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■キーストーン通信
相続や事業承継対策をお考えの方に知っていただきたいテーマを取り上げ、税理士・司法書士がわかりやすく解説しています。
執筆いただいているのは、相続・事業承継案件を数多く手がけ現場を知り尽くしている先生方です。
愛和税理士法人 代表税理士 岡田 隆先生
愛和税理士法人 社員税理士 戸﨑健志先生
杠(ゆずりは)グループ 代表/司法書士 川原田 慶太先生
※2022年10月、司法書士法人おおさか法務事務所から、
杠司法書士法人及び司法書士法人ゆずりは後見センターへ改組しました。
■ライフナビ通信
事業承継・相続対策・ライフプランニングにまつわるお話し、その時々に思うこと・感じること・伝えたいことを各人のことばで綴っています。
2010年10月創刊号から2018年7月までは代表石野が、以降はコンサルタントやスタッフが持ち回りで執筆しました。
2022年3月18日【キーストーン通信2022年3月号】マイナンバーカードで相続トラブルの景色が一変!?
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【キーストーン通信
2022年3月号】
マイナンバーカードで
相続トラブルの景色が一変!?
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「締切」
この言葉に無縁なまま生きて
いる方はいらっしゃらないで
しょう。
キーストーンメールマガジン
編集担当野田です。
あなたは締切前に済ませて
しまう派?
それとも
締切直前に取り掛かる派?
「〆切本」(左右社刊)という
本があります。
有名な小説家や漫画家等が書い
た「締切」にまつわるエッセイ
や手紙、日記等が掲載されて
います。
こういう職業の方々って締切を
「守れ(ら)ない」という
イメージありません?
こちらの分類に入る方として
手塚治虫氏や高橋源一郎氏が
挙げられますが(他にもたく
さんいらっしゃいます)
編集者とのやりとりや、ホテル
や施設に缶詰めにされている時
のとんでもない話し。めちゃ
くちゃ笑えます。
一方で、締切に余裕をもって
原稿を出す方も。村上春樹氏
とか吉村昭氏とか。(他にも
たくさんいらっしゃいます)
私は「締切余裕派」なので、
吉村昭氏のエッセイに激しく
共感しました。
この本を読んで思ったのは
「締切余裕派でも締切直前派
でもどっちでもいい」。
それぞれに個性だし、どちら
の派閥の方も素晴らしい作品
を世に出していらっしゃる。
だから、どちらがいいとか悪い
とかないんだと。
ただ、お子様には締切直前派の
方々の文章は読ませないほうが
賢明だと思います。
言い訳と開き直りの達人に
なっちゃうから(笑)。
後半では池波正太郎氏の
「時間について」をご紹介
します。
これはお子様にも読んでほしい
内容です。
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◎コラム
マイナンバーカードで
相続トラブルの景色が一変!?
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今のところ締切は設定されてい
ませんが、
時間の問題かもしれないマイ
ナンバーカードの話題です。
相続を考えるうえでの重要ポイ
ントは「預金口座のひもづけ」
現在は「故人がどこにどれだけ
預金していたか」を一元化して
調べる確固たる仕組みが存在し
ていません。
もしマイナンバーカードに預金
口座がひもづけされるようにな
れば、簡単に調べられるように
なるでしょう。
それは遺族側にとって、そして
故人の資産を正確に把握したい
国にとっても同じです。
今回のコラムでは、
●資産の名寄せが容易
●お金の流れがクリアに
●遺産調査を取り巻く環境は
劇的に変化
というポイントでマイナンバー
カードを考えていきます。
マイナポイントに目がいきがち
ですが、個人情報が一元化され
るということは私たちにとって
どういうことなのか。
そういうことを考える機会に
していただけると嬉しいです。
マイナンバーカードで
相続トラブルの景色が一変!?
https://mielca.com/ju9/url.aspx?c=x2zu1awxebgvqtlsb4sz&p1=1452
(PDF形式:286kb)
今回解説いただいたのは、
司法書士法人おおさか法務事
務所代表社員・司法書士の
川原田 慶太先生。
川原田先生は数多くの相続
案件を手がけられ、そのご
経験を日本経済新聞電子版
で「司法書士が見た相続ト
ラブル百科」として連載。
大好評を博し、書籍化も
されました。
弊社とも長年にわたりパート
ナーとしてお付き合いいただ
いています。
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◎池波正太郎氏の
「時間について」
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冒頭でご紹介した「〆切本」に
池波正太郎氏の「時間につい
て」が掲載されています。
池波氏に若い友人から相談が
あったというくだりから引用
します。
※少々長文です
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「結婚したい相手が見つかった
のですが、どうも、いま一つ
物足りないところがありまして」
「向こうだって君のことをそう
おもっているよ。君は相手の女
(ひと)のどこがもっとも気に
入ったの?」
「いそがしいのに、約束の時間
を、きちんと守ることです」
「上出来。それでいいよ。一つ
だけでもいいところがあれば
充分だ。あとは君しだいで、
よくもなれば悪くもなるのさ」
彼は結婚した。いまも円満に
やっている。
若い女が約束の時間をまもる
ということは、男の場合より
も骨が折れるものなのだ。
先ず化粧、整髪、服装と、
身支度に相当の時間をかける。
それを、段取りよくしておき、
約束の時間をまもるというの
は、
当然のことのようでいていまは
なかなかむずかしい世の中に
なってきた。
それができるのは、彼女が、
彼の時間について考えが
及ぶからで、
約束の時間をまもらぬ人は、
相手の時間が、どれほど大切か
をわきまえぬからだ。
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仕事、家事、地域活動、ボラン
ティア等に皆様も携わって
いらっしゃることでしょう。
それは誰もがみな、「誰か」の
ために時間を使っているという
ことではないでしょうか。
私たちの日常は、1人1人の
大切な時間の積み重ねで
成り立っている。
そのことを胸に刻み、何かして
もらったら「ありがとう」。
特に家族のような身近な方に
こそ「ありがとう」と伝えて
あげてほしいです。
そう、この世で家族でいられる
ことにも締切があるのです…。
相続や事業承継にも対策によっ
ては厳格な締切があります。
そして、1つ1つの手続きに
結構時間がかかります。
ご相談等がございましたら、
とにかく早め!に弊社まで
ご連絡くださいね。
☆弊社へのご連絡方法☆
①本メールに返信いただく。
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