトリドールがここまで大きくなった理由を2つ挙げています。
1つは「感動」という体験価値を中心に据え、チェーン化してもその根幹を
変えなかったこと。丸亀製麺は必ず店舗で製麺し、打ち立て・茹でたてを
提供。非効率であっても作り置きもしない。これは1号店から現在に至る
まで変わりません。
もう1つは「人」。「人を感動させられるのは人に他ならない」という信念
のもと、丸亀製麺は調理も接客も自動化しない。省人化が進む現代において
逆に各店舗に手厚くスタッフを配置。長期にわたって働く社員やパート、
アルバイトの方を増やし、その地域で愛される店を一緒に作っていく。
後半では、丸亀製麺誕生秘話をご紹介します。
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◎生命保険の現場から
~契約者のご家族が生命保険の契約内容を知る方法~
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このコーナーも野田が担当させていただきます。
個人情報保護の観点から、生命保険会社では契約者本人以外の方からの
問い合わせ、例えば
「契約内容を教えてほしい」
「手続き書類を送ってほしい」
とお願いしても一切対応してくれません。
正確には「対応してくれませんでした」。今は多くの保険会社で
上記レベルであれば対応してくれるようになっています。
それが「家族登録制度」です。
※生命保険会社によって多少名前が違います。
これは、契約者が事前に家族の連絡先等を生命保険会社に登録しておく制度です。
登録された家族であれば、契約内容の照会や各種請求書類の取寄せができる
ようになります。
ただし、契約者に代って入院・手術の給付請求や解約等の手続きを
行うことはできません。この点は注意が必要です。
手続きはできないものの、離れて暮らすご両親のご契約状況をお子様がいつでも
把握できる状態にしておけば、「いざ」という時に保障内容を迅速に知ることが
できます。お子様だけでなくご両親も安心できます。
多くの生命保険会社が本制度に対応しており、弊社もご契約時に登録できる
場合はその時に、お話しする機会があれば手続きさせていただく等、
積極的にご登録をお勧めしています。
家族登録する際のご留意点を2つお伝えします。
●契約者が登録する家族から事前に同意を得ることが必要
●登録できる家族の範囲は「配偶者や3親等以内の親族」等の条件があり、
生命保険会社によって異なる
「私、家族登録してたっけ?」
「契約している保険会社は家族登録できるの?」
などご不明な点がございましたら、下記までご連絡ください。
(生命保険代理店) 株式会社シードコンサルティング大阪オフィス
TEL:06-4802-1192
※本年3月1日よりキーストーンスタッフは、生命保険代理店業務を
「株式会社シードコンサルティング」として行っております。
上記にご連絡いただければ、これまで通りキーストーンスタッフが
対応させていただきます。どうぞご安心ください。
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◎丸亀製麺らしさに欠かせない「非効率」
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閑古鳥が鳴いていた焼き鳥屋ですが、お客様に来ていただくための取組みが
功を奏して人気店となり、店舗数も増え、「ファミリー焼き鳥居酒屋とりどーる」
という業態を確立。更なる事業拡大のために上場を目指すまでになります。
そんな時に訪れた香川のうどん製麺所で栗田氏は衝撃を受けます。
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中に入ってみると、打ち立てのうどんを釜で湯がいて、どんぶりに入れてくれる。
小屋のような簡素な建物に立ち込める湯気。小麦粉の香り。
その臨場感に圧倒されました。
出てきたうどんは、しょうゆをまわしかけて食べるシンプルなもの。
トッピングは薬味が少しあるだけ。それが製麺所の雰囲気も相まって、
えらくおいしく感じるのです。周りの方々も、すごく楽しそうにしています。
食べながら「これはどういうことなのだろう」と考えを巡らせました。
当時、私はトリドールの社長として店舗づくりや商品開発、接客にも力を入れ、
お客様に来ていただくためにできる限りのことをしていたつもりでした。
でもこの製麺所は、内装も商品開発も手をかけていない。
たった二人で運営していて、基本的にはセルフサービス。
それでも大行列ができ、人々は満足している。一体なぜなのか。
そこで気付いたのが、「体験価値」の重要性でした。
この製麺所では、うどんを打ち、茹でるという調理シーンが人を惹きつけている。
ライブ感が非日常を感じさせ、素のうどんを食べるという一見普通の体験を
特別なものにしてるのだ、と。
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栗田貴也著「感動体験で外食を変える」より
「製麺所の風情を再現したうどん屋を自分でもやってみたい」
と思ったものの、上場計画は全て焼き鳥屋の出店計画で進行中。そんな時に
社長が「うどん屋をやる」なんて言えば大混乱に陥ることは目に見えています。
そこで会社に負担をかけないよう栗田氏と大工さん2人で小さな店をつくりました。
それが「丸亀製麺」の1号店。コンセプトは「製麺所の風情があるセルフうどん」。
店舗で麺を打ち、目の前で茹でて提供する。現在のスタイルが生まれた瞬間でした。
丸亀製麺の「丸亀」はお父様の出身校からとったそうです。
焼き鳥屋メインだったためそれほど力を入れることができなかったのに、
丸亀製麺は繁盛し続けました。
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丸亀製麺がヒットしたことにより、私は体験価値こそが人を惹きつける
という確信を深めました。食の感動を求める人の心は時代によって変化する
ものではなく、感動は複合的な要素から成るため簡単に真似できない。
体験価値はより本質的な強みなのです。
そして、「ここから先、どんなに店が増えてもこの強みは絶対になくさない」
と心に決めたのです。
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栗田貴也著「感動体験で外食を変える」より
「体験価値は店づくりから始まる」。
丸亀製麺の店舗はひと目で「丸亀製麺だ」とわかるよう、細部にいたる
まで統一したイメージでつくられています。
入口付近にあるのは、小麦粉の袋に製麺機、うどんを茹でる釜。
入店してすぐ製麺のシーンやうどんを湯がくシーンが目に飛び込んで
くるようにしています。
店内で製麺し、生地を寝かせるための熟成室もお客様に見える場所に設置。
うどんを茹でたり、水で締める様子もしっかり見えるようにしています。
その隣にある天ぷらとおむすびのコーナーは、リアルタイムで
天ぷらを揚げ、おむすびを握る様子が楽しめるオープンキッチン。
薬味はセルフサービス。だしはすぐに風味や香りが飛んでしまうので、
1日6回ほど引いて作り置きはしない。
調理の部分だけでもチェーン店と思えない非効率なオペレーションです。
それでも丸亀製麺の強みである「製麺所の風情を感じながら打ち立て・茹でたての
うどんが食べられる」という体験価値を、全国どこの店舗でも提供できる
ようにするには必要不可欠なのです。
「それを手放したら、お客様は来なくなり、自分達は丸亀製麺ではなくなってしまう。
そんな危機感を常に抱いています」と栗田氏は語っています。
丸亀製麺は「こんなうどんを食べたい」を叶える具材を。
弊社は「こんな生き方をしたい」を実現するライフプランを。
どちらも想いをこめてこだわりぬいた本物をお客様に提供している。
丸亀製麺と弊社は同じことをやっていると思いました。
☆弊社へのご連絡方法☆
①本メールに返信いただく。
②下記弊社HP「お問い合わせ」
をご利用いただく
https://www.kanameishi.com/customer/
③フリーダイヤル 0120-140-439
に電話にて、ご連絡いただく。
④FAXにて 0120-707-139
にご連絡いただく。