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■キーストーン通信
相続や事業承継対策をお考えの方に知っていただきたいテーマを取り上げ、税理士・司法書士がわかりやすく解説しています。
執筆いただいているのは、相続・事業承継案件を数多く手がけ現場を知り尽くしている先生方です。
愛和税理士法人 代表税理士 岡田 隆先生
愛和税理士法人 社員税理士 戸﨑健志先生
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※2022年10月、司法書士法人おおさか法務事務所から、
杠司法書士法人及び司法書士法人ゆずりは後見センターへ改組しました。
■ライフナビ通信
事業承継・相続対策・ライフプランニングにまつわるお話し、その時々に思うこと・感じること・伝えたいことを各人のことばで綴っています。
2010年10月創刊号から2018年7月までは代表石野が、以降はコンサルタントやスタッフが持ち回りで執筆しました。
2013年5月3日【第72号】自然の中に四季があるように人生にも四季がある
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【ライフナビ通信 第72号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
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目次
◎今日のテーマ
【自然の中に四季があるように人生にも四季がある】
◎編集後記
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◎今日のテーマ
【自然の中に四季があるように人生にも四季がある】
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こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。
新緑の風薫る五月。
皆さんはこのゴールデンウィーク、いかがお過ごしでしょうか?
今年の連休は全国的に晴天に恵まれ、心地よい季節を肌で感じ
春の休日を満喫されている方も多いことと思います。
「新緑の五月」とは、よく言ったもので、五月になると山々や街路樹の
木々の葉が生い茂り、まさに新緑の風景が私たちの心を癒してくれる
季節になったと、この時期になると思うようになりました。
実は私、この歳になるまで、四季の移ろいを気に留めることなどあまり
してこなかったのですが、昨年から家の近所をジョギングや散歩をする
習慣がついたおかげで、季節の変化に少し敏感になりました。
今日はそんな四季の変化と人生について、私なりに感じたことを少し
お話しさせていただこうと思います。
よろしければ、お付き合いいただければ幸いです。
題して、
【自然の中に四季があるように人生にも四季がある】
それでは、どうぞ。
■うちの家の前は全長200メートルほどの坂道になっていて、そこに
地元の人だけが知っている桜並木の名所があります。
毎日その道を通っているわけなんですが、3月から5月の春の季節は、
日々その並木の風景が変化していることに気付かされました。
2月までは丸裸の桜の木が、3月になってまず芽吹き、それが
つぼみになり、徐々に開花し、短く儚い満開の時期を迎え、桜吹雪とともに
一斉に散り去ったかと思うと、そのあとにまさしく新緑の葉が生い茂る。
■実質的には、たった2ヶ月間の出来事ですが、桜の木にこんな生命の
ドラマがあったとは、つぶさに自然の観察などすることがなかった私には、
とても新鮮な感動がありました。
樹齢40年とも50年とも言われる桜の木々が、長年にわたって成長し、
新芽⇒つぼみ⇒開花⇒満開⇒桜吹雪⇒新緑⇒枯葉⇒落葉を繰り返し、
四季折々に応じて、毎年その姿を変えていく。
今では老木の風情を持ったそんな桜を見ていると、なんとなく人の人生と
ダブって見えてきたのは、私の職業柄からくるものなのかも知れません。
■ひとの人生も毎年四季を繰り返していくなかで、多くの学びの機会を得て
成長し、いくつかの成果を手にし、時には挫折や失敗を重ねながら自分の
価値観や人格を形成していく。
そんなことを考えると、人の人生も桜や他の草花と同じように1年という
周期のなかで、一定のバイオリズムのような流れを感じながら、勉学や
仕事、そして日常生活を過ごしているように思います。
気分もあらたに新しいことを始める春。それを加速させ一気に突っ走る夏。
今までやって来たことの収穫を得る秋。そして次の周期の種まきをする冬。
■私のなかでは、人生は、春⇒夏⇒秋⇒冬というサイクルを繰り返しながら、
スパイラル状に上へ上へと昇って行くようなイメージがあり、やがて昇天する
ときに人生の幕を閉ざす。
とまで言ってしまうとちょっとカッコつけすぎですが、いずれにしても人生と
四季の流れというのは、何がしかの相関関係があるように感じています。
そもそも大枠の意味で人の一生を考えても、人生の節目をそれぞれの季節で
捉えることができるのではないでしょうか。
■たとえば、弊社が推奨している人生を百年というスパンで考えるとすれば、
最初の25歳までの時期は学びと成長の季節の『春』と位置付けられ、まさしく
「青春時代」ということになりますね。
そして、25歳からの25年は自分の人生の方向性を見据えて突っ走る『夏』。
次の50歳からの25年は自分がやって来たことの実りを収穫に代える『秋』。
最後の75歳からは、自分の人生の集大成として次世代に引き継ぎ
をおこなう『冬』ということになりましょうか。
■実は、私が人生を四季という周期との関係で考えるようになったのは、
とある占星学の先生の話を聞いた10年ほど前からのことでした。
その先生は、「自然に春夏秋冬という季節があるように、人生にも春夏秋冬と
いう季節がある」という『春夏秋冬理論』を立て、それぞれの季節が3年続き、
12年周期で人生のサイクルが廻っているという説を提唱しています。
人生の運気やバイオリズムが12年周期で巡っているということなのですが、
この『春夏秋冬理論』は私なりに腑に落ちるところがあり、以降自分の
人生の流れを知る海図のような役割を果たしてくれています。
■占い的な世界を信じるかどうかの議論もあろうかと思いますが、ある
一定のバイオリズムで人生の波があるとすれば、その波をうまく乗り切る
処方術を事前に知っておくこともとても重要なことのように思います。
もし、『春夏秋冬理論』に興味があり、ご自身の今の季節がどこにあるのか
お知りになりたい方は、Webサイト http://www.seasons-net.jp/ にて
確認してみてください。
ただし、これはあくまで参考にしていただくというレベルで見ていただき、
内容についてのご判断はくれぐれもご自身でおこなってくださいね。
■人生を「春夏秋冬」という季節に例えて自分なりのシナリオを描いてみると
また何か見えてくる世界があるかも知れません。
もしかしたら、「春夏秋冬」を「起承転結」と置き換えることで人生シナリオが
より明確になるかも知れませんね。
以上、今日は人生のサイクルを四季に例えたお話をさせていただきました。
では、今日のところはこの辺で。
次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。
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◎【編集後記】
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今日の本題でお話させていただいた人生の『春夏秋冬理論』。
私の場合、今年の節分より「春1年目」の季節に入り、新しい
ことをスタートするには絶好のタイミングが来たと実感しています。
特にこの4月あたりから、数々の新しい出会いやちょっとした
プロジェクトの話が舞い込んできており、まさしく「春が来た!」と
思えるような出来事が起こり始めています。
また、この2・3年を振り返ってみると、新しいサイクルに入るべく
試行錯誤の「冬」の時期を過ごしてきたようにも思えます。
しかし、それもこれも考えてみればある種の思い込みの世界で、
自分が勝手に「春が来た!」とテンションを上げているだけなの
かも知れません。
でも、この思い込みというか勘違いというかが本当は大事で、
自分の心の持ちようが現実世界を変えていく最大のパワーに
なっているようにも思います。
これからの3年間、この世の春を謳歌すべく「一丁やったるか!」
と自分に気合を入れている今日この頃です。