-
■キーストーン通信
相続や事業承継対策をお考えの方に知っていただきたいテーマを取り上げ、税理士・司法書士がわかりやすく解説しています。
執筆いただいているのは、相続・事業承継案件を数多く手がけ現場を知り尽くしている先生方です。
愛和税理士法人 代表税理士 岡田 隆先生
愛和税理士法人 社員税理士 戸﨑健志先生
杠(ゆずりは)グループ 代表/司法書士 川原田 慶太先生
※2022年10月、司法書士法人おおさか法務事務所から、
杠司法書士法人及び司法書士法人ゆずりは後見センターへ改組しました。
■ライフナビ通信
事業承継・相続対策・ライフプランニングにまつわるお話し、その時々に思うこと・感じること・伝えたいことを各人のことばで綴っています。
2010年10月創刊号から2018年7月までは代表石野が、以降はコンサルタントやスタッフが持ち回りで執筆しました。
2023年10月20日【キーストーン通信2023年10月号】相続税の物納制度について
■□■□■□■□■□■□■□
【キーストーン通信
2023年10月号】
相続税の物納制度について
■□■□■□■□■□■□■□
選手たちは大体、最初の打席で球審にあいさつしてくれるんですが、
「佐々木さん、こんにちは」
名前を呼んであいさつしてくれたのは二人だけです。
キーストーンメールマガジン編集担当野田です。
冒頭は、元プロ野球審判の佐々木昌信さんのお話し。
「印象に残っている選手は?」の質問に答えたものです。
その二人とは、松井秀喜選手と大谷翔平選手。
技術だけでなく人間性も次元が違うのか?
いや、これだけの人間性を兼ね備えているからこそ、
世界で通用するのだと思ったり。
世界で通用する選手といえば、ゴルフの宮里藍さん。
こんな言葉を残しています。
「優勝とは優れた人が勝つのではなく、
優しい人が勝つことなんです」
--------------
心を痛めて憂える人にそっと寄り添うと書いて「優」。
宮里さんは、「勝負の世界でトップに立つために必要なのは、
技術をきわめることだけではない。
自分の信念を曲げることなく、周りへの配慮を忘れないことだ」
と説いています。
--------------
今回は、浅沼道郎著「極上の言葉に涙する夜が
あってもいいじゃないか」からご紹介しています。
浅沼氏は名古屋テレビで28年間アナウンサーを務めた方。
「たくさんの言葉に出会い、言葉のチカラを実感してきました。
この本で私は、徹底的に言葉のプラス面にこだわりました」と、
88の「極上の言葉」を紹介しています。
その中にこんなものがあります。
「そんな難しいこと、オレに聞くな!」
「え?これ、プラスの言葉?まともに答えてくれてないじゃん」って思いますよね。
でも、このひと言で助けられたという人がいるのです。
後半でご紹介します。
==============
◎コラム
相続税の物納制度について
==============
「受け取った相続財産は不動産や土地。
相続税を支払う必要があるが、現金が手元にない」
さてこんな場合、どうしたらいいでしょう?
今回ご紹介するのは、現金に代えて土地や株式等の現物で納税する
物納制度です。
「え、だったら私も物納しよう」と安心するのは危険です。
申請を行い、許可を受けなければこの制度を利用することは
できないのです。
●物納制度、使える3つの要件
「金銭での納付が困難」
「一定の物納申請財産を所有」
「納付期限までに申請書等の提出」
●土地は物納と売却、どちらが有利か
●物納申請はハードルが高い
不動産はその扱いの難しさから「何もしていない」という方が
多いのが実情です。
一方で相続登記が、来年2024年4月1日より義務化されます。
相続登記とは、亡くなった人が不動産を所有していた場合に行う、
名義変更手続きのことです。
つまりは「ほったらかしにしておく」というのが認められなくなるということ。
ご自身はお持ちでなくても、ご両親が所有されていたら、
これは他人事ではなくなります。
物納制度の利用は年々ハードルが高くなっておりますが、
可能性はゼロではありません。いつでも本制度の情報を
引っ張りだせるよう頭の片隅に置いていただくと、
少しでも安心いただけると思います。
相続税の物納制度について
<ご参考>
2023年2月号キーストーン通信では、相続税を分割で納税する
「延納制度」のコラムをお届けしています。こちらでご確認いただけます。
相続税の延納制度について
今回解説いただいたのは、
愛和税理士法人社員税理士戸﨑健志先生。
20歳(最年少)で税理士試験に合格。
専門学校講師時代は高い合格率を輩出。
現場経験も交えたセミナーは「分かりやすい」と定評があります。
弊社とも長年にわたりパートナーとしてお付き合いいただいています。
==============
◎そんな難しいこと、オレに聞くな!
==============
額面通り受け取れば、これはプラスどころか気持ちをマイナスに
する言葉のように感じますが・・・
--------------
「もう20年前の話しですが、ボクが大学受験に失敗して、失恋して、
もう何もかもイヤになっちゃったとき、親父に相談したんです。
『生きるって、どういうことか?』って。
そのときも親父は酔っぱらってたんですけど、
返ってきた親父の言葉に、なぜかスッと気持ちがラクになったんですよ。
親父はこう言ったんです。
『そんな難しいこと、オレに聞くな!』
どうです?笑えるでしょ?もう最高でしょ?」
このときの親父さん、真顔でこう言ったあと、ゲラゲラ笑いだしたそうです。
なぜか不思議に、どんな悩みも吹き飛ばしてしまうチカラのあるひと言です。
その理由は、やはり明るさにあるのでしょう。
--------------
浅沼道郎著「極上の言葉に涙する夜があってもいいじゃないか」より
これとよく似た話しがもう1つ紹介されていました。
狂言師・野村萬斎さんが、息子である裕基さんからの問いかけに
対して答えた言葉です。
--------------
裕基さんは幼い頃から厳しい稽古漬けの日々を過ごし、
父・萬斎さんと同じ3歳で初舞台を踏みました。
自由に遊びまわる友達をうらやましく思いながら、
萬斎さんに尋ねたことがあるそうです。
「みんな楽しく遊んでいるのに、なぜ自分だけが、
毎日、こんなつらいことをしなければいけないの?」
そう話す息子の顔をじっと見つめ、しばらく考えて父親から
返ってきたのは、予想外の言葉でした。
「ボクにもわからない」
--------------
同著より
「人に何か聞かれたら、何らかの答えを返さないといけない」
私はそう信じ込んでいましたが、この2つの話しを読んでいて、
「わからない」というのも十分意味のある答えなのではないかと
思いました。
答えがわからない状況の1つに、色んな事柄が複雑に絡みあって
どこから手を付けたらいいのかわからないというパターンがあります。
相続や事業承継でお悩みの方が弊社にご相談される場合、
このようなケースが多いです。
では弊社ではどう対応させていただいているのか?
話しをじっくり聞かせていただき、絡まってしまったものを
1つ1つ解きほぐしていきます。
ご相談者様の頭の中を整理するお手伝いをさせていただいている
のです。
ライフプランも、ご家族全員のことを考えつつ・・・
となるとこんがらがってしまいますよね。
そんな時はぜひ、弊社までご連絡ください。
「解きほぐして整理する」
問題解決に向けての第一歩を踏み出していただく
お手伝いをさせていただきます。
☆弊社へのご連絡方法☆
①本メールに返信いただく。
②下記弊社HP「お問い合わせ」
をご利用いただく
https://www.kanameishi.com/customer/
③フリーダイヤル 0120-140-439
に電話にて、ご連絡いただく。
④FAXにて 0120-707-139
にご連絡いただく。