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■キーストーン通信
相続や事業承継対策をお考えの方に知っていただきたいテーマを取り上げ、税理士・司法書士がわかりやすく解説しています。
執筆いただいているのは、相続・事業承継案件を数多く手がけ現場を知り尽くしている先生方です。
愛和税理士法人 代表税理士 岡田 隆先生
愛和税理士法人 社員税理士 戸﨑健志先生
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※2022年10月、司法書士法人おおさか法務事務所から、
杠司法書士法人及び司法書士法人ゆずりは後見センターへ改組しました。
■ライフナビ通信
事業承継・相続対策・ライフプランニングにまつわるお話し、その時々に思うこと・感じること・伝えたいことを各人のことばで綴っています。
2010年10月創刊号から2018年7月までは代表石野が、以降はコンサルタントやスタッフが持ち回りで執筆しました。
2014年3月21日【第94号】夫婦円満にはそれなりのワケがある
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【ライフナビ通信 第94号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
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目次
◎今日のテーマ
【夫婦円満にはそれなりのワケがある】
◎編集後記
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◎今日のテーマ
【夫婦円満にはそれなりのワケがある】
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こんにちは。
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。
今日は春分の日。
三連休ということで、行楽地に出かけられている方も
多いのではないでしょうか?
春の陽気に誘われて。
実は私、先週末一足先に家内と京都に行っておりました。
向かったのは、京都の定番中の定番である
八坂神社⇒円山公園⇒石塀小路⇒花見小路⇒祇園
というコースで、つかの間の散策を楽しんだのですが、
やっぱり京都は良いですね。
ちょうど、3月14日(金)からあさっての23日(日)まで、
「京都花灯路」というイベントを東山界隈でやっているの
ですが、幻想的でしっぽりとした京都風情を家内と二人
で堪能して参りました。
この話の続きは編集後記で少しさせていただくとして、
さて、そろそろ今日の本題を。
ここのところ、投資やお金に関する少し硬い話が続いた
ので、今回はちょっと柔らかめの話をさせていただこう
と思います。
題して、
【夫婦円満にはそれなりのワケがある】
それでは、どうぞ。
■本日は、最近弊社と提携させていただくことになった
損保代理店のとあるご夫妻についてのお話をさせて
いただこうと思います。
夫婦仲がとても良く、それでいてお二人ともプロ意識が
高く、損保案件に関しては安心してご紹介できる代理店
さんなのです。
大阪市内で有限会社中央保険センターという損保代理店
を経営されている水田悦子さん和也さんご夫妻。
■悦子さんのお父様が創業された代理店を受け継ぎ、
現在はご夫婦で日夜仕事に励んでおられます。
「損保代理店というのは、いつ何時お客様が事故に逢うか
わからないので、24時間体制でいつでも事故現場に向か
える体制をとっています」と笑顔で話すご主人の和也さん。
夜になって、お酒を飲むときもどちらかは、お酒は飲まず
にいつでも車を出せるようにしているという徹底ぶりには
頭が下がります。
■話は変わりますが、先日弊社のお客様である病院の院長
から困った様子でこんな電話が入りました。
「先日、自動車事故を起こしてしまったのだが、搭乗者の
条件が契約と違っていたために保険会社は、保険金は
出せないの一点張りで、事故相手の示談対応も取り合っ
てくれない。」
「事故相手と交渉するのに何かいい知恵はないだろうか」
■弊社が生命保険を扱っているので、損保もやっている
だろうと思って、このようなご連絡をいただくことが
あります。
弊社では数年前に生命保険と資産形成に関するFP事業に
専門性を深めていくため損保は積極的に扱わない方針を
立てたため、こんなお問い合わせをいただいても
これまではお役に立てない状況でした。
水田さんご夫妻に相談するには、少し気が引けるところ
もあったのですが、思い切って和也さんに相談することに
してみました。
■「それはさぞかしお困りでしょうね。私が事故相手の方と
交渉してみましょうか」
ただでさえ厄介だと思える損保事故の示談交渉で、保険金
も出ないという案件で担当でもない水田さんが交渉に関わっ
てくれるとは。
通常では、ありえない申し出に有り難い気持ちで院長先生
におつなぎすると、もちろん院長先生は是非お願いしたい
とのご返答。
■それ以後のことの成り行きは、個人情報に関わることでも
あり、弊社ではタッチしませんでしたが、ほどなく示談が
ほぼまとまったという報告を水田さんから受けました。
あまりの手際の良さと、首尾よく双方が納得いく方向に
導けたことに何か秘訣はあるのですかと尋ねると、
水田さんから返ってきた答えは、
「交渉相手の方に最初に出来ることと出来ないことを
ハッキリ伝えて、あとは誠意をもって話をさせていただく
だけです」と、こともなげにやはり笑顔で話されました。
■今回の水田さんの対応に院長先生が喜んでいただけた
ことは、言うまでもありません。
ちょうど、法人で所有している数台の車の保険が更新を
迎えるタイミングだったので、その自動車保険はすべて
水田さんに任されたとのこと。
その一件に相前後して、なぜか弊社にお問い合わせを
いただく損保の案件が増えており、それらの話はすべて
水田さんご夫妻に紹介させていただくようにしています。
■このような仕事ぶりのため、水田さんご夫妻が経営する
損保代理店はどんどん紹介が舞い込み、経営は非常に順調な
様子なのですが、私の経験上仕事が忙しくなればなるほど、
家庭内のストレスが溜まり、夫婦仲が微妙な関係になる
ところも多いようです。
ところが、水田さんご夫妻に関しては、そんな様子は
感じられず、夫婦円満そのものという雰囲気が、お二人を
見ていると自然に伝わってきます。
そのワケを私なりに知りたいと思って、ご主人の和也さん
に色々話を聞いてみたのですが、なんとなくその理由が
わかったような気がしました。
■ご主人の和也さんは非常にマメな方で、人が喜ぶことを
して差し上げることが、自分の喜びであると感じられる
とても素晴らしい性格であること。
この性格は、お客様への気配りもさることながら、
奥様へも長年変わらずに向けられているようです。
結婚するまでイタリアンの料理人だった和也さんは、毎日の
夕食の支度は買い物も含めて、すべてご主人の役割として
やっているそうで、夕食後はまた仕事に戻ることもしばしば
であるとのこと。
■もちろん、それ以外の様々なことは夫婦で分担されて
いるようですが、ただでさえ忙しい仕事をこなしながら、
夕食の支度を奥様のために作られている姿を想像するだけ
でも夫婦が円満になる秘訣が見えてきたような気がしました。
水田さんご夫妻はまだお若いですが、夫婦も熟年期に入ると
老後の生活に向けて、円満な日々を送れるようにお互いへの
心遣いがとても大切だということを最近特に感じています。
そのためには、夫から妻へ、もしくは妻から夫へ、日頃の
感謝やねぎらいが言葉や態度にあらわれているかどうかが、
とても重要なポイントになるかもしれませんね。
いや、これは何も夫婦間の人間関係だけに言えることでは
ないようにも思いますが、いかがでしょうか?
ということで、本日のところはこの辺で。
では、次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。
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◎【編集後記】
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先週末に家内と京都に行ってきた目的はというと、月に1度
を目標にしている二人で外食をするというささやかな贅沢を
果たすため。
水田さんのように自分で夕飯を作るという芸当は、私には
到底できそうにないので、外食で許してもらっています。
家内が友人からの口コミで知った祇園にある和風フレンチ
のお店。
「祇園おくむら」というお店でしたが、ゆったりとした時間と
美味しい食事を味わうことが出来ました。
毎年、正月に家内と月に1度は外食をしようと言っては、
1回きりで終わって、家内に呆れられているのですが、
今年はまずは3月まで続いています。
三日坊主ならぬ、三か月坊主にならぬよう、来月も家内の
奥さんネットワークの口コミ情報を頼りに新規開拓をしようと
思っています。