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■キーストーン通信
相続や事業承継対策をお考えの方に知っていただきたいテーマを取り上げ、税理士・司法書士がわかりやすく解説しています。
執筆いただいているのは、相続・事業承継案件を数多く手がけ現場を知り尽くしている先生方です。
愛和税理士法人 代表税理士 岡田 隆先生
愛和税理士法人 社員税理士 戸﨑健志先生
杠(ゆずりは)グループ 代表/司法書士 川原田 慶太先生
※2022年10月、司法書士法人おおさか法務事務所から、
杠司法書士法人及び司法書士法人ゆずりは後見センターへ改組しました。
■ライフナビ通信
事業承継・相続対策・ライフプランニングにまつわるお話し、その時々に思うこと・感じること・伝えたいことを各人のことばで綴っています。
2010年10月創刊号から2018年7月までは代表石野が、以降はコンサルタントやスタッフが持ち回りで執筆しました。
2014年4月4日【第95号】お客様の要望から生まれた運用商品とは?
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【ライフナビ通信 第95号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
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目次
◎今日のテーマ
【お客様の要望から生まれた運用商品とは?】
◎編集後記
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◎今日のテーマ
【お客様の要望から生まれた運用商品とは?】
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こんにちは。
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。
先週末から一斉に咲き始めた桜の花びら。
この週末あたりが満開の見ごろとなりそうですね。
私は今週の始めに、ある人と清水寺の夜桜拝観に行って
きましたが、ライトアップされた清水の舞台、そして夜桜が
なんとも幻想的で、古都の春の風情を堪能しました。
京都、やっぱりいいですね。
いにしえから続く日本文化の奥深さが、京の街並みに
感じられ、「日本人であること」への誇りのようなものが、
そこはかとなく湧いてくるから不思議です。
さて、本日のメルマガはその夜桜見学をご一緒した
松田達彦さんという方のお話です。
松田さんは、証券業界で約40年の大ベテラン。
その松田さんが、顧客サイドの要請で開発したファンドに
ついてのお話をさせていただこうと思います。
題して、
【お客様の要望から生まれた運用商品とは?】
それでは、どうぞ。
■「そんなに大儲けはしなくていいので、元本割れのリスクが
少なくて、定期預金よりは有利な運用先はありませんか?」
私たちFPは、お客様からよくこのような要望をいただきます。
現在、メガバンク各行の1年定期の金利が0.03%。
消費税が5%から8%に上がり、消費支出が増えていくのに
このままでは資産を増やすどころか、目減りしてしまいかね
ません。
■定期預金と投資の中間の位置づけで堅実な運用実績が
出せるファンドの開発。
そんなコンセプトでファンドの開発にあたったのが
キャピタル・パートナーズ証券の松田達彦さん。
松田さんは慶応大学卒業後、大手銀行系の証券会社で
約30年にわたり支店勤務を経てファンドマネージャー
支店長を歴任。
■バブル崩壊以降、顧客に損をさせながらも売り買いに
よって生じる手数料のノルマを課す証券会社の体質に疑問を
感じ、10年ほど前に転職。
債券を中心としたファンドマネージャーの経験を活かし、
今では顧客資産を長期的に保有してもらうことで、
堅実に資産を増やすコンセプトのファンドの組成及び販売に
携わっています。
そもそも松田さんが、そのようなファンド組成に携わる
きっかけになったのは、会計事務所や我々のようなFPの
顧客層からの要望からでした。
■「元本割れリスクをできるだけ無くして、銀行預金よりは
利息の良い運用商品は無いのか?」
日頃から忙しい経営者やドクターで投資に目を向ける暇など
ない人たちからの要望に応える形で開発されたファンド。
今から4年半ほど前に、私募(少数特定の投資家向け)
ファンドという形からスタートしました。
■投資対象に選んだのは、世界で名だたる銀行が発行する
高利回りの債券の一種。
それも新しく発行されるものばかりではなく、既発でも
条件のいいものがあれば組み入れています。
債券自体は、デフォルトが起きない限り約束された利回りで
償還される仕組みのため、最小限のリスクで一定の成果が
上がるファンドになっています。
具体的な投資先の銘柄や利回りは、ここでは控えさせて
いただきますが、今まで償還を迎えた私募ファンドは
十数本あり、すべて元本割れせず、当初の想定利回りを
確保しているようです。
■私が松田さんと知り合ったのは、今から約3年ほど前のこと。
私が代表を務める全国のFPグループ、キーストーン
アライアンスの勉強会で講師を務めていただいた時からの
ご縁です。
当初、このファンドの内容を聞いて仕組みはよく理解できた
のですが、想定利回りの数字が国内のファンドとしては
少し高すぎるのではと感じたのが、むしろ懸念材料でした。
■それから3年が経過し、我々キーストーンアライアンスでも
このファンドの実績を注意深く注目してきましたが、やはり
想定利回り通りの結果が出ており、今では私募ファンドから
オープンで誰でも購入できる投資信託へと姿を変えています。
そのオープン投信は昨年4月から販売を開始しており、
日経新聞の投資信託の欄などで毎日基準価格が確認できる
のですが、こちらも今のところ想定以上の成果が上がっています。
ここまで書くと、読者のみなさんはひとつの疑問が湧いている
かも知れませんね。
■「そんなに良い商品なら、他の証券会社でも同じような
運用商品が出ていてもいいはずではないのか?」と。
私もこの3年間、その疑問を持ち続けていました。
しかし、通常の証券会社は、このような投資信託を積極的に
売りたがらない理由があることを、私自身今ではよく
理解できるようになりました。
その理由とは・・・
■そのあたりについての話を含め、松田さんに弊社主催の
セミナーで語ってもらうことにいたしました。
しばらく、弊社でのマネーセミナーをしておりませんでした
が、今回は私石野が前半のパートで堅実に資産を殖やす
手法の全体的な話を、後半のパートで松田さんにこのファンド
を開発した経緯などの話をしていただこうと思っています。
具体的な日時や詳細は、下記にてご案内させていただき、
参加ご希望の方は、弊社Webサイトからお申込みいただけます。
http://www.kanameishi.com/seminar/
セミナーの開催は2回ですが、会場の都合で各回16名限定とさせて
いただいています。
参加希望の方は、どうぞお早めにお申し込みください。
http://www.kanameishi.com/seminar/
というところで、本日の話はこの辺で。
この続きは、次回のメルマガでお伝えさせていただきます。
では、次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。
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◎【編集後記】
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今週始めに京都・大阪の資産運用のご相談をさせていた
だいている数名のお客様に松田さんを紹介いたしました。
松田さんの話を聞いたお客様の反応は、私が3年前に感じ
たように「運用の仕組みは理解できたけど、実際にこれか
らも実績が出続けるのかどうかが少し気にかかる」といった
方もおられました。
リスクを最大限抑えた運用商品といっても、そこはやはり
投資運用の世界。
リスクがまったくゼロというものではありません。
私たちが3年間検証し続けているように、長いスパンで
しっかり運用実績の検証や運用内容の理解を深めて
いく必要があります。
そういった意味でも、今回のセミナーはご自身の資産形成
について、考えを深める良い機会になると思います。
よろしければ、この機会にセミナー参加をご検討ください。