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■キーストーン通信
相続や事業承継対策をお考えの方に知っていただきたいテーマを取り上げ、税理士・司法書士がわかりやすく解説しています。
執筆いただいているのは、相続・事業承継案件を数多く手がけ現場を知り尽くしている先生方です。
愛和税理士法人 代表税理士 岡田 隆先生
愛和税理士法人 社員税理士 戸﨑健志先生
杠(ゆずりは)グループ 代表/司法書士 川原田 慶太先生
※2022年10月、司法書士法人おおさか法務事務所から、
杠司法書士法人及び司法書士法人ゆずりは後見センターへ改組しました。
■ライフナビ通信
事業承継・相続対策・ライフプランニングにまつわるお話し、その時々に思うこと・感じること・伝えたいことを各人のことばで綴っています。
2010年10月創刊号から2018年7月までは代表石野が、以降はコンサルタントやスタッフが持ち回りで執筆しました。
2023年5月19日【キーストーン通信2023年5月号】 勝手に分けられない 相続人が認知症、未成年、行方不明のケース
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【キーストーン通信
2023年5月号】
勝手に分けられない 相続人が認知症、未成年、行方不明のケース
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「この世でいちばん切ない金融商品」とも言える保険の価値を、
その、切なさに見合った表現で浮き彫りにしたいと考えたのです。
キーストーンメールマガジン編集担当野田です。
冒頭はコピーライター岡本欣也著「ステートメント宣言。」より引用しました。
JT「おとなたばこ養成講座」、金麦ザ・ラガー「人間、飲んで食ったら、大満足。」
など多数の広告を手がけていらっしゃる方です。
広告の世界では、生きている人が「すぐ手に入れられる幸福感」に
直結するものでなければ、価値の低いものと見なされ、メディアの
スペースから退場させられるという現実があります。
死は決して避けられないものなのに、広告表現においては、いつも隠されてしまう。
そのことにずっと違和感を抱いていた岡本氏が、生命保険会社から
「保険という商品に込めた思いを企業広告にしてほしい」という依頼を受けた時、
「広告の世界を、死がふつうにある世界にしたい」と思ったそうです。
コピーライターの視点で考えた「生命保険」。
最初に読んだ時は泣きました。
実は私、10年以上前にボディコピー講座を受講していたのですが、
岡本氏は講師陣の中の1人でした。
ひげを生やしていてちょっと強面(こわもて)。
「ことばに対する姿勢がいい加減」な生徒には大変厳しかったです。
そして、とても優しい先生でした。
冒頭の言葉の前に綴られていた文章は、後半でご紹介させていただきます。
お客様から生命保険のご契約をお預かりして約30年。
「生命保険とは何か」という問いとずっと向き合っていますが
これ以上の表現には出会えないのではないかと思っております。
私見ですが・・・
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◎コラム
勝手に分けられない 相続人が認知症、未成年、行方不明のケース
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遺産の分け方については、当事者となる相続人の全員で合意すれば、
原則として自由に内容を決めることができます。
ここで問題となるのが「全員」です。
「全員」の中に含めることができない人がいるのです。
それは
●認知症など、判断能力が弱い人
●未成年
●行方不明者
こういう人がいらっしゃる場合、
「代わりに話し合いをする人を選ぶ」ということになります。
「だったら自分たちで選べばいいんだよね」というわけにはいかないのです。
裁判所に対して本人に代わって手続きをする候補者となる人を申し出て、
裁判所から正式に選任してもらうというステップを経なければなりません。
●判断能力の弱い人には「成年後見人」
●未成年は親権者が話し合いを代行
●行方不明者には「不在者財産管理人」
●代理人と相続人が利益相反になったらどうする?
認知症リスクに対する関心は高まっておりますので、
対策に着手されている方もいらしゃると思いますが、
「行方不明」は殆どの方にとって想定外なはず。
でも「未来永劫無関係」と言い切れる人はいません。
いざという時に慌てないよう、ぜひご一読ください。
勝手に分けられない 相続人が認知症、未成年、行方不明のケース
今回解説いただいたのは、
杠(ゆずりは)グループ代表/司法書士 川原田慶太先生。
2022年10月より司法書士法人おおさか法務事務所から、
杠司法書士法人及び司法書士法人ゆずりは後見センターへ
改組されました。
川原田先生は数多くの相続案件を手がけられ、
そのご経験を日本経済新聞電子版で「司法書士が見た相続トラブル百科」として連載。
大好評を博し、書籍化もされました。
弊社とも長年にわたりパートナーとしてお付き合いいただいています。
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◎生命保険とは何か
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冒頭でご紹介した文章の前に書かれていたのがこちらです。
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人の死と向き合うことによって生まれた生命保険。
生と死のキワに立つ金融商品。
その広告だからこそ、死についてまっすぐに向き合うべきだ、
とも思っていました。
さらには、生命保険とは何かを考えたとき、
それは極めて大事な何かだと思ったのです。
人生が終わった後に届けられるある種のサプライズギフト。
自分がいないのに、いないからこそ伝えたい、最後のメッセージ。
そして本当に残したいもの、伝えたいものはお金の他にもあった。
だけど、それを十二分には伝えられなかった、という苛立ちや
後悔のようなもの。
それゆえの「せめてもの」という思い。
人が人に思いを伝えきることの絶対的な困難。
その「ままならさ」を宿命として背負いながらそれでも諦めないのが
保険だと思ったのです。
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そして続きます。
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「この世でいちばん切ない金融商品」とも言える保険の価値を、
その、切なさに見合った表現で浮き彫りにしたいと考えたのです。
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※いずれも、岡本欣也著「ステートメント宣言。」より引用
毎月(毎年)お支払いいただいている保険料。
そこには「家族を守る」という皆さまの想いが込められているのです。
広告は残念ながら世に出ることはありませんでした。
幻の作品の中に、こんなことばがあります。
ご契約された時のことを思い出しながらお読みいただけると嬉しいです。
「生命保険は、ただの商品ではない。
あなたの胸の中にある、愛そのものである。」
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