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■キーストーン通信
相続や事業承継対策をお考えの方に知っていただきたいテーマを取り上げ、税理士・司法書士がわかりやすく解説しています。
執筆いただいているのは、相続・事業承継案件を数多く手がけ現場を知り尽くしている先生方です。
愛和税理士法人 代表税理士 岡田 隆先生
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※2022年10月、司法書士法人おおさか法務事務所から、
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事業承継・相続対策・ライフプランニングにまつわるお話し、その時々に思うこと・感じること・伝えたいことを各人のことばで綴っています。
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2023年8月18日【キーストーン通信2023年8月号】生前贈与による相続税対策
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【キーストーン通信
2023年8月号】
生前贈与(暦年課税制度)による相続税対策
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年齢を重ねれば、器も大きくなって心穏やかな日々を過ごせる
ようになると思っていました。
しかし現実は、イライラすることが増え、むしろ人間が小さくなってしまった・・・。
これではいかんとあがいている私が出会った本「機嫌のデザイン」をご紹介します。
キーストーンメールマガジン編集担当野田です。
著者の秋田道夫氏は1953年生まれの69歳(発刊当時)。
LED式薄型信号機や交通系ICカードのチャージ機といった公共機器から、
土鍋やカバンといった日常生活にまつわる製品まで
幅広い分野を手掛ける現役のデザイナーです。
そんな氏がフォロワー数10万人をこえるツイッターで繰り返し語っているのが
「機嫌よくいることの大切さ」
それを1冊の本にまとめたのが今回ご紹介する「機嫌のデザイン」
ですが、冒頭にこう書かれていました。
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何事につけ「期待するな」です。
世間にも家族にも友人にも
さらには自分にも。
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いきなり、「どきっ」でした。
特に私は「自分」への期待がすごく大きかった。
だからそれができない自分に腹が立つのです。
「期待するな」というと、「相手に失礼ではないか」と感じた方も
いらっしゃいますよね。秋田氏はこうおっしゃってます。
「期待はしないけど、信用する」
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機嫌よくあろうと心がける意味は、自分を「景色」として考えた時に
「綺麗な景色」でありたいと願うからなのです。
わたしの姿はまわりから見た時に「景色」の一部ですよね。
世界が美しくあってほしいのならば、その景色の一部である
自分からまず整える。
私が機嫌にこだわるのは、そんな理由からです。
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私のイライラは周囲にきっと伝わっていたはず。
ということは、私はずっと「美しくない景色」を
他人様に見せていたということになります。
本当にダメダメ人間でお恥ずかしい限りですが、
少しでもご参考にしていただけることがあればと思い、
自分への反省も込めてご紹介した次第です。
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わたしは「隣の芝生が青く見えた」事がありません。
それは日頃の手入れの大変さが分かるからです。
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「この言葉が本書の背骨にある」と語った秋田氏。
後半では「機嫌よくあるためにどうあるべきか」を
秋田道夫著「機嫌のデザイン」からご紹介します。
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◎コラム
生前贈与(暦年課税制度)による相続税対策
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資産をたくさんお持ちの方が亡くなると、相続税も当然高くなります。
その額をできるだけ抑えるために、生前から少しづつ計画的に
資産を渡していく方法が「贈与」です。
もちろん贈与をするのにも税金がかかります。
こちらもできるだけ抑えたいですよね。
そこで登場するのが「年間110万円までなら税金がかからない」
という「暦年課税制度」です。
「毎年110万円づつ贈与すれば税金は安くなるんだな」と普通考えますよね。
今回のコラムは「本当にそうでしょうか」というお話しです。
ポイントは「贈与税と相続税の合計金額の比較」。
また、親族であっても「生前贈与の加算」の対象にならない人がいます。
それは誰でしょうか?
●贈与税の基本制度について(令和5年度税制改正後)
●110万円以上の贈与でも節税になる場合
●相続または遺言等により財産を取得しない人への贈与は生前贈与加算対象外
今回も具体的な数字を用いて事例紹介をしていますので、
とてもわかりやすくなっています。
「110万円」という数字に囚われていると、最終的に想定以上の税金を払うことになった
ということにもなりかねません。
そんな事態を避けるためにもぜひお読みいただきたい内容です。
生前贈与(暦年課税制度)による相続税対策
今回解説いただいたのは、
愛和税理士法人社員税理士戸﨑健志先生。
20歳(最年少)で税理士試験に合格。
専門学校講師時代は高い合格率を輩出。
現場経験も交えたセミナーは「分かりやすい」と定評があります。
弊社とも長年にわたりパートナーとしてお付き合いいただいています。
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◎機嫌よくあるために
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今回ご紹介している秋田道夫著「機嫌のデザイン」は、
秋田氏へのQ&A形式でまとめられたものです。
「機嫌よくあるため」の要素を編集者がまとめた文章が
掲載されていますので、少々長いですがそれを引用します。
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「まわりに左右されない」というのは、周囲を無視して身勝手に
振る舞うことではないはずです。
相手の機微を察することで、摩擦のない関係を築くことができる。
何事も期待しないことで、素直な自分でいることができる。
毎日を観察しながら過ごすことで、日常の美しさに気づくことができる。
それこそ「機嫌のデザイン」ではないでしょうか。
もちろん、いつも「機嫌よく」いることは難しいかもしれません。
誰しも、ときには不安や焦り、怒りを感じることはあるでしょう。
秋田氏との会話のなかで気づいたのは、
「自分自身の捉え方」を固定化せずに、余白を持つことの大切さです。
「わたしは弱い。弱さのおかげで人の気持ちが理解できると思っています。」
秋田氏がこう語るように、欠点だと思う部分や負の感情でさえ、
見方を変えれば「機嫌よく」生きるために必要な素質となる。
本書のなかで
心に残る言葉がひとつでも見つかれば、
きっと毎日が心豊かなものに変わっていくでしょう。
青い芝生を見た時にも、
「自分」と比べることはせず、
「他人」がしている「手入れ」に
思いをめぐらせることができるはずです。
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秋田道夫著「機嫌のデザイン」より
皆さまの日々はこれからも続きます。
今回ご紹介した内容が「機嫌よく」過ごすためのご参考になれば嬉しいです。
そして、お子さまやお孫さまの未来もまた「機嫌よく」あるよう、
私どもはお手伝いをさせていただきます。
※秋田氏の言葉は最後でもご紹介していますので、
ご興味のある方はあと少しお付き合いください。
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