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■キーストーン通信
相続や事業承継対策をお考えの方に知っていただきたいテーマを取り上げ、税理士・司法書士がわかりやすく解説しています。
執筆いただいているのは、相続・事業承継案件を数多く手がけ現場を知り尽くしている先生方です。
愛和税理士法人 代表税理士 岡田 隆先生
愛和税理士法人 社員税理士 戸﨑健志先生
杠(ゆずりは)グループ 代表/司法書士 川原田 慶太先生
※2022年10月、司法書士法人おおさか法務事務所から、
杠司法書士法人及び司法書士法人ゆずりは後見センターへ改組しました。
■ライフナビ通信
事業承継・相続対策・ライフプランニングにまつわるお話し、その時々に思うこと・感じること・伝えたいことを各人のことばで綴っています。
2010年10月創刊号から2018年7月までは代表石野が、以降はコンサルタントやスタッフが持ち回りで執筆しました。
2012年8月17日【第52号】たかが英語!されど・・・
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【ライフナビ通信 第52号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
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目次
◎今日のテーマ
【たかが英語!されど・・・】
◎編集後記
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◎今日のテーマ
【たかが英語!されど・・・】
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こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。
このお盆休み、いかがお過ごしでしょうか。
私は出張先へ向う機中でこのメルマガを書いています。
まわりは海外旅行を楽しむ家族連れの日本人で満席状態。
搭乗しているのは、お盆限定でお目見えしたシンガポール航空
最新鋭機A380-800、通称『ナポレオンフィッシュ』。
世界最大の2階建て旅客機で、機首から操縦席にかけての
風貌がナポレオンフィッシュに似ていることからそう呼ばれて
いるようです。
前回のメルマガで話題にしたJALが採算の悪い大型機を
売却して再生をはかったのとは対照的で、シンガポールの
勢いというものを感じます。
ちょっと恥ずかしいですが、関空でこの飛行機が駐機している
姿を見たとき、なぜか子供の頃、飛行機を見て感じたあの
“ワクワク感”が蘇ってきました。
テレビっ子だった私が「アテンションプリーズ」(初代の)を見て、
飛行機に憧れを持ったあの感覚に似ています。
あれから約40年。
時流というものは、時を越え場所を変え、まさしく廻っていくもの
なのですね。
ということで、そろそろ今日の本題へ。
今回は今まで何度か書こうと思いつつ、書き出せなかったことに
ついて、触れてみようと思います。
題して、
【たかが英語!されど・・・】
それでは、どうぞ。
■以前よりずっと気になりながら読めずにいた本をアマゾンで
購入し、先日やっと読み終えました。
楽天の会長兼社長である三木谷浩史さんが書いた
「たかが英語!」という本。
いやはや、参りました。
■何が参ったかというと、通常自分で英語をマスターしようと
思っても、なかなか身につかない英語を7000人以上いる日本人
社員全員に2年間でマスターさせようというのですから。
そして公約通り今年7月、社員の90%以上がTOEICのターゲット
スコアをほぼクリアし、社内公用語を英語にしたようです。
さらに2~3年かけて、社員全員を日本語と英語を自由自在に
切り替えて話せるレベルまで持っていくということですから、
三木谷さんの英語に対する本気度がうかがえます。
■ちなみに、毎月のように海外に出かけている私はと言うと、
いまだに英語力は中学生レベル。
場数と要領でなんとかその場は凌いでいますが、いざという時の
コミュニケーションは、通訳してくれる人がいないと歯が立ちません。
今まで何度となく外国人の個人レッスンを受けたり、聞き流すだけの
教材で勉強してきましたが、いまだに身につかずじまい。
■英語に親しむ環境は、通常の人よりは多いはずなのに
なぜ英語が身につかないのか?
今回三木谷さんの本を読んで、その理由をはっきり思い知ら
された気がしています。
当たり前の話ですが、英語を習得しようと思えば、漫然とやって
いるだけではダメで、目標と期限を明確にし、それに向けた
具体的な行動を計画的に起こすことが必要なんですね。
■そして、その行動を起こさせる動機づけもとても重要。
楽天の三木谷さんの場合は、社業がインターネットという、世界を
相手にしたビジネスであり、もはや英語なくしては世界で戦うことは
できないという危機感が根底にあるようです。
また、日本人は元来勤勉で優秀な国民なので、英語さえ習得できれば
必ず日本は世界舞台で浮上すると三木谷さんは断言しています。
■そもそも、楽天に入社してくるインド人や中国人は日本に来て3ヶ月も
すれば、日本語がしゃべれるようになるそうで、人間必要に迫られると
やれば出来るということなのでしょう。
実際、私も日本語をはじめ複数の外国語を話せる何人かの外国人を
知っていますが、彼らには外国語習得のコツがあるようで、そのコツを
つかむと比較的短期間でも外国語はマスターできるようなのです。
では、そのコツは何かというと・・・
■これは、三木谷さんの本にも書いていることでしたが、日本人は英語を
習得しようと思うと、いちいち英語を日本語で訳しながら考えるという習性
があるようで、脳科学的にはこれはあまり良くないらしいです。
英語をマスターしようと思えば、英語のままで考えて、脳で処理するという
習慣を身に付ける。
それが、どうも英語(外国語)習得の早道のようなのです。
■また、三木谷さんは楽天に入社したインド人や中国人が一日10時間余り
日本語漬けの生活をして、3ヶ月程度で日本語をマスターしていることから
1000時間あれば語学は習得できるという仮説を立てました。
そこから逆算すると、毎日1時間半程度英語の勉強を続ければ2年間で
英語をマスター出来るだろうということで、2年という期限を切って全社
あげてのチャレンジが始まったということでした。
日本人は、少なくとも中学高校の6年間で試験勉強も含めると2000時間は
英語を勉強しているハズなのにほとんどの人が英語に苦手意識を持っている。
■これは、明らかに日本の英語教育に根本的な問題があると三木谷さんは、
指摘しています。
シンガポールやマレーシアが英語を公用語として、経済的台頭しているのを目の
当たりにして、隣国のインドネシアが国を挙げて英語教育に力を入れた結果、
ここ20年で国民の英語力が飛躍的に改善された。
三木谷さんは本のなかでこう紹介したうえで、日本が英語教育に本腰を入れる
こと、真の意味でのグローバル化をすることで、日本の産業界の衰退を防ぐこと
になると結んでいます。
■「たかが英語、されど英語」
日本人にとって、英語力をつけることは戦後教育の長年のテーマでありますが、
これも社会保障制度などと同じで、いつまでも国に頼らずそれぞれ個人で解決
していくべき問題なのかも知れません。
私もそろそろ英語が通訳なしで喋れるようにならないとと本気で考え始めている
ところです。
いつまでもやらないといけないことを先延ばししている場合ではないと、
三木谷さんのこの本を読んで、率直に感じた次第です。
では、本日はこの辺で。
次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。
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◎【編集後記】
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下段のセミナー案内のところでも毎回ご紹介させていただいて
いるミッションナビゲーターの長谷川章子さん。
実は私、彼女に定期的に自分(会社)の今後の運気の流れを
つかむためにカードセッションという個別相談をお願いしています。
具体的には、スピリチャルカードを3枚ずつ、「現在」「課題」「未来」
の順で引いていき、計9枚のカードで現状の運勢について見て
もらっているのですが・・・
今回、相談させてもらっている時、「課題」の最初のカードのところ
で、出てきたんです。
『新しい挑戦“英語”』というキーワードが。
ちょうど、三木谷さんの本を読み終えたところで、セッションを受ける
その日の朝、英語習得のための良い教材はないかと、ネット検索を
していたところだったので、まさしくビンゴ!のタイミング。
長谷川さんにセッションをお願いすると、本当にこういう啓示のような
メッセージが出てくることがしばしばあります。
そのうえで、長谷川さんから出てきたのが、「私、英語が本当に話せる
ようになると評判の講師の方を知っているので、よかったらご紹介しま
しょうか?」という言葉。
なんだか出来すぎな話だと思われるかも知れませんが、早速来週から
この講師の方について、英会話の勉強を始めようと思っています。
さて2年後、私がどれほど英語力がついているか、今から楽しみです。