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■キーストーン通信
相続や事業承継対策をお考えの方に知っていただきたいテーマを取り上げ、税理士・司法書士がわかりやすく解説しています。
執筆いただいているのは、相続・事業承継案件を数多く手がけ現場を知り尽くしている先生方です。
愛和税理士法人 代表税理士 岡田 隆先生
愛和税理士法人 社員税理士 戸﨑健志先生
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※2022年10月、司法書士法人おおさか法務事務所から、
杠司法書士法人及び司法書士法人ゆずりは後見センターへ改組しました。
■ライフナビ通信
事業承継・相続対策・ライフプランニングにまつわるお話し、その時々に思うこと・感じること・伝えたいことを各人のことばで綴っています。
2010年10月創刊号から2018年7月までは代表石野が、以降はコンサルタントやスタッフが持ち回りで執筆しました。
2011年8月19日【第25号】憂鬱でなければ、○○じゃない
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【ライフナビ通信 第25号】
~人生百年時代を豊かに生きる~
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目次
◎今日のテーマ
【憂鬱でなければ、○○じゃない】
◎編集後記
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◎今日のテーマ
【憂鬱でなければ、○○じゃない】
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こんにちは!
キーストーンFPコンサルタンツ代表の石野です。
お盆も終わり、オトナのみなさんはそろそろ平常の生活に
戻っている頃でしょうか?
お休みは、いかがお過ごしでしたか?
私は、読まずに会社に置いていた数冊の本を自宅に持ち帰り、
先週末、読書三昧の時間を過ごしていました。
いくつかの本を読了し、そのなかで特に感銘を受けたのが、
『憂鬱でなければ、仕事じゃない』という本。
今回は、この本の内容について、少し触れてみたいと
思います。
まあ、夏休みの読書感想文といったところでしょうか。
題して、
【憂鬱でなければ、○○じゃない】
それでは、どうぞ。
■『憂鬱でなければ、仕事じゃない』
題名と装丁の写真にかなりインパクトがあったので、
思わず書店で手に取ってそのまま買って帰ったのですが、
読み進めるうちに、私の心にずっしり響きました。
http://goo.gl/ssR1d
■この本、出版界とIT業界でそれぞれカリスマ経営者と
言われている注目のふたりの共著。
■ひとりは、幻冬舎代表取締役社長 見城徹氏。
見城氏は、角川書店の有力編集者として活躍後
1993年に独立し、幻冬舎を設立。
五木寛之氏をはじめ村上龍氏、北方謙三氏など、
当代の人気作家が見城氏の仕事ぶりを見込んで
幻冬舎設立早々から話題作を次々出版。
一躍ヒット作品を世に出す出版会社として急成長し、
見城氏は業界の革命児として、脚光を浴びています。
■もうひとりは、サイバーエージェント社
代表取締役社長 藤田晋氏。
藤田氏は、大学卒業後一旦就職するも1年で独立。
1998年サイバーエージェント社を立ち上げ、
2000年史上最年少26歳で東証マザーズ上場。
こちらもIT業界の寵児として、特に
若い世代の希望の星として、注目を集めています。
■このふたり、ビジネス界の先輩後輩として日頃より
交友を深めているようで、このたび共著での出版と
あいなったとか。
本の内容は、経営者の先輩格である見城氏自身の
経験からくる珠玉の言葉の数々を、両氏が解説を加える形で
互いのビジネス観、人生観を綴る形式になっています。
■そのなかで、見城氏が特に気に入っているフレーズが、
『憂鬱でなければ、仕事じゃない』という言葉。
■その言葉が、そのまま本の題名となっている訳ですが、
「憂鬱」という一見ネガティブに捉えられがちな言葉が、
両氏の解釈ではむしろ前向きな意味に感じられます。
■「小さなことにくよくよしないで、大きな仕事ができるわけがない。」
「憂鬱」になる感情は、むしろその物事に本気に取り組んで
いるかどうかのバロメーターと見ることもできるのですね。
■そういう意味で言うと、
「憂鬱でなければ、恋愛じゃない」とか、
「憂鬱でなければ、受験勉強じゃない」とか、
「憂鬱でなければ、就活じゃない」とか、
「憂鬱でなければ、子育てじゃない」など、
自分なりに置き換えてみると、むしろ勇気を奮い立たせて
くれるパワーフレーズになるかも知れません。
■私などまだまだ修行が足りない経営者は、
日々の仕事のなかで小さな「憂鬱」によく出くわします。
海外出張に行っている時も、
「部下がしっかり会社を守ってくれているか?」とか、
このメルマガを一生懸命書いたとしても、
「誰も見向きもしてくれていないのではないか?」など、
考えても仕方がないと思えることも、気が付けば
ついつい、くよくよ思い悩んだりしていることがあります。
■私の場合、「憂鬱でなければ、経営者じゃない」と
置き換えてみてもいいかも知れませね。
■世界が、なにかと「憂鬱」な気分に包まれがちな昨今。
みなさんも、「憂鬱」な気分を前向きに置き換えられる
パワーフレーズを考えてみられてはいかがでしょうか?
今回は少し短めですが、この辺で留めておきますね。
では、次回【ライフナビ通信】をお楽しみに。
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◎【編集後記】
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先日、数年ぶりにお会いしたある経営者の方と会食する
機会がありました。
その社長、よっぽど不思議に思っていたのでしょうか。
真顔で私にこう切り出されました。
「石野さん、
たいへん失礼な質問かもしれませんが、石野さんの会社、
“本当は”今何をやって、儲けているのですか?」
確かにその社長から見ると、年中私が海外に飛び回っていて
メルマガを見ても特に何かを売ろうとしている様子もなく、
最近は、以前から本業としていた生命保険のこともあまり
話題にすることもないし、
「どこかで、しっかり売り上げが上がるしくみがあるんと
ちゃうやろか?」
そう思われたのかも知れません。
もしくは、
「海外かどっかでよっぽどヤバいことをやって、儲けとんのと
ちゃうやろか?」
(この関西弁、なんかリアリティがあったりして・・・)
「実は、・・・」
私は、おもむろにそれに答えるべく、話を始めました。
この続きは、次回号の【ライフナビ通信】でお話させて
いただきますね。